ノンケ研究員とツンデレMRの奥手な恋!

しあわせっていうのかな

shiawasette iuno kana

しあわせっていうのかな
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×210
  • 萌14
  • 中立2
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
10
得点
89
評価数
28
平均
3.3 / 5
神率
3.6%
著者
嶋二 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
角川書店
レーベル
あすかコミックスCL-DX
発売日
価格
¥560(税抜)  
ISBN
9784041202258

あらすじ

MRの甲斐田千草は長年片思いしていた親友に失恋し、ヤケ酒を飲んで酔いつぶれたあげく「男」を一晩買ってしまう。ところがその相手・速水泰三は同じ会社の研究員で…!?
(出版社より)

表題作しあわせっていうのかな

26歳・製薬会社の研究員
27歳・親友に失恋した製薬会社MR

同時収録作品咲いたはなのな

義弟・大学生
義兄・製薬会社の研究員

同時収録作品受話器の向こう

フリーのデザイナー
広告会社リーマン

その他の収録作品

  • 手のひらに恋
  • 振り返ると
  • おまけまんが
  • あとがき

レビュー投稿数10

じんわり、ゆっくりな焦れがいい

嶋二さんは日を置いて読むと何故か
一読目、二読目よりぐわぁっときます。
一度目はあっさり終わったなぁ…となってしまうんだけども、
噛みしめて読むときゅいきゅいなのです。
だったら最初からそう読んでればいいだろ!って感じですが
これはもう自分でもわからない謎…。意味不明。

『手のひらに恋』『しあわせっていうのかな』
ずっと好きだったヤツが結婚してしまい、
ヤケ酒して新しい男と出会い、っていうのは王道パターンなのですが
あーはいはい、にあんまりならない嶋二節。(私は)
真面目ヘタレMRのスーツも良いんだけど、
チャラそうな研究員の白衣!白衣!!(大事なので二回言いました)
長髪気味で髪結ってるのに、似合わない!けどそこが好き!
すれ違い、改めて本心に気が付く恋、うっとりです。
でも千草は営業用で髪分けてたほうがいいと思う。
前髪全部下すと途端に幼くなってしまうから。
速水はそこがいいのかなぁ…。

『咲いたはなのな』
嶋二さんの義兄弟もの、珍しい……。
でも弟×兄が嬉しい!!そうだよね、それがいいよね!!
さらに8歳差!!いいーーーー!!♪
大人なのに頼りなさがある兄は
弟に避けられるようになり寂しさを感じます。
そのね、小さい頃は可愛かったのに、というのが
兄弟ものの醍醐味。あー好き。
表題作にリンクしてるのも良かったです。
あまりにもゲイ率高いのはどうかと思うけど、
これくらいなら問題ありません。

『受話器のむこう』
これが一番好き!!!
高校の友達だった男と再会して
本心を隠してセフレを続けるのって
実際あったら苦しいだけなんだろうけど、
そこをうまーく切な甘く調理してくれるんだ、嶋二さんは。
短い一話だけなのに、ぎゅいっと何回もさせられました!
なんでもないような顔をする栄が、もう…!
こういう所が嶋二さんはお上手だと思います。
それまで結構セリフ多目だったりするんですけど、
肝心なシーンではそうじゃなく、ぐっと効果があがるような気が。
(あれ?…作家さんてだいたい皆様そうかしら…。そうかもな…)

あと、震える感じが、こちらにまで伝わってきそうな!
なんていうのかな、動揺にも快感にも震える様子……。
我ながらわかりづらい…。

描き下ろし漫画&あとがきは、またまた更に楽しませてくれます。
嶋二さんの字も好きなんですよ。
あの微妙に読みづらそうな感じ。
味がある。







3

好かれてるのか飽きられたのか

 付き合ってるはずなのに、内心がわからずすれ違うとか……好きな設定だよね。
 我ながら、そう思う。

 好きなのに、相手も好意を寄せているだろうに、好きっていえないとか、ぐるぐるぐるぐるしてるお話が、好きだよねって改めて思った。

 実際自分から言えなかったら、何にも始まらないだろうけどさ。
 現実にこんなぐるぐるしてる人は、後ろから頭をはり倒して、さっさと行けって思うんだけど、お話の中だと萌えるんだよね……。

