ダブル・バインド(3)

ダブル・バインド(3)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神31
  • 萌×235
  • 萌19
  • 中立0
  • しゅみじゃない2

226

レビュー数
17
得点
352
評価数
87
平均
4.1 / 5
神率
35.6%
著者
英田サキ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
葛西リカコ 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
シリーズ
ダブル・バインド
発売日
価格
¥533(税抜)  
ISBN
9784199006210

あらすじ

「連続餓死殺人の捜査からお前を外す」。突然、現場を追われた警視庁刑事の上條(かみじょう)。命令に納得できない上條は、強引に有休を取り単独捜査を続ける。しかも期限つきで恋人になったばかりの臨床心理士・瀬名(せな)が急遽渡米し、早々に二人は離れることに!? 一方、激化する跡目抗争で新藤(しんどう)が負傷!! 案じる葉鳥(はとり)を「俺の前に姿を見せるな」となぜか遠ざけ…!? 複雑化する事件で男達の真実の愛が交錯する!!

(出版社より)

表題作ダブル・バインド(3)

上條嘉成,34歳,高校の先輩で警視庁刑事
瀬名智明,32歳,元高校の後輩で臨床心理士

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数17

ダブルバインド3

かなり、真相に近づいてきました。
引き続き、ハラハラドキドキです。
まだ、謎は残されていますし、葉鳥はどうなるの⁈と続きが気になり仕方がない。
3巻は翔のこともどないなっとるんや?
何があるんや?何があったんや?と気を揉みまくり、どしっと重厚感のあるお話でしたが。
その中で上條の10点満点後ろ回りと、俺はホモになる!この場面には吹き出して笑いました。
シリアスからのギャグ?の振り幅に眼福でした。
上條の楽天的な考え方が全てを救っているような。
最後はどうなるのか?楽しみ。

0

4巻を待機させて読むべし…

はぁ~っ!!?
という終わり方なので、ぜひ次巻をお手元に置いておくことをお勧めします♪完結しててよかったです…。

いやもう佳境ですね!面白いんですけど!!
そして、なんといっても…
新藤と瀬名の初恋成仏!名場面でした。やっぱりこの二人の過去エピは萌えます。
ふたりとも互いに向き合うときは、普段とは違う表情になるんですよね、尊い。。別れた頃に気分が戻っちゃうんでしょうか、切なさが大人のほろ苦い性癖にささります。別れた二人が過去を清算するという場面的にはもう神評価(もしくはそれ以上)です。新藤が、もはや親孝行したいだけの普通の男にみえました。そこに恨み言を言う瀬名もいいんです!!めちゃくちゃ正しい成仏の仕方でした。(チーン)

そして、対新藤とは全く別の顔で上條を調教する瀬名は相変わらずハリネズミのままです。なかなかヒットが打てないポンコツ恋愛打者の上條が、なんだか典型的な日本のおじさんにみえて愛おしくなってきます。好きな男に全部ダメだしされて、面倒くさいんだけど、なんだか叱られるのも嫌じゃないなぁ~と”ホモ”以外に別の性癖も開眼しそうな刑事、いいですね。もう一生尻に敷かれる決定です。(つか、TNKの硬度のトリビアが新鮮でしたby瀬名先生。瀬名のアバンチュールクロニクルも気になります。)

というわけで、今回一番仕事してた感のある葉鳥(でも実際職業ってなんなの?と思ってるんですが…)、どーなるのよーー!?で4へつづく!でした。はぁ、面白い!!

2

「引き続き」巻。

「ダブル・バインド」第3巻。
あとがきにて『いろいろ動きがあった〜』とありましたが、私にはそう思えず。だってどの展開もジレジレ!
進藤が車に突っ込まれて骨折する事件はあります。
それで葉鳥は頭に血が上り、引き続き自分で鈴村の周りを嗅ぎまわる。
餓死連続殺人は、第2巻から発覚した女性レイプ動画の関係者がまた1人失踪。
上條x瀬名はゆっくりイイ感じ。
進藤の父親がいよいよ亡くなって、進藤と瀬名が過去のあれこれを話し合えたこと。
餓死殺人の被害者の関係先で、新たに「光田」という男が出現してきたこと。
祥の中で、ケイが大きくなってきている事。
まだまだ謎の回収はできず!
その上!葉鳥にイヤ〜なフラグが立ってる。進藤が葉鳥に帰ってこいと縋るなんて…

ラストシーンは葉鳥の危機です。女に刺された、ヤバイ!

