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ore to buka no koi no saki
俺和部下的恋爱之路
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
素晴らしい作品でした。泣けました。。。
今までたくさん理不尽な目にあってきた徳永は、繊細で、でも高梨のことが
好きであるがゆえに、身を引こうとするところが切ない。
そんな徳永が高梨に、「俺、お前のこと守れないんだよ」と。
その一言で徳永の覚悟がわかって、またまた泣けた。最後も号泣したけど。。
一方の高梨は、仕事に対する姿勢もそうですが、徳永に対する深い愛情もブレること
なく、とにかく男前。
どんな状況でも、揺れず、一生懸命で、大きく徳永を包み込むような高梨は最高だし、静かな徳永も、自分の気持ちをあまり伝えないけど、いつも覚悟があって男前。
随分前の作品ですが、色褪せず、いつまでも読み続けたい作品です。
すぐ2巻にゴーしてきました。
受け様は、先輩会社員でありゲイの徳永。
徳永の部下であり、攻め様の高梨。
1巻で付き合い始めてからの2巻。
恋人同士のイチャあま展開好きよ~と思ってたけど、甘いだけじゃなかった。
営業部へと辞令が出て、慣れないながら頑張る日々の高梨。
なかなか結果が出せずにいた中で、やっと契約取れそうってとこで、ナシになり。
公園でナンパされてる徳永。
颯爽と現れる手に、高梨かと思ったら古谷社長!
ヤダ、マジでかっこいい(*´>ω<`*)
高梨と古谷社長との会話も、結局社長が最後もってって、まだまだよの、高梨、ってな気持ちに( ˊᵕˋ ;)
「おまえが不幸になんのがやだ」
声も出さずただ涙を流す徳永が可哀想で苦しくて(っω<`。)
高梨を大事に思っている気持もビシビシ伝わって、高梨じゃなくても、グッと胸にきますよ。
1巻では後輩感かもしてた高梨ですけど、2巻ではカッコ良さとか包容力とかが滲んできてました。
さっ、3巻へGOだヽ(*^^*)ノ
付き合って半年、後輩が入社して一年の2人です。時間が経ったんだなと分かる言葉の崩れ方が良い。秋の約束を春に実行する2人が良い。前巻のレビューにも書いたけど、やっぱりこの作品は時間の進み方が早いのが功を奏した気がする。駆け足には感じないのに成長は感じる。高梨がぐんぐんいい男になる!
小さい受けを攻めが助けにくる作品100万回見たな…これは最近の作品にもある。一方でゲイで嫌がらせを受ける作品はめっきり減りました。こんなところで昔の作品だと感じられるとは。まだまだ現実はそうではないかと思うけど、世の中少しずつ変わってきている。
そして現れる古谷さん。毎度全て分かっている顔をして美味しいところをもっていく古谷さん。無駄に歳を重ねていない年長者(無駄に年月経ってる人も世の中には多々いる)はやはり何枚も上手です。
二人のお付き合いに暗雲が!ってお話。
個人の性指向が仕事の妨げになるっていう、
今ならいろいろ突っ込まれそうな展開です。
良いとこは古谷が持ってって素晴らしかった~!w
やっぱり良い会社。
高梨と会社に迷惑をかけまいと、
自己完結して辞職を決意する徳永。
このときの二人の話し合いがすごく良くって!
徳永が正座して背筋をぴんと伸ばして想いを伝えるシーンに泣きました。
高梨の彼氏力が上がって
社会人としても頼もしくなっていくのに萌えます。
描き下ろしの最後にえ?となりました。
これで終わるのズルいよー!w
『俺と上司の恋の話』の続編です。
始めのページにあらすじの8コマ漫画があり、簡潔にまとめられていて分かりやすいので、こちら単体でも読めそうです。
高梨が営業に移動になり、会える時間が減ったり、高梨も仕事がなかなか上手くいかなかったりしますが、上手くいってたある日、同性と付き合っているということが原因である事が起こります。
徳永たちの会社は古谷社長からして寛容ですが、まだ社会は徳永たちのような関係に対しては厳しい時代のお話なのです。
高梨との別れを想像するだけで号泣してしまう程好きになってしまっているのに、自ら別れを切り出すのが辛かった。
契約が取れそうで浮かれていた分落差が大きくて、余計に切なかったです。
これからは2人で先の事は話そうって言ってくれる高梨が本当に素敵でしたね。
巻末の描き下ろしが甘くて萌えでした。
彼シャツ(Tシャツ)を素肌に着て気怠げな徳永は天然なんでしょうけど、誘ってるとしか思えないぞ!
2人で住むことになりそうで、次は同棲編でしょうか。
この巻は切なさあり、萌えありで前巻よりもっと好きでした。
はぁ〜いいわぁ✨
高梨いいぞ!その調子〜とまた応援。
徳永と付き合っていることで高梨が仕事で理不尽な目に遭い徳永が身を引こうとするとこ。
営業の実績を上げられずへこむ高梨を言葉でうまく慰めることができない徳永が、高梨を抱きしめてさすさすしてあげて、契約とれたら褒美に名前呼びしていいと言った時、高梨が
「今 なんでもできそうな気がする……」
とても好きなシーン。
そして、契約とれそうと高梨からのメールに、名前の呼び方を考えながら
「今なら羽根がなくたって空くらい飛べそうだ」
と空を飛ぶポーズをして自分のことのように喜ぶ徳永がめちゃくちゃかわいい。
ボロ泣き徳永かわいい。
それだけ自分のことを大切に思ってくれた
「…もう幸せでしょ」
と高梨!
