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恋は喧嘩のあとで？
私にとって、初・ユキムラさん。
今まで雑誌などでもお見かけした事がなく、先に聴いた同タイトルのドラマCDがとーーーっても面白くて大好きで、ようやく本編コミックスを購入しました♪
表題作4話と、単行本『嘘つきはだれだ』スピンオフが3作収録されています。
（残念ながらまだ『嘘つきはだれだ』未読なのです…か、買わねば…）
◆『Rush!』全4話
不良の巣屈である第六天高校に入った元野球少年・金井勝彦と、生物同好会で六高最強の不良男・東雲のお話。
先輩らの部活勧誘から逃げ回り、身を隠すために入った部屋。その場所こそ、金井の兄が「関わるな」と言った生物同好会の部室で！？――と進んでいきます。
まず、何と言っても東雲が最強に可愛いっ。
初恋のあの人に似てる金井に惚れたと勘違い（？）するんだけれど、殴られた（というより偶然当たった）頬の傷を赤らめてさすってみたり、部室のソファで抱かれるのが夢だったり…
気が強そうで惚れた相手にはトコトン弱いような雰囲気が愛しくてタマリマセン。
そんな東雲の態度に、まさかまさかと思う金井なのだけれど、手下になると言ってみたり友達になると言ってみたり、キャッチボールをやると言ってみたり。
表情も態度もクルクル変わる東雲を、徐々にグングン惹かれて行ってしまう。
…仕方ないよなぁ、だって可愛いですもん、東雲(笑)
本当は、金井は喧嘩なんてしたことないって分かってた東雲。
だから自分が相手になろうと、売られた喧嘩を買う。
そして、金井は怖い気持ちそっちのけで東雲を助ける。
自分の好きは勘違いだった、違った、好きなんかじゃない。そう思って居た東雲が、弱い筈の金井の毅然とした態度に、しーっかり惚れてしまうんです♡
…わぁ、もう可愛いとしか言えないよ東雲さんっ！
ユキムラさんの描く、唇とか鼻筋とか目とか凄く凄く好き！
キスシーンにムラムラ、赤らめる頬にムラムラ、東雲の涙目にムラムラどころかズッキュン。
（因みに東雲さんのお尻にもムラムラしました…だっていい形してるんですもん…）
金井が東雲の尻に敷かれるようで、グッと引っ張るのはきっと金井なんだろうなぁとか思うと凄くホクホクします♪
いつか絶対、あのソファでそういう事しちゃうんでしょうけどね♡
◆『グランジ・ロック』『ビターインチ』『センチメンタルジャーニー』
優等生な眼鏡男子・竜彦と、美容師・仁のお話。
こちらは先にも述べました通り『嘘つきはだれだ』のスピンオフだそうで、でもそう言われなくちゃ分からない感じ。
私的にはこの3つが独立してても全然問題なく楽しめましたよ♪
全てをぶっ壊したくて、金髪にする為に入った美容室。竜彦の注文に爆笑した美容師の仁は――と進んでいきます。
こちらは致すシーンがゼロ。
でも、キスだけでも割とモエっとしてしまいました。
『グランジ・ロック』で二人は出会い竜彦が告白し、『ビターインチ』はソレから1年後、二人でご飯を食べたりキスする関係まで進む。
そして『センチメンタルジャーニー』では、二人でちょっと遠くの旅館まで旅行に。
スローに進む展開がキュンキュンします。
最初の、竜彦の気持ちに凄く感情移入してしまった。
「言いたい事より言われたい事」。正にそうなんですよね。
我慢ばかりして耐えて来て、何で自分ばっかりって卑屈な気持ちが生まれて積み重なって、最後に爆発してしまう。
そういう竜彦の繊細な気持ちがチリチリと伝わってきて、ちょっと切なくなりました。
コミカルなシーンにもドキリとするシーンにも萌えられた1冊！
取り敢えず、アサダチでハジメテは嫌ですよね、うん(笑)
超絶ツンデレ男前がサイコー！
０８年に限定版が出ていたものの普及版なんですが・・・何で普及版？しかも３年も経って・・・っていうか重版かかって小冊子が付かないから普及版ってことかな？
なので、内容は一切限定版と変わりません。（小冊子がないだけでした）
目にケガをしたことで、野球推薦で入るはずだった高校へ入学できずに、不良の集まる高校へ入学することになってしまった新入生の金井。
そのガタイのよさから、運動部からひっきりなしの勧誘がかかるため逃げているところ、偶然入った唯一の文化部の生物部の部室。
そこにいた学内一強いという東雲先輩に襲いかかられ、偶然肘鉄がヒットしてのしてしまった為、最強の男となる金井（爆笑）
倒された東雲は一言金井に・・・｢惚れたぜ」・・・
東雲がかたくなに生物室を一人で守って誰も入れなかったのは、この部室で自分より強い男とヤるのが夢だったという！？
そんなおかしな純情（？）ツンデレがとってもとってもクリティカルヒットした作品です♪
とにかく、東雲がやんちゃでケンカ強くて怖いのに、滅茶カワイイんですよ！
金井に舎弟にしろとか恥ずかしがってもう、ツンツンツンデレ大全開！！
しかも、何気にツンデレながら健気を発揮するし、金井でなくてもカワイイこと間違いなし！
さすがに、そんなギャップに可愛いと思ったのが運のつきｗ
いきなりエッチな夢は見るは、「俺も惚れましたー！」
つると突然、やっぱり間違いだった！と急に態度を変化させて｢お前じゃ駄目だ！」って金井を殴ってました。
そこにあった、本当は好きだった人に金井が似ていたからという東雲のこだわりが・・・実は金井の兄ちゃん＝伝説のヤンキー（爆）だったんですけどｗｗ
やっぱり、この東雲キャラがいいな～
これもヤンキー受けの部類になるのかな？ツンデレででも男前でケンカ強くて、ちょっと乙女なところもあったりして。
金井も男前だったりして、だって全然友人がいなかったのに、校内最強になったことで、何だか人望が出来るしｗｗ
潔いヤンチャ学生モノ、大好きです！！
そして、「嘘つきは誰だ」のスピンオフ物語。
美容師×高校生モノ。
親への反発から変わりたいと願う高校生と、その方法が違うんじゃないか？って諭して、そして彼の相談相手になる美容師。
歳の差１０歳、身長差３センチｗ
結局この高校生イイ子だったんだよね。
ヤンキーモノ好きで未読の方に勧めたい一冊です♪
ヤンキー受け❤
かわいい！
読み終わってからの一番の感想はこれです。
ヤンキーである東雲も元野球少年の金井も、どちらも本当にかわいい！
エッチな夢を見てしまってぎこちなくなってしまうシーンは「頑張れ男子高校生！」という気持ちになります笑
ヤンキー受けが好きな人もそうでもない人も、東雲さんにはキュンとくると思いますよ！
2本立て
表題作はヤンキードタバタギャグかな。
最初全く噛み合わなかった2人、気持ちが行き違ったりギクシャク進む感じ。
あれだけ抵抗していた金井が東雲を好きだと気づくと、それまでとは別人のように積極的になったのは驚いたw
デレる東雲がかわいい。
金井を崇拝するヤンキー達がめちゃくちゃ忠実でかわいかった。
「グランジ・ロック」
こっちの方が表題作よりは流れはスムーズに感じた。
竜彦が言うように、ちゅうの時、相手に腕を回してほしかった。遠慮がある？
進展しそうでなかなかせずそのまま終わってちょっとざんねんな気がした。