 何だろうね。何も言わないでも私のことをわかってくれる人が欲しいとか、そんな願望があるのかな〜。


 って、めちゃくちゃ個人的な感想でごめんなさい。

 

1

大人のかわいい短編集

長年の片思いを昇華できないまま拗らせてしまったり、素直になれない意地っ張りがいたり、相手に本音を言わせるより自分が言った方が早いと悟ったり。
いろんな大人が出てきます。
大人だからこそ臆病だったり、長い付き合いだからこそ言えないことがあったり、若気の至りや勢いがない分、じわじわと読んでいる人間のこころに入り込んでくるような登場人物たち。
どのひともかわいい大人でした。

3組の話が収録されています。
1つ目は、高校から片思いして早10年。友人の結婚式の帰りに酔い潰れた甲斐田と、甲斐田に絡まれて捕まった速水。
想いを告げられるわけもなく過ごした年月を短期間で超えてしまえる花嫁に対する嫉妬や自分の想いの丈を散々語り尽くした相手は、同じ会社の研究員だった!という始まりです。
甲斐田からしたら最初に手の内をさらけ出している分気まずさはあっても、取り繕う必要のない気楽さがある。速水からしたら誰も知らない甲斐田を知っているわけで、弱い部分やふだんとのギャップを「可愛い」と思えたら好きになってしまうだろうな。という2人でした。

2つ目は親の再婚で兄弟になった2人。弟溺愛の兄と、反発しながらも兄を好きで仕方ない弟。
こちらは可もなく不可もない話でした。
兄が速水の同僚です。

3つ目はずっと気持ちを隠してセフレ関係だったものの、苦しさで一回逃げてからの再会ものです。
気持ちが読んでいるこちらにまで透けて見えるほどなのに、すごく意地っ張りでした。
受けに自分の気持ちを認めさせたい攻めと、攻めの「ふつうの」幸せのために絶対に気持ちは伝えないと思っている受け。
攻めが先に素直になってしまえばいいのにとキリキリするパターンですが、ラストは照れます。

という感じでどれもかわいらしい話でした。

0

初読み作者さん

今回、初めて読ませていただきました。嶋二さんの作品。
おっとりした作品なんですね。

表題作は、ゲイの甲斐田は、親友に失恋して泥酔した際に、
偶然介抱してくれた同じ会社の速水とのお話。
速水は、ノンケだから・・・と
うまい付き合い方が分からなくて、模索する甲斐田が
何ともいじらしい。

個人的にツボだったのは、「受話器の向こう」です。
お互い好き同士なのに、セフレ状態になってしまって、
そのじれったさが、たまりません。
「受話器の向こう」というタイトルが、電話を通してでないと
言えないじれったさを上手く表現していると思います。

2

もどかしくてじれったい恋

「手のひらに恋」「しあわせっていうのかな」
失恋して酔っぱらって、見ず知らず(実は同じ会社)の人と一晩過ごすが、朝イマイチ覚えてない!!・・・という、王道設定から始まる恋です。いやあ。王道っていいですね。
受がぐーるぐーるしています。

「咲いたはなのな」「振り返ると」「おまけまんが」
表題作の攻の同僚の話。義兄弟もの。
個人的には、兄弟もの好きなのですが・・・兄のブラコンっぷりにちょっとついていけなかった・・・。
義理とはいえ長年兄弟として過ごしてきて、8歳も年下で、しかも男なのだから、もうちょっと葛藤してほしいところ。弟に作ってもらった弁当を職場の人に愛妻弁当とか言っちゃうのってどうなの。どうなの・・・。隠す気すらないのかしら。
しかし、兄弟ものにおいてHシーンで「にいちゃん」呼びするのが個人的に大大好物なので、「振り返ると」のHシーンには萌えましたw

「受話器の向こう」
このコミックスの中で一番好きです!この作品単体でいうと萌萌!!
好きでたまらないのに、素直になれなくて体だけ重ねてしまうという・・・。もどかしい!せつない!きゅんきゅんしました。
野々さんは、BLにでてくる女子の中でも好きなタイプ。いいポジションでした。
あとがきの後日談にも激しく萌えました~。

2

この作家さんで一番好きな短編に出会った!

