条件付き送料無料あり!アニメイト特典付き商品も多数取扱中♪
jitter bug
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
俳優のショータはモデルの仕事ばかりが増え芝居への想いを燻らせていたところ、深夜ドラマ出演の話が舞い込む。相手役はある問題から活動休止中のミュージシャン渋川で、ショータの憧れの人物!ところが渋川は投げやりな態度でやる気がなく、ショータは2人での自主練を申し込む。
一緒の時間を過ごすうちに明かされていく渋川の抱える過去…。マネージャーとの苦しい関係や、それぞれの持つ悩みと想い。役者とミュージシャンとしてお互いに成長していきながら、惹かれ合う2人が良かった〜。
作者様買いだったけど、1話が描かれたのは2011年との事で読めて嬉しい!
重たいのに何度も読んでしまう。切なくて苦しいのに、嫌いになれない不思議な作品です。真っ暗な海の底に差し込み光のような作品。一ノ瀬先生の作品は重厚感がすごくて息苦しい展開があるのに最後に救われるから止められない中毒性があります。細かな絵からキャラクターの心情や心の移り変わりが響くように伝わってきて読んでいてとても切なくなるし嬉しくなります。それと、余白が多いところがすごく好き。一ノ瀬先生があえて書かなかった言葉がたくさんあると思っていて、それがすごく人間らしくて好きです。言いたいこと全ていえるわけではないし、言うことがいつも正解ではないからこその表現の仕方。それがもどかしくてとても好きです。
この頃はまだ絵が初期作っぽいんですね(giftで少し変わって、神様なんか〜で劇的に変わりましたもんね)
私はどうも業界モノ(バンド、俳優、モデル)があまり得意ではないのですが(かっこいいキャラがかっこつけてこれでもかとかっこよく見えるよう描かれすぎていると小っ恥ずかしくなってしまう)(気まジャガはそれはなくハマりましたが)本作はそんなシーンがほぼなく大丈夫でした。
健志、敦志というキャラ名は某ミュージシャンを思い出してしまいましたが(字は違うけど)翔太もか。
内容としては、大切な人を自分のせいで死なせてしまった(と自分たちが思っている)罪悪感、贖罪による共依存からの救済…という昔ながらのテーマでしたけれども。
なんだか昭和なメロドラマ風に感じてしまいました。きつく言ってしまうと自己憐憫的な。そのターンが長かったし。
各話のサブタイトルがおもしろいですね(gift各巻の副題のようで)
巻末のクレジットも映画のエンドロールのようで、これもgiftに引き継がれているんですね。余韻に浸れるようで好きです。
本作から少し話はそれるんですが、giftも盛大なトラウマ話でしたが、ストーリーもキャラも良く、好きな要素が詰め込まれていたので、私の中で神作品でした。
ただ、超有名少女漫画に通じる部分が多いなぁと思っていたら、先生はその作品の二次創作をされていて、やっぱり!と
確かに某少女漫画は名作ですが、個人的には80.90年代に10代で読んだからハマって、数年前に読み返すと、若い〜という印象しか持てず(汗)(世間的にはアニメが大ヒットしましたが)
何が言いたいかと言うと、先生もリアルタイムで某少女漫画の影響を受けられたんだなと。だけれども、神様なんか〜ではトラウマものからの脱却を図られている。そこがいいなと思ったんです。
それが本作を読んで改めてよくわかりました。
初期作、本作、giftではトラウマを題材にされていて、作品を追うごとに内容がすばらしくなっていった。
