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bokura wa sore wo hitei dekinai
「僕らはそれを否定できない」の続編も収録されています。結構前向きかつ充実の続編なので、お好きな方には強くお勧めしたい。
◾︎表題
これからってとこで終わってしまう…!!!BL漫画としては珍しい終わり方だとは思いますが、そこまで無理なラストでもないんですけどね。描き下ろしが蛇足になってしまうかもしれませんが、あえてこの後が読みたかった。
前編と後編の執筆にかなり間があったようで(あとがきより)、後編の絵柄と、社会人になった斉藤のビジュアルが大変好き。もともと学生モノより社会人モノが好きなのもあって、この後が読みたくてたまらない!
鈴木が花屋っていうのも可愛くて…うーん、もどかしい。
短編二つと、初コミックス『僕らにまつわるエトセトラ』の続編、「僕らの明日の方程式」が収録されています。レビュータイトルは表題作から。中学生同士の微妙な関係を描いた物語ですが、短いけれどきゅっとまとまっていて、時の流れ、語り手の視点共にドラマティックな演出が効果的な物語。
斉藤は勉強もスポーツもできる優等生。中二のクラス変えで鈴木と隣の席になる。色白で可愛い顔立ちの鈴木は、女みたいだといつもクラスの男子からイジられ、斉藤が庇っていた。女ではなく男の鈴木にムラっとくるのは何故…?鈴木の天然な色気に苦悶する斉藤が、十五年後に出した答えとは。
「その手から伝わる」一つ違いのいとこ同士、誠と真のお話。真が子供の頃からずーっと頼りにしていた誠が、大学進学で上京することに。その前に、あの頃のように少しだけ手を繋がせて欲しい。家族愛のような、恋心のような、でもはっきりと真の心の中にある誠への思いが読む者に伝わる、切なくも仄かな熱を感じるお話。
『僕らにまつわるエトセトラ』は、中学野球部に在籍していた幼なじみ同士の物語で、まずこちらを読んだ方が続編「僕らの明日の方程式」も楽しめると思います。素敵な未来を想像させるストーリーなので、興味を持たれたら是非。
九號さんは絵がとっても上手で人物の表情が豊か。子供や赤ちゃんがムチムチぽちゃぽちゃしてて癒されます。また、裸体がえっちなので、絵、ストーリー、エロ、どれも満足させてくれる作家さまのお一人なのではないかと思います。
九號さんの商業作品を読むのは、実はこちらが初めて。
同人誌でもそうなのですが、九號さんは
繊細な心の機微を、魅力的な絵としっかりしたプロットで
読み応えたっぷりに表現してくださる作家さん
というイメージがあり、この作品を読んで益々それが確立されました。
以前、からかわれていたところを助けてくれた斉藤くんと
中学2年で同じクラスになったことが切っ掛けで仲良くなった鈴木くん。
親しくなるにつれ、お互いの心に芽生えはじめた恋心を
鈴木くんは疑いもなく受け入れていたけれど、
斉藤くんは『普通じゃない』と思っていることを知り
想いの違いに不安をおぼえた鈴木くんは―
自分の中の不安な気持ちを打ち消してもらうために
相手を傷つけ、後戻りできなくなってしまった恋。
青春の瑞々しさと苦々しさに、胸が苦しくなりました。
最も印象的だったのは
中学時代、頼りなく、からかわれがちだった鈴木くんが高校生になり
自分を受け入れてくれる優しい友人たちに囲まれながら
斉藤くんへの恋心を、手放すのではなく、
抱えて生きていくことを選んだシーン。
ピアスに込められた想いにグッとくると同時に
心の成長を垣間見たようで、非常に魅せられました。
一方の斉藤くんは、鈴木くんと離ればなれになって以降
女の子と付き合いはしたけれど、
彼女らとの別れの末に思い出すのはいつも鈴木くんだった。
触れずにはいられない、笑っていてほしい、そんな純粋な恋心を
ずっと引き摺っていて、15年経った今ようやく、
当時の『普通じゃない』想いを受け入れているところが
鈴木くんの恋心と対照的で(彼は3年でケリをつけた)
とても興味深く読まされました。
再会が予想されるラストは
気持ちの良い笑顔と言葉で締められており、
読後、モヤモヤした気持ちは残りませんでした。
誰しもが経験するであろう青春時代の
少し触れるだけで、脆くひび割れてしまう恋心が
秀逸に描かれており、さすが九號さん!でした。
残り2編の収録作品のうち、1編は続編作品ということで
是非、元の作品も読んでみたいと思うような
青い恋心がギュッと詰まった、素敵な一冊。
甘いだけが青春じゃない、どちらかと言えば
より身近に感じることのできる青春モノBLだと思います。
中学生のときって、案外、簡単に人を好きになったりするもんです。
いわゆる「中二病」ですね。
同性か異性か関係なく、誰かに惚れたり憧れたりします。
そこからまかり間違って、ちょっとアヤシイ関係になっちゃったりすることも…まぁある。
そんなほろ苦さ、青春の1ページとしてフツーは終わってしまうんだが、
斉藤と鈴木にとってはどうなんだろう?