ちゃんと2人で話そうと高梨。
さすが高梨!
描き下ろしの、徳永の彼トレーナー?かわいすぎ。
徳永は高梨を好きになって、高梨ぬ愛されてどんどんかわいらしくなるね。
高梨の徳永分析がまたかわいい。
高梨も徳永どんどん好きになって、わかりにくいながら愛されていると感じてかっこよくなるね。
お互いどんどん好きになっていくのがたまらん萌え〜いちゃ萌え〜
そうなのだ。
そもそも、当事者同士以外にとやかく言われる筋合いは無いのだ。
けれど、この社会では、人と違っていることがとても生き辛い。
高梨は、おそらく見込まれて営業部へ異動する。
最初、ずっと一緒だったから、徳永は寂しがって拗ねたりするが、
高梨としては、ずっと徳永の部下でいるよりも、成長して男になりたいと思っている。
勇み足。慣れない営業ではなかなか成果を上げられないので、焦る気持ち。
上手くいかない事に弱っていく心。
そんな折、決まりそうだった契約が、本当は別の理由だが、高梨が男と付き合っているからという
理由で断られてしまう。
今なら絶対にアウトな事案だが。この取引先は、社会的に制裁を受けると思われるのだが。
とにかく、徳永は自分の存在が高梨の足を引っ張ってしまったと、いたたまれなくなり、
別れを決意する。
1巻からずっと、温かく二人を見守って来た古谷社長がやはり素敵です。
フラフラとナンパに着いて行きそうな徳永を救う。
あんな紳士が割って入ったら、ナンパ師も退散です。
わぁわぁ泣き出す徳永をそっと高梨に引き渡すところもとってもカッコよくて。
元々古谷社長は、徳永の憧れの人なので、高梨がギリギリしてるのも良き♡
まだまだいいオトコ予備軍の高梨は、古谷社長に敵わないんですよねぇ。
そうは言っても。引こうとする徳永を掴んで離さない、ちゃんと「恋の話」をする高梨は、結構いいオトコに成長していて。
徳永を幸せにしてくれるだろうという確信が持てます。
徳永の気持ちを思うと切なくて涙。
子供の時は、その柔らかい明るい髪が皆んなと違うというので、いじめられ、
ぶちぶちと自分で髪を抜こうとしている。
もう少し大きくなってからも、「女の子に興味無い。」と言うと、母親に「変なこと言わないで。」と言われて、家にいるのも辛くなり。以後、実家へ帰る事も無い。
入社した当時は、ゲイである事で、嫌な事を言ってきていたらしい同僚たちも。
今では、その当時を申し訳無く思っているといい、少しずつ徳永は自分の居場所を見つけているという、温かさにも涙。ずっと独りで頑張っていた…。
これからは高梨がいる。
描き下ろしには、エッチはまあまあ強引だったと反省した高梨が、アレコレ恥ずかしい事を聞いてくるので、逆に言葉攻めの様になってしまい、徳永は恥ずかしいやら、感じてしまうやらで大変なことに‼︎ その可愛さにさらに煽られる高梨‼︎彼シャツを着た徳永の内腿に大きなキスマーク♡
そのしどけなさに完敗です‼︎
今作は高梨と徳永の恋愛に徹して描かれていました。高梨が新たに営業部への配属となり、ただでさえ成果が出せず燻っているところに、契約成立まであと一歩という相手先に同性と付き合っていることが伝わってしまい、直前で破棄されるという踏んだり蹴ったりな状況に陥ります。それを知った徳永は、仕事や会社にまで迷惑をかけてしまうのなら、と自ら引くことを選びます。
リーマンもののBLではそう珍しい展開でもないと思いますが、高梨の営業としての仕事が結構リアルに描かれているのが良いなぁと感じました。配属されてから数ヶ月契約がゼロなところとか、外回りして冷たく突き返されるところとか、さすがに気が滅入って徳永のことすら無視してしまうところとか。契約を突き返された会社では古谷に同行してもらっても結局成立に至らず、そこよりさらに大手の会社で契約を取って巻き返すところもリアルだし、高梨の格好良さがより際立つなぁと思いました。仕事面がリアルな分、徳永の思考の流れや最終的な決断もすごく共感できて、それでも徳永にまっすぐ想いをぶつける高梨に惚れました。そういうシリアスな部分もありつつ、四コマや描き下ろしなどでは可愛過ぎる徳永が見れたりもして、ストーリーも萌えもバランスのとれた作品だったと思います。
前作をだいぶ前に読みました。そのため、前作から一気に2冊読み、今幸せ気分です。
前作では、徳永はあっけらかんとしたゲイだと思っていましたが、本作品で幼少期から自分の性に気づき、周囲の目を気にするように生きてきた彼の姿も描かれており、せつなくなりました。
高梨は、部署が営業になり、自分の成長の為と、徳永と離れても必死に仕事をするが、結果に繋がらない日々。
特に、ゲイがいる会社との取引はできない的な事で、契約が白紙にされた所では、2人のそれぞれの辛さが伝わり苦しくなりました。
徳永は、気持ちを言葉にするのが苦手で、多分これが原因でケンカにもなるけど、伝わった時の2人の幸福感は、見ていてとても幸せです。
今回は、せつない内容ですが、ほっこりもします。どんどん良い関係になっていく2人が描かれているので、神評価!
