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itoshi no nekokke otaru hen
猫毛般的可爱软发
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
最高に、素晴らしかったです。
本を読んで泣きそうになんて、ふつうは全然ならないのですが、
我慢しきれず、肩を震わせて泣いてしまいました。
みいくんが、あまりに可哀相で苦しくなりました。
でもそれだけじゃなく、
ふたりが可愛くって、愛おしくって、心が温かくなって流れた涙も沢山ありました。
それから、これはとても個人的な感想ですが、すごくすごく懐かしくて。
北海道出身者には、この本は堪らないんじゃないかな。
小樽水族館とか、積もった雪とか、寒々しい白い息とか、新聞とか、ちょこっとでる訛りとか。
最初のカラーページの、冬によく映える朱い実のナナカマド。
あれだけでもう、わたしは早々にノックアウトされてしまいました。
この本は、今までの2巻とはカラーが一転して、とってもシリアスです。
「小樽篇」ということで、ふたりの小さい頃がちょこっとと、主に高校時代が描かれます。
“みいくんの可愛い片想い時代のお話” と想像している方には、ちょっと刺激が強いかも。
「新宿ラッキーホール」が苦手だったという方は、要注意かもしれません。
恵ちゃんの事が大好きなのに、
恵ちゃん以外の人とエッチな事を進んでする、みいくんの姿がちゃんと描かれています。
人は強くもあり、とても弱くもあるということを、考えさせられる本だと思います。
男が男を本気で好きになるということは、
苦しくて、辛くて、切なくて…の連続なのですね。
恵ちゃんの、ひとこと、ひとことが、みいくんの心を揺さぶります。
でも大切で、ずっと側にいたいから、なかなか口に出来ない「好きだよ」という言葉。
そして恵ちゃん以外の、寂しさを埋め、性欲を満たしてくれる人の存在。
追い打ちをかけるように次々と降りかかる、辛すぎる現実。
早めのレビューですし、勿体ないので詳しくは語りませんが、
いろんな現実と想いを抱えて、ひどく苦しそうなみいくんの姿と涙が深く胸をえぐります。
でもだからこそ、みいくんのおばあちゃんが昔を想い出して言った言葉、
「大切な人と一緒にいれるって、それだけで幸福だわ」
それがなにより真実なのだろうと感じました。
この本でちょっと苦しくなって、通常の「いとしの猫っ毛」で癒されてください。
「いとしの猫っ毛」をまだ読んでいない方は、
こちらの「小樽篇」を先に読むのもいいと思います。
時系列的には、こちらの方が先なので。
今のふたりの幸せを噛み締めつつ、何度でも、何度でも、泣けそうです・・・。
ひとりでも多くの方に、是非この感動を味わっていただきたいです。
決して「3巻」ではない、特別な特別な2人のお話の「小樽篇」。
真っ白な雪の中、高校生のみいくんと恵ちゃんが雪の中で仰向けになっている表紙絵。
きっとこの雪は新雪で、倒れた時にぽふっと少し舞って柔らかくて、お互いの手は冷たいけど握るとあったかくて。
恵ちゃんは笑顔で、夜なら星を、昼間なら空飛ぶ鳥を見てるような穏やかな表情で。
みいくんは、恵ちゃんとは違う方向を見て、きっと何か複雑で難しい事を考えて居るんだろうと思える、哀しい表情に見えて。
全てを読み終えた後、もう一度この表紙を見て居ると、ただそれだけで今も涙が止まらない切なさと苦しさとおめでとうが入り混じっています。
この『小樽篇』は、そのまんま北海道小樽市が舞台となっています。
みいくんが恵ちゃんちのお隣に越してきた所から、2人の物語が始まる。
現在描かれている大人のみいくん恵ちゃんとはヒトアジもフタアジも違う、ずっしりひっそりとした雰囲気が醸し出されています。
メインは高校生時代。ほぼみいくん視点で進んでいきます。
その時既に恵ちゃんを性的恋愛対象として見て居たみいくんは、彼に知られてはいけない自分の思いの苦しさと、そう思いつつときめく切なさにぐるぐるする。
「お前の嘘なんかすぐわかる」と恵ちゃんに言われつつ、本当に言いたかった『好き』は唾と一緒に飲み込んで、実質嘘ではない泣いて居た理由を告げる。
そんな時知り合った、母の仕事関係者の清水さん。
彼が同性愛者と知り、どこにもぶつけられない思いを唯一共有出来るという心の拠り所として、彼と大人の関係を持ち――と、本当に本当に今までの『猫っ毛』とは違います。
本編を読まずとも、こちら1冊でも十分に堪能できる内容。
