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牧も浩太も何が正解なのかたくさん悩んでいて、本当に辛い時期だったけれど。でも、15歳に戻ってしまった浩太が過ごした日々は、きっといろいろなことを確かめられた有意義な日々でもあったと思います。事故が起きて良かったとは言わない。ただ、既に起きてしまったことを、どう2人の関係の糧に変えていくか、それを考えるのは大切なことだと思います。牧が好きなのは深津に初恋も初体験も捧げた浩太、でも記憶を失って気持ちが若返った浩太だって本命の浩太の延長戦上には間違いないのだし、19歳の浩太が好きだからといって、15歳になった浩太は好きじゃないということにはならない。
浩太自身は以前の自分と今の自分がなかなか結び付かず、別人格としてしか受け入れられませんが、牧にとってはどちらもかけがえのない愛しい恋人なのです。記憶が戻ったらそれを失くしていた頃の浩太は消える、そんなことはありえない。記憶が戻った浩太も、もちろん牧も、15歳に戻っていた浩太を思い出し慈しむ余裕は持ち合わせているはず。実際記憶が戻った瞬間の浩太の表情は、本当に大切なものにやっと気付いたという感じで、記憶を失くす前も後も牧に愛されて幸せだったことが分かりやすいほど表れているような気がしました。そう簡単に、大切にしていたものは消えない。とても満たされた気持ちになる読後感でした。
◾︎牧志青(建築士 31歳)×浩太(大工 19歳)
記憶喪失の展開は王道ながらも、王道だからこそそれぞれの作家さんがどう落とすか苦慮されるのでしょうね。
2巻の感想にも描きましたが、中学生の浩太がとっても可愛かったので、15歳の中身に19歳の身体はかなり萌えました。しっかりした身体付きなのにピュアな浩太…牧もよく耐えたよ。
耐えても、耐えずに初めての人を牧で上塗りしても、持って行き方によってはどちらでも納得させられるところをこの展開というのが、牧をそういう男にしたかったんだなぁとしみじみ。
久々に1巻から連続で読みました。牧は随分といい恋人になりましたね。シリアス展開だったので変態度が控えめで、このままでは牧が日の打ちどころがない人になってしまう!笑
6巻も出て、今なお物語は続いておりますが、当時はここで感動の完結編!だったのですよね。今更ながら通して読むにつけ、やはりこの温かくも優しいエンドに涙してしまいます。というか、もはや嗚咽‼︎
何度読んでも温かな涙。そして記憶を無くしても、何度でも恋をする。2人はきっと、永遠の恋人達なんだと思います。『友達で家族で、2番目の初恋の人。世界で一番俺を愛してくれる人。』
彼等の間にはきっともう、誰も割り込めないと。
事故で記憶退行し、15歳までの記憶しか認識していない浩太を見守ると決めた牧さん。
段々と打ち解けて行きながらも、幼ない浩太を前にして、戸惑いは隠せない。
浩太も、牧さんを好きになりかけているけれども、少しずつ辿る記憶には、牧さんの恋人は19歳の浩太であって、自分では無いという現実に不安に駆られる。牧さんが見ているのは、誰か知らない19歳の男。
牧さんも、浩太が素直に懐いてくれるのは、愛情そのものに飢えているだけで、恋では無いのだと臆病になってしまう。
記憶喪失というよりは、これはまるで多重人格者の苦しみの様な切なさなんですよね。実際、浩太は記憶が薄っすらと戻りかけていくにつれて、自分が消えてしまうと怖れ慄き、泣きじゃくって抗おうとする。牧さんに自分を選んで欲しいと懇願すらしてしまう。その不安ごと抱きしめる牧さんもまた切なくて、涙。
浩太の「初めての男」裕也には、互いにこだわっていたのだけれど。
それがあるから。今の浩太がいる。だから、それごと俺は愛しているんだよ、という牧さんの愛情にもまた涙。
浩太の不安と苦しみ、愛する牧さんに全てを捧げたいと想う気持ちから、多重人格者の様な症状を生み出したんだとは思うけれど。それはそのまま、事故の前にも抱いていた浩太の不安。そして牧さんの不安でもあって。
牧さんが出した答えとメッセージがあのフレンチトーストだったんだな、と思うとまた涙。
浩太にとって、やはり牧さんが「初めて」居場所をくれた人。
もう大丈夫。何があっても2人は揺るがないよね、って安心させてくれるんだけど。
シリアスにカッコよくて優しい牧さんと、素直に言葉にする可愛い浩太をもっと見たい欲には駆られてしまいます。ヘンタイは牧さんのテレ隠しだってば!そうそうボカスカ殴らないでよ〜って。
そして勿論、2人を見守る和久井さんが素敵過ぎて、また涙。
ラスト周辺で。外で牧さんを待っている浩太を見ただけで、何もかも察した和久井さんが、「んじゃ、俺は事務所閉めてくるわ」と、牧さんの背を軽く叩いてそっと立ち去る。それだけで、もう涙。涙です!なんていい男なんだろう‼︎‼︎彼の活躍には今後も期待します。
ところで、当時、これを読むにつけフレンチトーストを食べたくなったものだったわ。と、思い出し。またぞろ作りたくなって来ました。甘くて優しくて、そしていい匂いの。焼き加減が絶妙に難しい、フレンチトースト。これを選ぶ、しうこ先生のセンスにもまた痺れます。
