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作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
再読で気が付いたのですが、1巻と2巻の表紙・裏表紙の構図が似た構図です。
色も赤基調と青基調で並べてみるととても綺麗。
2巻は1巻発売からだいぶん経っているせいか、光路郎がより精悍な顔立ちになっている。
1巻に引き続き、ちょっぴり狂気的で猟奇的な事件話が収録されています。
『高嶺の花』
今もなお美しさを保つ『かつて』歌にも歌われた美しい双子の姉妹の話。
美しさの秘密は案外脆いもので、化けの皮が剥がれた顔は哀れ。ふたりの世話をしている田舎から出てきた男は、高嶺の花であるふたりを生かすために悪事を働き・・・。
誰にも相手にされないような男の、こんな自分にも笑いかけてくれる無邪気で呑気なふたりにいつまでもいてほしかった、それが男の支えでどんなことをしても護りたいという気持ちも分らないでもないが、やはりエゴを強く感じました。
巻頭と巻末に出てくる、光路郎の親類の赤ちゃんに癒されます。
『銅の鬼』
銅像作家と娘の話。
清楚で愛らしい娘・小牧ちゃんが全てを持って行きました。凄く凄く可愛いのに、凄く凄く筋肉が好き!
筋肉好きを叫ぶ時の彼女の顔が・・・ケン○ロウみたいで強烈です。
『心の花』
慈善家と少年や青年ばかりを狙った連続殺人事件。
分りやすく単純にコイツが犯人!と明朗なのです。猟奇的と見せかけて、心を救う結局は良い話でしたというオチ・・・が、安里がかかわっているため結局は知らぬが仏という最終的な二段オチになっていました。
金髪に緑眼、洋装の素の安里よりも、黒髪の和装の安里のが個人的には好みです。
『春の獣』
これは、鉄輪族のお姉さんが可愛そう・・・おまけ漫画と読むと面白い。
『記憶の剥製』
剥製にされた女性の遺体が見つかった。
剥製狂いの夫婦の元に警察はやって来て・・・女主人がドレスの上からいつでも剥製と一緒にいたいから、と着ぐるみのようなものを作らせ着て歩く姿は異様。
うーん、恐い話。愛ゆえにという暴走がよくあらわれている話です。
兄を探して欲しいという少女の依頼が思わぬ方向へ進んでいく展開も面白かった。
作画が凄く、剥製やその他の小物類に至るまで描き込みが素晴らしいです。
5つの事件で構成された第2巻。人の狂気の中にある『思い』の強さ。はじまりはみんな純粋な『思い』からだったのに・・・。
・『高嶺の花』
花天地と呼ばれる花の公園で起る、幽霊騒ぎの真相とは!?歌にもなっている美人な双子の看板娘。下働きの男の手にある沢山のアカギレを「まるで曼珠沙華の花びらのよう」という。その男は浪費ばかりの彼女たちのために犯罪に手を染めて・・・。自らの『思い』で双子姉妹に贅沢させる男。見向きすらされなくても、名前さえ覚えてもらえなくても、いえ、それゆえ『思い』はより強いのかもしれない。絶対に手の届かない存在が何よりも純粋に見えて、幻想に依存してしまう。「すがってばかりはいられない、自分の足で生きて行く強さが要る」と自分に言い聞かせるような詩郎が印象的です。
・『銅の鬼』
銅像作りの一人娘の警護をすることになった光路郎。一人娘の小牧は銅像にしか興味のない父親のせいで男性恐怖症なのに、男の筋肉に並々ならぬ興味がある、男性筋肉フェチです(笑)使用人たちの芝居だった事件ですが、あらぬ方向へ進んで・・・。父親の銅像作りの狂気は妻への『思い』の強さ。思いが強い分、失うことを恐れて弱くなる。本当に大切なものを持つ人は強くて弱い。小牧と向き合ったことで妻の最期を知り、お互いの『思い』を理解することが出来ました。
・『心の花』
「生きる神様」といわれる慈善活動家の湯上。警察署の罪人カウンセリングも担当しています。湯上が持つ罪人の情報書類を目当てに安里がやってきます。安里は人を堕とす天才。さりげない言葉や行動で湯上の心をがっちりと掴み、やすやすと書類を見ることに成功します。安里の過去も少しずつ明らかになります。牡丹と言う名前ですでに警察に殺されていた。牡丹は凶悪犯で外国人。死に犬に続いて安里の別の名前が出てきましたね。いったいいくつの顔と名前を持っているのでしょうか?
去っていった牡丹が殺されたと勘違いした湯上は、犯人を殺してくれと懇願し、自分はただの偽善者だったと気付き、クズだと泣き崩れるのですが、彼の行為を受け取って救われた人間は確かに存在して、湯上がみなを幸せにしたいと願った『思い』に嘘はなかったのです。
・『春の獣』
盗人のはずの鉄輪族の女が、心を詩郎に盗まれるというお話。同じテーマでもう一つ短編があります。「花将棋」のアグリの可愛い最強の一手に「まいりました」と照れる詩郎。なぜってそれは・・・。
・『記憶の剥製』
剥製狂いの夫婦の歪んだ愛情。若い娘の剥製遺体が発見されて、光路郎たち警察は捜査に乗り出しますが・・・。六口という組の女も剥製師として登場して、沢山の謎が増えていきます。光路郎が見る金髪の男の夢。死にかけている光路郎に語りかける金髪の男は安里なのでしょうか?六口は可愛い顔の裏に沢山のものを隠し持っていそうです。光路郎の前で「元は凶悪な犯罪者」だとバラされた詩郎の悲しい顔。夢の男の言葉を思い出し「君を信じる」と強く答える光路郎。光路郎の『思い』はいつも全力で真っ直ぐです。光路郎がまるで安里の綺麗なところだけを取り出して作られた人のように感じるのは私だけではないですよね。
3人の過去がものすごく気になって、3巻に続きます。
迷宮のリコリスさま
わたしのノーフンオンリーなコメントへ、丁寧なお返事ありがとうございます(^^;;
そうですか、レベルアップなのですね。
わたしも怖いもの見たさです。
キャスト発表されるのを恐々待ちます(;^_^A
ココナッツ様
コメントありがとうございます!
舞台化、どんなキャストであれを再現できるんだ?と恐ろしいもの見たさで興味津々です(笑)
美味しそうな登場人物も増えて、あちこちで萌えな関係も見え隠れして、ニアBLをまい進中です。
そして1巻以降もノーフンはふんだんにありますよー!というか、裸率はどんどんUPしています。
メインの話もかなり進みます。かなりネタばれしつつレビューしていくので、御迷惑でなかったら読んでみてください^^
迷宮のリコリスさま
初めまして、ココナッツと申します。
艶漢舞台化するそうですが、ノーフンがどのように表現されるのかドキドキです。
それとも二巻以降はノーフンないのでしょうか。一巻しか読んでいないもので…(^^;;