銀閣博士とモルモット

ginkakuhakase to marmot

銀閣博士とモルモット
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神30
  • 萌×213
  • 萌24
  • 中立4
  • しゅみじゃない8

--

レビュー数
37
得点
278
評価数
79
平均
3.7 / 5
神率
38%
著者
池玲文 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
マガジン・マガジン
レーベル
ジュネットコミックス ピアスシリーズ
発売日
価格
¥648(税抜)  
ISBN
9784904468128

あらすじ

「茅ノ谷くん、早く裸になりたまえ」
2107年。
天才科学者・銀閣に憧れ、念願の助手を務めることになった茅ノ谷アキ。
銀閣とともに都市再生の研究を夢見ていたが、責め具の実験体としてカラダを弄られる毎日で…!?
超潔癖症の博士と愛すべき助手の究極の主従研究室ラブ!

表題作銀閣博士とモルモット

銀閣博士,潔癖症でペシミストな天才科学者
茅ノ谷アキ,助手

その他の収録作品

  • LABORATORY Ⅱ
  • LABORATORY Ⅲ
  • LABORATORY ⅳ
  • LABORATORY Ⅴ
  • LABORATORY final
  • あとがき
  • おまけ

レビュー投稿数37

攻めに死ぬほど萌えるんです

なんといっても、私は博士が愛おしくて仕方ないです。
極度の潔癖症・厭世観ばりばりで人間嫌いの攻めが、助手のアキと出会うことで少しずつ変化していく様子がとにかく見もの。

人には触れなかった博士が、アキの指をぎゅっと握りながら震える様子。
思わずキスしちゃった後の慌てぶり。
茅ノ谷くんの声を聞くと自分が何故動悸がするのか、なぜ息切れするのか真面目に悩んでる姿も愛おしい。

天才的な頭脳を持ってるくせに自分の気持ち、自分の変化には疎くて、ただの恋する一人の不器用な男となってる博士の様子はほんとに愛おしくて死ぬほど萌える。
言い訳しながらもアキの身体を触らずにはいられない様子や、おずおずと夜のお誘いをする様子もかわいいし、抱きながらアキの身体をあれこれ解説しちゃって、いい加減やめてください!とたしなめられた博士ときたら…!萌えすぎて、こりゃあかん…と両手で頭を抱えてしばし固まってしまったほど。

そして受けのアキも可愛いだけではなく、しっかりしたいい子だし、まっすぐでピュア。
そんなアキだからこそ「君といると世の中を好きになってしまいそうで困るな」と厭世主義だった博士の口からそんな言葉が出るまでになるんです。

あらすじだけだと、博士の作った快楽マシーンにいいようにされちゃう助手くんのエロ可愛さを楽しむエロコメディのように思いがちだけど、貧富の格差が極端に開いてしまったという近未来の日本を舞台にした世界観や、美意識に貫かれたコスチューム、小道具(ペットロボ含め・笑)、そして背景などなど池玲文さんらしさに満ちていて、エロだけではないところがさすがな一冊です。

5

受けの茅ノ谷くんがとにかく可愛い!!!

池先生の描く受けの可愛いこと!
なんか私もうすごい好きなんですけど…•ू( ͒ᵒ̴̶̷᷄ωᵒ̴̶̷᷅*•ू ͒) ​ )੭ु⁾⁾

時は2107年、舞台は日本。
厭世主義(ペシミスト)の天才科学者・銀閣博士×
真面目で健気な助手・茅ノ谷アキ。

エネルギー問題によって富裕層と貧困層に大きく分かれてしまった日本。
この問題を解決するため、科学者達がそれぞれ研究に勤しむ中、銀閣博士の研究論文は素晴らしく画期的だった。

茅ノ谷はそんな銀閣博士に憧れて必死に勉強し、超難関な採用試験を突破し晴れて助手になったものの、そこで待ち受けていたのはHな責め具のモルモット!