第4巻。
この「Punch↑」という作品は、ごく真っ当な正統恋愛物語(年の差と格差恋愛)に、インテリなのにヘンタイでおバカな牧のキャラクターで抜け感を作っていた物語だと思うんです。
でも段々とシリアス展開が増してきて、ついに3巻で浩太が怪我をして記憶障害になる。さて、牧と浩太の関係はどうなる?という4巻です。
「記憶喪失」という最強のドラマチック展開や、よくある「輪廻の方法論」(また恋をする、っていうアレ)を使いながらも、この作品は無理やあざとさが無く、静かに、でも説得力を持ってクライマックスに進んでいきます。
作者・鹿乃しうこ先生の視点の素晴らしさは、15才になっている浩太が19才の浩太に戻ってきてほしくない、と怯えている描写。
みんなが待ってるのは俺じゃないっ…と涙する浩太。
そして少しずつ19才の記憶が脳裏に閃くようになって、今度は15才の自分が消えてしまう、今の自分を抱いて欲しいと牧にすがる…
消えたくない、なのにアイツは俺の知らないあんたを見せるんだ…
…この視点は秀逸だと思った。
「この浩太」の存在感、「この浩太」の涙があるから、記憶障害が直って元の浩太に戻った時のカタルシスがより深まるのです。
読んでる私も涙…
「神」しかないなぁ…と脱帽です。
巻末のおまけは、お約束のヘンタイ牧のコミカルな日常。
さて、「Punch↑」はここで感動の終了か、と思いきや、2017.10月に第5巻が発表されました(すでにレビュー済)。
牧の過去に関わって、何やら不穏な空気が…とまだまだ「Punch↑」の世界は続いています。
4巻まで一気読みしたので、全体の感想を。
記憶喪失ってお手軽な感じがして好きじゃないのですが、
2人が愛を確かめあうのに必要なプロセスだったんだなと思った。
浩太の記憶喪失って、めちゃくちゃ暗くて重い話になるのを、
愛すべき変態・牧が、ちょいちょい笑いを提供して、重くなりすぎず。
シリアスとギャグとエロの割合が絶妙だった。
記憶が戻った浩太が「志青は初めて俺に居場所をくれた人だよ」のセリフに涙した後、
2人のセックスに安堵し、「祝ドライ」に大爆笑させていただきました。
本編では触れられてなかったけど、浩太の15~19歳って苦労の連続だったのは、想像に難くない。
かたくなになっていた浩太が、変態とはいえ懐の深い牧と出会い、
最後は居場所(ニャンコ2匹付き)を見つけることができて、
やっと幸せになって、本当によかったねと思う。
BLに限らず、名作のテーマの一つに、
「さまよえる魂と魂の邂逅」というのがあると思うのですが、
PUNCHはまさにドンピシャでした。
読み始めた時は、こんなに心揺さぶられると思いませんでした。
しうこ先生、ありがとう。BLって本当にいいですね。
先日このページを見ましたら神評価の数字が99だったので、単純にうれしくなって、やはりなにかひとことでもレビュー欄に書いてみたくなったというわけです。私は以前に評価を入れているので100を踏むこと(100神目?)はできませんが、こういう勢いで書くのもきっと、ちるちるなら許してもらえますよね。
好きなBL作品は?と問われたら、
まず一番にあげたいのはやはり『Punch↑』なのです。
私はBLに出会って10年ぐらいなのですが、
そのなかで読み返し回数が一番多いのもやっぱり『Punch↑』。
体力的には強い男たちが、隠していても見えてしまう弱さ。
楽しい、切ない、おバカ、変態、カッコイイ、かわいい、ふにゃぁ~♡
その全部、あります。
それでもって、愛情もたっぷり。
正直、評価など要らないなぁと思うほど
ただただ読んでみて!本当に最高だから!って言葉でおすすめしたい。
私が言うのもおかしいのですが、この1~4巻を読めば、作者の魅力はわかっていただけるはず。なお、しうこ作品には他シリーズから出張してくるキャラもいるけれど(職場つながりなど)、もしそれを知らなかったとしても『Punch↑』はたくさんの方におすすめできます。ただし、エロが苦手な方除く(笑)。それだけです。ぜひ、読んでみてくださいね。愛をこめて、「おすすめ」いたします。
4巻すべての感想です。
この作家さんのお話はガテン系が多くて汗臭くて苦手だったのですが、Punch↑ は本当に笑える・泣ける・萌える とバランスが取れていて楽しめました。
もっと続けて欲しいなぁ〜
っていうか綿棒みたいに太い(?)ものがあそこに入るんですね!勉強になりました。将来彼氏が出来たら試してみます。笑
変態で仕事ができる牧さん、めっさ好みです(鼻息っ=3 =3)
でもいい男はみんなゲイなんだよね〜、うんうん。 笑
コータみたいに愛されたいなぁ、と思いながら見てました。
綿棒プレイも試されてみたい 爆
4巻、最終巻です。出てから経ってはいますがネタバレに繋がるワードを最初に上げるのはマズイですね、でも裏表紙のあらすじにドーンと記載されてるのでだいじょぶでしょうか…、はい、たぶんこの辺でならいいでしょう!
