そうだよ 俺はそういう目で夏目サンの事見てる

成長痛

seichoutsuu

成長痛
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神94
  • 萌×251
  • 萌28
  • 中立4
  • しゅみじゃない5

--

レビュー数
49
得点
762
評価数
182
平均
4.2 / 5
神率
51.6%
著者
梶ヶ谷ミチル 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
on BLUE COMICS
発売日
価格
¥619(税抜)  
ISBN
9784396783181

あらすじ

田舎の高校に合宿でやってきた柏野すばるは、ひとつ年上の図書委員、夏目圭に出会う。
早朝の図書室でのひと時、すばるは圭の色素の薄い眼や、雨に濡れた肌が気になってしまう。
自分より背の高い、同性の年上相手に不埒な夢を見て動揺する中、合宿が終わり、圭から「手紙を書いてよ」と文通を持ちかけられる。
互いに手紙を送り合うふたりだったが、とあることをきっかけに、すばるは返事が書けなくなりーーー。
注目気鋭・梶ヶ谷ミチルの待望の2ndコミックス! 描き下ろし後日談収録。

表題作成長痛

柏野すばる,東京の高校1年生
夏目圭,高校3年生,田舎の高校の図書委員

その他の収録作品

  • bonus track(描き下ろし)
  • あとがき
  • 電子限定オマケページ! 2P

レビュー投稿数49

あまりにも青くて美しい恋

多感な高校生の時期に合宿先の短い期間で出会った高校生同士の恋のお話。

高校生でありながら田舎と東京の遠距離から始まりそこに徐々に気持ちが生まれ恋愛になって両想いになるまでを描き、さらにその2人の繋がりが文通というとても拙くて細い線で育まれる縁があまりにも切なくて眩しかったです。

最近の遠距離ものはやはり簡単に連絡を取れてしまうし、縁を断とうとしてもどこかで相手を見つけることが出来てしまうある意味便利な世界がゆえの苦しさを味わえるのでそれはそれで好きなのですが、この手紙という不自由さと縁を切ろうとどちらかが思ったらもう二度と会えなくなってしまいそうな頼りない縁がちょっともうすごく綺麗で切なくて最高でした。

またかっしーの身長とともにストーリーが進んでいきますが、本当に子供から思春期を経て相手のことも思える大人になっていく様がすごくリアルでとてもよかったです。

本当にこの漫画でしか味わえない心の動きを得ることが出来て本当に最後まで最高でした。

1

久しぶりに、萌え死んだ・・・

梶ヶ谷ミチル先生、初読みです。

もぉ〜なにこれぇ〜、久しぶりに萌え死んだ感〜半端ないわwww
読後の高揚感〜幸せのお裾分けって、こういう事言うのね。

最初の出会いが、合宿先の図書室・自転車で二人乗りして海・そして文通!
この文通ってのが・・・うはっ!
ストーリーもとても丁寧に進んでいく中、文通の内容が端折らずに〜記載されて、心通わす様子にグッと来ました。

タイトルの「成長痛」が、ストーリーとぴったり当てはまり、彼らの成長と心の痛さも描かれていて、とても大満足の1冊でした。

梶ヶ谷先生のコミック初めて読んで、ストーリーの進み方と心理状態に無理が無くて〜とても良かったので、他のコミックもとても楽しみ!

2

タイトルの勝利

作品名とコンセプト勝ちの作品です。各話タイトルの伸びる身長、成長痛と心の痛み…うまい。この時点でまだ梶ヶ谷先生2ndコミックスだったのか!ゲイの自覚のない男子高校生がこういう風にくっつくかな〜という気もすれど、なにせしてることが文通ですから、ファンタジー男子高校生。
すばるが大人になりたいと願うんだけど、夏目サンもまだしっかり子どもなところが愛しい。成長過程だなぁ。

ebook 電子限定おまけは、あとがきの延長のような文と、イラスト1枚でした。最終回より後の時間軸かな?

萌〜萌2

0

いい!好き!

