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roman no okuni de aimashou
英国帰りの糸井は、教え子の兄で海軍の軍人である手塚と知り合う。
最初の印象はお互いいけ好かないヤツだと思っていたが、とある件がきっかけでなんとなくお互いを好ましく思っていく。
お互いが惹かれあっていく過程が自然で、2人の進展が気になり、ドキドキしながら読み進めていきました。
というのも、時代背景が大正。
攻めが軍人という職業故、上官の命令でカタチだけでもお見合いをしなくてはならなかったり、、、など、なにかと制約の多い時代です。
でも、でも、攻めは受けのことが好きすぎて心に決めた人がいる、とか嬉しいことを言ってくれちゃいますし、受けも受けでカタチだけのお見合いに乱入して阻止しようとしちゃうし、、、
アイラブユーネタは、今や色々なところで使われていて何ら真新しいものではないですが、けれどやはりこういった逢瀬の場面で使われると、グッときてしまいますね。
読了後、心温まるのを感じたお話でした。
かなり前に読んであんまりハマらなかったのですが、久しぶりに再読してみました。
お互いに気になって仕方なくて。いいですね!
それに大正ならでは?な出来事や言葉遣いなどなど。
部屋着が浴衣とか!
この時代の同性への告白は兄弟になりたいって言うんですかね?
手塚兄が帽子や軍服を脱ぐと全然印象が変わりますね。
お互い第一印象は最低だったのに、意外な出来事があり相手が気になって気になって。
手塚弟が挟まれて色んな意味で気の毒です。
手塚がなかなか大胆というか軍人なのに大丈夫なの?な感じもしますが、糸井先生もすごいですね!
お見合い中にあんなこと!
二人や弟やご婦人のキャラや空気感が良かったです。
大正ロマン。軍服。
大好きな世界観がギュッと詰まった作品です。
強引な年下のイケメンの手塚(攻)に振り回される糸井(受)が可愛くてたまりませんでした。
手塚の上官の娘である滋子が、手塚に恋い焦がれるも、片思いを受け入れられない姿が切なくて…。
そんな娘の恋を見守る上官は、手塚の気持ちも娘の気持ちも尊重する、いい上官であり、優しいお父さんで、脇役だけどいいキャラだと感じました。
糸井が手塚に気持ちを伝えるシーンは、本当に映画に出てきそうなロマンチックで大好きです。
全体的にエロは少なめですが、ストーリー、世界観、キャラクターがどれも魅力的で、自信を持って神評価をつけられる作品です。
最初、喜三郎のほうが物分かり良さそうな感じだったのが、案外、少尉のほうが砕けています。
砕けすぎなくらいでした。
この少尉が、読んでいてどんどん印象が変わるのがちょっと読みにくかったです。
だからか途中から、真人くん寄りで読んでしまって、弟の先生への気持ちもなんとなく察しながらも我が道を進める少尉が、うーん。
先生は鈍感だし、うーん。
最初は少尉が、実は真を見てるって感じで、よかったのになあ〜。
少尉って響きとか、制服の海軍での出来事とか、ハラハラ程度にも生かされてなくて、そこももったいなかったかな〜と思いました。
眼鏡で、たった一つの年齢差にこだわるムキになりやすい受先生が可愛いかな。
ふんわりと浪漫な空気に触れられます。
このくらいの時代もの、いいですね。
木下先生の画風にスリーピースと軍服が似合う。
英国から戻って教師の職に就いた糸井。
学生たちはちょっとしたいたずらはあったものの、概ね真面目で勉強熱心。
そんなある日、学生のひとりが置屋の娼妓と駆け落ちするという事件が起きて…。
時代ですねぇ。
洋行帰りで中学校で教鞭をふるう、順番は逆だけど夏目漱石のようです。
大日本帝国海軍の軍港があった横須賀。三浦中学校も横須賀に実在した私立の学校ですね(現在の三浦学苑高校)。海軍があったのが昭和20年まで、三浦中は昭和23年に高校になっているので、作中の漱石の超訳逸話から鑑みて、既に漱石が作家として名を成していた明治終わりから大正、昭和初期の第二次大戦勃発前のどこかの話…。23才で少尉というのは「遊女と同じ/貧乏な子」なんていう兵役グループではなくて、山本五十六に近い超優秀スーパーエリートレベル…。
と、何かキーワードがあるとすぐ裏付けを調べたがる悪いくせが出まくってしまいました。
いけない、ここは「浪漫のお国」です!!
