英田サキ渾身の新シリーズ!!

ダブル・バインド

ダブル・バインド
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神46
  • 萌×235
  • 萌42
  • 中立3
  • しゅみじゃない7

--

レビュー数
24
得点
499
評価数
133
平均
3.8 / 5
神率
34.6%
著者
英田サキ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
葛西リカコ 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
シリーズ
ダブル・バインド
発売日
価格
¥533(税抜)  
ISBN
9784199005732

あらすじ

夢の島で猟奇的な餓死死体が発見された!?捜査を担当することになったのは警視庁刑事の上條嘉成。鍵を握るのは第一発見者の少年だ。ところが保護者として現れたのは、臨床心理士の瀬名智秋。なんと上條が高校時代に可愛がっていた後輩だった!! 変貌を遂げた瀬名との再会に驚く上條だが…!? 謎の連続殺人を機に一度終わったはずの男達の運命が交錯する──
(出版社より)

表題作ダブル・バインド

上條嘉成,34歳,高校の先輩で警視庁刑事
瀬名智明,32歳,元高校の後輩で臨床心理士

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数24

ダブルバインド

ミステリー、サスペンス、ハードボイルド、ロマンス、コメディ、BLといろんな要素が盛りだくさんでした。
大味にならず、ぐっと引き込まれながら、夢中で読みました。
出てくる人物、一人一人がすごく興味深くて魅力的です。
バラバラの性格の人たちなのにお話としてまとまっていて、かなりの読み応えです。
主人公の上條と瀬名、上條の刑事としては鼻が効くのに瀬名に対しての若干のポンコツさは、笑みが止まらず、完璧な瀬名が上條に対してだけ、子供のようになるところ、愛らしくてたまりません。
一巻はお話し的には序章という感じですが、どっぷりのめり込めます。
たくさんの謎や、関係がこれからどうなるのか楽しみです♪

0

新藤と葉鳥が好きでした

めっちゃ話面白いんですけど!”萌”は低めでした…。
しかも、1巻ごとに完結してくのかな~と思ったら!!4巻でひとつの事件なんですね~。2巻以降が手元になくて悶えます。(読み終えて”ぎゃーーー”でした。)

本当に他のレビュアー様がすでにおススメしている通り、4巻まで購入してから読むのがいいですね(汗)。電子だとすぐぽちれますが、紙派だと扱ってる本屋に行かないと(もしくはポチって荷物が届くまで)しばらく悶えたまま過ごすことになるんですね。

”萌”低めの理由としては、上條にそんなに魅力を感じられなかったことと、瀬名のツンが多すぎることですかね。いまのところ、99.9%くらい新藤と葉鳥のが好きですww。めちゃいい!!こっちのCP!!なので、(2)の前にスピンオフ読んでも大丈夫かな、、、?と検討中です。

1

買うなら4巻同時購入がおすすめ

全4巻を通して1つの事件物です。
殺人事件だけでなく、重要なキー人物として解離性同一障の少年が出てきます。
またメインキャラクターが4人(2CP)で章ごとに視点が変わったりするので苦手な方は注意。

全4巻ですがまさか1つの事件だとは思いませんでした。犯人はわりと早い段階でこの人かな?と思い、その通りでした。
個人的にはヤクザの愛人である葉鳥のキャラクターがとても好きだった為、夢中になって読みました。

かなり複雑な話で、人間の難しさを感じます。
英田先生ならではだと思いますが、各々問題を抱えており完璧ではなく人間らしくダメなところがあります。苦手な人は苦手かも。
メインCPである刑事(攻め)と臨床心理士(受け)のキャラクターがそこまで刺さらなかったので萌2止まり。
ヘタレはかなり流されまくる攻めです。
受けのツンデレもツンが多め。

ヤクザ×愛人はかなりの執着依存系受けです。
愛が死ぬほど重たいのに、愛される事には臆病。
葉鳥本当に本当に幸せになってほしいです。
(新藤さんが絶対にしてくれると思っています)

この1冊だけの購入はおすすめしません。
買うなら4巻同時にがいいと思います。
ヤクザ×愛人の方が好きそうだなと思ったら4巻読了後にスピンオフ作品のアウトフェイスも是非。