何年もたって再会したら、また二人の関係が続くのか???
ものすごく想像を掻きたてられる終わり方。
ほかの作品もあわせてみると、「青春」って、終わりがないから青春なんだろうなと実感します。
”ACID TOWN"のような、ヒリつく人間関係ではないぶん、癒される。
斉藤くんと鈴木くん
まずは、この苗字が良かった。
BLだけじゃないのかもしれないですが、覚えられないような名前多くないかな。
中学二年の時2人は同じクラスの隣同士の席になり知り合う。
まだ幼い少年の想いが性的想いとクロスする。
片方はそれを異常とは思っていなかった。普通じゃなくても好きという気持ちを自覚していた。
片方ははそれを異常だと思っていた。普通じゃないと思っていた。
好きかどうかよりも・・・
ここまで読んでかなりテンション上がったのですが
そこからあっけなかったな。
これからのことを想像できる。
という終わり方なのだろうけど
年数かかりすぎじゃない?
今更じゃない?
許せるんだ?
ってな意地悪心が私に湧いてきました。
許せるもなにも、裏切ったわけじゃないのだろうけど。
私は好感もてなかったメガネくん。
九號先生は、いまクラフトの連載(お休み中ですが)を読んでいて。
そちらは性的苛めやら決して実らない恋やら…、かなり痛々しい話。
なので、この本を買うか少し躊躇していました。
買ってみたら、全く違うやさしい空気にホッとしました。
非常に可愛らしい、でも悲しく切ない部分もあります。
そして、ラストは新鮮な終わり方でした。
ふわん、と終わるというか。
読み手に委ねるような、でも明るい兆しの爽やかな感覚。
お話は、斉藤くん視点と鈴木くん視点にわかれています。
中学時代の甘い感覚、葛藤、気持ちのズレ。
中学くらいの時って、些細な事で友情も恋も壊れてしまいますよね。
いつのまにか、あんなに仲が良かった二人が話もしなくなるなんて事。
あるある、あの頃なら。
そして高校時代にふと、変わってしまった姿の相手を目撃してしまう。
その姿や一緒にいる人を見て、もう自分の知っているあの人ではないのだな、と思う。
さらに大人になって、青かったあの頃の事を、その季節の空気と共にふと思い出す。
こういう描き方、大好きです。
あの終わり方もね、不思議な余韻を引きずるフランス映画みたいで好き。
お話のやわらかいテンポも、とても好きでした。
今後も九號先生の作品を読む事がすごく楽しみです。
ただ、人によってはもの足りないとか、あのラストに納得がいかないかも?
これだけは結局、個々の好みの問題だなぁと思います。
そこで終わるのかーーーーーーーーっ・゜・(ノД`)・゜・
や、わかるけども、その後二人は月日を経て再会して
わかるけどもぉ・・・orz
続編が描かれることをとりあず陰ながら祈りたいと思います。
忘れないうちにお願いしたものですな。
というわけで、九號さんの新刊です!
エロという意味では薄めですが、なんだかんだで
物語に引きずり込まれました。
中学生の時代の青い交わり。
結局おさわりどまりですあ、この表現がまんずエロいw
エロ!と割り切って描けばガツンとエロい作品もうまいんじゃないかと思いました。
や~なんだろうね、汁ダク感が良かったのだよ。
関係は、結局のところ、まだ幼かった二人の
気持ちのすれ違い。それもお互いに案外勘違い的なところで
離れてしまったのですが、お互いがお互いにちゃんと好きの気持ちはあって
その表情、視線の描き方が好きでした。
引き寄せられるように。。。そんなふたりの数奇な。
ちゃんと結ばれた二人が見たいものです。
>僕らの明日の方程式
もう忘れちゃったな~前の話
と思っていたんですが、読み始めたら思い出しましたよw
喧嘩して泣いちゃう。なんだか可愛いなww
見た目に反して~というのもありますが、受はやっぱりどうしても
受臭く見えてしまうんだよなぁな雑感でした
“憧れ”が“好き”に変わる、
懐いてくれた弟みたいな存在が“好き”に変わる。
とても自然な思春期の恋です。
そこに触れ合いたい欲望が絡むのもしごく当然ですが、
斉藤が鈴木を不安にさせるような
「こんなの普通じゃないよな」と、否定的な事言ってしまいます。
斉藤は勉強も出来て女子にモテて
無意識でそう言ったのでしょうが、
鈴木とこちらにしてみれば苦しくて…(泣)
拙くも自分から押し倒してキスして斉藤の唇を舐めるシーンが大好きです!
鈴木は恋を自覚するまでは
自分の気持ちをちゃんと口に出して言えたのに
失言を撤回出来ずそのまま過ぎ去ってしまった時間というのが
もう本当に切なくて何度読んでもぎゅぅぅになりました!!