書き下ろしの2人が、可愛らしくて、たまらなく好きです。
あと、一つあげるなら、上司の古屋がかっこ良すぎて、新しい世界が開けました(笑)
すごく胸が締め付けられました。1巻よりも大分シリアスになっています。徳永の過去が少し出てきます。自分のせいで高梨の人生を邪魔したくないっていう徳永の気持ちが随所に見られて、切ない...。徳永の笑顔が切ない...。少し不安症なところがある徳永を大きな心ですべてを受け入れる高梨、かっこよすぎです!!私もこんな人と恋愛したい!!この作品は、攻めと受けのポジションがぶれないというか、それぞれ役割がはっきり分かれているので、変に混乱することなく、スムーズに読めます。私はリバが結構好きなんですが、こういう風にはっきりわかれているのもいいな~と思いました。
「俺と上司の恋の話」の続編。主人公カップルはあいかわらず可愛く、上司の徳永さんは乙女化しています。そんなふたりに、この本ではちょっとしたトラブルが降りかかります。
ゲイであることを理由に仕事上の不利益を被ったり、そのことを受けて徳永さんが「もとはノンケだった高梨くんをゲイにしてしまった」ことで悩んだりとか。色々悩んでしまう徳永さんの卑屈なところは、幼いころの体験も影響しているようなことも描かれたり、前作よりシリアスなトーンです。
話をふくらませるためだとは思うのですが、個人的には、むしろ前作のように抜け感のあるコミカルなタッチで進行する方が、この作品としては良かったようにも思います。いっそ全て4コマで展開するとか…。
シリーズ2冊目です。
今回は一冊丸ごと表題作のカップルのお話。
高梨君が入社して2年目からの春からお話が始まっています。
恋人同士になってからの2人ですが、徳永さんは相変わらず会社では徹底して上司の顔を崩しません。
そんな中、高梨君が営業部へ異動。そして成績を上げるのにかなりの苦戦を強いられます。
舞台がほとんど社内というのもあって、大人な恋という感じの1冊です。
予想外の弊害が生じて、それによって2人の仲も苦境に陥れられるのですが、年下の高梨君が男前でした!
その苦境の中、二人の本音が深いところまで描かれていて、前巻より萌え度も高かったです。
描き下ろしは2人の甘々ぶりが堪能できます。
徳永さんはほんと、これが同一人物?と思うくらい、仕事中とは打って変わってデレるのが可愛いです。
本編の方がかなりシリアスだったので、こういう幸せな2人を見るとホッとします。
相変わらず好き好き攻撃の高梨くんと、素直に甘えられない徳永さん。営業職になった高梨くんが取引先でゲイだとバレて契約を白紙に戻されるとか、かなり切ない話もありましたが、とにかく人間のできた古谷社長と温かい仲間たちに支えられて、二人の恋は育まれます。
仲直りして、甘い生活を送っているときに徳永さんの何もかもがかわいく見える高梨くんが思わずいってしまった一言、
「あー、もうなんか、全部口のなか入れたい」
そうなんですよねー、かわいくてかわいくて食べれるもんなら食べて一緒になってしまいたいって、思うときありますよねー。
一巻に引き続き、リーマンものの最高峰なんじゃないかと思った作品でした。
なのに、神じゃないのは、単に私が学生好きだからです。
丸ごと一冊がひとつのストーリー。
「俺と上司の恋の話」の続編ですね。
前回同様面白かったです!
今回は、前回よりもずっとホロリ度合が高まってました^^
ゲイの自分が、元ノンケの彼氏を引き込んでしまった・・・と
苦しんで身を引こうとしてしまうんですね。
BLにはよくあるお話かもしれませんが、
読んでいると胸が苦し~くなるような展開となっていました。
それでも、彼氏である高梨くんがオトコマエ!