2

せつなくて胸が痛くて、大変なところで終わる3巻

大変な巻でした。どうすんのこれ という終わり方をされるので
4巻用意してから3巻読むことを強く推奨いたします。
ちなみに 相変わらず事件続行中。行方不明者1追加。死人追加なし。
みんなの想いにシンクロしすぎて、冷静じゃないかも。でも神。

先にリカコ先生絵話。
カラー口絵は上條+瀬名+祥(みんな着衣、3Pじゃない(笑))
裏はなーーーーーーんと瀬名
(メインカプ受け)にキスしかかる新藤(サブカプ攻め)の図。
こんなのみたら葉鳥(サブカプ受け)、きーっとか言って
皿投げつけるんじゃないだろうか・・・

そしてなんとこの巻では肌色シーンが1枚もない!
(2回チェックしたけどなあ)
かろうじて上條+瀬名のバスローブ姿のみ。
あ、甘さplease・・・いやこの世界観に甘さを求めてはいけないんだよな。
うん我慢。

この巻、煮詰まってきたせいか、感情の高ぶるシーンが多く
静かに涙する瀬名 や 慟哭する祥 などの図があります。
リカコ先生って、涙とか慟哭とか絶望 というものを描いていただいたら
ぴかイチなんじゃないだろうか と今回思いました。

お話ですが。
この巻でもハリネズミ瀬名とへたれワンコ上條の漫才は続行中、
めちゃシリアスな本なのに、そこは夜中げらげら笑ってしまいました。

高校生活を少し一緒に過ごした二人。
裏表ない上條はともかく、サイコロジストな瀬名は、
上條が 素でやりたい放題できる相手なんだろうなと感じます。
甘える、拗ねる、いぢめる、調教する(笑)
そのくつろいだ瀬名の気分にシンクロしてしまうので、
ふたりのイチャコラシーンは笑いつつも、こっちもほっこり幸せな気分になれます。

そして上條のおかげで、瀬名は一山こえ、
お互いの結びつきを確固たるものにしつつあるなあ という気がして これまた幸せ。

もう一方のカプ、やんちゃ葉鳥ちゃん、大活躍なのはいいけど、
新藤さんに怒られちゃって大変。どうすんの葉鳥ちゃんと思ってたら
もっと大変な状況で最終ページに到達し、絶叫、「ちょっとまってー」。
4巻横に置いといてよかった・・・と思った真夜中でした。
祥君も大詰めです。
皆様、ぜひセットでご購入を。

2

事件も恋も一気に動きだします

ダブルバインド3巻目。
ついに事件の真相が見え隠れしてきました。
んーサスペンスとしても面白いです。

でも気になるのは、やはり上條と智明の展開(^^)
ついに上條は「ホモになろう」と一人考えぬいて決断してしまいました。
そんな上條のバカ真面目なところとか、智明に対して亭主関白になれないどん臭いところとか好きです
智明にも上條がホモになることを決意するまでの心の声を聴かせてあげたい。

そして3巻目のもうひとつの目玉は葉鳥と新藤カップルではないでしょうか。
葉鳥を心配するあまり冷たく突き放す新藤も、新藤の愛を信じきれない葉鳥の自信のなさも切なすぎます。
葉鳥が新藤の役に立ちたいと犯人探しに没頭しますが、危なっかしくてやきもきします。
も~、みんな言葉足らずで目が離せません。(笑)

早く4巻よみたい

2

もう間違いない。

いやぁ、今回瀬名さんがかわいいのなんの。
ツンケンしてるんだけど、素直にもなってたりしていい感じに楽しませてくれました。
女の子の番号を目にして嫌味言って。あぁ、ここらへんは瀬名さん素直じゃないなぁなんて苦笑い。
でもその後の「お帰りのキスはしてくれないんですか」にはもう上條だけでなくこっちまでノックアウト。
上條さん、翻弄されちゃってますけど。笑
ツンツンする瀬名を可愛い可愛い連発です。
上條さん、開き直ったら無敵なのかも。