1

刑事物とBLでひとつぶで二度美味しい

一般小説の刑事物もとても好きです。

刑事物としては緩いというか浅いのですが、男同士の人間関係がメインのお話だしまぁいいかな、と。BLも刑事物も好きな人にはひとつぶで二度美味しいという感じ。

文章はそう難しくもなく平易で、だけど軽いわけではなく、ちょうどいい「ちょい堅」な文体でさくさく読むことが出来ました。

全4巻という量に関しては、ちょっと多すぎるというか、4巻中盤の事件解決後の心理描写が長すぎて読んでいてだれてしまう感じはしました。

カップルが2組出てきますが、ヤクザ×愛人(と本人が言い張っている)の方が掘り下げられてるように思えるのが、メインの2人(刑事×臨床心理士)の方が好きなので読むのがちょっとめんどくさかった。でも、その二人の方が好きな人は多いような気がします、なんとなく。

主人公(刑事)が使う「ホモ」という言葉は「ゲイではない人の同性愛者に対する認識」としてわざと使われてるのかな、と思うのですが、途中でゲイとも言ってたように思うし、使い分けがちょっと曖昧な気がしました。ぜんぶをきっちりチェックしたわけではないですが。

作品とは関係ありませんが、電子版を買ったら挿絵がまったくなくて残念でした(Yahooブックスで1巻のみ購入、その後、Yahooブックスがアプリ未対応で不便だったため、2~4巻をKindleで購入。いずれも挿絵はなかったです)。

2

さすが。引き込まれる。

遂に(今頃)、英田サキさんの有名作「ダブル・バインド」を読む!
事前知識無しに読み始めましたが、これは元々推理小説好きの私には非常に面白い展開ではじまる。
夢の島の公園で、一体の死体が発見される。
被害者は失踪して1ヶ月、常識では考えられないほど痩せていた…
目撃者の少年は精神疾患があって、供述が曖昧。
そんな事件の始まり。
BLでなくて普通の推理ものとしても、なかなか引き込まれる設定です。
主人公は事件を担当する刑事・上條と、目撃者の少年・祥の付き添いのクリニカルサイコロジスト・瀬名(ゲイ)。
上條と瀬名は高校の先輩後輩の間柄。
そこに瀬名の初恋の相手(極道)とその愛人(男)が事件がらみで関わってきて…
まだ1巻で、人物の色付けというか背景を語り、事件の方は全く進展しないままどうやら連続殺人の様相を呈してきました。
さすが英田サキさん、登場人物は多いほうだと思いますが、みな現実感をもって生き生きと動いています。
葛西リカコさんによる瀬名と進藤もとても素敵。でも上條はちょっとかっこよすぎるかも?もっとくたびれ気味でもOKなのに。

6

まだ重くない サスペンスもの。この事件 どこまで続くんだろう?

手持ちの読みたい本がなくなってしまい、
長らく積んでいた当本を手に取りました。
舞台 日本だし、刑事もので重そうだし・・・ 
でも英田先生だしリカコ先生だから
一度は読まないと!と思って読み始めたら。

すいません、先生のこと ナメテマシタ、ごめんなさい。

すんごい面白かったです。あっという間に引き込まれて1巻読了、ぶはー。
つんつん美人さんが好きで日本舞台、刑事ものが大丈夫な方ならぜひぜひ!
あ、損壊された結果の遺体が出てくるので苦手な方はご注意です。

といっても 私もまだ1巻のみ。
攻め受け未判明のまま 二人死んだだけで1巻終わるし(笑)
あほな私には誰が犯人なんだか さっぱり。
?と思うキャラはいるっちゃいるけど・・・