ひとつひとつ、言う事がオトコマエです。
徳永くんじゃなくってもホレボレしちまうな~と
思ってしまいましたw
最後はちゃんといちゃいちゃ姿をたっぷり見せつけてくれました^^
赤い表紙の2巻は、付き合い始めた2人の半年後から始まります。初めの4コマ漫画で、1巻で語られていた徳永の入社面接の時の『うっかり』エピソードが読めて楽しめました。高梨は入社してちょうど1年目。つまり付き合い始めたのは入社半年後ですよね。高梨はすごい大物ですね。私の会社の新入社員には、半年でこんな社内恋愛出来そうな余裕のある新人は皆無です(笑)
春になって高梨に営業への辞令が下ります。離れたことで徳永はぐるぐると不安なことばかり考えて別れることを想像したり、子供の頃の辛かった日を夢に見たりしますが、その夢の中にまで高梨が助けに来てくれて、彼を心から大切に思う自分に気が付き、初めて積極的な行動をとります。合鍵で深夜に高梨のベッドに潜り込んで「夜這い?」と恥ずかしがる徳永が可愛いです。
仕事で成果を上げたい高梨ですが上手くいかず落ち込む所を、不器用に慰めてくれる徳永に癒されて、とうとう契約に漕ぎつけます。お互いの大切さに気付き、夢のような会社で夢のように浮かれて過ごす二人に立ちはだかる現実。
性的志向を理由に契約を白紙にされた高梨に、別れを告げる徳永と、好きだから一緒にいたい高梨のやりとりが泣けます!自分だけならどんな目で見られても頑張ってこられたけれど、高梨までそんな目で見られるのがいやだ、高梨を「不幸にしたくない。」そういって涙する徳永に「あんたが苦しいなら2人で逃げる?」と言う高梨。契約反故の一件で、これまでの徳永の頑張りを、身にしみて実感した高梨だから言えた言葉だと思いました。高梨は色んな覚悟が出来てるようです。もう一人で頑張らなくていいんだよ、徳永!
同じ会社に勤める上司と部下のお話の2巻です。2巻は、シリアスで切ない部分と、二人が付き合って甘々なところが楽しめます。
ばれないように、高梨の寝顔を写メする徳永が可愛いです。それを待ち受けにするなんて…!気付いた高梨は、さぞや嬉しかったことでしょうね(笑)
と思いきや、二人の付き合いが高梨の営業に関わる問題になってしまいます。それが原因で、別れを決める徳永が切なかったです。
でも、そんな傷心の時に一番に(成り行き上だけど)頼ったのが社長だった徳永に、高梨じゃないけど、ダメだよ~と思っちゃいます。
だけど、それらをひっくるめて、徳永を受け止めた高梨がカッコ良くて萌えます。おまけに、その後に大口の契約を取って来たのも、男前度が上がって良かったです。
そして、仲直りした二人の甘い雰囲気にニヤニヤします。
カバー下の4コマも、徳永が可愛くて癒されます。
1冊目とはずいぶんトーンが変わっています。
シリーズ通して「中立」評価を付けていますが、1巻目を読み終えた時点では少女マンガにありがちなラブコメ風BLって印象でしかなかったのですよ。
でもこの巻で一気に「しゅみじゃない」に変わりました。
作家さんの「こういうのが女性は好きでしょ?泣けるでしょ?」ってのがそこかしこに見え隠れするのがダメでした。
徳永の卑屈な考え方をゲイのせいにしてるのもなんか嫌だ…
絵に描いたような悲劇のヒロイン思考です。
同じくマイノリティな恋愛のしんどさを描いたヨネダコウさんの「どうても触れたくない」は巧いなーと感心したのですが、それとストーリー的には似てるように見えて読後感は真逆でした…(´-ι_-`)
ただ他の皆様のレビューを読む限り、こういうのが支持されるだろうという作家様の狙いは当たっているわけなので……迷いましたが「中立」にしました。
2013年に開催された「ナナメにメグる右肩上がりフェア」で初めて知り、
いつもの書店で独自の企画があり、その機会に購入しました。
この作品は書店のフェアで初めて知ったのですが、
つい先日、発売されたばかりで、
いつものように新刊チェックをしていたにもかかわらず、
新刊チェックで見た記憶が全く無くて不思議に思いました。
まず表紙を開いて目に飛び込んできたカラー口絵が
とても綺麗で惹かれました。
手前に描かれた桜が、まるで写真のようです。
前回は、どちらかというと攻めの高梨くん視点の割合が多かったですが、
今回は殆ど受けの徳永さん視点でした。
そのため、徳永さんの小さい頃の話や入社したての頃の話で
辛い思いをしてきたことが知れて、今度は攻めの高梨くんの仕事で
高梨さんに理不尽な思いをさせてしまったと強い責任感に苦しむ
徳永さんの描写がとても素晴らしいと思いました。
また、ほんの些細な擦れ違いから徐々に溝が大きくなってきてしまい、
最後には徳永さんが追いつめられたところに高梨さんが説いて、
擦れ違いを修正させる描写が、臨場感があって良かったです。
第5話の18~24ページにかけて、
まずは徳永さんの涙と台詞に、徳永さんの想いがとても伝わってきました。
「あんたが苦しいなら2人で逃げる?」など、この場面での高梨さんの
様々な台詞が心に響きました。
徳永さんが入社したての頃は嫌がらせや不当な扱いを受けていたけど、
昔、徳永さんに嫌がらせをしていた社員たちが、今では反省して、
徳永さんのことを理解して受け入れているのが、
とても良い職場だと思いました。
描き下ろし『俺と彼氏の祝日の話』の14ページ目、
「とけるかと思った…」と思わず言った徳永さんの心の中の台詞が、
今の状況を凝縮していて、的を射ていると思いました。
溶けてしまうほど高梨さんに(精神的に)とても愛されているのが