だけれどやはり、本編を読んでからこちらも読んで頂きたいと切に思う。
いつもにこにこ恵ちゃんと、恵ちゃんモエモエみいくんの本編も大好き。
でも、常に瞳の奥は暗くていつか脆く壊れてしまいそうなみいくんがそこに居て、それが本編のどこかとリンクしている部分が幾つも見受けられたから。
清水さんの、過去の恋愛の後悔の気持ちと言葉。
離れて暮らす事が日常化しても、信じ切るのが怖いみいくんの涙。
彼の為なら何でもしてあげたいのだと強く思う恵ちゃんの心。
離れて6年は長かったと思います。
けれど、その6年が有ったからこそ、みいくんは壊れる程の恵ちゃん萌えを爆発させられるし、同情ではなく恋人としての心で恵ちゃんは東京に迎えたのだと思えるのです。
小さい頃からしてきたキス。
そんなの今頃何とも思わないし、嫌なんて思わない。
そう思って居た高校生の頃の恵ちゃん。
けれど、上京してみいくんに会えた瞬間、
「とってもキスがしたかったけど みいくんにはナイショ」
だなんて。
キスするって、ちゃんと特別なことなんだと認識した証拠かな、と思えて二人の関係性に涙がじわり。
この『小樽篇』、読んで居て北海道の冬の香りが漂って本当に嬉しかったです。
雪かきの必需品・ママサンダンプも登場していたし、教室のストーブにも懐かしさが帯びていた。
雪が降ると下を向いて歩く人が増えるのも頷いたし、まりげっそり(※本当は違う)も笑えたし。
嬉しくてたまりませんでした。
ぽわんとしているようで、実はみいくんの思いを先回りしていた恵ちゃんの男らしさに感動し、辛いけれど、恵ちゃんを解放しようとしたみいくんの涙に切なさが込み上げました。
大好きな『いとしの猫っ毛』を、益々大好きになれて本当に嬉しいです。
何度でも頁を捲りたくなる、不思議な魅力を纏った1冊になりました。
本当は萌×2だったのです。昨日までは・・・
だけど昨晩また再読したところ、なんと夢に見てしまった!?
みいくんと恵ちゃんが夢に出てきて、コミックスの展開をまた見せるんです。
自分は空気です。夢でも読者で、
みいくんの気持ちに同化して一緒に泣いてました!
こんな体験初めてです。作品がそのまま夢になるなんて。しかも・・・
だから神になりました。
この小樽編は、前2巻を読んでいなくても独立した物語として単発でもOKな作品だと思いました。
そのくらい”またたび荘”のみいくん、恵ちゃんとトーンが違います。
あちらは遠距離で離れていた恋人が念願の同居生活をやっと果たし、その生活がほのぼのと楽しく綴られていましたが、こちらは切なさ全開です。
あのほのぼのポワワ~ンの雰囲気の前フリにこんな小樽時代があったなんて!?
しかし、この小樽編の二人のいきさつがあるからこそ、あの、またたび荘の二人なんだな♪って、その裏付けにもなる物語になっていたと思います。
ただのみいくんの恵ちゃんへの切ない片思いだけじゃなかったんです。
祖母と大好きだった父親を亡くし、でも、頼りになるはずの母親は父親の代わりに男に依存しようしようとしていて、
みいくんは甘えたかったのだと思います。
もっと自分の話しを聞いて欲しかったのだと思います。
その役割を、泣きたいとき、泣いてる時、まるで探知機がついているかのように側に来て泣かせてくれる、弱音を履かせてくれる存在、それが恵ちゃん。
だけど恵ちゃんに彼女ができたと聞いたとき、自分の苦しい思いを受け止めてくれるのは、母親の取引関係の大人の男性・清水さん。
父親を清水さんに見ていたのかもしれませんね。
そんな、みいくんの気持ちが痛いように伝わってきます。
みいくん、甘えん坊でさみしん坊で、泣き虫。
一見やんちゃで天然で子供っぽい雰囲気の恵ちゃんは、彼は男前だったと思います。
みいくんと清水さんが車の中で怪しいことをしているのを目撃してしまって、みいくんは非常にバツの悪い思いをして気になりますが、恵ちゃんは何も行ってこない。
むしろ非難するでもなく、いつもどおりで、みいくんの心がわかってしまうのです。
みいくんの恵ちゃん依存症がとてもよくわかる小樽時代でした。
そして東京に出てきたみいくんの悩みと葛藤。
ここでヘタレで甘えん坊でさみしん坊に更に磨きがかかったのかもな~
この小樽編はとても切なかったのですが、それを見せるくもはるさんの絵がとても素敵でした。
冒頭のカラーは日本画のような薄い色、アイボリーがとても優しく。
作中の涙顔、フリーハンドの力のぬけた絵と目が訴えるアップの強弱のバランス。
絵が訴えるものも大きかったと思います。
最後に、みいくんのお母さん清水さんと死んじゃったけど・・・事故だよね?自殺じゃないよね?
