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jidamari ni kurumareru
さがのひをさんの絵柄は可愛くて大好きです!
今作品は私の苦手な凌辱強姦もなく(笑)
主人公・一織が従兄弟・木葉と一緒に営んでいるアンティーク雑貨とカフェが併設したお店が舞台になってます。
一織は5年前に店の客だった男性に失恋し、想いがそこで留まったまま。木葉は従兄弟でありながら慰めてるうちに身体の関係ができている…というちょっと不思議な間柄。
そこへ大型ワンコのような大学生・優がバイトとして現れます。
実は優は5年前に一織が一度関係し、失恋した男性の子供でした。そんな優もある想いを抱えて一織に会いにきたのですが…。
この3人と木葉の恋人・トモの4人だけで進んでいくお話しです。
大きな出来事があるわけではなく、過去と気持ちに捕らわれて、進めなくなった4人が自分のたった一人を見つけて一緒に歩きだす。そんな日常を淡々と、でもあったかく描いたお話しでした。
木葉はゲイで適当に遊んでたキャラみたいだし、トモという恋人がいながら一織とも従兄弟を越えた付き合いをしている。だけどイヤな奴に見えないのは面倒見のよさが見え隠れするからかな。
一織はちょっとクールかな。過去の恋に傷ついて、というよりその時に自分が感じてしまった腹黒い感情に傷ついている印象を受けました。
優は名前のとおり優しい男の子で、一織と父親の関係や木葉との関係すべてわかっていても一織を求めます。
トモは美大生(らしい)で、木葉が大好きなんだけど、木葉が一織を心配してて自分だけに向き合ってくれないのが寂しい。全くのサブキャラなんだけどトモがかわいかったー!(特にカバー下)←買った方はぜひ見てね!
1冊まるっとタイトル作(しかも書き下ろし)です。
4人ともいいキャラだったのでスピンオフで木葉とトモのお話しも読みたいなーと思いました。
タイトル通り、最後はぬくっとした気持ちになれる良作でした。
4人はなんだかんだと仲良くなったみたいです(笑)
表紙のイメージから、
穏やか~ほのぼの~あまあま~感じなのかな?と勝手に想像していまいたが、
読んでみると、なかなかにドロドロ~な展開の内容の本でした。
でも、
ほのぼの癒し系の絵柄でドロドロを包んでいるし、
攻めの子が柔らかであたたな笑顔を繰り返し見せてくれるので、
この内容にしては読みやすいと思います。
ドロドロなんだけど、
穏やか~ほのぼの~あまあま~なテイストも、間違いなくちゃ~んとあるってのが、
きっとこの作家さんの個性&面白いところなのだと思います。
(あとがきで、この本の試行錯誤ぶりが読めてなかなか笑えますw)
主人公の一織は、
カフェ&アンティークを扱うお店のオーナーで、大人しそうなタイプのゲイ。
その一織には、5年も引きずっている忘れられない年上の男がいる。
物語は、
その男の息子・大学生の優が、
一織の店でバイトしたい!とやってくるところからはじまります・・・
要するに、一織は優のお父さんと不倫をしていたわけで、
それがどのような関係だったのか、どうやって終わったのか、優は知っているのか・・・
などなどが徐々に明らかになっていきます。
それだけでもドロドロっぽいのに、
一織にはカラダの関係を持っている男がいて(カフェを任せている従兄弟)、
でもその人にも一応恋人っぽい男の子がいるようで・・・と、色々絡み合っているのです。
一体これは何角関係なんだろう?w
特定の人を作らない人も多いリアルなゲイの世界なら、
あってもおかしくないシチュエーションなのかなぁとも思うのですが、
絵柄のほのぼの感も相まって、安易にみんな幸せ~~になったような印象を受けて、
いやいやいや・・・そんな簡単じゃないだろうーーとツッコミたくなった!ってのが正直な気持ち。
いっそのこと、
カバー裏のようなコミカルさをもっと本編でも出してくれたら、
クスッとした笑いでドロドロが中和されて読みやすくなったんじゃないかな~~とも思ったり。
でも、この本の穏やか~な空気感はすきでした。
さがのひをさんの特徴は、1カプのみでなく、それに関係する人々やカプが微妙に絡んで複数カプの話を形成する特徴があると思う。
こうした長編1冊は前作が短編集だったので、久しぶりになるのだが、その以前に比べると若干痛さが弱くなって、さがのひを基準で割と甘くできた作品になったと思います。
だけど、実際中身を見てみると結構ドロドロして主人公がグダグダしているのですが。
そして、その分ちょっとダメっ子な主人公だったりします。
アンティークショップ兼カフェの店長の藤木は過去好きだった男性に今も囚われている。
バイト募集に来た大学生が、その男性の子供だと知りながらつい採用してしまうのだが、過去を思い出しながらも、そのワンコのようなバイト・優との時間によい想い出も重なり少し安らぎを見つけたり。