銀閣博士は過去に受けたある仕打ちによって、人間を嫌い、過度な潔癖性になり、情熱を注いでいたエネルギー問題に対する研究意欲を一切失くしてしまう。
今となっては、メタリックな責め具を開発しては嫌いな筈の富裕層を客にして、そちらの道で人気を博していた。

そして、新たに責め具が作られるたびに、その性能を身をもって体験させられるのが茅ノ谷くんなのですが…。
もう可愛いくてエロい!!可愛い!!エロい!!!

茅ノ谷くんは嫌がって責め具から抜け出そうとするけど拘束されてるから抜けられないし、
そうかと思ったら、近未来的な責め具が容赦なく敏感なところを責めてくるっ!
そのうち、茅ノ谷くんの顔がトロトロになって、
「博士っ…」って、涙溜めて頬染めて…。
もう、このとろんとろんな表情が本当に可愛いんですよ…!( ; ; )♡

憧れていた博士が、こんなHな機械ばかり造って襲ってくる毎日に、ちょっとだけの失望感を覚えながらもなぜか離れられない茅ノ谷。
けれど、とうとうある日、そんな日々に我慢できなくなって出て行こうとするのですが…

”なんで?”
失望したから、出て行ったのに、どうして涙が出るんだろう?
溢れて止まらない涙を1人拭う茅ノ谷を、息を切らした銀閣博士が呼び止めて、手袋をはずす。
今まで1度も、直接茅ノ谷に触れなかった博士が、茅ノ谷に手を伸ばして…。きゅ…って小指を握るの反則的に可愛すぎます(//◽︎//)
ああもう、攻めも受けも、なんでこんな可愛いんだよぉ!!

でもやっぱり私は、銀閣博士もいいですが、
茅ノ谷くんが可愛くって可愛くって…。

犬型セクサロイドに犯されてお漏らし博士にかけちゃって、ごめんなさい嫌わないでくださいって泣いちゃうとことか、
博士がちゃんと触ってくれないから…って、瞳ウルウルさせて博士の手のひらに頬ずりするとことか、、、
なんだこれ!
君…やっぱり私を動悸・息切れで殺そうとしてるんだろう……!
と、これは銀閣博士の言葉ですが、まさに、ですね(笑)そう思われても仕方ないくらい、可愛いんです。茅ノ谷くん…。

そして、私の大好きなシーンが。
貧困層の生まれの茅ノ谷を見出し教育を受けさせてくれた碌音寺。
彼に、銀閣博士のもとから離れ自分の研究チームに来てくれないかと誘われ、揺れる茅ノ谷。

もともとエネルギー問題の研究に取り組みたかった茅ノ谷の心は揺れます。
博士のもとから離れたくはない。けれど、自分の元々の目的だった研究はしたい。

茅ノ谷は自分の気持ちを何とか伝えようとするのですが、博士から返ってきたのは、「君は碌音寺の元に行くべきだ…」という言葉。

震える手のひらで茅ノ谷の頬を包み込んで、その肩に顔を伏せ、絞り出すように言った言葉。
そんな銀閣博士を茅ノ谷は、そっと抱きしめるのです。
”ああ どうしよう こんな難しい人 好きになってしまった”

この茅ノ谷の思い。この作品はこの言葉で全て表せる気がするのです。

こんな、人間嫌いで潔癖症で不器用で変人でHな事ばかりしてくる、面倒くさい人なのに。
それでも、好きになっちゃったんだから…

そして、銀閣博士も、茅ノ谷くんによってその頑なな心を少しずつ溶かしていきます。
ある意味この漫画って、銀閣博士の成長物語のような気が?笑

最初は機械越しだった2人の距離がここまで縮まったのかと。少しずつ愛が高まる2人の関係性に、見守ってきたこちらとしては、何だか親心のようなものが芽生えます。笑

ラストもハラハラさせられましたが…。
お互いに色々乗り越えた2人の笑顔が見れたので、一安心です。

脇ですが、碌音寺博士が良い味出してます。
ドレッドは全く好みではないですが、碌音寺博士は何か良かったです!