とても伝わってきました。
何だか、こちらまで十分に心が満たされた感じになりました。
人生を早まってしまった伊勢崎さんの分まで、
二人には末永く幸せに関係が続いていってほしいと思いました。
今回の評価は、「萌×2」と「神」で迷いました。
前作に比べて物語の展開、心理描写や表情の描写など、
様々な面で洗練されていると思いました。
また、やはり、現実的で真実味があり、BLならではの様々な問題を
リアルに描写しているところが、これぞリーマンものBLだと思い、
私の求めている理想的なリーマンものBLだったので、
前作と同じ評価にしてしまうのには物足りなさ過ぎたので、
今回は「神」評価にしました。
このお話は地味で派手な萌えは正直自分にはないのですが、何となくいいなあと思えてしまうのは登場人物たちがちゃんと仕事しているからかもしれません。
恋愛だけにかまけているリーマン物は、どうも苦手なので。
それに必ずありますよね、ゲイである事の弊害。特に営業でこういう事になるのはかなりリアルです。
私もBLには夢を見ていたい派なので、あまりにリアルな話は苦手なのですが、こういう葛藤のある話は好きです。誰もが全く何も思わないのだったら、わざわざゲイである必要がない訳ですし。
苦しいだけなら嫌ですが、私はこの話はバランスいいと思うので、読みやすかったです。
この二人には幸せになってもらいたいですね。
男前な部下×可愛らしいクーデレ上司のシリーズ、二作目です。すっきりしていて読みやすく、登場人物の表情が良く感情を表していると思います。スーツやコートもお洒落で素敵。切甘展開がお好きな方にはオススメします。
前巻で無事に結ばれた二人ですが、部下の高梨が営業部に回されることにより少しずつすれ違いが生まれます。
シリーズを通して言えることですが、高梨の幸せを願う気持ち故に独りよがりな考えに走ってしまう徳永の健気さにきゅんときます。そして、彼をひたすらまっすぐ追い掛ける高梨の男前っぷりが好きです。徳永さんはもう、何も心配せずにこのまま高梨にたっぷり愛してもらいなさい!と言いたくなります。
切ないですが、周りの環境には理解者が多く恵まれています。二人の間でのすれ違いですので、そこまで暗くならず安心して読める感じでは?ぜひシリーズを通して読んで頂きたい作品です。
無くなったのが寂しいですね。
徳永さん、ゲイって言うわりには高梨が初めての彼氏なのか。しかも、初めて好きになったのが古谷さん?
これは、徳永がどこで自分はゲイだと自覚したのかが疑問です。
高梨が寝ている所を写メ撮って、蹴り落とすなんて…さすが、徳永さん。照れ隠しなSも素敵です。
細かいところが、良いです。ベンチに離れて座っていたりとか、他にも色々あるけど…こういうのなんて言ったら良いんでしょうかね。わかりません。
古谷さんがいて徳永が変な道に走らなくて良かったです。
最後には徳永が可愛い過ぎて疑問も消えました。寝惚け眼で高梨の腕をきゅって掴んだのが一番可愛い。
そして、またまた野次馬たち。リアルな感じもするけど、実際こんな感じだったら皆上手くいってるよね。
そこは、BLでファンタジーなんだなと思った。
数ヶ月間評価に迷っていましたが、これだけ読み返すなら「神」で良いと決心がつきました。
ものすごく感動したとか、面白くてたまらない、というわけではありませんが、絵柄が好みで読みやすいのと、年下で可愛く、かつ包容力もある高梨と、年上の意地を張るけどこれも可愛い徳永の組み合わせが気に入って、気が付けば、迷わず「神」評価をした、ほかの本よりはるかに多く手に取っています。
エロがすごく色っぽいところも良いです。
高梨みたいな、普段はスーツにネクタイで爽やかな人が、恋人には欲情を滾らせるところが非常に乙です。
先生には今後もこういうムッツリ君を極めていっていただきたいです。
いちばんの、のぞみは、ささやかなもの。
前作【俺と上司の恋の話】を読んだ時は、ほのぼのした会社の面々に徳永がツラい目にあわされてるイメージが正直、浮かばなかったので今作のいきなりな展開に体中に力が入りました。
つきあい始めて半年が経った徳永と高梨。
ある日、高梨に辞令が出て、この異動が彼らの公私に大きな波紋を投げかけます。
徳永はへらりと笑って流す彼を作り上げてしまった原因ともいえる過去からの『普通』という呪縛と、高梨は営業として、男とつきあう男して外の世界と向き合うこととなります。
孤独を知る徳永は相変わらず素直になれないけれど高梨が自分にとって大切な支えになりつつあることに気づきはじめた緩やかな順調なラインからの、足元をすくわれるような疾走感を纏う急展開!
自分の抱くコンプレックスと過去の経験から高梨を傷つけられたくなくて別れという予防線を張る徳永。
ささやかな願いは自分の為でなく高梨のこと。
高梨を護りたい為に精いっぱい微笑えもうとした徳永の意地が高梨の「好きだ」という言葉に決壊して、途切れ途切れに零れ落ちた『ささやかな願い』が涙とともに染みて胸がしめつけられるような痛みで泣けてどうしようもなかった。
台詞だけが語るのではなく『間』で語られる構成の巧さにぐいぐい引き込まれてしまう。
ハピエンが好きな私は『恋』は『叶う』という動詞と対であってほしいと思うけれど徳永のように『願う』恋に心を鷲掴みにされることもあるんだな、と思いました。
そんな徳永に対して高梨は全然ブレない。
一途といえば聞こえがいいけど、前作から好きか嫌いかの2択性単純なイキモノのまま。
しかし、かっこいい大人になってました!
