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美形ヤンデレ×地味男子の表題作ほか、商業未発表作である緒川千世の原点をあつめた短編集。
sekai wa kimi de maewatteiru
こういうのをちゃんと商業にまとめてくれるとありがたいですね。
男子高校生の短編集。
やたら地味な自分に構ってくるイケメン。
学校で床屋(仮)でバイトする(リアルにはだめだと思いますが)攻めくんと、そこにやってくるラフ髪のかわいい男子。髪をいじる&いじられるってちょっとエロティックかも。
インテリメガネくんにつっかかるちびっ子可愛いツンデレ、はカーストヘヴンの原型ですね。
100円で(床屋見習いも100円。)Hしちゃうという噂をネタに体を重ねる二人など、少しダークな面もありつつ、全体には爽やかな男子高校生ものでした。
全体に糖度高め。詩的モノローグ多めのロマンティック・ラブストーリー♡
折れそうなくらい華奢な恋人たちを、ただただ愛でる攻めたち。
表題作の牧くんだけは、地味で平凡だというその容姿にコンプレックスを抱いてもいるが、
あとは大体美人さん。
その細い躰に舌を這わせるさまが、なんと言ってもエロティック。
イケメンに執着されては、押し切られるのが世の常。
表題作の『世界が君で周り出した』瞬間は、「誤算で不幸な恋話」に編纂されていて。
キッカケは、きっと何でもいいんだけど。恋に落ちたら一目散‼︎ というのがね、たまらない。
愛して、甘やかす。ふわふわの夢見心地。執着された方はたまったもんじゃありません。
周りの全てに嫉妬され、理不尽に当たられ、戸惑っている間にキスをされ。触られる。
「かわいいところを見るのは、世界中で俺だけでいい。」
きっと、一度落ちたら逃げられない。
表題作の他も全て愛おしいですが、短か過ぎる「極上デザート」も好きです。
『甘いものが欲しい。優しくされたい。』とほろほろと泣く美しい夏目。
夏目がベッドでダラシなくスィーツを口にしている絵も好き。
加地は「俺は結構甘いぜ? 恋人限定でな。」と、指を舐めながらウィンクする。
嫌味なほどにキザで、オシャレなカット。イケメンしか言ってはならないことをヌケヌケと。
そして、サラリと。
甘くて、ワガママ。そこはかとなく漂うエッチくささ。恋に病んではいるんだろうけど、
緒川先生らしい、異常なヤンデレは鳴りを潜め、甘いエッセンスだけを抽出した短編集です。
5作品収録されていますが、どれもキャラ設定が素敵で印象に残る作品ばかりでした。緒川先生の短編だと病んでいるものも多く、身構える人もいらっしゃるかと思いますが、この作品に関しては無用な心配です。似たような雰囲気でいうと『誤算のハート』や『溺れる魚』みたいな感じでしょうか。コメディでも病んでもいない、爽やかな、でもどこか緒川先生らしさを感じさせる、そんな作品が5つ描かれています。
特に好きだった作品が2つあって、まずは『エセ床屋漫画』。床屋を継ぐ予定の悠士は、同級生の忠近の纏まらない髪をいつも整えてあげています。無防備にすべてを任せる忠近に、実は執着を抱いている悠士の押しや嫉妬した時の様子にすごく萌えました。もう1つは『おろかしくもうつくしく』。美人なことを自覚して同級生の亮平をいいように利用している強気な晴海ですが、亮平を好きなことをずっと隠しています。その一途な気持ちに本当は気付いている亮平が最後は上手になり、晴海を懐柔するのがたまりませんでした。
久しぶりに読み返しました。最近は緒川千世さんの本を読み返してます。
今作はたいてい攻めが受けに腹黒執着ですねえ。
みんな高校生のお話です。
攻めが受けを断れないような言い方迫り方したり、顔しか取り柄のない受けなど緒川さんらしいお話でした!