それがとても心残りです。
こうして小樽編を読んで再び1巻に戻ると、とても新鮮な気持ちでエンドレスになってしまうのです♪
猫っ毛シリーズで異色の切なシリアスなお話。2人の高校時代のお話です。 猫っ毛シリーズがとても好きでどの巻も比べられないくらい大好きですが、涙が止まらなくなるのがこの小樽編です。雲田先生の漫画全てに一貫しているのですが、何度も読むにつれて不思議なことにお話が好きになり、キャラクターが愛おしくなります。この小樽編も例に漏れず読むごとに切なくなり2人が愛しくなりました。 いや、本当に。それくらい大好きな作品です。
小さいころからお隣同士で仲良く育ったみいくんとけいちゃん。出会った頃からけいちゃんに想いを寄せてきたみいくんは、彼の親友でありながら、けいちゃんをオカズにオナニーをする虚しい日々を送っていました。自分が何よりも恐れるのはけいちゃんとの今の関係が崩れてしまうこと。それを守るために、甘えたな本性を隠して、けいちゃんに親友として接するみいくんに胸が痛みました。
一方普通の家庭で幸せに育ったストレートのけいちゃん。みいくんが自分のことを好きだと気づいて付き合うようになります。でも、それはけいちゃんのことを恋人として見るというより、自分の大事な人を傷つけたくないという気持ちからでした。”みいくんは自分のことをこんなにも好きだったんだなあ、かわいそう...”と考えるけいちゃん。みいくんのことは人として大事に思っているけれど、恋愛対象として好きだという気持ちがけいちゃんの中に見えなくて、残酷だなぁと感じました。
そんな中で起こる悲劇。みいくんの大事な人が2人同時に亡くなり、それによって2人は離別を余儀無くされます。
お葬式の後、孤独に震えるみいくんが、けいちゃんを抱きながら彼の顔を隠して何も見えないようにして、オナニーをする場面は泣きました。ごめんね、ごめんね、と泣きながらけいちゃんに欲情して、自分で始末するみいくんが可哀想で切なかった...
同情で好きという気持ちに付き合って欲しく無いと告げたみいくんは、けいちゃんと東京と小樽で離れ離れになってしまいます。東京で過ごす間、みいくんは自分が誰かに甘えて愛されたいという生き方しかできないと悟り、けいちゃんに別れを告げようと決心します。君の人生を変えていっぱい難しいことを考えさせてごめんね、と涙するみいくんが切なくて私も泣きました笑 でも、けいちゃんはここで男らしさをみせます。みいくんのために、自分が東京に行こうと決心し、それを告げられたけいちゃんはハラハラ泣きました。けいちゃん乙女。可愛すぎます。そしてその後けいちゃんがまたたび荘にやってくるのですね。けいちゃんかみいくんに対して本当に好きになっていく様子はその後から見られるようになります。
長々と書いてきましたが、とにかくみいくんが泣く泣く。すぐに涙を溢れさせて、自分のさみしい気持ちを飲み込みます。可哀想なやつめ!
でも、これからはみいくんに癒してもらいなさい。実際本編でたっぷり癒されてるからもう言うことないね笑
みいくんと恵ちゃんの高校時代のお話です。
『いとしの猫っ毛』は今2巻まで出てるけど、この小樽篇だけでも充分楽しめると思います。こっちを先に読むと、絶対に今のほのぼのカップルなみいくんと恵ちゃんが読みたくなるはず!