上條:刑事さん。高校時代 剣道部所属、融通きくタイプ
瀬名:アメリカ在住 臨床心理士、美人・眼鏡さん 
   上條に対してだけつんつん 祥の保護者代理人
祥:アメリカ在住 精神疾患をもつ子。
ヒカル:祥の友達。
赤松:祥の友達。日本在住。
新藤:若頭。瀬名の従兄弟 嫁死亡、娘と葉鳥とベビーシッターと生活中。
   腰砕けそうな色男。
葉鳥:新藤の愛人(男子)。とんでもない不良だったけど新藤に救われる。
   新藤に命捧げてます。
その他刑事さんの同僚多数。
まあキャラの多いこと。でも皆さんしっかりキャラあるので、
判別には苦労しません。

葛西先生の挿絵は美しいですが、やはり私に効果絶大なのは
ファンタジー系かな と思いました。
新藤とか まじ、色男すぎて わーお と思うんですが
やっぱりヒラヒラ、キラキラ系の方が、葛西先生の絵は素敵な気がする(笑)

よーし2巻いってみよー

5

一巻は人物把握的な感じ

刑事の上條は殺人事件の第一目撃者である少年の付添できた瀬名智明と16年ぶりの再会します。
上條と智明は高校時代の剣道部の先輩後輩。

高校時代を懐かしむ上條に対し、久しぶりに再会した智明はそっけない態度で印象も高校時代とはだいぶ違っています。

ひょんなことから智明がゲイだと知ってしまった上條。
智明からキスまでされてしまったのに何故か嫌な気がしないというよくある展開(笑)

殺人事件の犯人捜査を中心に話が展開していくサスペンス作品でBLしすぎてない感じです。(一巻だからかもしれませんが)
でも気になる登場人物がたくさんいるので、これから人間関係が複雑に絡み合っていく予感と期待はあります!

1

4冊もかける内容ではない

他シリーズ(デッドロック、エス)が良かったので作家買い。
本作シリーズをまとめて購入しました。
1~4まで読み終えた後のまとめての感想です。

ネタバレが嫌だったので、前情報を仕入れずに読み始めました。
最初、登場人物が多く、主人公が誰かもわからないまま読み進めました。
それが原因か、物語の世界観に嵌まれず……。
でも、さすが英田作品。
途中からは、無事に物語に引き込まれて夢中になりました。
が、知らなかったのです。
続き物だということを……。
しかも、シリーズ全てが1つの事件なんて……。
いくらなんでも、引っ張りすぎです。
事件の内容も、たいした掘り下げもなく、薄っぺらいままだし。
1冊か、2冊ぐらいに収まったんじゃないの?
途中から犯人わかったし、惰性で最後まで読みましたが、がっかりです。
ラブ要素は、ツンデレ具合がそれなりに良かったけど、4冊もかけて、これかいって感じ。
まっ、英田作品なので、そんなにラブは期待してませんでしたが。
というわけで、この内容が2冊に収まったいたら、萌×2ぐらいだったのでしょうけど、長くて飽きてしまったということで、萌ということで。
もっと、1冊1事件で、違う事件も読みたかったです。

5

人物もストーリーも魅力的。

ここまでサスペンス要素が強い作品はなかなかないかも。
恋愛模様そっちのけで、犯人は一体…と深く考え推理してしまう自分がいました。

と、いってもしっかり大人の男たちの恋愛劇も楽しんでいるのですが。
昔は美少女、現在美青年の瀬名さんは魅力たっぷり。
インテリ眼鏡が激しく似合います。
一方上條さんの雄くさくオヤジ入っているところが妙にツボ。
けれど決して野暮ったくはなく、上質なところが魅力。

瀬名のツンケン具合が非常にいい味を出してくれています。
そしてそれに付き合わされる上條の振り回されっぷりがおもしろい。

二人を取り巻く素敵なお方たちも要注目です。
解離性同一性障害の少年、極道である瀬名の従兄弟、その愛人である青年。

解決の糸口がまだ見つからない事件。
一体犯人は。
そして瀬名と上條の関係は発展するのか。

一冊で完結させないというこの焦らしよう…。
もちろん最後まで付き合います!
早く続きが読みたい!ということで次に手を伸ばします。

5

本格サスペンスBL、ご馳走様です!!!