世界は君で廻ってるとエセ床屋漫画が攻めが受けの性格やコンプレックスをわかっていて優しく追い詰めて受けを手に入れるのが良かったです。
ヤスイタマシイが攻めはどうして受けを?好きだったの?でも10年後も100円エッチが続いてて貯金箱に貯まったお金で二人の家を買おうと言う攻めと泣く受けが良かったです。
絵がキレイですね。
新刊の「誤算で不幸な恋話 」を読んだら【世界は君で廻ってる】の攻めが受けに惚れたきっかけの短編が載ってました。
わぁ懐かしいなぁ〜とこちらのコミックスを2年ぶりに読んでみました。
すると…。
【世界は君で廻ってる】への萌え度が以前よりも確実に低くなってる自分に気づいてびっくり。
昔は、ハイスペックイケメン君が平凡地味顔に問答無用で惚れてるという構図がめちゃ萌えツボだったけど(今でもその構図は確かに好きですが)久しぶりに読んでみたら、攻めのヤンデレ臭がなんだか怖い…
おかしいなぁ…以前は萌えながら喜んで読んでたのに…。
多分、緒川さんのいわゆる黒緒川と呼ばれる作品を、得意ではないのに最近いくつか読んだのでそのダークさに食傷気味というか過敏になってるのかもしれないです…
また1、2年くらい経って読み返したら感想が変わるかもしれない。
でも年々ダークなのが読めなくなってきてる自分がいます…
【エセ床屋】
「誰に切らせた」と怒りを見せるところが好き。
普段は受けに対してそれほど執着心を見せないのに、とっさに見せた「受けは自分のモノ感」に萌えます。
【ヤスイタマシイ】
こちらは以前と変わらず萌えました。
好きな後輩に抱かれてみたくてあえてビッチな噂を自ら流した先輩と、100円あげるから抱かせてといってきた後輩。
あえてビッチを装ったり、好きなのに平然としたそぶりをする先輩と、その心の内とのギャップが萌え。
【アカルイミライ】
ヤスイタマシイの二人の10年後。1エッチにつき100円貯金をしてきた彼ら。
30万の貯金箱がそろそろいっぱいになりつつあって…。
短いけどこれが一番好きです。
10年で3000回ってことは1年で300回…すごいわーと思わず計算してしまいました。
毎晩寝る前に本を読んでいます。
睡眠導入剤として良い意味であっさりとしたBLが欲しかったので、この短編集はぴったりでした。
特に好きな作品は『ヤスイ タマシイ』
軽い調子の年下攻め×黒髪クール受けは元々好きですが、なぜ好きなのか、どこが好きなのか、が解ったCPでした。
実は純粋な想いを秘めた受け、それを知っているのか優しい攻め、両方可愛いです。
10年後の『アカルイミライ』はじーんときました。
スーツ姿に成長した攻めが、冗談っぽく言った言葉、「ずっと一緒にいたい」とも受け取れる言葉で、受けを泣かせるなんて。
未だに恋人を「先輩」と呼んでるのもすごく良かったです。
他の短編作品も心から萌える設定やセリフが多く、詩集のようなBLコミックに出逢えて嬉しいです。
短編作品がいくつか収録されたものです。
私は緒川千世先生の作品が本当に好きなので「またとんでもなく可愛い受けと、カッコイイ男前攻めたちが…ありがとうございます…」という感じになりました(笑)
受けは、無自覚な可愛さを持つ子や、執着だったりといろんな子がいますが、全部が全部可愛いです。
攻めは、基本的には男前です。カッコイイ。
また、千世先生の作品はたまにポロッとでるセリフがもう破壊力のある可愛さ、かっこよさなのですが、今回もまた炸裂していました。(ニヤり)
私のように「可愛い受けと、かっこいい男前攻めが好きだ!」という人に強くおすすめしたいです。
わりと病んでる感じが多い作品がおおいなか
学生☆青春☆な印象が強い作品が多かったかなと思います。
大人BLが増えてる昨今ではありますが
やっぱり若いっていいなーと思うのは私だけじゃないはずっ
◇世界は君で~
どうみてもそんな可愛くないだろ。
と、自分で思っているのだが、イケメンに「可愛い可愛い」を連呼されてしまう受が可愛らしい。
結局のところ「好きになる」の過程というか
身体の関係が先になってしまっている印象が強いのかなと思ってしまうのですが、その間にはそれぞれの気持ちの変化があって
距離が近づく瞬間があったのかなと想像するとちょっと楽しかった。
まんまと攻の手中にwな部分が多々ではありますがこの受なんにせよ見た目が好みでいかん。最後のエロコマが好き。
◇エセ床屋
「誰に切らせた」怒りをあらわにする攻のシーンが好き。
普段は穏やかでそんな感じでもないのに
好きな相手のことになるとマジになる。
萌えです。
◇おろかしくも~
キスがごほうびとか可愛いでござる。
嫌われたらしんじゃうとか。。。可愛いでござる。
おろかで可愛い受。愛しちゃうしかないじゃない。
◇ヤスイタマシイ
一回100円。
3000回はやりすぎではと思うが、まぁ
年数的に考えれば・・・ぐぬぅ
その耐久レースを見たいと思うのは私だけ?
とはいえ、経験もないくせに、興味半分で近づいた男に
たとえ好きな相手だっとはいえ。
なのだけど、設定的にはすごく好きでした。
◇極上デザート
甘いのはどっちじゃw
な感じですね。
流れるように始まりから終わりまで読ませていただきました。
二人の距離感が好きだ
良い短篇集でした。
緒川さんらしさが存分に堪能できて、楽しかったです。
中でも気になったのが
「エセ床屋漫画」。
表題作ではないのですけど、今どき「床屋」って響きは
なかなか聞かないので、読む前から結構気になりました。
高校生で学校の一室に変な床屋を営む悠士(攻め)。
そこのもとに通う、常に寝癖爆発している主人公の忠近(受け)。
いつも通っていた学校のエセ床屋だったのに、
悠士がいろいろと忠近にちょっかいをかけてくる。
キスだったり、肌を触ったりと、悠士なりの
いろいろなアピールなんでしょうが、鈍い忠近はそれを
「セクハラ」と呼んでいます。
可愛いですねー。
キスにまで主人公が流されてしまう、
このふたりの微妙な空気がいいです。
相変わらず、忠近に触れてくる悠士。
ある日忠近がキレてしまうんですが、悠士はぬけぬけと、
「ここまでやっといて、これ以上の言葉がいる?」
とか、言います。
うう、高校生のくせになんてエロい台詞を吐くんだ、こいつは。
私、誘い受けは苦手分野の一つなのですが、
普段拒絶してばかりの忠近が勇気を出して、
悠士の前にコンドームを出して、「いる?」と言うシーン。
あああ、忠近!