もうひとつのカップル、新藤&葉鳥は相変わらず葉鳥が刹那的。
だけど新藤も我慢の限界がきたようで、葉鳥に自分の思いを伝えます。
こっちのカップルももう一押しですかね。

さて、謎渦巻く事件も佳境に入ってきたこの3巻。
今回の事件を起こすきっかけであろう集団レイプの犯人が揃いました。
そして2巻でもしかしてこの子が被害者?と推理していたんですが…今回、もう間違いない、と。
と、いうことは…犯人は。
だけどまだまだ事件の全貌は見えてこず、謎は残ったまま。
ケイの出現によって祥はどうなってしまうのか。
ヒカルはこのまま消えてしまうのか。
そして、真犯人は───。

焦らされ続けてきた恋の行方と事件の真相を求めて、いざ最終巻!

0

よし、ホモになろう

吹いた。シリアスなサスペンスながらコミカルなテイストをうまく入れられる英田さん。
にぶくてがさつな上條もついに決意。ではありますが。

3巻は事件も恋愛も展開する、”転"の巻でした。
瀬名は恩師に相談に行くため渡米。メインカプの方は小休止といった風情。一方、新藤×葉鳥が表に出てきます。
お互いにかけがえがない存在なのに、素直になれない二人。葉鳥は不幸な生い立ちだが、新藤に拾ってもらい、恩義を感じる親分として、同時に一人の男性として愛している。でも、忠誠を誓う仕事上の感情と、恋愛感情との狭間で揺れ動き、常に自虐的になってしまう。
そんな葉鳥を新藤は丸ごと包もうとするが、自制がききすぎて愛情表現が乏しい。

新藤の妻や子供との関係なども描かれて、こちらが人気出るのもうなずける。個人的には、健気悲観的受けは好みじゃないですが。

さていよいよ最終巻へ。

1

やっと好きな葛西絵になってきたー!

三巻目です。
気になるので一気に読んでしまいました。
挿絵がやっと、今の葛西さんの絵になってきました。嬉しい。
メインは時々新藤さん関係でぐらぐらしつつもいい感じで、前回と比べて真相に近づくエピソードが多かったですね。

登場人物は、ヒカルと葉鳥が好きですが、ヒカルが何か変なフラグ立ってて悲しいです。
更にケイと祥が…………わああああん。
葉鳥も死にそうだし、本当四巻を買っておいてよかったです。

殺伐とした内容の中で、
結論が出た。 よし、ホモになろう。
この台詞の潔さが清々しいです(笑)

2

3つめ

こちらも前作同様、一冊すべてがひとつのストーリー。

今回は、一段と瀬名くんのとんがり度合が上がったような気がしましたが
それに四苦八苦しながら半分楽しんでいるような上條との
掛け合いが面白かったですね~。

新藤と瀬名のわだかまり・・・みたいなものも
ちゃんと解けていったというところが
瀬名の上條に対する態度が変わって行ったところかもしれませんね?
どんどん自分を上條に見せている感じw

もちろん事件の方の展開も、ちゃんと前進していって
益々面白くなりました♪

0

葉鳥が楽しめる一冊

『ダブル・バインド』三巻です。
この巻では事件自体の進みより、葉鳥にクローズアップされていた節があります。
表紙も葉鳥たちですしね。

変わらず、刑事の上條×カウンセラーの瀬名、そしてもう一カップルが、暴力団の新藤×愛人の葉鳥です。

パイプ椅子に詫びを入れてしまう辺りが相変わらず上條は最高で、この巻でも事件の暗さを緩和してくれています。
瀬名との関係についても、行き着く先に行き着いたと納得し、家族に対しても「ま、いいか」といった具合。
「よし、ホモになろう」と、まるで「さあ、京都に行こう」というCMのような気楽さ(苦笑

変わって新藤×葉鳥の方は、新藤が襲われ負傷したことで葉鳥のタガが外れかけ、新藤から遠ざけられてしまいます。
これは新藤の葉鳥への愛情のためで、それは葉鳥自身もわかってはいるものの、愛されることに浸ることが出来ません。
本能的に考えることを避けているような。

ここで続くですか?という辺りで終わるので、ぜひ四巻を用意してから読まれることをオススメします。

2

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