東雲月虹
kienu akuji wo hyakumanben
何も選べないで流されるままのマダオを心で責めてみる銀さん。
もしマダオが死んだとして、
本当に泣いて欲しいのは自分じゃなくて
きっと綺麗な涙を落とす奥さんなんだろう、と。
「あんたに言えない言葉がたくさんあるよ」
……うぐぐと絨毯に突っ伏したくなります!
呆けたまま夜の街でチンピラに絡まれ、
殴られるのをよけていたのですが
最後に左頬をわざとガッツリ殴られ口の中を切ります。
それでも普通の反応じゃない銀さんが怖くなりチンピラ退散。
その現場を見かけて面白がるところなんか、まんま総悟だし、
止めに入ろうとする土方がまた“らしい”!
割れた瓶で右腕ぱっくり切った銀さんを屯所に連れて行き、
山崎が手当てをしてくれます。
これがまた…落ち着きがなくて山崎って感じなんですわw
ザキも出してくれて凄く嬉しい!!!
「少し、自棄になってるようにも見えましたぜ?」なんて
ドSでイかれてるけど鋭い総悟。素敵。
何気に見守る姿勢の土方もgood!
ここでシリアスの中に笑いを挟むのが非常に上手い!!
バイクを取りに行く口実で、
マダオの部屋の前で待っていた銀さん。
その日に限ってスロットで勝ち、
酒を飲んで遅くに帰ってきたマダオ。
また顔も見ず「メットとカギ」と手のひらを出す銀さんに、
マダオは動揺して部屋の鍵を落とすしなかなか開けられない。
このもだもだ!!!
からの!部屋に上げようとしたら銀さんがドアへ押し付けてキス!!!
「…どうせ最後だし も一回だけ しよっか」
ぎ……銀さ……(倒れそう)
上に乗って自ら入れて「スゲ…中で…あんたのかたち、わかる…」
………。(ぶっ倒れた)
終わりにしたくないと言うマダオにわざと酷い物言いをしますが
涙に気づかれて更に腕を掴まれ、
「『他に』なんて…いるわけねぇだろ、アホッ」
素直に涙を落としながら
「理由なんて、ひとつっきゃねえじゃんよ…」
あーもうこれ、この銀さんを見るための前後編かもしれない(嘘です全部です)
入れたまま「不器用でずるいところも知ってる」と話しますが
萎えないマダオw
バイクを押す銀さんを途中まで送り
「いつか終わる時が来たら、あんたが決めてよ」と言われ
どう言ったらいいのか悩みながらも「おう」と返事するマダオがやはり不器用です。
優しく微笑み、銀さんはバイクに乗って帰ります。
最後のマダオのモノローグがものすんごく効いてるんです!!!
「……せめて、その場所に落ちるまで
消えぬ悪事を百万遍。」←これ!これだけ白抜きでラストページ!!
っかぁぁぁぁぁ!!!!!
マダオ役の立木文彦さんのお声で脳内再生してしまって
絶叫したくなるのです!!!
こんなに余韻を残して、九號さんのあとがきで爆笑!!!
表紙タイトル部分の“HASEGAWA”の表記が
“HASEGAMA”になってるのを前編で気がつかず
後編も“MA”だそうでw
しつこすぎるMの主張とおっしゃっていました!「マダオだけに」と。
うまいっ!
しかし、万事屋の3人の関係性も楽しめるし
(特にこの後編は何気にシリアス)
真選組の個性あふれる面々も大好きだし(近藤さんは不在;)
かなり満腹になれました。
エロは局部がぼやけてるけどなんかリアルっぽいし
表情で心境の変化もがっつり見られます。
前編では銀さんの、後編ではマダオの、
Hの最中にしか見られないような笑顔が印象的でした!
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