giftでトラウマについて徹底して描き尽くされたというか、見事に昇華できたというか、作品としてすばらしかったので、それがあっての、神様なんか〜が生まれたのかな、と感じています。
もっと具体的に根拠を言えればよいのですが、リサーチ不足でして…先生のインタビュー記事など探して読んでみようと思います。
一ノ瀬先生の脚本力の高さに唸らされました。絵もこんなに美麗な上に、ストーリーにもすごく惹き付けられて、もはや言うことありませんね。芝居に本気になれない渋川が、直向きなショータに感化されて変わっていく話かと思いきや、ページを捲るごとに渋川と彼の周りが囚われている過去が見えてきて、彼らの苦しみが胸の中に迫り来るんです。誰も悪くなかった、けれど誰かを責めずには、恨まずにはいられなかった、不毛だと分かっていてもこの寂しさを共犯者達と分かち合わずにはいられなかった。誰に感情移入しても辛い、雁字搦めのような過去でした。
渋川が最初ショータにゲイセックスの手解きをしてあげた時には、手慣れた攻めかぁと思ったんです。でも、実際には彼は恋人を失った城下に抱かれていた。兄と瓜二つの容姿を城下に捧げることで、少しでも罪悪感を減らそうとしていたんですね。最初の印象からは随分変わって、こんなに健気な人だったんだと彼のキャラクターに心を掴まれました。そして、最後の城下の独白も良かった。渋川兄弟2人の心の綺麗さと比べて、いつまでもそこまで出来た人間にはなりきれない自分をありのままに晒け出した彼。きっと敦志はそんな城下でも快く笑って受け入れてくれたでしょうね。誰も悪くなかったから、誰かを悪者にしたままでは終わらせない展開が素晴らしかったです。すべてはショータが渋川と出会い、彼への影響力を持ったところから始まった。ショータといる時の心底幸せそうな渋川の表情がとても印象に残っています。
サンプルを見た時は、絵柄が少女漫画っぽくて好きになれなくて。でも、なんとなく読んでみたら。。。あらら、凄い話じゃないかい!リズムも好き!
結構重いストーリーになるんだけど、ショータがとにかく前向きで良い子なんで、そこが救いです。
それぞれのキャラクターのセリフが切なかったり、表情が切なかったり。。。
切ないハピエンストーリーが大好物なので、最高でした。
最後の場面、なかなか離れられない2人のシーン、めっちゃ好きです!
予感はしていてそれでも気になったから手に取った作品。
こちらはやはり、自分の大好きなバンドからきているタイトルのようでした。タイトルだけならよくあることだし、たぶん気にせずいけたと思うけれど、登場人物の名前だったり、ほかの曲名の一部だったり、ちょっとした説明やエピソード...と、その要素があまりにも作中に散りばめられていて、ライブにインタビュー誌にと思い入れが強い者としては、どうしても入り込めなかったのです。
いやこればっかりは仕方がないですね。
ストーリー展開はなかなか無い感じがしたので、作者の他の作品にトライしてみようと思います。
詩雪さん
とあるコミックスで私が好きなアーティストの曲名が
そのまま各話のタイトルになってるのがあるんですが、
曲名だけだったので、ファンの間でも作者さんもよっぽど好きなんだね、と好意的に受け取られていて、取りあえずみんな買ってみたと言う(笑)私も全巻買ってしまった^^;
音楽とは関係ない話だったし、耽美な絵柄が本人のイメージを壊していないって言うのもあったかも!?