その誘い方はエロい!反則!
そして、「これ以上の言葉がいる?」と悠士の言葉マネ。
ううう、萌える!
床屋のシャンプー台?カット台?の上でのHってのは、
かなり新鮮です。
今までこれは見たことが無いです。斬新。
エロシーンも雰囲気でエロを醸し出していた感じで、
とにかく忠近が初々しくて、可愛かった><
ラストシーン近くのH後の忠近の台詞には笑いました。
「耐えがたき、このケツの痛さよ」
寝癖爆発した状態で、そんなセリフを言われると
爆笑してしまいます。
まあ、幸せそうで何よりでした。
緒川千世先生の作品ははじめて読みました!
【世界は君で廻ってる】
表題作です。美形ヤンデレ×地味男子。美形な人にあまり好感を持てない受けと、そんな受けが大好きな攻めのお話。美形×平凡が好きなのでおいしくいただけました。攻めがヤンデレといっても痛々しい表現が無かったところもよかったです。
【エセ床屋物語】
床屋の息子×クセ毛男子。これも美形×平凡でした。受けが前髪を切ってもらおうと目をつぶってる姿に欲情してキスしてしまう攻めが、高校生っぽくてよかったです。表題作よりこちらの作品の方が萌えました。
【おろかしくもうつくしく】
世話焼き×性悪美人。攻めのことが好きだけど素直になれない受けがかわいいです。教室で普通にキスって…(笑)結局は攻めも受けが好きなんですよね。萌えます。この本の中で1番好みでした。
他にも2つのお話がありましたが、特に面白かった3つのお話をレビューさせていただきました。総合的にオススメなので、神評価です!
大好きな高校生ストーリーがいっぱい☆
緒川千世さんの可愛らしくもスタイリッシュで独特な作風の中に、執着愛や独占欲が見え隠れしていて萌え心を存分に揺さぶられました。
カラーイラストのおしゃれな色使いも好き。
収録作品全て好きですが、「世界は君で廻ってる」「世界は君の腕の中」が個人的にドストライクで大好きです!!
地味顔の牧くんの良さを惚れている深町くんだけがわかっている、好きならば欠点さえも愛おしくに思えてくる…そんな恋愛心理描写が堪らないですね。
牧くんも感情を表にはださないものの、下校途中で深町くんを待っていてエッチになだれこんじゃうところも好きです。
そんな牧くんが可愛いよぉ。
短編集なのに、読み終えた後の充実感。緒川千世さんワールドにずっと浸っていたいと思える一冊でした。
緒川先生の作品は、他社さんのも含め全部大好きですが、
その中でも、表紙にもなっている「世界は君で廻ってる」が
特に好みで、何回も読み返しています。
スタイリッシュで、読みやすい絵柄に、独特の空気感。
これは緒川先生ならではの作風だと思います。
美形執着攻めに、自分自身が好きではない受け。
押せ押せで攻めて、それから逃げて、逃げて、でも拒み切れずにつかまってしまう、
そんな二人の関係性が堪らなくいとおしいです。
書き下ろしでのお話も、甘々になりすぎず、殺伐ともしていない
そんな雰囲気がとても素晴らしかったです。
攻めが相変わらず犯罪くさい思考なのがたまりませんw
他にも、たくさんの高校生たちが居るので、
高校生スキーさんには、ぜひとも読んでいただきたいです。
私の大好きな緒川先生の短編集。一冊丸ごとおいしくいただきました。さすが緒川先生といったところでしょうか。絵も安定しており、内容も個性的。このお方の執着愛は、そういうジャンルが苦手な私も嫌な気分になることなく読めるのでほんとすごいと思います。
また短編集ということで、複数のお話が収録されてますので、ぜひ読んで自分の好きなお話を見つけてみてください。
この作品ではありませんが、緒川先生の作品がドラマCD化するということでこれを気にあなたも緒川ワールドに入ってみませんか?笑 きっと一度知ってしまったらハマって戻れなくなるでしょうw
ぜひ読んで見てください♪
緒川さんの作品はイケメンナルシストが多いですね 笑
この中で二作出てきました。どっちもおもしろかったです^^
表題作の深町は男前で落ち着いた感じの攻めなんですが、肉食系で、王子様っぽい。受けの牧は地味な子。属すグループも違うけど、帰りに牧くんが待ち伏せしてて秘密の関係を持つ話好きです。そしてヤりながら『牧が自分なしじゃいられない程セックス中毒になるように』と励む深町。肉食系の片思いってこんな感じなのか・・・片思いってわけじゃないと思いますが。牧の愛情を求める深町の独特な策略が良いです。
あとエセ床屋漫画の忠近の髪の毛に萌えました。素晴らしい寝癖具合です。髪がメッシュになっているところも好き。情事を終え、「その髪型なんとかしてやるよ」「たりめーだ」っていう忠近の半裸がなんか色気を感じます。寝癖で、首筋にキスマークって・・・まさに情事の後って感じで好きでした。
貯まれば何十万の愛になる。
表題作ではない[ヤスイ タマシイ]が一番好きでした!