良いです。好きです。
なんてこたぁない会話や出来事が続くお話なんだけど、何がいいんだろうと考えるに、表情、セリフ、独白が噛み合っていて、心情がつぶさに伝わってくるし、それがみずみずしくて萌えるんですよね(でいて、ポエミーじゃなとこが好き)

チャリ2ケツした時、急ブレーキかけたら後ろの夏目が前によりかかって、ドキドキそれがいいとなったすばるがもっかいわざと急ブレーキかけるとことか。

浴衣がはだけた夏目を見て(わ…っ わーー‼︎)(み…っ 見え 見えてる見えてる!)とドギマギするすばるとか。

手紙の返事をもらえず、電車を乗り間違えて、すばるに会えないんしゃないかと不安になる夏目。が、すばるに会えて泣いちゃうとことか。
 
全部、そうかそうかわかるぞー!と入り込んできたところで…自然な流れでのちゅーですよ。ここめっちゃ萌えた!!

それまでも、すばるは自分の気持ちでいっぱいでぐるぐるするの思春期そうよねーとわかるし。
夏目は平気そうに振る舞うけど、実はテンパってたとあとで白状するのもわかる。
こういう気持ちの揺れを描かれるのがとてもお上手だなと。

気持ちが通じ合ってからも最高、
くっつく絵がとても好みだし。
夏目が素直で意外に積極的なとことか。
すばるはぐいぐいいくのは年相応ぽいなとか。

何より、タイトルがいい。
それに伴い各話タイトルと扉絵もいい。
すばるの成長物語でもあるんですね。
すばるが身長が伸びて、かっこよくなったし、中身も本人が考えていたように少し大人になった。

あとがきにもうんうん頷きました。
先生も成長痛だったんでしょうかw すばらしい!

0

素朴男子たちが良い!

作者さんの作品は初めて読みました。

高校生男子のひと夏の出会いから、文通をする仲になって…というとってもエモい私好みの作品でした。
読んで良かった!

部活の合宿で訪れた田舎の高校、早朝の図書室で2人は出会います。
普通なら合宿が終わればそれきりの2人だったはずが、お互いに何か惹かれるものがあったのでしょう。
文通したり、夏まつりにまた田舎を訪れたり…。
田舎の高校生・夏目は携帯を持ってないんですね。
ゆえに文通なのですが、返事を心待ちにしたり怖くて読めなかったり、スマホ世代にはありえないドキドキ感やすれ違いがあり、そういう所もストーリーにアクセントをつけてくれます。

年下攻め・すばるの成長とともに膨らんでいく夏目への恋心や欲望が良い…。
夏目の年齢より幼い感じと、段々オトコになっていくすばるの主導権の移り変わりもキュンとしました。
まだ成長過程でしたが、きっと溺愛執着攻めになると思うんです。
いつまでも見ていたい2人でした。

1

青春の一コマが未来に続くv

タイトル通り、
青春期の変化していく身体と心の物語。

特に大きな事件が起こるわけでもなく、
田舎と都会の遠距離恋愛(⁉︎)が続いていく。
もどかしさと同時に微笑ましさが重なるのは、
きっと二人のキャラクター故。

嫌味のない優しい絵柄と、
穏やかなストーリー展開に癒されます。

欲を言うなら、
もう少し長くこの先も読んでみたいなと。
都会に出てきた夏目くんと、
拙いながらもそれをフォローしていくすばるくん。
二人で都会の波風に立ち向かって欲しい!

評価はもっと先が見たい物足りなさで、
神に近い「萌×2」で!



1

振り返ってみると結構あっさりしていた

 文通で繋がる関係、素敵ですね。今の時代周りで文通しているという人は聞いたことありませんが、実際親にケータイも買ってもらえなくて家にPCもない場合、遠くの人とやりとりしようと思ったら電話か手紙しか手段がないですし、そうリアリティのない話じゃないのかも。私も小学生の頃は従姉妹と文通していたなぁと。電話だと本人以外が出たらどうしようとか、どう会話を進めようとか、いろいろ考えて緊張することもあるけれど、手紙なら気持ちを整理する時間は十分取れる。熟考して言葉を選ぶこともできる。そういうところが醍醐味ですよね。

 題材自体はとても素敵だったのだけど、メインの2人の関係性に萌えるにはあと一歩という感じでした。すばるはここで初めて自分の性的対象を自覚したのかもしれない。一方で、夏目は気を許しつつあったとはいえ、2年も後輩の同性を受け入れて抱かれることにもっと抵抗はなかったのかなと。なんとなく2人が相手に恋愛的意味で惹かれる過程が薄いように感じたので、肝心のBL部分に上手く乗り切れなかった感がありました。単に好みの問題かもしれないけれど。読みやすい青春ものではあると思います。