3年後お互いを駅で見掛けて苦しくなる二人。
見違えるほど見た目が変わり、
自分の知らない友達と仲良く笑っていた鈴木と
女の子と歩いていた斉藤。
鈴木が見た目を変えたのは、
自分の気持ちを前へ進めたかったからというのが
健気でしょうがなかったです。
思いやりのある良い友達も出来て本当に良かった。
斉藤もずっと、付き合う女性に本気になれず
あの時の後悔の想いを繰り返す。
時間は巻き戻せないけれど、
きっと次会えたら本当の気持ちを伝えようと決意して
明るい表情の二人が印象的でした!
この後編があったからこそ“萌×2”です!!
描き下ろしで67ページって凄いですね!
神寄りなんですが、もう続きが読みたくて読みたくて……ぐぁぁぁぁ(泣)
そりゃ妄想は得意ですけどもね…。
ちなみに、同窓会のハガキを見る斉藤の仕草に萌えました。
おっさんぽくてw
……『僕らにまつわるエトセトラ』ですが
結構前に手放してしまってて、もう!自分の馬鹿野郎!!!
また絶対ゲットします!
更に彼等が愛おしくなると確信しています!
長くなりすぎたので2作は省略させていただきますが
お互い長いつきあいの中からの分岐点という意味で
環境が変わっても想いは変わらず、
むしろもっと深くなるよという愛が伝わりました。
九號さんウェーブ到来ですよ…。
大人のエロいのも(マダ銀)、10代の切ない恋も自由自在なんて凄い!!
とても丁寧に描いていらっしゃるし!
チンピラ系(じゃないか、マフィア系??)は苦手なのですが集めたくなりました!!
表題を含め収録されている3本はどれも少年期の、きっと誰しもが感じて思ったあの一瞬の時を切り抜いて表現しているんではないだろうか?
とさえ思うほどに、「少年期」というこの時期を的確に表していた。
表題は12年の春配信で後編が描き下ろしというのだから、この前編だけ読んでいた読者はきっと胸をかきむしられる想いをしたに違いない(笑)
苛められているところを助けられたのが印象に残っていて、同じクラスになったので思い切って話しかけてみてトモダチになりたいと言った鈴木。
優等生で勉強もスポーツもなんでもできるが、日常に飽きていた斎藤。
鈴木といることで退屈だった日常が変わってくるのだが、ある日、水泳の授業でからかわれている鈴木を見て思わず斎藤が発した言葉は。
それからの、その夏の日を境に、自分の気持ちに気がついていたのかもしれないのにふたをして、見なかったことにした臆病なあの時、
いまでもあの頃のことはシコリになって残り、甘酸っぱく苦しい想いを運んでくる。
ラストは同窓会のはがきを出すシーンで終わっている。
これから物語なのだろうか?
この思春期の少年期の想いが実によくあらわされた作品でした!
九號さんのイラストだからこそのこのみずみずしさ、少年の熱の具合。
本当に、ちょっとしたオムニバスの短編映画をみたような満足感があります。
それは従弟同士を描いた【その手から伝わる】にしても
『僕らにまつわるエトセトラ』の続編である【僕らの明日の方程式】もそうなのです。
”進路”という帰路にたったとき何を考えるか?
離れたくない気持ちは一緒だけど、そこにあいてをよく見ることができるのですよね。
恵太はほんまに、男前だよ!何も考えてないようでいて一番すごい。
郁のお母さんの存在もよかったです。
この彼らの続編をまたみることができるとは思ってなかったので大変にうれしかった。
切なくてどこかノスタルジーを感じる作品、初めての出会いは中学生で思春期真っただ中。
からかわれていた受け様は攻め様に偶然助けられ、その時から攻め様と友達になりたいと
憧れにも似た気持ちを持って同じクラスになり、偶然隣の席になったことから
次第に話せるようになる、まるで受け様は憧れの人を前にした感じで初々しい。
攻め様は同じ年なのに何処か大人びていて、友達なんて気安く作る様な感じでも無かったが
初めは女みたいに色白だと思う程度が、オドオドしてる割に気持ちをストレートに
伝える素直な受け様を次第に気になり出し、気持ちが定まらないままに肉体的な欲望が
先になるような展開から、同性同士の普通じゃない関係が二人の蒼だに小さなズレを生む。
ほんと、思春期にありがちな感情の擦れ違いみたいで、その一時のズレが卒業まで続き
二人はそのまま会わなくなり、3年過ぎての再会は、互いに一方通行的な感じで
思春期の擦れ違いや後悔、何時までも忘れられない引きずる思いを15年も持ち続け、
色んな形で逃げていたり、避けていたりした二人がきっちり自分の気持ちにけじめを
付ける事を決めて前に進むまでを描いたような作品でした。
単なる忘れられない初恋で済むような感情よりももっと激しい執着をも感じる内容で
じんわり染み入るような思いが伝わるような感じでした。