大好物のサスペンス、BLではピカイチの本格派ではないだろうか?
非常に面白かった。ってか、ここで終るんかい!というえげつなく中途半端ないいところで1巻は終了。速攻でシリーズ購入でした。

カップルは、それぞれ恋愛で苦い過去を持つもの同士。高校時代は剣道部の先輩後輩でした。もっさり刑事と美人医療療法士として久しぶりに再会。受けのツンっぶりが可愛くてたまりません。超鈍感な攻めの不器用な優しさもよい。男っぽいケンカップルなら最高に好みですが、受けの(受けだよね?)瀬名がかわいいので許す!

時々コミカルな地の文、会話を混ぜながら、推理が進んでいく感じ、ああたまりません。
そして気になるあの人物!

2巻へ逝って参ります。

2

これはいいミステリーBL

人気作みたいだし、皆はもう知ってると思うけれど、初めて読む方!続き物です!本当、序盤も序盤という感じです。
無印だし、ドラマCDも出ているのですっかり一冊で完結だと思ってました。
読みながら、話は面白いのですがどんどん頁は少なくなっていくのに、全く謎は解けそうもない。メインの二人もくっつきそうにない。
どうなるの!?
…………はい、続き物でした(笑)ですよねー。
続いてもいいんですが、一巻目はちゃんと「1」ってつけて欲しいかもです。

元々ミステリーの人間でハードボイルド小説も一時期読みあさっていたので、こういうBLいいですね!
未だ全くBLっぽくないですが。
一般小説だったら、葉鳥ポジションは気の強い女の子なんだろうなあ。

猟奇事件と多重人格。いいですねー!
メインのカプは多分自分は範疇外なので、葉鳥の方が好きかなあ。
ただ893は不得手なので、うーん。でもドラマCD、最愛の大川さんなんですよね。CDも買ってしまいそうな予感です(笑)
葛西さんの挿絵目当てもあったのですが、葛西さん、絵が全然違う!
微妙に縦に長いですね。
あとCD聞いていないから余計なんですが、途中から上条さんが某虎と兎のアニメの虎さんに似てるなあと思って読んでいたら、最後はあの声で喋ってました(笑)※多分、全くイメージ違います。
とらうさの方はお好きかもですねえ。

未だ一巻目なので、謎は全く解けていないですが、赤松犯人なんじゃね?と適当な事云ってみておきます。全く先を知らないので、ネタバレじゃないです、あしからず。さーて、誰が犯人かなあ(笑)
まとめて買ってきていたので、続きを読もうと思います!

1

序章

まるごと一冊ひとつのストーリー。

1つのお話に2つのカップルが出てきました。

上條といい瀬名といい・・・BLとして好みのタイプでした♪
受け様も攻め様もこういう会話をしてほしい!みたいなのって
やっぱりあったりしますよね?無いですか?有りますよね!?w
それがバッチリハマっている感じで(*^^*)
もちろん新藤さんも葉鳥くんも・・・イイ感じでした。

ストーリーの方は・・・、序章という感じ。
さぁ、このあと殺人事件はどう解決するの?、それから
この2人の関係は、どんなやりとりをしながら進んでいくの?
と言う感じの展開な一冊でした。

2

BL要素は少ないですが…

シリーズの第一巻。
上條と瀬名、新藤と葉鳥の2カップルが登場します。
BL的な甘さはほぼ皆無ですが、猟奇殺人事件を中心に4人が交差する、なかなかに読み応えのある作品でした。


攻めの上條は、警視庁捜査一課の刑事。
二年前、仕事で家庭を顧みずにいた為に離婚されています。

性格男前、外見美人な受けの瀬名は、アメリカでサイコロジスト(セラピスト)として働いていて、上條の高校の後輩です。


この作品は事件の内容も極道の世界もヘビーですが、上條の存在のおかげでひじょうに読みやすく仕上がっています。
上條はいつも自然体な男で、瀬名にはのれんに腕押しといったように映るのかなと思いますが。
その辺りがよけい瀬名をイラつかせているのかもしれませんね。
ただ、素直に他人に感心したり悲しんだりできる上條はとても魅力的で、眩しい存在であろうとも思います。