私は1、2巻既読だったので、みいくんにあんな辛い過去があるとは思わなかったから、切なくて切なくて。みいくんが泣くたびにウルッときちゃいました。
読んだ後すぐに1巻と2巻を読み返して、また小樽篇を読んで、の繰り返し。
実はいとしの猫っ毛1、2巻はそこまでハマらなかったんだけど、小樽篇を読んでからはねこっけの世界観や登場人物、何よりみいくんと恵ちゃんが大好きになりました。3巻は来年でしょうか。待ち遠しい!
ちびっこ時代のみいくんと恵ちゃんの出会いがカラー漫画になってます!すっごく可愛いです。悶えます(笑)
シリアス気味なお話で、みいくんの涙に苦しくなって泣き、切なくて泣き、でも最後にはほっこり幸せな気持ちになれます。恵ちゃんがいてくれてよかった。
あと、表紙と帯が素晴らしいです。
大好きな「いとしの猫っ毛」の続編ということで楽しみにしていました。
うん。これは「いとしの猫っ毛 3」ではないんですね。二人の始まりなんです。
雲田さんの作品って表紙がどれも素敵なんですが、これも逸材です。表紙・裏表紙ともにすごく深いです。二人の関係が読み取れるっていうか。紙質も良し。
「いとしの猫っ毛」1・2ともに、みいくんの良さがいまいちわからなかったんです。典型的なダメ男だなあ、って。でもこの巻で見直しました。漢でした。
「いとしの猫っ毛」1・2巻はどちらかというと恵ちゃん視点で描かれているのに対し、今作品はみいくん視点で描かれています。
恵ちゃんが好きで、つまり男が好きで、自分の感情をどこに持っていって良いかわからない。そんな、まだ子どもで不安定な彼を支えてくれる人たちもいる。でもさらに不幸な出来事が追い打ちをかけて。
成り行きで恵ちゃんと付き合えるようになったけれど、恵ちゃんはみいくんに対して恋愛感情を感じているわけではなくて。友達を失いたくない、という気持ちからみいくんの気持ちを受け入れるのだけれど、みいくんにはその気持ちは分かっていて、二人の気持ちはすれ違うばかり。
帯にもある、「きみの人生を~」の件では思わず号泣でした。
そんな中、みいくんを救ってくれたのはやっぱり恵ちゃんでした。離れていた長い時間は二人にとって決して無駄な時間ではなくって、自分の気持ちと相手への愛情を確認するために必要な時間だったんだね。
恵ちゃんがすごく男らしくて、かっこよかった。次巻ではぜひ念願のリバにトライしていただきたい。
「いとしの猫っ毛」のなかでこの巻だけ毛色が違うけれど、まとめて読むとますます味わい深いです。
このシリーズ、雲はるさんファンのみなさんは大っ好きですよね。
でも私、今イチ乗りきれてなくて、なんかこうほんわかしすぎてるというか…じっくり心に残るような映画が見たいんだけど、朝ドラ見ちゃった。みたいな感じだったんですよね。
そしてなんといっても、どうしてもあんまりみいくんにさほど魅力を感じず。けいちゃんにも。
みいくんがけいちゃんけいちゃん可愛い好き好きというから、ほーそうかそうかとは思いながらもつきあっていましたが、まあね、ラブラブでいいんじゃないのよさ。程度で常に二人を覗き見している状態でした。
しかーし!ここにきて、この小樽篇で、雲田さんの本領発揮だわー。
初めてけいちゃんに会った幼少の頃から、きちんと順を追って話が進むのが、私にはとてもわかりやすかったってのもあると思いますが、みいくん視点だったことがなによりもしっくりきたようです。
けいちゃんのどんなとこに惹かれ、どんな態度に救われたか。
友だちであろうとして苦しみ、なにがけいちゃんにとっての幸せかを優先しようと決めても、欲に負けそうになる。
なのに、小さい頃からべったり一緒にいるけいちゃんには、そんな悩みはあっさり見透かされているという。
幼く純朴で天然なけいちゃんだけに、みいくんの想いには応えてくれるけど、それが恋愛かといえば違うんですよねえ。
いやーそれにしても、みいくんのママパパも拝めて嬉しい!このママがちょっと他人とは思えない子供っぽさ(笑)
自分のこと優先で、子供に感情も隠せないダメ母ぶり。息子から見たらどうなんだとは思うけど、可愛い人だよなあ。それから、みいくんの思春期的悩みを広い懐で受け止めてくれる清水さんがまた。すごくいい男です。
この人もママも悲しい思いを心に重たく抱えているからこその魅力があるんですよね。
同級生の狐の化身のようなちょっと不思議な久保君もよかった。彼の別れの一言、何度読んでもワタスここでぶわわっとなってしまいます。
久保君はみいくんのことを好きって言うよりも悩む美しい男の子が好きなんだろうなあ。芸術家だ。
こういう脇の人たちの流れがあってこその主役の輝き!