藤木の従弟の木葉は、美大生の恋人がいるのだが、藤木が落ち込む姿を放っておけず慰めるためと身体の関係を持っていて、もちろん藤木の過去の事を知っている。
だから優が採用になったとき、「俺のだから」と優にくぎをさしたのですが、それもあって優は思わず藤木に告白をしてしまう。
そうして見えてきた、藤木の想いと優の想い。
それぞれ心に色々なモノを抱えながら、自分を見て欲しい、息子としてでなく一人の男として、藤木に過去の恋愛と感情から抜け出して一歩踏み出して欲しいと願う優と、
男性の息子であるが故に、複雑な想いから踏み出せない藤木。
多分、普通の恋愛でいったらまっとうな恋愛じゃないかもしれない。
「好き」という言葉はあるけれど、それが完全な「愛している」になるかどうかはこれからだと思う。
だって、この話は、その一歩を踏み出す話なのだから。
きっと、この二人の関係はこれでエンドではなくてこれからももっと続くのだと思います。
こちらの作品、タイトルや絵の雰囲気はふんわり、爽やか、綺麗目なんですが、
内容は意外にドロっとした部分がありました。
まず、主人公の藤木一織(受け)が好きでもない従兄弟の伊庭(攻め)と体で慰めあう関係にあります。さらに従兄弟の伊庭(攻め)にはちゃんと恋人がいるのに、その子に堂々と藤木との関係を伝えています。それによって伊庭の恋人はとても傷ついています。
う~ん。藤木は良くない。伊庭にちゃんと恋人がいるのを分かっているんなら、そこはいくら割り切った関係とは言え、求めちゃイカンと思うんですよ。
例えば伊庭の恋人が、藤木と伊庭の関係を別に気にしていないならともかく、
浮気のことに傷ついているし、嫌だと思っているんですよ。
だったら藤木は伊庭以外の、ほかに後腐れない関係を作れる人を探すべきですよ。
なので藤木のその部分は主人公としてマイナス点でした。
私はビッチ受け大好きなんですが、こういうビッチは全然範疇外です。
また伊庭も恋人がいながら藤木との関係を平然と、むしろ慰めるという大義名分のもとに関係を続けているのが気持ち悪い。
そしてそんな二人のいるカフェにバイトとしてやってくる束花優(攻め)。
束花優は藤木のことが好きだからわざとバイトとして入ってきました。
束花も、藤木が自分の父親を好きだったことを知りながら、
そして、藤木が自分の家族を壊そうとしたと知っても、それでも好きとか。
無理がありすぎます。
そこの展開ももうちょっと束花が葛藤したりするかと思ってたんですが、
なーい!
そこ、スラスラ行くんかい!と思わず突っ込んでしまったほどです。
もうこの漫画は展開の仕方をまともに考えると、キャラの魅力が皆無になってしまいます。
唯一可愛いと思えるのは伊庭の恋人トモだと思います。彼だけ純粋に伊庭を求めているので。
なので、これはゲイビだと思って読むと良いと思います。
ゲイビにはよくある展開ですので。恋人とH、本命とH、恋人の恋人とH、最終的に4P!
みたいな。あ、4Pはないですけど。
最後に藤木、束花、伊庭、トモの四人で家飲みをしている書き下ろしがついていますが、
ゲイビだとそこが4P部分ですね(笑)
しかし絵は好きな絵でした。カフェ設定もちゃんと生かされているなぁと感じました。
受けと攻めの見た目があんまりはっきりと分けられてない感じなので、
そういうほうが好みの方には合うんじゃないかと思いました。
切なくて甘い恋のお話なのですが、趣味の問題なのでしょうね。
頭の中に下品なお言葉が流れてしまって最後まで抜け切れないままに終わりました。
だって結局、親子どんぶりみたない感じじゃないですか、逆に背徳感命一杯で
親子ともどもお相手しますなんてノリだったら軽く読めたかもしれないけれど、
過去の片思い的な恋を長くこだわり続けて、時間を止めたような受け様。
そして、そんな従兄弟の傷心を慰めるように肉体関係を結ぶ従兄弟。
その従兄弟の恋人で、二人の関係を知りながらも後から割り込んだと言う思いから
二人の関係に目をつぶりながらも、自分一人だけを愛して欲しいと願う恋人。
過去の亡霊のように受け様の心に住み着いている、1度だけ弱った彼を唆すように
抱き合い、そして去られた相手の息子が受け様の店でバイト希望でやってくる。
あの人の息子と知りながらも、熱意に絆され雇い入れてしまう。
そして解っていたのにその息子の攻め様と接するたびに過去に引きずられ、
当時の暗く相手の家族を壊してしまいたいと思っていた己自身の醜さに心を痛める。
その息子の攻め様は、父親と受け様の1度の過ちを知りながらも、同じ頃やはり
心が壊れてしまう寸前の出来事があった時に受け様に救われた思いでがあり、
その時から攻め様は受け様を好きになっていた。
全てを知りながら受け様への思いを胸に受け様の元へやって来た攻め様。
そんな二人の関係はどうなるのか?ってお話です。
個人的に綺麗にまとまり過ぎてる気がして、なんとなく馴染めなかったのですよ。
まぁ、その前後に読んでる作品の影響で、読んだ感想も変わるかも知れないと思いつつ
ひとまずこれで幸せなんだろうなってくらいの感想ですね。