個人的には、上條に尋ねられ「はあ?」(”あ”の方が強調)と聞き返す瀬名や、「ホモじゃないホモじゃない、断じてホモじゃない!」と念仏のように唱える上條が笑いを誘います。
視点もその時々で上條だったり瀬名だったり、そして葉鳥だったりと変わるので、心情や場面が理解しやすくなっています。

このシリーズで、かなりの人気と聞きます葉鳥。
上條が再会した時には、『生きるためならなんでもする少年』から『新藤のためならなんでもする青年』へ変化していました。
東誠会会長の息子で若頭である新藤と彼の愛人である葉鳥。
新藤を盲愛する刹那的な葉鳥が今後どうなるのか、心配であり楽しみでもあります。

2

続きは買ってから!

 夢の島で猟奇的な殺人事件が発生?
 それは被害者が餓死させられた上、性器を切り取られ、喉の奥に詰められていた……という恐ろしい物であった。
 その捜査を担当することになったのは、警視庁の刑事である上條善成。

 事件の第一発見者は、間宮祥。
 ところが彼は、解離性同一障害という病気を患っていて、犯人と接触してはいたものの、その間の記憶がないという。
 そんな彼の保護者として現れたのは、上條の高校時代の剣道部の後輩でもあった瀬名智秋だった。
 高校時代のかわいかった面影もなくなり、嫌みな男になっていた瀬名との再会に驚きを隠せずにいる上條。
 おまけに、瀬名は男と関係を持つようになっていて、ついうっかりされたキスをイヤだと思えなかった上條は自分自身に「ホモjないあ」と言い聞かせる日々。

 けれど事件は、連続殺人事件の様相を呈し、新たな被害者が出てしまう……。

 という話でした。
 登場人物の関係が複雑に絡み合っていて、何処までが事件に関係があって関係ないのかわからない。
 おまけに、完全に続き物で恋愛方面もまったく進展がなく、誰と誰がくっつくのかもわからない。まあ、大体予想が付くけど。

 もしこれから読もうと思う人がいたら、全部揃えてから読むことをオススメします。
 2件目の殺人事件が起こったところで終わっちゃうので、続きを読みたくて困ります。

1

推理小説風味

長い間積みました。
刑事の上條嘉成・事件の第一発見者である少年、真宮祥・その保護者でサイコロジストの瀬名智秋・智秋の従兄弟で東誠会若頭、新藤隆征・新藤の愛人?葉鳥忍・警察関係では捜査一課の管理官、野々村宏文・その娘の美久。
上條と瀬名は高校時代の先輩後輩。
祥は精神疾患、解離性同一性障害を患っています。
祥の腕に残されたMurder by Numbersの文字。
捜査は続きますがふたりめの犠牲者が発見されたところで続く。

英田さんの作品はBLとしての萌よりも事件の方が面白いです。
こういうの有りだと思います。

1

サイコ系サスペンス

というわけで自分の専門分野なので、サイコ系はだいたい厳しい目線で見てしまうんですが、
さすが英田先生。そんなに気にはならなかったです。

ぶっちゃけると、この設定自体はそっちの分野の小説では使い回された設定なので、
祥のアレな症状については、特に目新しさは感じなかったのです。
でもそれで萎えたとか、そういうことは無かったです。
普通にワクワクしながら読み進めました^^*

それに上条と瀬名のCPに期待大でした。
瀬名のツン&ちょっぴりデレぶりが美味しいです。

また、自分にはオッサン好き属性は無いんですが、上条のオッサンっぽさは不思議と好きでした。
あれ、もしかして萌え対象の範囲が広がってきたのかしら(;´д`)

1

引き込まれました!