仕事で行き詰まってオチても徳永との関係には自滅感を感じさせない。
そんな高梨の勇気に触れて徳永の中で眠っていた幸せへの渇望が目を覚ましていく姿に安心しました。
高梨目線の描き下ろしも心情と雨がしっとり染み入るように読ませてくれて胸にくる一冊でした。
しかし古谷社長カッケー!
前作もそうでしたが穏やかな瞳に宿る強い意志と密やかな感情が良い!
公園で徳永を助けるスマートさにも惚れ惚れしま!
これ一冊でも楽しめますが前作も読んでいれば尚、堪能できます。
おそらく、前作「俺と上司の恋の話」を読了していると…もう少し思い入れが生まれるのかなと感じます。当方未読でしたが、お話のおおまかな内容は理解できました。
ただ、主人公である徳永がどれほど辛い環境下に置かれていたのかが分からないため(それなりに理由なども記載されていますが、いかんせんこの単行本ではもう仲良くなっているため把握しきれませんでした)古谷さんのありがたみや今こうして高梨と恋人関係を築いていることの喜びを巧く汲みとれませんでした。これに関しては完全に当方の落ち度です。
これからこの作品を購入予定の方は、前作も同時購入したほうが一層楽しめるのでないかなと感じます。
カバー下や空いたページにぎっしりと四コマがつまっている一冊です。
スーツ、スーツ、スーツ、でスーツフェスティバルのなか、やはり個人的ナンバーワンはナイスミドル古谷さんでした。徳永の気持ちがよく分かる。どんなときでも渋く、かっこよく、特に徳永がハッテン場と思われる公園で泣いていたところに現れるシーンはたまりません。
細く丁寧な線で描かれており、モノローグに頼るだけでなく吹き出しも多く、情報量のある作品でした。高梨がいかに徳永のことが好きで好きでたまらないか、でもそれを受け止めたいけれどマイノリティである自分に悩みもがく徳永はどうしたらいいのか、行きつく先が幸せでなければ辛い…と祈るお話です。
やや趣味からは外れておりましたので中立評価なのですが、甘々な書き下ろしはとても素敵でした!かわいすぎて…!
これからはふたり、遠慮することも怖がることもなく、とにかく幸せに毎日を過ごしてほしいです。同棲したらきっと高梨も徳永も、お互いがお互いにゾッコンになるんだろうな~!
ちょっとギャグ漫画かと思って油断していると、かなりマジな展開にやられます。
すごく丁寧に描かれたリーマンカップルのお話です。
「俺と上司の恋の話」の続編ですが、はじめに四コマでザックリしたあらすじがあります。
かなりおーざっぱ、でもわかりやすい(笑)
かなりのツンデレ具合がたまらない徳永なんですが。
彼の元来のネガティブさが、色々とすれ違いを起こしてしまうという。
まず、部下の高梨が別部署に移動になってしまいます。
しかも本人も乗り気。
それにはちゃんと理由があるんですが、徳永はスネてしまいます。
そこを、高梨はきちんとフォローする。
上がったり下がったり、初カップルならではの、色んな事に影響うけまくる二人の気持ち。
その後も過去のトラウマとか、将来の不安とか、付き合ってみてはじめてぶち当たる壁が次々と。
そして、好きだからこそすれ違う気持ちがもどかしい。
それでも、言葉の足らない徳永の気持ちを、高梨はきちんと引き出して噛み砕いて飲み込んで。
ちゃんと二人の話として答えを導きます。
高梨のねばりとか、男のプライドとか、すごくいい!
徳永の、時々見えてしまう本音とかツンデレ具合、すごく好きです!