3巻で浩太の記憶は15歳に戻ってしまいました、牧と相思相愛♥︎なのに、深津の存在に心が揺れていたときに、足場から転落して頭を打ってしまったのです。
同棲から同居の関係に戻ってしまった二人、4巻はそんなふうに始まります。
牧は15歳の浩太に手を出してしまいそうな自分が恐くなり、浩太は牧と愛し合っていた19歳の自分に嫉妬する、うん、せつなくて萌え萌えです。
牧は15歳の浩太に真摯に向き合いますが、いい友を持ちましたね!ゲーム機とか動物園とか、友のアドバイスがなかったらパッと浮かびませんよね。
そして、記憶復活の影の功労者はニャン太親子だと思います。だって、チビ太がジャレてボールをひっくり返したからこそ、浩太の記憶は19歳に戻ったんですから。
このチビ太が空腹で排水溝に顔を突っ込み、くさくなった場面では「まぁー!牧ってば」と一瞬思いましたが、これはチビ太が食いしん坊なのですね。
誤解されませんよう、私は牧が好きです。牧と浩太とステキな二人でした。
それでは、皆様また10月に!レビューは暫しおやすみです。
BL漫画で唯一泣いた作品です。
初読は学生の頃でしたが、読み返してまた感動が増しました。
変態で偉大な牧さん。
変態と偉大のどちらが欠けても牧さんじゃないんです!←
浩太と出逢い、真剣に人を愛することで成長する彼の姿に感動します。
過去の浩太がいたから、現在の浩太がいてくれる。
過去の浩太を登場させることで、どんな浩太も愛し抜く覚悟を決めていく牧さんが描かれていて、鹿乃さんのすごさをひしひし感じます。
フレンチトーストのシーンとかやばいです(´;ω;`)
牧さんが綿棒にこだわりまくるのは、とにかくなにかしら浩太の初めて(●道開発)が欲しかったという解釈でいいのでしょうか(それともただのフェチ…?)。
2巻の書き下ろしで、牧的に浩太は何点か?という四コマがありますが、この巻を迎えて、ふたりにとってお互いは点数を付けたりする対象じゃないというか、そういうの超えた存在になりつつあるんだろうなぁと胸が熱くなります。大好きなキャラ達です!ニャンコも可愛すぎます♡
前作は、深津の存在の大きさに心を乱す牧でしたが、今作は15歳の”今”の浩太と向き合い始めます。
和久井さん(牧の仕事のパートナー)によるプレゼント提案がきっかけでした。
ナイスアシスト。
誰かこの人に可愛い子をあてがってあげてほしい(笑)
そのプレゼント(ゲーム)がきっかけで牧と浩太の仲が急速に深まります。
愛に飢えている浩太を前に、またもや臆病になってしまう牧ですが、大人と子供が強調されているこの関係もとても面白かったです。
大人として自重する牧と、純粋な好意をまっすぐ向ける浩太がめちゃくちゃ可愛かった。
牧は浩太の空白と向き合うことで、浩太が歩んできた道を考えずにはいられなかったのだと思います。
そして深津との過去があったからこそ、今の愛する浩太がいるのだと気づきます。
それを浩太に示すために深津直伝のフレンチトーストを自ら作り、分けあって食べる。
ここは本当に素晴らしい演出で感動しました。泣いた。
浩太にとっては、愛する人に自分がまるごと受け入れられたということですよね。
ここまで受けを幸せにできる攻めっているだろうか…
深津も自分こそいっぱいいっぱいなはずなのに、浩太や牧に対して優しかったと思います。
最後は自然にフェードアウトしてしまったのがなんとなく心残りでした。
いつかスピンオフで描いてくれるかな?
個人的に和久井さんの話も読みたいけど。
まさに雨降って地固まる。
牧が安心して変態できるって素晴らしいですね(笑)
移り気な性格も全然気にならなくなりました。
綿棒に一人エッチにハメ撮りに、なにげに牧の要望を聞いてあげている浩太も良き妻だと思います。
終わってしまって寂しいけど、それ以上に満足感が凌駕しました。