この1冊は、緒川先生が全て同人誌として発表されたものです。
表題作+4作品収録されています。
[世界は君で廻ってる]
3話+書き下ろし収録。
攻 : 深町 / 高校生(同級生)。派手グループに属する。受溺愛。腹黒ヤンデレ。
受 : 牧 総一 / 高校生(同級生)。地味グループに属する。自分の顔にコンプレックスを持っている。
内容 : 自称見事なまでの地味顏、牧(受)は深町(攻)に何かと付きまとわれていた。そんな深町を牧は拒絶するが、スキンシップはどんどんエスカレートしていって...!?
牧君の純情無垢な性格が可愛かった!だがしかし‼︎牧君寛容すぎます!
これじゃあ深町君が調子に乗っちゃうのも無理はない...(笑)
深町君の腹黒具合も良かったです。
深町君の
「牧くん 愛して」
という言葉。この言葉が、たった一つ深町君が牧君に望むこと。
腹黒さがかなり出ていますが、だからこそ素直な言葉がとても響きます。深町君も何だかんだいって純情なんですよね!
[エセ床屋漫画]
5話収録。
攻 : 高田悠士 / 高校生(同級生)。床屋の息子で、学校の一室に簡易理容室を作っている。
受 : 忠近 / 高校生(同級生)。簡易理容室に通っている。
[おろかしくも うつくしく]
1話収録+書き下ろし収録。
攻 : 亮平 / 高校生(同級生)。みんなの頼れる兄的存在。
受 : 晴海 / 高校生(同級生)。容姿しか取り柄がない。攻が好き。
[ヤスイ タマシイ]
1話収録+書き下ろし収録。
攻 : 森 洋介 / 高校生。攻の後輩。
受 : 里見 / 高校生。受の先輩。ゲイ。
微妙で曖昧な関係...良かったです。
里見先輩と森君の出逢いも素敵だなぁ...と思いました。
普通にありそうな光景なのですが、そこにゲイだとか、皆が近寄らないだとか、いろんな要素がプラスされたからこそ、素敵に感じたんだと思います。
あと、突っ込んではいけないところだと分かっているのですが、あんな噂...誰が流したんだ!と勝手に怒ってしまいました(笑)
個人的に、書き下ろしの[アカルイミライ]で二人のその後が見れて嬉しかったです‼︎その後と言っても、関係はそのままで終了、という訳ではなく、また新たな関係を築くところを描いてくれていたのがとても良かったです‼︎
二人のアカルイミライが見えました!
[極上デザート]
1話収録。
攻 : 加地 / 高校生(同級生)。夏目よりモテる。
受 : 夏目 / 高校生(同級生)。かなりの甘党。モテるが加地よりはモテない。
全て同人誌として発表されたものなのですが、加筆、描き直しをされているせいか、古いという感じはしなかったです。
高校生尽くしの1冊でした‼︎
一冊の中に全部で5つのストーリーが入っているので
比較的短編ばかりです。
どれもカワイイお話。
最初のストーリーは、モテモテイケメン君が
「パッとしない」と自分で思い込んでる子を溺愛(?)するお話。
こういう飛び切りイイオトコが追いかける側っていうのが
やっぱり醍醐味ですよねぇ。
だって、実際にはあーんまり無いですものw
3つめ、4つめは・・・ 詩のようでしたよ。
ちょっと雰囲気のある終わり方をしていると言うか。
絵がキレイなのでそう感じるのかもしれませんね^^
マニアックですが緒川千世さんの描く攻が受を膝に乗せてるシーンが好きです。笑
誤算のハートでもありましたけど、
ショタ系やベッタベタ系ではなく自然な甘やかしで好きです。
「ヤスイタマシイ」の後日談「アカルイミライ」がドストライク!
本編で攻が受を好きになったハッキリしたトコが分からなかったので、
この後日談は愛が感じられてよかったです。
攻の返しがいいわー。
面白かったけどたまには攻が受のここにベタ惚れっていうハッキリした描写のある作品が欲しい…
なーんか、受の考えてることはお見通し系が多いんですよね。
余裕のない攻も見てみたい。
表題作からして、だいたい攻め君がガツガツしてます。
でも、緒川千世さんの絵がなんとも言えず、色気があってしっとりとしてて好きなんです。
とにかく、目線が熱さと冷たさを両方兼ね備えていて、読んでる私が囚われそうです。
攻めのハイスペックぶりと溺愛。
受けの折れそうな程の細い体つきと魔性。
キャラはけっこう固定されています。
私は大好きな設定なんですが。
直接的H描写は少ないんです。ただ、想像力を掻き立てられて凄くドキドキしてしまいます。
短編集なので、少し心理描写がもの足り感じがありますが、緒川千世さん雰囲気を楽しむのにはいいかも!