作家買いです。
比較的、恋愛過程を丁寧に描いた作品が多い作家さんですが、今回は短篇集ということもありやや展開が早いかな~という印象でした。
あと、お酒の力を借りてのエッチとか進展が多かったのも気になりました。
お酒って、はなし転がすには良いアイテムだけど、安易に多用するとラクしてる気がしちゃうのが残念ですよね…(´∀`;)

■しあわせっていうのかな/手のひらに恋
表題作。
攻があんがい懐の深いキャラでガッツイてなくてよかったです。
受キャラは良く言えば繊細、悪く言うと女々しい。
思考回路が乙女で、個人的に好きなキャラではなかったのがざんねん。
リーマン物としてはしっかり働くシーンもあったのでそこは◎

■咲いたはなのな / 振り返ると
表題作の脇役が主役の義兄弟もの。
兄弟系は断然ガチのが好きなので、血のつながりはない義兄弟は「ふむ…。」という感じ。
また、シリアステイストではないので、ノリが軽い。
兄(受)のブラコン具合をかわいく思えるかで好みがわかれそうです。

■受話器の向こう
優しいけど感情表現が少ない男×意地っ張りで天邪鬼な男。
働く大人のセフレ同士が恋人同士になる話。

この短編のなかで一番好きな作品!
というか、この作家さんの全作品中、一番好きなカップルかも。(え?)
こんなとこに伏兵が…!!
という出会いで我ながらビックリです。ちょーツボだった…!
(※2012年現在)

本当は好きだけど、関係を壊すのが怖くてセフレとして付き合いを続ける受が、無駄に「彼女つくれば?」と強がるのがイイ。
攻はというとたぶんはじめから受が好きで、セフレでも恋人でも受といられればいっかと思ってる節がある。甲斐甲斐しく世話を焼いたり、どことなく機嫌を伺うように話す姿がものすごくツボ…!!!(*`▽´*)
受の一人相撲みたいな温度差がすきでした。
最終的には平和主義そうな攻キャラが電話越しにて愛の告白。
このオチがちょっと物足りない気もしましたが…限られたページ数ではしかたないか…。
兎にも角にも『表情には出さないけど、どことなく機嫌を伺うキャラ』っていいなぁ!!とツボった作品でした!ヾ(o´∀`o)ノ
コレ単品なら萌x2。

《個人的 好感度》
★★★・・ :ストーリー
★★・・・ :エロス
★★★・・ :キャラ
★★★・・ :設定/シチュ
★★★・・ :構成

2

ツンデレへたれてぐ~るぐる

嶋二さん初角川でびっくり!
作品は表題とスピンオフが10~12年、もう1本が初登場の09年作品なのですが、この09年作品のほうが、今の他誌で出ている切ない系のお話に近くて自分的には好きなのです。
表題及び関連は、片想いやツンデレヘタレが登場して悩んだり落ち込んだりしてはいるものの、かなり明るいトーンで軽め。
”描き分け”というのを1冊に見た感じのする作品達でした。

親友にずっと片想いしていた製薬会社のMRの甲斐田がその親友の結婚式の夜泥酔してお持ち帰りしてしまった男が、実は同じ会社の研究員の速水で、
新薬の営業の為に一緒にセールスにまわらなくてはならなくなって、気まずいながらも、見守るような、そして励ましてくれる彼の存在が少しずつ大きくなっていくことからの始まり。
そして表題にて、付き合うと言われたのに、好きっていわれたわけじゃないし、となやんでいるうちに、ちょっとすれ違いがあって、そしてやっと相思相愛の喜びを味わえるといったお話でした。
まったくもって、甲斐田フューチャーで、攻めになる速水がとてもいい人すぎて、
速水が甲斐田を好きになるのも、彼の失恋の様子があったからこそで、その落ち込み具合を放っておけないという、彼の優しさあって故の、優しい展開に物語の簡素化を感じます。
つい、今までの嶋二作品のイメージが強くそれを連想してしまうので、その分心の動きの複雑化がない分わかりやすいといえば解りやすいのですが、
ただカワイイお話で済んでしまうのが、ちょっと現在の作風が好きな自分には物足りなさを感じてしまう部分かもしれません。

『咲いたはなのな』は速水が所属する研究所の同じ同僚のお話で
義理の兄弟ものになります。
弟が兄を意識してツンデレて、悩んで、やっぱり我慢できなくて、
そしたらブラコンのお兄ちゃんも同じに弟が好きだったと言うお話は、表題の受けと弟のタイプが多少似通っており、ちょっとイマイチ感が?