いや、面白かったです!一気に読みふけってしまいました。
サスペンス&推理小説大好きな私には、BLでこれも楽しめるのは大歓迎!
もちろん、純粋なそれに比べるとぬるいですが、いいんです、BLですから。
大好物のどちらも楽しめて、一度で二度オイシイ!的な(笑)

餓死死体が発見されるという奇異な事件がきっかけで、上條と瀬名は偶然再会します。
十六年前と、見た目も中身もすっかり変わってしまった瀬名に戸惑う上條。
やたらと上條にそっけなく冷たい態度を取る瀬名。
事件の重要な目撃者である祥は、難解性同一性障害(多重人格)だった・・・
と、これから事件が盛り上がっていくぞ!な序章の一冊でした。

事件そのものは、今巻では殆ど謎のままです。
別件の行方不明事件が、最後には同じ様な餓死死体となって発見され、
連続殺人事件だと断定される所で終わります。
この行方不明事件で絡んできた新藤が、実は瀬名の過去の深くかかわっていて、
瀬名がすっかり変わってしまった大きな原因となっています。

新藤の愛人の羽鳥が、またなかなか個性的なキャラ。
なんかハチャメチャなんですが、新藤に対する想いは真剣みたいです。
上條×瀬名カップルと同じく、新藤×羽鳥の展開も気になりますね!

同一人物である、祥とヒカルとケイが、今後どんなふうに事件と絡んでくるのか。
祥の過去にも触れてますが、あまりにも悲惨で壮絶です。
その痛みを一心に受けていたヒカルという人格に同情してしまう上條の気持、
分かります、たぶん私も同じ反応をしてしまうでしょう。
その時の、祥の病気に対する瀬名の説明もなるほどよく分かりますが、
感情的に納得出来るのと頭で理解するのとは別物ですよね・・・

上條と瀬名のラブはまだまだこれからですね。
どんなふうに進展するのかもまだまだ分からない様な段階です(笑)
事件の今後の展開と同時に、こちらの展開にも今後期待です!

2

やっと読みました。

ようやく読みました。
やっぱりというかなんというか面白かったです。

個人的には瀬名が非常に好きなタイプで。
ツンデレ万歳!
好意はあっても挑発して自ら牽制しちゃうようなところとか。
それでいて、何かと絡んでいくようにも見えるんですが。
それでも、どこかで自分の中で一線を引いているように見えるところとかとにかく全てがタイプでした。
最後の方で弱って甘えてるのも意表を突かれたようでツボりました。

そんな瀬名の先輩・上條。
なんだか周りの環境?やらから流されているように見えなくもないですが、高校時代は単に無自覚だっただけなんじゃないかな、と。
今も今まで生きてきた「ノーマル」という考えから抜け出せないだけで、内心の発言?とかかなり瀬名に魅力を感じてるようだし。
第一、自分からキスしたいと思う時点で充分だと思うんですよね。
だから、あとは自分の中でどう折り合いつけるかだけで。
といっても、それでスッパリ好きだー!ってなったところで、瀬名の方がああなので全く受け入れるとは思えないのですが。

でも、この2人のコンビ?は好きです。
お互いにあいまいな関係のようでいて、付かず離れず。
捜査のこともあるからだろうけど、プライベートでも全く付き合いがないわけでなく。
上條といると確かに瀬名がどこかかわいいから不思議だ。

葉鳥も気になる存在。
愛人でありながら、というか「愛人」でしかないことに重きを置いているというか。
それ以上になろうとも思わない。
甘えたいとも思わない。
そういうところが逆にかわいくも見えたりします。
影で?新藤のために一生懸命働いたり。
別に新藤に愛されているとか愛されてないとか関係なく。
ただ自分の人生を新藤のために使いたい。
そういうのってすごいなぁ。

あとは、単純に多重人格とか好きなので気になったり。
単純にこの事件の真相というかあの餓死死体はどうやってつくるんだろうと思ったり。

一番気になるのはやっぱり瀬名と上條の関係がどう動くかなのですが。
このお話自体は次巻で決着着くのかしら?
だと、したら2人の関係も…?
あー、続きが気になります。

1

一冊まるまる序章

大好きな英田先生の新シリーズ。やっと読了!!
大好きゆえに期待値が高くて…愛ゆえに辛口かも。

とにかく登場人物が多く、状況を把握するのに時間がかかりました。
続きものではありますが、一冊の本としてはストーリー展開にもう少しアクセントが欲しかった!BLとしても、も少しラブ度が欲しい~~。
あと主人公のインパクトがもう少し欲しい~。←わがままだなw
神と萌の境界線を考えるとき、どれだけ世界観に入り込めるかというのが私の基準だったりするので、設定はすごく好きですが萌評価です。


キャラは個性的で、これからの展開に期待です♪
まだものすごく共感できる深いエピソードがないせいか、とにかく次を!って感じな巻です。
上條は攻めとしてこれから育っていくのかなーと思うと、どういうエピソードがくるのか楽しみなところ!!