勝手な推測ですが、雲田さんはそういうのが天性でわかっていらっしゃんじゃないかと思います。
このシリーズまだまだ続きそうですね。
もっかい最初から読み返したくなってきた…新刊いっぱいたまってんのに~~
本編から遡ること6年前、高校生のみいくんとけいちゃんのお話。
特にみいくんの過去にスポットが当たってます。
父親を亡くしてから恋多き母親を嫌いながら、
性的な目覚めに抗えないみいくん。
だらしないなぁと思うけれど、
本来甘えんぼなはずなのに、
親に甘えることができないのは辛かったんだろうな。
けいちゃんに対しても
「不幸になるってわかってて気持ちを押し付けるなんて間違ってる」
って泣くほど悩んでるし。
こんな泣き虫な攻様いるかしらってくらいよく泣きます。
17歳でたった一人になってしまったみいくん。
「一人で生きるつもりなら」
「今後一切あなたに関わらないし面倒も見ない」
そう、祖母に言われ、文字通り泣く泣く小樽を出ることになります。
遠距離恋愛から破局の危機!?
泣きながら別れを切り出そうとするみいくん。
それを救ったのは、やっぱり男前なけいちゃんでした。
この巻の最後が本編1巻とつながっています。
そうして、ラブラブな二人の生活が続いていくんですね。
いとしの猫っ毛 全5巻よりもこっちの方が好き。
というよりも、この小樽篇があったから猫っ毛の本篇が好きになったといってもいいかも。
まず舞台が小樽ということ。
北海道に10年近く住んだ事がある私にとって、ものすごく懐かしい空気感がそこにあるんです。
全てが雪に包まれる中で映える赤いナナカマドの実、北海道独特の玄関や屋根、札幌ー小樽間の海に面した線路、雪道の歩きかた、冬の暗く沈んだ日本海、前歯に凍みる冬の寒さ、話すイントネーション(ちなみに正しいおたるのイントネーションは真ん中の「た」が高い。)や語尾などそういった懐かしい数々が自分自身の記憶と相まって郷愁を感じながら読む事ができる幸せ。
本当に小樽を舞台にしてくださってありがとうございます!と言いたい。
(もちろん北海道を訪れたことがなくても追体験できる描き方をされています)
そしてこちらの作品は、よむたびに泣いてしまう。
本篇で幸せいっぱいのみいくんにこんな辛い過去があったなんて・・・。
恵ちゃんのことが好きで、好きで、でも・・・という葛藤。
なんてその瞳の暗いこと。
いっつも泣いてしまうのが「きみの人生を変えてしまってごめん・・・これからはきみらしく生きて って」と会ったら言おうと決心した後、二人でふたご座流星群を寝転んで眺めているシーン。
むくりとみいくんが起き出して「大事な話があるんだ」と切り出した後の、一ページです。
二人で無言で見つめ合って、途中三コマ目から無言でポロポロ涙するみいくんが描かれた計四コマのシーン。
ここにみいくんの葛藤が全てが詰まっている。
言わなくちゃ、言わなくちゃ。。。という気持ちと、とてもじゃないけど別れを口に出せない本当の気持ちが物凄くせめぎ合っていて、漫画の力って言うんでしょうか、お互い何にも発していないけど全てがここに描いてあるという。
この時のみいくんの胸中を考えると、いつも胸が張り裂けそうになって毎回ここで泣いてしまうんですよね。
ここの描写が神だと思っています。
コミックではいったねこっけでしたので
小樽編は待ってました!
読み終えて、改めておもいました
ずるい!
こんな話…泣いて笑うしかないじゃないかー!!
もう辛いのと愛しいのがどっと来て参りました
まだ二月ですが、間違いなく個人的に今年一番心揺れて感動した作品でした
今はただひたすら、みいくんとけいちゃんが愛おしいです!
三巻が今から楽しみです!
ネタバレしない程度に本編触れるならば
小樽の街並みは地元なので懐かしく素敵でした!
読んだらきっと巡礼したくなると思います!