それにしても…。
本当に、池先生の描く受けというのは、健気で一途で…外見はもちろん、内面もすごく可愛かったりするんですよね。

どうして今まで気づかなかったのでしょうか…
池先生の作り出す作品の素晴らしさに…!

この作品も、エロあり愛ありシュールなギャグもありでとても楽しめました(*´ㅂ`*)

萌×2か非常に迷ったのですが…。
こういう、ストーリーが奥深い話だと、エロよりももっと話の内容を掘り下げて行くほうが好きなので、今回は萌で…(>_<)

でも好きな作品でした♡
あと、ピンナップがとても素敵です…♡

そしてカバー裏が面白い!!必見です!
パン騒動は、笑えますwww





1

「…察したまえ!僕は人間嫌いだぞ」

あとがきに「コメディですので皆様に少しでも笑って貰えれば」とありましたが、自分は笑えませんでした。
社会的格差、出生率低下、都市部の人口密集、テロ、そして権力者のドロドロなど作品設定に現実味がありすぎて笑えないし萌えられなかった。

攻めは美人、受けは可愛らしく、背景や衣装も綺麗でした。
攻めが受けに惹かれる過程も、受けの葛藤も描かれています。
機械越しのエロも、超潔癖症で人間嫌いなのに受けだけは大丈夫な攻めという設定も良かったはずなのですが...

攻めのトラウマとなる12年前の爆破事件で、火傷させられるシーンが強く印象に残って、エロエロなプレイも心の機微も楽しめませんでした。
さらにその実行犯がまだ現役で、殺人未遂に対しても書類送検後どうなったか不明なのでモヤモヤ。

読む前に知りたかったけれど他のレビューには無かったことなので書きました。

0

神過ぎて池玲文さんに恋をしてしまいそう

初読みの池作品「No.99:人間玩具」があまりにも好みだったので、現在安心して作家買いに走ってる真っ最中なんですが、次に買ったこちらで私完全に池さんに落ちました。
これすっごい好き!!!
なんでもっと早く読んでみなかったんだろう!

コミカルと切なさの両方が絶妙なバランスで詰まってて、尚且つストーリー面(小難しい話とアホな話が混在してる)もビジュアル面(美麗)もエロス面(変態的)も申し分なくて、一読でお気に入りの1冊になりました。
一つ前にレビューされている迷宮のリコリスさんが、この作品に対して私が声を大にして言いたいことをほぼ漏れなく言ってくださってますので、もうそのまんま「下に同じ」で!
銀閣博士が愛おし過ぎて萌え死にそう。
買ってまだ間もないのにすでに何度も読み返しています。

銀閣博士(攻)のキャラそのものが萌えの宝庫で、見た目、言動、行動の全てにことごとく萌えるのですが、その中でも特に、人間嫌いで厭世主義(ペシミスト)の博士がラストでアキ(受)にポツリと漏らす
「君といると世の中を好きになってしまいそうで困るな」というセリフ、
その後の「君がいなければ孤独にも気付かなかった」というモノローグ、
この二つにはズキュンと盛大に撃ち抜かれました。
博士のように頭が良い人ってのは志が高いだけに厭世的な思考にも囚われやすいのか、十把一絡げに世の中を嫌ってしまうところが実際あると思うのですよね。そういう人を見るたび、せっかく頭良いのにもったいないなぁなんてド凡人の私はついついやるせなく思っちゃうので、それを博士にはアキの存在が気付かせたんだなって思うと、なんかもうそれだけで「アキに出逢えて、博士良かったね!!」って嬉しくなりました。
馬鹿と天才は何とやらといいますが、天才なのにおバカな博士が愛おしいです。
そしてアキのキャラもすごく良いのです。
変態変人の博士にいいようにされてるパッと見は可愛い受けちゃんなんですけど、中身は努力型の秀才君。言うべきことはしっかり言ってくれます!
臆病で人と接するのが下手くそな博士にはピッタリですね。