表題作『世界は君で廻ってる』は深町くんの舌がエロエロです。舐めフェチの私的にどストライクです。私も牧くんを舐め回したい!
『エセ床屋漫画』
こんな床屋、高校にあったら毎日通いたい!高校とかもう10年以上前の話ですが!髪を撫でてもらうのってエロいかつ眠くなりますよね。人間としてリラックスの境地に陥るのか…。あと、最後のチューシーン大好きです。
『おろかしくもうつくしく』
お礼にちゅーとか。ウハウハです。好きな人のために綺麗になりたいのは女性だけの願望ではないと思います。
てゆか、全体的に舌がエロいと思います。舐めフェチとしてはご褒美以外の何ものでもありません。
ここのレビューなどを読んで購入しましたが、期待しすぎたせいかかなり肩透かしをくらいました。
表題作の『世界は君で~』を読みましたが、執着攻めの深町は何で牧くんの事が好きなの????となる作品でした。あえてキツめに言うとただただ深町が牧くんスキスキ言っててHするだけの正直内容が大してない作品でした・・・;;
深町が、執着攻めという設定を無理やり付けられたただのチャラ男に見えます。
表紙の絵と中身も何だか絵柄がすいぶん違うような・・・。
表題作以外の短編集も まぁ、短編だし・・・仕方ないか・・・程度に読んでしまいました・・・。
掲載にあたって手を加えたとは書いてありますが、これが同人時代の作品なのかと驚きました。
それぞれがちゃんと完結しているし、雰囲気やセリフ、モチーフもとてもいいと思います。
高校の夏のあの空気。強い日差しをさえぎる校舎のコンクリートのひんやりとした静かさ、やわらかい生徒たちを包む無骨な、重くてぶっきらぼうで融通の利かない「学校」というもの。その中で傷つかないように自分を守りながら、器用に生活していく軽やかさ。
そういう、友達との喧騒をふと離れた時の不思議な感覚がここにはあるような気がします。
この感じを出してくれるとは、只者ではないな、と思ってしまいました。
コンクリートの壁で阻まれた狭い視界の中でうつるものが、そこから抜け出すための光のように登場人物たちを照らしていて、そして見事狭い世界から脱出していくんだなぁとそんなことまで考えてしまいました。
自由にできるものなんて限られている中での「100円玉」というモチーフがとてもよかったです。ちっぽけだってわかっていて、でもそのくらいしかまだ気軽に扱えるものもなくて、もてあそぶように、すがるように、100円玉と絡んでいく彼らが物語に奥行きを与えていたと思います。
中村明日美子さん系だけれども、もっと身近でリアル感があると思います。現実の記憶の中に焼きついた「神」を感じる瞬間を再現してくれているのではないでしょうか。
同人誌発表作品をまとめたものであるこちら。
それぞれの描かれた年代がバラバラであるせいでしょうか。
作品の出来のムラを感じてしまいました。
一番好きだったのは表題作『世界は君で廻ってる』関連。
自分自身が大嫌いなコを「その分愛してあげる」と抱き締めるのが、見事に私のツボなんです♪
ただただその一点に焦点を当てているのも好ましく思いました。
無駄のない台詞たち、雰囲気を盛り上げる素敵なコマ割り等、巧く画面に作用しているように感じます。
次に『ヤスイ タマシイ』関連。
本当の気持ちを隠して、遊びのように関係を始めてしまう彼等。
でも10年変わらず一緒に居る。
言葉の重さより、その年数が全てを語っている、というのがよかったです!
この方はキャラ萌えというより、雰囲気萌えを得意とされる方なのでは。
だから趣旨が曖昧に感じてしまうと、妙に盛り上がりに欠けがちなような気がします。
また設定も微妙に被ったりするのですよね。
他作品でも執着攻めが多いですし。
しかし、どろどろした感情を真綿に包むかのようにさらっとポップに描く力量が、この作者の魅力なんだと思います。
こうなったらその道を極めていただくのもありなのかなぁと感じました。
夏服の高校生君達のお話ばっかり詰まった短編集。
人生のうちで、
この時がずっと永遠に続くといいのにと思えるのは、
高校2年の夏から2学期にかけてだよなぁ。
高校生男子の魅力って、
ちょっとペナペナした白シャツの中を泳ぐような、
薄いお腹と細い二の腕。
理科棟の実験室で、
屋上で、
体育倉庫で、
トイレの中で、
学校中の、いろんな所でのセックス。
そんな夢のような、
妄想の中の高校生活。
多分この作品たちに、WEB上で出会っていたら、絶対夢中になって同人誌も追いかけただろうなと思うくらい、好きなものがいっぱい詰め込んであった。
でも、こうやってこぎれいな小さいサイズのコミックスにまとまっちゃうと、さらっと読み流せてしまうので、ちょっと残念。
緒川千世先生の作品が好きで好きで、全部持ってます。
だけどここまで読んで思ったことがひとつ・・・
そろそろ別のパターンが見たいです
どれも同じなのです。
少しずつ違うんでしょうけど、同じに見えてしまうんです(涙)
きっと先生が好きなパターンなんでしょう。
私も好きです・・・!