設定がかなり大がかりになっているので、英田先生はどう転がしていくのか!?長編必至です!
連続変死体殺人事件、ホモじゃない上條が良き攻様になるまでの成長w、祥の人格障害、瀬名の過去等々、大風呂敷ですね!
そう考えると、この巻は全部が序章って感じでした♪

2巻にいってきます!!!

2

残念なキャラが一人もいない!

作品紹介を見て、愛する合田雄一郎
(高村薫さんの小説、合田シリーズの主人公)と
上條の属性が一致しまくってたので読みました。
読んでみたら、更に一致するところがあって、
まず、そのことにすんごいウハウハしました!
例:捜査一課の刑事、父親も警察官、
父親は高2の時に死亡、バツイチ等・・・

でも、性格はぜんぜん違いました(笑)。
上條はおもしろくて性格良い人です。

シリーズものらしく1巻から大量に登場人物が出てくるのですが、
普通、こういう場合、
「このキャラ、必要なんだろうけど、私は好きじゃないな・・・」
っていう現象が起きませんか?
でもこの作品では一人一人が個性的で魅力的で、
残念なキャラが一人もいないんです!
もう、みーんな幸せになってほしいっ!!(笑)

メインの上條と瀬名はもちろん、
カギを握るであろう祥という少年。
瀬名と過去になにやらあった様子のヤクザ新藤。
新藤の愛人である葉鳥。
皆、魅力的なキャラで全員に惚れてしまいました。
あと、上條の上司の野々村もステキっ!

攻め目線から描かれているのも新鮮。

このお話、ミステリーな部分もあるため、
1巻の時点で「犯人コイツじゃね?」と思ったのですが、
まさかね・・・。
私のお粗末な予想が当たってたら、ちょっとイヤです。
でも、まさかね・・・。

3

英田作品を読む幸せ

今作は幸せにひたれました。
恋も事件も序章ですがしっかり読ませてくれます。
数あるBLのなんちゃって事件物のなかでさすが!抜けています。
(誉め処がBLとして微妙ですが)
あとがきにあるほど重さ暗さは感じませんでした。重かったり、暗かったりする過去の部分を、エピソードを連ねずにさくっと説明しているからかもしれません。ここはちょっと物足りないかな。
もうひとつ、主要CPのひとり上條の性格にも救われています。
適度に「おじさん」が入っていていい男です。話の性質上上條(攻)視点が多いのもうれしいです。まだサイコロジスト(?)らしい活躍はあまりみせていませんが、ツンの瀬名(受)との今後も楽しみです。
いつか紆余曲折を経てまとまったあと、このころはまだゆるーいスプーンだっこだったなと懐かしく読み返す日がくるかも。
英田さんの作品はラストシーンが映画みたいで一番の楽しみなのですが、先は長そうです。

3

そこで続くのかっ!

大好きな英田サキさんの新シリーズ開始!
続くんだなとは知って読み始めたのですが、まさかこういう続き方をするとは><
『DEADLOCK』シリーズのように、最小限にでも一旦見切りを付けて次巻へGO!という感じだと勝手に思い込んでいたので、モヤモヤします。モヤモヤ!
早く続きが読みたいっ!