この作品、近未来(2107年)の東京が舞台になってるんですけど、世界観といい、カバー下の「ざっくり年表」といい、微妙にありえそうなんですよね。
コミックが発売された2009年時点でこの未来予想図をさらっと描いてる池さん、ひそかにすごい。

あと、短髪肉体派の脇役キャラ、碌音寺博士がこれまた非常に好みの好青年なので、彼のロマンスとエロが読みたいです。

3

迷宮のリコリス

みみみ。さん

コメントありがとうございます!
絶対に銀閣博士はお好きだと思っていました\(^o^)/
このエロ描写がOKならみんな博士の虜になってしまいますよね。
「スーパー攻めさま」なら数キャラ思い浮かぶけど、
「超絶可愛い攻めさま」では下々と神ぐらいの差を付けて断トツNO1です!

池玲文の美学、ここにあり。

 一番好きな池先生の作品です!私の「大好きなシチュ」と「興味がないシチュ」が化学反応をおこして、極上の「萌え」が合成されました。池先生はいつも新しい萌えを届けてくれます。

 「コメディなので笑ってもらえればいい」とあとがきに書かれていますが、ええ、そりゃあ笑わせてもらいましたよ。快楽マシーンを使って茅ノ谷で実験するたびに、間違えて(わざとだろw)エロが加速してしまったり、美麗なルックスでパジャマが星柄だったり、大胆且つソフトな右か、強引且つ紳士的な左かと拘ったり(変わらんだろw)
 エロマシーンとか、セクサロイドの犬ロボットとの獣姦もどきは「ばかばかしすぎる」嫌いなシチュなのに、なぜかまったく嫌悪感なし。むしろ楽しかったぐらいです。それもこれも博士がとても魅力的だからです。銀閣博士の話し方、ルックス、性格、すべてがいいのです。特に話し方!攻めの一人称が『僕』って、どうしてこんなに萌えるんだろう。たまらん (*´д`*)ハァハァ

 12年前の事件で心も顔も引き攣れて歪んでしまったという、天才で潔癖症で天然で気難しくて、そして孤独な銀閣博士。茅ノ谷に心を開いて行く博士に、コメディで獣姦もどきまであるのに、笑いながら涙が・・・不器用な博士が面白くて可愛いくて切なくて泣けちゃうんです!

 「身体を調べているだけ」「測定だから」と茅ノ谷に触るのを止められない博士。照れ隠しに解説付きで茅ノ谷を抱く博士。「茅ノ谷くん」「博士」と呼び合いながらのSEXは激萌えで、「かつてこんなに可愛い攻めがいただろうか!?」と端麗な容姿とのギャップに完全に虜になってしまいました。
 「君といると世の中を好きになってしまいそうで困る」という博士は、茅ノ谷が一緒なら、大嫌いだった自分自身のことも、きっと好きになれるんだろうな。それがとても嬉しい。
 茅ノ谷にだけデレてくれれば満足なので、潔癖症は克服しなくてもいいから、今の博士のままで茅ノ谷にだけ触れてほしい。

 エロくて笑えて切なくて、そしてストーリーも楽しめる作品。「ピアス」の中に見事に池玲文の美学がありました。博士と茅ノ谷のやりとりは萌の宝庫で、近未来のデザインも素晴らしいのです。是非本編で確認を!