でもそろそろ満腹(´・ω・`)
何度も言いますが緒川千世先生の作品は大好きです!
応援しながら、次はもう少し別のパターンで描いてくれることを願っています☆
『誤算のハート』と同時購入。
開いてまず目に飛び込む、口絵がすごい好みなんだよな〜。
雰囲気といい、赤の生かし方といい。
で、『誤算〜』がイマイチだったので期待しながら読み始めてみたものの、
こちらも、個人的には漫画としては残念でした。
『誤算〜』よりは頭には入ってきたかな?(馴れたのかしら?)
そして、2冊目を読みながら気がついてしまった。
絵が好みで設定も悪くないのに、問題は何故か全く感情が動かないこと。
BLの醍醐味は、キュンとするかどうかじゃあないですか?
(少なくとも私はそう思っている。)それがない。
絵は綺麗で魅力的だし、設定もキャラも悪くないんだけれど
細部の詰めが甘いのと、この私的リアリティのなさが原因だと思う。
リアリティ、ぶっ飛んでいる訳ではないんだけえれど、
実感とすごーく遠いんですよ。おばさんだから?かもしれないけれど。
緒川さんの綺麗でスタイリッシュな絵柄や、トーンの使い方が好きで、
気がついたらコンプしている作家さんでした。
短編集ながら、緒川さんファンは買って損はない内容かと思います。
なぜなら緒川さんの萌えの変遷や、作家さんの萌えの核部分を堪能できる内容になっているからです。
『世界は君で廻ってる』
ハイスペック男子攻めに溺愛される平凡受けのお話です。
どうしたの!?というぐらい攻めが受けを溺愛してます。
そこは個人的なツボでした。
キャラ萌えはそんなにありませんでしたが、関係萌えは充分にいただきました。
『エセ床屋漫画』
緒川さんの初BL漫画にして初同人誌だそうです。
クオリティー高いです。
そしてやっぱり攻めさんは受けさんを溺愛系ですね(笑)
『おろかしくも うつくしく』
受けさんのまつげがバッサバサです。美しい系の男子も好きです。
性格は悪いんですが(笑)、正反対の性格の真面目系の攻めさんに惹かれるんですよね。
『ヤスイ タマシイ』
表紙絵の塗が気に入っているそうですが、その塗り方を忘れてしまったそうです。
あるあるあるある!二度と思い出せないあの時の私、ですね(笑)
何した!?どんな技使って描いた!?みたいなのありますね。
それにしても10年経っても変わらない関係ってある意味すごいです。
『極上デザート』
攻めさんの見た目が「おろかしくも うつくしく」と丸かぶりなのはきっと気のせいw
受けさんがメンドクセー子なんですが、やっぱり攻めさんは溺愛系(笑)
緒川さんの萌えポイントは受けの子がどんなに性格が悪かろうがビッチであろうが、
とにかく攻めさんは溺愛、なところが基本のようです。
受けさんが求めればいつでもそれに答える準備ができている攻めさん、
この二人の心地よい関係が萌えをくれます。
そんな関係に萌えるかたにお勧めです。
毎回作品が出るたびに高い評価を得ている作者の短編集、それでもやはり短編だからか
いつもより評価が低めなのでしょうか。
表題の作品はイケメン男の怖いくらいの執着愛を描いている感じで、自分の容姿が
地味で冴えないとコンプレックスに思っている牧くんがイケメンで全て思い通りに
しないと気が済まないイケメンに惚れられてしまったお話。
ヤンデレ気味のイケメン執着男、意外に好きです!
さらに執着攻めは続く、丸ごと短編1冊執着三昧、いやはや、執着攻めに萌えを感じる
私にはかなりのごちそう作品でした。
大好きでたまらない緒川千世さん、今年に入って3冊目のコミックス。
何てハイペース。ファンにとっては嬉しい悲鳴♪
しかもこちら、過去に同人誌として発売した作品を1冊にまとめたもの!