でも、音楽の話でエピソードまでかぶると、ちょっと複雑。
歓迎できないだろうな。
一ノ瀬ゆま先生の作品を読んだのはこれで2冊目なのですが、giftに続きこの作品も良いですね‼︎
ストーリーがしっかりと出来ていてドラマ性があり、読み終わった時は映画を見た後のように心にグッとくるものがあり熱くなりました。
今作はまた私の好きな音楽関係の話でもあり、私個人的に憧れもあるもので、あくまでフィクションであり現実は違うのかもしれませんがやっぱりなんといってもカッコイイの一言に限りますね‼︎
勿論ただ見かけだけではなく、一ノ瀬先生の創り上げたショータや渋川の言動がカッコイイんです、うん。
双子…兄の死…罪…焦燥…誤解…と、死が絡む内容はどうしてもずるい…故人の残像とか心にくるものがあるのですが、それらを上手くミックスしてシリアスで繊細かつ色気のある雰囲気のある作品に仕上がってると思います。
あと特に印象的なのは「難しいことの方が楽しい」という作中に出てくるキーワードでしょうか。
私自身本当努力が苦手で楽に楽に生きようとする駄目人間なんで、やはりそう思えるからこそ万人に認められる…魅了する人になるのだと思ったし感心させられましたね。
最後に。。。なんといっても黒髪男前受…個人的な好みでかなり好みでどストライクでした‼︎渋川さんまじエロイ×セクシーですよ‼︎‼︎←変態すみません
BLに目覚めてから2冊目に買った本がこれ。
一話の試し読みをして、絵柄から話からすべてに惹きつけられた。買うのはめちゃくちゃ悩むタイプだけど、これは何度読んでも気になったので一念発起、買いました。
渋川さんのキャラがとっても好きです。心に闇があってすべてに対して投げやりでこの世なんてどうでもいいって思ってる(笑)それをショータが救ってあげる。こういう話大好きなのでドンピシャでした。
また、絵柄も好みだしとっても綺麗。画面構成も映画やドラマの一部を切り取ったような(エンドロール然り)感じでとても素敵でした。
一ノ瀬さんの作品がgiftを読んだ感じも好きなのでこれは作家買い決まりだと思いました。
読み進める中で一喜一憂した作品です。
モデルのショータは役者として芝居をしていたい。でもなかなかチャンスはなくて葛藤する日々。やっとつかんだドラマの仕事。しかも相手役は憧れのミュージシャンの渋川でテンション上がるけども相手はこの仕事に対してあまり本気じゃない様子。やっとつかんだチャンスを不意にしたくなくて、渋川と個人レッスンをすることになると渋川の意外な一面が見えてきて・・・っと言ったストーリー
これ、表紙を見たときにどっちが攻めだろうかと悩みに悩みました。黒髪が受けがいいけど、なんか攻めくさいな・・どうしよう。そんな感じで小一時間本屋をうろうろしました。黒髪が受けです。読んで歓喜しました。
このミュージシャンの渋川さん、薬物で捕まって活動休止中で復帰前の話題作りということで今回のドラマ出演が決まったという経緯があるのですが、その薬物でつかまったまでの経緯がとても暗い。そして切ない。でも、たぶん、タイミングが悪かったんだと思います。
幸せになってはいけないと思い込んでる二人が幸せになるまでのストーリーです。
あと、個人的に司さん嫌いです。
でも、彼の気持ちがわからないわけではないんです。
切なくなりたいときに読むといいと思います。
このバンドに音楽に出会わなかったら、とかの"もしも"を考えると怖くなる事がある人にはもうグッサグサに刺さる作品と思います。
何年かぶりに楽曲を聴いても諳んじる事が出来て自分でも驚くくらい今の血肉になっているバンドが物語のそこここに下敷きとしてある為に、もういちいち入れ込んで読んでしまって、最後の方で健志がラジオ局の前に集まったファンに頭を下げる場面で涙腺が決壊しました。
「難しいことの方が楽しい」
健志の双子の兄・敦志の言葉をルアーと共に、彼に関わりのあった人間がまじないの様につぶやいていつしか其れが己の胸の真ん中にある。
城下や弟に、生きていける様に遺してくれたとしか思えなくて、そういう得難い人って何の前触れもなく居なくなってしまうんだよなとやるせなさも痛感します。
こちらでレビューを読まなかったら出会えていない1冊なのでさきに書いて下さった方々に感謝です。
"他に何も言う事はありません"の作者あとがきも清々しい気持ちのよい物語でした。
読めて良かったという満足感でいっぱいです。
健志エロいーv個人的には、行為の際に頬を染めたりしないのがよかったです。其れでも充分エロいから。