冒頭に描かれた手塚兄弟と糸井のニアミス、駆け落ち事件で真っ向から対立するふたり、置屋でのことをきっかけに、立場上の違いはあっても相手の心根に感服し合う。拳をぶつけ合ってはいないけれどケンカの後に寝転んで「お前やるな」「お前こそ」みたいな印象でした。
手塚兄の弟への手紙の追伸がいいですよね。一番気になっていることを最後に付け足しのように書く。あの聞き方では「先生は元気です」以上の情報は得られなそうなのに、その一文だけでも糸井とつながっているような幸福感があるんでしょうね。
お土産のエピソードも本当に素敵。見つけて買ったときも手渡す前もそれを見るだけで糸井の喜ぶ顔を思い浮かべていたんだろうなと、手塚兄の糸井を慕う気持ちの強さを感じました。
「喉に刺さった小骨」という月並みな表現にこれほどきゅんとするなんて!
手塚弟の先輩とのいざこざ、手塚兄の女性問題いろいろなど、胸がぎゅうっとなる出来事がいろいろ起きますが、その度に糸井が自分の気持ちを自覚していくのがじたばたしていて可愛いのです。パーティ乱入のシーンは、読んでいておなかがじわじわ胸がきゅんきゅん、こっちまで赤面してしまうほどでした。
時代特有の言葉遣いや街の雰囲気も合わせて、漂う空気感ごと楽しめる作品でした。
大佐が親ばかでも物分かりの良い方のタイプで良かったー。
軍服っていいよねぇ
丸メガネいいよねぇ
寝間着で。。。最高!
すみません。こんなレビューで。
私は、大正浪漫に全く興味なく、キュンキュンする本ということでオススメされたので、手に取りました。
読んだら。。。大正浪漫最高です!
男気溢れるイケメンの攻も、坊ちゃんタイプの受も、どちらにも目がいきました。
軍人さんなので、お互い気になりだしても、中々会えないという感じから始まる所とか、夜中に寝間着で会いに行っちゃう所とか良かったです。
中盤ぐらいで、受が文を書こうとして、悩む横顔もすごく好き!
後半で、この時代って、そんなオープンにしていいの?って思いました。ここだけ、少し気になりましたが、あまり深く考えず、読み終えた時に幸せな気持ちになれたので、大好きな作品です。
私も時代物好きなので、下のレビュアーさんと同じく、あまり調べてないのが目に付きました
特に英語が
攻の弟は英語教師の受に「アンブレラ」の発音を態々「アンブレィラ」と直されるのですが、これeiの発音じゃなくてeなので、この直しはおかしいです
一方、haughty(横柄な)はハーティとルビが振ってあったけど、寧ろホーティなのです
また「年の割りに横柄だ」といいたい場合はHe is haughty for his age.の方が自然です
さらにboys be ambitiousじゃなくてBoys, be ambitious.
more than wordsもどうかなぁ? beyond wordsにしたい
Yours foreverはやっぱり主語がないと変だと思う
でもそこはBLだからいいんです!
BLとして致命的なのは
・なんでお互い好きになったのか分からない
・たいした山場がなくいきなり終わる
ところです
中学1年カップルとかだったらまだ微笑ましかったんですけど
もうちょっと浪漫チックなのが読みたかった。日常系、ほのぼの系な木下さんとは相性が悪いみたいです
あともうちょっと大正シーンがほしかったな、ダンスとかさ
ゴンドラの唄も夏目の「月が~」も台詞だけな上ド定番だったので、物足りないです
時代モノと軍人モノが好きなので、木下さんの作品では一番好きです。派手なストーリーやエロエロな物が好みの方には微妙かもしれませんね。
イギリスから帰国し、英語教師として働くことになった糸井。彼の教え子が友人の駆け落ちに手を貸したことをきっかけに、手塚由人と出会う。由人は教え子である真人の兄で海軍少尉。第一印象は良くなかったものの、次第に二人は惹かれ合う。由人の方には見合い話も舞い込んでくるが、彼にその気はない。不安に思う糸井へ「一途にお慕いしております」と告げキスする由人が男前すぎてヤバいっす。