ありがとうございます海王社さん(涙)
一番古いもので2006年。同人誌にする前はサイトで発表していたそうです。
あとがきを読むと、当時を振り返りつつ、殆どの作品を大幅に描き直しているとのこと。
「でも過去の自分を全否定するのは悲しいので、セリフや絵柄、コマ割などは極力当時のままになるようにした」と描かれており、思い入れの強さを感じました。
◆『世界は君で廻ってる』(2007年、全3話)、『世界は君の腕の中』(描き下ろし)
自分の顔も体も好きじゃない地味男子高生・牧が、突然モテ男高校生の深町に好かれるお話。
普通平凡の、という牧の、モテ男に関する考え方に物凄く共感!男前だと分かってるから思い通りに出来ると思ってるんですよねぇ、そうそう〃(笑)
『惚れた方が負け』みたいな姿勢で牧に臨むと彼が優しさを見せる事を知っているなんて、深町はヤラシイ男。
だからいつまで経ってもそんな態度で居たい。
ヤラシイのはヤラシイけど、でも、好きな人には極上に優しくされたいのも事実だ。
だから結局、深町は牧を転がしているように見えて、本当は全てを牧が握っているんでしょう。
ただ、牧が地味顔に見えなかったのが残念。だってどうしても可愛いんですもん。
元々緒川さんの画から色気を感じるのが魅力だと思って居る為、地味とか有り得ないんです、私の中で(笑)
◆『エセ床屋漫画』(2006年、全4話)
ゲージュツ的な大爆発を見せる超クセ髪の高校生・忠近(ただちか)と、朝・昼・放課後に化学実験室でエセ床屋さんをやっている高校生・悠士(ゆうし)のお話。
先生が許可を出しているという設定に「んな訳あるかい!」という感想を持ちつつ、このエセ床屋が徐々にエロ床屋になっていく感じが何とも♡
元から悠士は忠近を好きだったのが、じりじりと体を使ってそれを分からせていく姿がいいです。
お代100円の筈がいつの間にかキス1回になっていて、忠近もそれを拒まず、身体を触られ、髪を切られた事にキレられ、置いて行かれ。
正に『押してダメなら引いてみな』な感じがいい!まっさか忠近がコンドーム持参するなんてっ♡
悠士のお父ちゃんが汗水垂らして頑張る仕事場でサカってヤッちゃうのはイタダケナイけど(笑)、化学準備室でも致しちゃうのはどうなのドラ息子(笑)
◆『おろかしくも うつくしく』
頭も性格も悪い顔だけ人間男子高生・晴海と、見るからに知的な男前で優しさも兼ね備えている同級生・亮平のお話。
ノートを貸してくれたお礼で晴海から亮平にキス。皆の目の前で。
体育用具倉庫で足を絡めて晴海から亮平にキス。クラスメイトや女子の前で。
冗談なんかじゃない、本気で亮平が好き。だから亮平を狙う邪魔者は排除したい。
けれどね、やっぱりやり方が問題なんだもの、そりゃ亮平も怒るでしょう。
トイレの窓っぷちで流した涙は美しい。
今そこで素直になれるなら、何でもっと素直にならなかったのか?
本当は分かっていた。晴海の本当の本気の気持ち。
だって、亮平も同じだったのだから。
◆『ヤスイタマシイ』(2008年)、『アカルイミライ』(描き下ろし)
男好きで色々噂をされる里見と、その噂を聞きつけ「100円で抱かせて」という後輩・森のお話。
慣れないセックスに応じた理由は簡単。それは里見が森を好きだから――と進んでいきます。
興味本位でそんなにしますか!と思うのだけれど、結局は森も里見をハナッから好きだったということ?
そして描き下ろしの『アカルイミライ』。10年経っても同じ事を続けている二人。
ようやくソレを愛だと呼べる日が来たのかと思うと、里見の零す涙が切なくてたまりません。
◆『極上デザート』(2009年)
甘いモノに目がない夏目と、夏目以上に女子からお菓子を貰い捲る加地のお話。
…何かもう加地が高校生に見えない位大人っぽくてカッコイイんですが(笑)
デザートよりも、お互いの甘い気持ちが欲しくなっちゃって仕方なくなる、というのがいいですね♪
加地が「恋人限定で甘い」というのも良かった♡
味見ーなんて言って、ずっとお互い舐め合ってて下さいな♪
2006年に発表した『エセ床屋漫画』が、緒川さんの初となるBL漫画だったそう。
緒川さん作品が愛されているからこそ発売された1冊だと思います!
結構どの作品にも執着があらわれていて、それがヤンデレ風味を醸している。
今まで出た商業作品の断片のような作品達だ、という印象を受け、出典を見ると同人誌の短編集だということがわかった。
これが緒川作品のルーツというか作品の根っこなんだな、と納得。
どれも雰囲気でスタイリッシュに一部を切り取って見事に見せている。
自分の容姿は地味なのにどうして自分が?という主人公に、君は自分のモノだと執着を見せて自分なしでいられないほどにしたいと望む攻めという姿。
実家が床屋の為、学校で出張なんちゃって床屋を営業する高校生が、ほんとうは君だけの床屋なのだという姿。
性格悪く素直になれない受けの精一杯の愛
ビッチを装い、近寄って来た後輩と一回100円の関係を結ぶ先輩。だけどそこには愛がある。
甘いものが大好きな主人公、欲しがるのはもっと甘い愛
若干、登場人物達の外見がどれも似ているというおや?はあるものの、
傾向は同じでも見せ方が全く違うので、それは大して気にならない。
緒川千世という作家さんを知る為の練習曲のような短編集でした。
初作家さんです。評判が良いので読んでみました。
カフェバーと居酒屋、どちらが好きか?