お話に関してはラブはほとんどなくて、私もかなり早い段階から「BL」というよりも「推理小説」として読んでいたので、恋愛的発展が無くてもコレと言って違和感はありません。
それより事件が気になる~><

登場人物もとても多くて、けど誰もが一癖も二癖もありそうな感じで、今後彼らがこの事件にどう関わってくるのか、どう巻き込まれていくのかが気になるところです。

こんだけ推理小説として展開していて、最後がラブでまとまったら、それはそれで物足りないかもしれない……と、早くも要らぬ心配をしております。
ちゃんと事件としても、納得の終息を見せて欲しい……なんて、これは英田さん相手にホント要らぬ心配ですね(笑)

CPは「上條×瀬名」と「進藤×葉鳥」なんでしょうけど、私的には最終的に「進藤×瀬名」でまとまって、上條と葉鳥が振られ者同士飲んだくれ、祥の第一人格が慰め第二人格が馬鹿にして第三人格が呆れ……とかでもOK!とか思ってます(笑)

ともかく、早く続きが読みたい!!!
まだ読んでいない方には「気になっちゃうから続きが出てから一気に読んだほうが良いよ」とアドバイスしたい反面、長いシリーズになりそうな予感がするので「そんなに待つのはもったいない。とりあえず1冊目だけでも読んどけ!」と言いたい気もします。

2

長編の予感

ナンバーが打っていなかったので、読みきりシリーズなんだと思っていました。
思いっきり続き物でした・・・

刑事の上條と、高校の後輩で今はクリニカル・サイコロジストである瀬名を中心に、殺人事件やら多重人格やら極道やら過去のしがらみやらが絡み合って、これからどうなる???なのです。
私が今のところ一番気になるのは、上條と瀬名のこれからよりも殺人事件の行方です。
この際、色っぽい話は入っていなくてもいいから、じっくりミステリとして読ませて欲しいと思っちゃいました。

それにしても登場人物が多いですよね。
しかし、それぞれにきちんと役割があるので、おろそかにできないわけです。
キャラ紹介のページを作って欲しいくらいです。
今のところ、前述の二人と、多重人格少年・祥、極道の新藤とその愛人の葉鳥が印象深い展開になっていますが、監察医の女医・絵里と年下の恋人・日下くんも気になるし、刑事の皆さんも個性的なので・・・

そして、殺人事件の行方、上條と瀬名の関係、新藤と葉鳥がどう絡んでくるのか、謎だらけの存在・祥は結局どんな少年なのか・・・
何冊シリーズになるんでしょうか?
これだけ背景が多いとあと1冊では決着付かないですよね。

2

俺はホモじゃね~

英田サキさんの新作は、まだまだ序章。
餓死し、しかもペニスを切り取られのどに詰められた死体が発見されたことから始まる推理作品に仕上がっています。
これはBLのラノベではないのでは?と錯覚するほどに様々な登場人物が出てきて、謎解きが楽しくなりそうな半面、早く続きをーーーー!!と待望してしまいたい作品になっています。

まず、警視庁の刑事・上條と、高校時代の後輩で現在アメリカで心理療法士をしている瀬名。
瀬名の恩師が養子にしている唯一犯人と接触した、解離性同一障害(多重人格)の少年・雨宮祥。
瀬名の従兄でヤクザの跡取りの新藤と、その愛人・葉鳥(男)
メインはこの5人で進んでいくようです。
しかし、上條の警察の人間関係で上司なども出てきたりするので、作品の一字一句を逃すことは出来ないのです。

瀬名は、かわいかった高校時代から見ると、上條に澄ました顔で嫌味をいい、ゲイであることも隠しもせずキスをしかけるツンデレ(どちらかというとツンツン)キャラ。
上條は、瀬名の色気に少しクラっとはするものの「オレはホモじゃねぇ~」とその誘惑にかられそうな気持ちを否定する、メインカプにはなるのでしょうが、この巻ではまだ何も関係はない状態です。

一方、進藤は実は瀬名との過去があり、また葉鳥を愛人としているという設定なので、とりあえずこの巻の色気担当を担うカプとなっています。

餓死死体の被害者・三沢の昔の同級生だったという、進藤の組の構成員である鈴村が行方不明になったことから、組でもこの殺人事件の解決に深く絡むことになってきます。(特に葉鳥)
そんな登場人物の関係を見せた最初でしたので、一体どんな風に発展していくのか、大変に期待が持てます。

祥が多重人格である設定なのですが、作中でも触れられていますが『24人のビリーミリガン』そのままでしたww
まだまだラブ未満ですが、これ恋愛なくてもイケそうなお話です。
(あったほうが、おいしくはあるのですが、、)

5

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