0

君の背を追い越す事が出来たら。

思春期の甘酸っぱさと。
タイトルのままの、成長痛。膝の痛みと、こころがキュッとするような痛みを温かく感じるストーリーです。
自分の心の筈なのに、どうにもならない痛み。
恥ずかしさ。たぶん最初は、変な感じ。
もどかしさ。もっと上手く言えた筈なのに…
それが丁寧に描かれていて。とても素晴らしいです。
身長の伸びていく様と比例して、夏目がカッコよくなって行ってるのも萌えます♡
生まれる独占欲。嫉妬。高まり。
この時代に手紙?って言うのが最初謎だったんですが。簡単に取れる連絡方法が無かったからこその募っていく想い。すれ違いが生まれていくさま。
大人になってしまってからでは手に入れられない感情は、この連絡が取れにくい方法だったから。
今はもう無くしてしまった、自分の成長痛を思い出します。私自身、高校生の時、1年間で11cmも伸びて、とても痛かった。。。男子か⁈って、言われたものです。

0

身長と一緒に育つ等身大の恋

いろいろなところでレビューを読んで、ずっと読みたかった作品です。
買って良かった!素晴らしかった!!

5月、部活の校外合宿での出会いから、文通を始めたすばると夏目。
8月は田舎の夏祭り。11月は大学見学。そして3月の卒業。
1年に満たない時間の中に、少年らしい瑞々しさがぎゅっと詰まってました。

すばるの身長の伸びと恋をリンクさせるという、このプロットを考えつく才能が素晴らしすぎて…。
一目会っただけで気になる、触れるとどきどきする、まだ恋にならない気持ち。
手紙という閉ざされたふたりだけの世界で、誰よりも近い存在になれたと思っていたのに、遠い場所でお互いを知らずに過ごしてきた時間の方が長いという現実。
嫉妬や焦りから、考えるより先に動いてしまう若さや、逃げ出す弱さ。
知り合いのいない場所でひとり待つ心細さや、会えた嬉しさ、自覚した気持ち。
もう何もかもが若くて、青くて、瑞々しくて。
ふたりの大事なものを分けてもらえた気分で、読み終わったあともしあわせでした。

一番共感できたのは、東京で電車を間違えて知らない場所に来てしまった夏目のシーンでした。
ずっと手紙の返事がもらえなくて、だけど会いたくて、それなのに失敗してしまった自分。頼れるひとのいない心細さ。電話の向こうに聞こえる自分が知らないすばるの世界。「ひとりぼっち」というのがどんどん浮き彫りにされていって、「帰りたい」という言葉で涙腺崩壊しました。
夏目はずっと落ち着いていて、高校3年生という年齢よりも余裕があるように見えたのに、あのシーンで初めて「この子もまだ必死で成長してる途中の子供なんだ」と気付かされました。
あのシーンは本当に素晴らしかったです。素晴らしいしか言えないのがもどかしいほど素晴らしかった。

みなさまのレビューのおかげさまでとても良い作品に巡り逢えました。
ありがとうございます!!

3

タイトルが秀逸

特に劇的なことは起こらないんだけど、なんだか良いんです。都会の少年と田舎の少年のボーイミーツボーイ。甘酸っぱくてほんのり幸せ。

「成長痛」というタイトルに、少年がグングンと成長していくという肉体的な現象だけではなく、恋を知って焦りや不安といった心のチクンとする痛みも知って…という様子が重ねられていてとても秀逸だと思いました。すばる、本当に成長したよね。

高校生の頃の1〜2年って、大人になってからの1〜2年とは全然違って、本当に濃くて深くて大事な時間。

これが現実の話だとしたら、成長したすばるはこの関係を「あーあんなこともあったなぁ」などと記憶の1ページに収めてしまって次に進む…なんてのがありがちなパターンかもしれませんが、この2人はちゃんと続いていきそうで。
ある意味おとぎ話めいていて、現実にはないよ! とも思うのですが、それでも良い。仲良くしてね!と茂みに隠れて応援したい気分です。

5

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