自分は「居酒屋」ですが、この方の作品は「カフェバー」だと思いました。
表題作『世界は君で廻っている』他
容姿にコンプレックスを持つ牧に、隣のクラスのモテモテイケ面・深町が猛烈にラブコール。
牧にしては、こんなオレに何で?って疑心暗鬼だけど、深町からのいちいちのエッチなアプローチに、恋になる前から、牧、体が順応してってます。
深町は、地味グループの中のキラリと言うか、自分が見付けた原石を愛でる喜びと言うのかな?そういうのだと思うけど(笑)
牧を突いてみれば、憎まれ口の割に優しかったり従順だったりで、深町も前に増して牧が可愛くなるし、牧も深町の熱に絆されていくというパターン。
一重で釣り目で三白眼、でも大きい目で軟らかい髪と華奢で過敏な体とくれば、はい、橘も愛でたくなりました。
カプとして固まる手前、なかなか美味しい話でした。
この短編集、どれも悪くないです。キレイで可愛くてHも多めでした。
(以下、辛口)
でも、自分にはどの作品も似た様な印象でした。
カッコイイ攻めと頼りない受け。
受けが、牧でも美人でも強気でもクールに見えても、皆泣き虫でヘタレ。
きっと見せない所では、キャラ達ソレゾレがもっと悩んだり落込んだりしているのだろうけど、そこはそんなに深く掘り下げない。
受けのうるる顔や唾液がトロリのキスシーンは「エロイ」はずなのに、細めの線でキレイで軽やかに描かれた画が、橘にはそれがオブラートになって、エロさを目減りさせたように取れてしまった。
それと、¥100、お菓子、髪型(¥100のと被るけど)、お世話と、どれも自分(体)とトレードさせる風なのが多いのが不思議でした。
なので、面白かったーと残念が半分ずつ…そんな感じです。
【触っちゃいけない男の恥部です!!】
名言出たよっ。↑
たくさんの短編の中、私は《エセ床屋漫画》が一番面白かった!
床屋の息子(学校でエセ床屋を開業してます)×ぼさぼさ髪のツンデレ。
『くせっ毛』男子とか『寝グセ』男子って可愛いよね~。
エセ床屋は、他の子からは髪セット料金を取っているのだが、
好きな子には、トクベツな○○なのよぅ。
とってもくすぐられました。
まるまる1冊、美人な子がこれでもかっ!と、続々出てきます。
2006~09年に同人誌として発表した作品をまとめたという一冊。
改稿された作品が多いのもあってか、絵柄が古くて見にくい・・・とは特に感じませんでしたし、
描き下ろしも2本収録されていますので、満足感あり☆の本かと思います。
■「世界は君で廻ってる」・「世界は君の腕の中」(描き下ろし)
先月発売の「誤算のハート」に挟まっていた初回限定小冊子のその後。
(小冊子の内容はこちらのコミックでは読むことができません)
それはそれは格好いいお兄ちゃんがいる、高校生の牧くんは、
その兄とは違って地味な顔と華奢な体の持ち主で、すごく外見にコンプレックスを持っている。
そんな牧くんに恋をしてしまった、同級生のイケメン深町。
「深町と一緒にいたくない・・・かっこいいから」と、そっけない態度を取る牧くんに、
深町は唐突にキスをして、繰り返し甘い言葉を囁いて・・・
単に強引なようでいて実は・・・という深町の描き方が、キレイな絵にとても合っていて素敵。
■「エセ床屋漫画」
緒川さんの初めてのBL漫画だそう。
ある高校の化学実験室は、休み時間や放課後になると床屋の息子・悠士が営む簡易理髪店になる。
そこにちょくちょく通ういつもヒドイ寝癖の忠近は、
前髪を切ってもらうのに目をつぶったら悠士にキスをされ、その後もセット代100円の代りにキスを・・・
短い話を重ねて、お互いが心を乱されつつハマっていく様が描かれている。
理容室の狭い椅子の上でのエッチがエロくていいな。
■「おろかしくも うつくしく」
頭も性格も悪いけれど、見てくれだけは大変いい高校生(緒川さんの十八番!もちろん受け♪)が、
明るく面倒見がよくクラスの兄貴的存在である友達(見た目はメガネのインテリ系)に、
ワガママを言いまくり振り回しつつも、実は密かに片思いをしていて・・・というお話。
ふたりが初めて会った入学式の時の、ネクタイが締めれなくて・・・にキュン♡
■「ヤスイ タマシイ」・「アカルイミライ」(描き下ろし)
「 ・・・先輩さぁ、頼めば誰にでも尻貸すんだって?
100円あげるから、オレと寝てくれません? 一回男とヤってみたかったんです 」
そんな事を言って近づいてきた後輩(攻め)。
誰にでも尻を貸すなんて噂はデマなのに、100円を貰ってセックスをした、好きだったから。
その好きになった何気ないエピソートが素敵。
その後もふたりは100円を貰ってはセックスをするという関係を続けて・・・・・・アカルイミライへ。
■「極上デザート」
イケメン高校生の夏目は愛想を振りまいて、女子からお菓子をゲットする。
夏目はとっても甘いものが大好き。
同じように女子からお菓子を貰いまくっている男に、甘いものに釣られて・・・
展開が大変緒川さんらしい☆
ひとつのタイトルに短い話が数話入っていたりして、
これぞ “短編集” という感じでしたが、
短くひとつの話を区切ることでスタイリッシュに仕上がっている印象を受けました。
個人的には、
中村明日美子さんの漫画に似た雰囲気を感じたのですが・・・・・・共感は得られるでしょうか??