そしてこんな会社があったら、男に生まれてたら入りたかったぜぃ。
ゲイの主人公は、ノンケだった部下と恋人になった、でも差別されるような出来事があり、主人公は「ふつうでない自分はひとを好きになっちゃいけないのかな」と距離をおこうとするが…。という話。
感動して泣いたと言う方には水をさすようで申し訳なさもあるのですが、わたしはこの作品は受け付ませんでした。(このレビュー自体、書くことをどうしようか、と迷ったのですが…。少数派どころか、わたしひとりかもしれないし…でも批判的に思うのもありと思うので…)
たとえば、百合(レズビアン)のアダルトビデオや百合の萌えアニメを楽しむ男性がいます。友人にリアルなレズビアンがいますが、そうした創造物とそれを楽しむ人たちについて、たまに「くされヘテロが!」と罵倒する場面もあるものの、だいたいは「しょうがないなあ(苦笑)」というスタンスです。
でもレズビアンが社会の中の差別でキヅついて---という話を現実にありそうなように、同時に涙を誘う調子でヘテロが描き、ヘテロが読んで楽しんで(泣いて感動するのも楽しんでるうちに入ると思います、娯楽作品だし)いたら、苦い顔をすると思います。「他人のことをココロのズ○ネタにすんじゃねえ、くされヘテロが!」と罵倒するかも。
BLというワクは広いので各人の感覚によるとおもいます。
ただわたしは、この作品は、読んでるうちにいたたまれない気持ちになりました。
(作者の意図とはたぶん大きくずれますが)久々に、自分は腐っているうちのひとり…人様の性癖や時に不幸をネタにしてたのしんでます、ごめんなさい…と、目をそむけていたい事実をつきつけられた1冊ではありました。
どちらかと言うと淡々とした絵柄で、派手なお話って訳でもないのですが、丁寧に進んでいって途中すごい泣いてしまった。
ずっと色んなことを我慢して諦めてた徳永さんの孤独が、その悲しみに好きな人を巻き込みたくないって気持ちが、もうかわいくてかわいそうでページがなかなか捲れなかった。
単に人を好きなだけなのに、会社とか社会とかで理不尽に傷つけられることがあるんだろうなって、でもそこからのすれ違いをちゃんと恋人達のよくある痴話ゲンカだよってしてくれる攻めはすごくいいなって思った。
難しいことがあっても、これは恋の話ですからってスタンス。
理不尽に傷付いて、うわーんと泣いて、慰められて、明日からも頑張ろうっていう、こうやって日々を二人で続けていこうっていうのが、すごく良かった。
泣きました!!
続編ということで、ラブラブな2人が見れると思っていたら、まさかの展開でした。
部署が変わって離れ離れ。
男同士という事が、仕事にまで悪影響が出てしまい、悩んで苦しむ徳永さんとか切なすぎて思わずポロポロ。
しかし、やっぱり惜しいんです(汗)
好みの問題かな??
泣けるほど内容も良かったし、しっかりしてるのにどこか惜しいんです!
誰が話してるのか分からない場面が多かったり、エッチのシーンも引きのシーンが多くて、チョット色気が足りなかったり。
読んでいて、う〜ん・・が多かった(笑)
でも、やっぱりストーリーはいいんです!!
仕事で悩んだり、同性で悩んだり、本当に泣けるんです!!!
私的には、惜しい部分が多かったけど、
すごくいい作品でした。
一応シリーズ2冊目という本ですが、
コチラから読んでも内容が分からない~ということはないと思います。
最初のページに「あらすじ」として8コマの漫画が載っていますし、
人間関係も複雑な話ではないので問題ナシかと☆
この本、かなりグッとくるので、
多分『俺と上司の恋のはなし』も読みたくなっちゃうと思いますけどねw
(古谷社長の若かりし頃の話とかいいですよ~~)
ということで、
コチラから読むのもお薦めなんですが、
『俺と上司の恋のはなし』を読んでいたらいたで、
予想をかなり上回る引き込まれ具合にビックリしつつ、感動~~です(ノД`)・゜・。
ホントいい話です!!
(絵がちょっとカワイイ系なので、好みはあるかと思いますが…)
ゲイのリーマンならではの日常 & シリアスな問題。
社会人として、恋人としての奮闘と成長。
上司や同僚の支えのありがたさ。
元ノンケの年下攻め × お付き合い初めてのゲイ、
だからこその気持ちのすれ違いと、時々ぎこちないラブラブぶり。
なんかが、ご覧になれます~~
前巻で買ったイルカのぬいぐるみを、受けがちゃんと使っていたのも嬉しかったし、
攻めが、ワンコと男前のちょうど中間くらいで、
ほどよい感じのイイ男になってて、随所でキュンキュンしました~~♪
実は、あまりに我が家の本棚が切迫しておりまして、
『俺と上司の恋のはなし』はサヨナラしてしまったのですが(すみません…)、
この本は絶対しないと思います☆
ずっと待ってました、新刊!!
そしたら前作よりシリアスできゅんきゅん来るだなんて反則―!!
付き合ってうまくいく事ばかりじゃないのは当たり前だけど
やたらと仕事の事とか
元(?)想い人の古谷社長の存在とか効いてて
ああ、リーマンラブがここに…!!と震えます!!
年下でちょっと生意気な高梨が
どんどん男前になって、ちゃんと徳永に追いつく様に頑張る様は
…年下攻めってだから素晴らしいんだよ!!と改めて思いましたし
古谷社長に振られても、相変わらず健気だけど
高梨には少しツレない徳永、可愛いぜ…。
「…あんたがあの人を好きでもいいけど
オレが一番じゃないとイヤです」と二人きりの花見(at ベンチ)で
しっかり気持ちを伝えられ、本当はとっくに
寝顔をこっそり写メって待ち受けにするほど好きなのに。
ぐは…甘い…。
と思いきや、その後高梨の契約の事やら、徳永の過去やら
切ない展開――――!!!
その間も、感情に任せて怒鳴ったりとかしない高梨にもう
「ちょ、いい男だなお前はー!!」と思いました。
カッコ悪い所を社内で徳永に見られて思わず目を逸らしたり、
年下らしいところもあるのに。ずるいゾ☆
うまくいってそうで、二人とも浮かれてて、からの問題発生。
気持ちが弱って流されそうになる徳永を
止める社長がかっこよくてね…。
自分の人選が間違いじゃなかったと、
「惚れ惚れするね」なんて高梨に言ってのけるし、
わりと美味しいとこ持ってっちゃうんですもん!!還暦過ぎたのに!!