そんな点で『受話器の向こう』は、やはり受けが意地っ張りで素直でないツンデレタイプではあるのですが、大人な事情があったりして、切なさが迫ってくる。
そしてエンドも少し余韻があって、こっちの方が好きだな~って思えるのです。
学生時代関係のあった男と再会してセフレ関係も再開した主人公。
本当は好きなんだけど、会社の同僚の女性が、そのセフレに気があるのを知って素直になれず意地を張ってしまうという。
ああ~何だ!この主人公♪こういうのが自分的にカワイイじゃないか!!っていうタイプだったりもするのですよ(?)
それに、相手がヒゲ&眼鏡なのが外見的にもツボだったりするのです。

一冊読み終わると、この3組は何故か皆それぞれのタイプが似ていて、エンドに至るまでの過程は違えど、ルート違いというだけで、同じなんだな~
片方がツンデレてぐるぐるして、片方は見守るとか懐が深いとか、きちんと愛してくれている。
安心感があるから安定作品なのだけど、おやつ的作品であって、嶋二さんの切ない作日淫の方がやっぱりメインディッシュなんだな、と認識を新たにしてしまうのでした。
作品自体は悪くないんですけどね、やはり好みの問題かもしれません。

1

日常の一遍

面白かったです。
ただ、よくも悪くも、そんなにインパクトが無かった
故の「萌」でございます。
決して悪いとかじゃないんだ(´A`。)ぅん。

表題作「しあわせっていうのかな」
失恋、酔っ払って翌朝目が覚めたら知らない男とベッドの中。
知らない中と思ったら同じ会社に同じ顔。
昨夜の記憶はない、だけれども、きっと寝てしまったであろう事実はあるわけで・・・!?
そこから始まるお話。
終わりよければ全てよし、ではないですが、失ったもののかわりに手に入ったもの
しあわせって~のタイトルとかかっているところは最後キュンでした。

■咲いたはなのな
実はこっちの方が好きでした。
親の再婚で血のつながらない兄弟となった二人。
弟が可愛くてしかたない兄。
目に入れても痛くないほどの溺愛っぷりなのだが・・?!
弟くんが、兄を煙たがる理由と~がカワイイ作品。
結局のところ血はつながっていないわけで、あとはあとは~というところですな。
「兄ちゃん」プレイは萌えですv

■受話器の向こう
会えば身体をつなぐ関係。しばらくの別れと再会
再び重なった身体。けれど心は・・・!?
受が涙ボロりのシーンと最後の受話器越しの言葉に思わずトキメイタ。

1

黒髪切れ長目イケメンがいい

甲斐田さんは攻めだと思ったら受けだったw でもそれもまたよしと思わせてくれるのでいい。

0

恋に臆病でヘタレな受け様の恋の行方はいかに?

友人に片思いして、その友人の結婚式に行った帰りに失恋で自暴自棄になった
受け様が酔った勢いで男を買ってしまった事から始まるラブストーリー

MRの受け様は二度の合う事がないと思っていた相手の攻め様と翌日社内で再会
攻め様は、同じ会社の研究員だったりします。
でも、酔っていた受け様は記憶が無いのですが、攻め様の言動で何やら勘違い。
攻め様に話しかけられても避けるようにしてるのですが、何故か仕事も一緒に
する事になってしまいますが、あの日の記憶が少しずつ思い出されると
攻め様に自分がゲイで、みっともなく失恋した事を暴露しながら愚痴ってる事を思い出し
始めは冷たくあしらっていた攻め様の優しさに次第に甘えてしまう。

でも相手はノンケで、好きになったら傷つく事が怖くて・・・・ヘタレ全開です。
攻め様は一人で何でも抱え込む受け様の事が気になって好きだと気が付く。
徐々に距離を縮めて恋人になるまでを、切なさにほんわか要素を入れて描かれてるお話

その他、攻め様の同僚の、義弟との禁忌的な恋愛ブラコン話と素直になれない
セフレ関係だったカップルのじれったいストーリーが収録されてます。
切なくて甘い系が好きな人向けの1冊でしょうか。

1

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