それでもやはりメインは二人のラブ。
お互いがお互いを想うあまりすれ違い、
でも静かに泣きながら心を見せ合うシーンは
ぎゅんとしたなぁ……。
『俺と彼氏の祝日の話』だなんて
それまでの切なさを補ってくれるかのように甘い!!!
好きな男にこんなふうに愛されたら
何もいらないだろうなぁという程に幸せそうで大満足!!
Hでちゃんと気持ちいいのか確認したり
(徳永は恥ずかしくてなかなか言えないんだけど!)
パンを食べている徳永をひたすら見つめてしまうとか、
どんだけ好きなんだ、高梨よ!!
ああ、いいお話でした……。
そしてですね、恒例の(?)四コマはやっぱり面白い!!
カバー下も微笑ましい!!
特に好きなのは『上司と部下の恋話①②』。
兵頭(妻子ある上司)と高梨のちょっと笑える会話。
こういうセンスあるなーと、またうっとり。
リーマンラブがお好きな方は是非是非!!
(特に年下攻めスキーにはたまらんものが……っ!)
ゲイであることを間違えてカムアウトするような形で入社試験を受けてダメだと
思ったら受かっていて、歓迎会でまたもや同僚たちに弾みでカムアウトして
でもそれからはゲイだと言う事でかなり偏見や辛い思いをして来た徳永だが
本人の努力と片思いしている上司からの労りで乗り越え、片思いにもケリを付け、
初めて新人を部下に迎え、ノーマルな部下から思いもよらぬ告白を受けて恋人にから
始まる、仕事と恋が交差しながらも一つずつ乗り越えて関係を深める内容で
好きの気持ちや、好きだからこそ相手を不幸にしたくない、幸せにしたいと言う
思いがダイレクトに伝わってくる素敵な作品でした。
上司で初めての恋人で嬉しいのに、かなりツンデレ気味な受けの徳永さんが
素直な気持ちを出せない感じが切なくて可愛い。
攻めの部下の高梨も嫉妬を見せながらも男として愛する者を守る為に成長する。
プライペーとだけでなく社内でのこの二人の立ち位置もそうなるまでには苦労が
多々あったと感じる内容で、少しずつ理解を示してくれる人たちが生まれ、
でも逆に仕事でマイナスに働いてしまう怖さも感じさせる。
どこかリアル感と共に人を好きになる気持ちが溢れている作品で素敵です。
『俺と上司の恋のはなし』の続編。
まさか続編が出ると思いませんでした。
きっとラブ甘だったりすれ違ったりのショートなのかしら?と思ったら、予想外のガッツリ1冊。
そこには、いくらゲイ容認とはいえ社会人で働く現実があり、主人公達の切なる気持ちにもう、涙がとまりませんでした。
最初に、前作の簡単なあらすじが漫画紹介されているので入りやすいと思います。
社長の古谷に憧れの様な恋心を抱いている総務勤務の徳永は、ゲイであることで以前は社内の雰囲気が悪かったりもしたのですが、社長のおかげで今はその性癖も認められて円満にしております。
そんな彼の恋人になったのが部下になった高梨。
今回はその高梨が営業配属になり、慣れない仕事に苦労する高梨と、そんな彼を思いやるあまり疎遠になってしまう二人の姿が。
そしてやっと仕事をとれる間際になって高梨が商談相手から同性と付き合っていることを盾に仕事を破談にされたという展開が。
高梨を思いやり、彼に幸せになってもらいたいと考える徳永は・・・
BLはファンタジーということですが、彼等に突きつけられた問題はやけにリアルをまとっていて、凄く切ないです。
ゲイを容認している会社という存在自体がファンタジー?といえなくもないのですが、まだまだ大半の現実はそうなのでしょう。
高梨初めての仕事で苦労してるから、きっとつかれているから、そうやって気遣っている徳永は健気ですが、自分がいるばかりに高梨の仕事に、しいてはその結果は会社へと波及して、社員の生活も脅かすのではという考えは、ネガティブすぎるというより、あまりに切実で本当にあるあるだと思うのです。
徳永が高梨に会えなくなって、別に寂しくないしって意地張っている時、ふと彼がいなくなったらと考えた時に溢れだした涙にまず貰い涙して、
ああー徳永はこんなにも高梨の事を好きになっていたんだって。
高梨が仕事を取れたら名前呼びしようって、約束していたその矢先の出来事にまた涙して。
徳永の彼の思考は決してネガティブじゃなくて、絶対こうふうに考えるよね!ってゲイの哀しさと切実さを魅せるものだったのです。
だけど、高梨は頑張ります!
自分の幸せを想ってくれる人だからこそ、こんなに好きなのだと。
本当!働く者同士のカプの醍醐味ですよ☆
相変わらず古谷社長はいい人でした。
彼ががっちりと部下たちを後方で支え、いざという時には前へ出る。
何か理想の社長を見た感じもします。
まさか続編でこんなに深い話が待っていたなんて!
意表をつかれたと同時に、何か理想の社会人カプを見せてもらって大満足なのです。