9

みみみ。

迷宮のリコリスさん

こんにちは!
迷宮のリコリスさんの池作品レビューを拝読して、次はこの作品を読もう!って即決でした。
今改めて読み返してみたら、こちらで博士の「僕」呼びについて熱く書いてらっしゃる笑
攻めの「僕」、良いですよね〜♪( ´▽`)

美に可愛いが足された


池さんがピアスを描かれるとこうなるのか〜と惚れ惚れ。
世界観や絵の細やかさは言わずもがな、頁を捲る毎に可愛くなっていく銀閣博士はすごく綺麗です。若い時もかわいい。左目は開くけど見えないのかな…

最後の方の敵?編はささっと回収された感じがありましたが笑いありロボット獣姦あり…!大変充実していて何度満足に浸り寝落ちたことか…笑 きゅんきゅんしました。

池さんの美麗な絵柄と潔癖症という設定が見事にあっていました!世界観含め。

美人が可愛かったり面白かったり。
池さんならでは、ごちそうさまです…!

2

博士の不器用さにキュンとなります

大好きな池玲文さん。池さんの描かれる身体の絵が、好きです。
中でも、この作品が一番好きです。

お話は、潔癖症で人間嫌いな博士が、助手の茅ノ谷くんと関わるうちに、恋を知って人間らしくなっていく内容です。

もう、ウットリするぐらい絵が綺麗です。
そして、エッチなシーンが色っぽくて、ため息ものです。
おまけに、博士の不器用で切ない心情にキュンキュンきます。

設定が近未来という世界観や、博士が人間嫌いになった理由などがしっかりと描かれているので、ストーリーとしても楽しめます。
今まで獣姦はよく読んだけど、ロボットの犬は、池さんが初めてでした(笑)

6

カバー下も必読!

カラーピンナップは油断すると超絶危険ε=(///ω///)=33

近未来の日本が舞台。

メイドさんの「腹時計(鳩)」とか実用的なんだか何なんだかな銀閣博士の発明品の数々www

博士のパジャマのセンスはとんでもない(*ノ∀`)ノ゙))アヒャヒャ
※私服は素敵です。

犬型セクサロイドに押し倒される茅ノ谷くんをガン無視でニュースに気を とられる博士www
ちょっ…助けるなり何なりしようぜ(ノ∀≦*)ノ゙
ニュース内容も何気にシュールだし。
そして茅ノ谷くんの「右でも左でもいいから」発言に対して「いいわけないだろう!!そういう消費者を蔑ろにした職人気質の喪失こそが今日の経済的崩壊を招いたのだよ!!」には…噴いたwww
言葉だけとればイイこといっているんですけどねー( ̄▽ ̄*)

って感じでちょくちょく笑えるのです。
なのでコメディかと思いきや、後半に行くにつれてシリアス展開になっていくという。
が、あとがきには「コメディ」と書かれていて吃驚Σ( ̄□ ̄ノ)ノ

有機植物型発電の形が桜(染井吉野)って何か良いなぁ~♪
あからさまに発電機っていう形じゃなくて、綺麗な花がモチーフにされているから増産されても圧迫感がなく逆に癒やしだわ。

ってか大統領www
まさかのドM(´゚ω゚):;*.':;ブッ
こんなトップで大丈夫か?
自ら苦境への道を選びそうなんだけど…。
あー秘書が絞めてくれるから安心か?www

カバー裏の近未来年表が面白いので是非ともカバーを引っ剥がしましょう。

3

表紙綺麗〜!

表紙買いいたしました。とっても素敵な表紙です。いま見ても美しい...!

結構昔の作品ですが、今でも読み返すほど大好きな作品です。
もうね、銀閣博士、感情を出すのが不器用なんですよ!こういう、不器用な人ってもう大好きです。
人嫌いなのに、茅ノ谷のために少しづつ変わっていくのがかっこよかったです!

近未来的な世界観で物語ものよく合ってると思います。
ロボットですが獣姦もあります笑

表紙裏の年表ももしかしたら、、、あるかも!?な出来事が満載で表紙裏まで読み応えありました。

4

退廃的機械化都市と不器用すぎて切ない恋愛模様

人間の温かみとか絆とかが衰退して機械化が進んだ都市。
歴史的背景にも納得させられてしまう自分がいて、BL上級者向けではあるだろうけれど、紛れもなく人間心理の本質を突いた恋愛物語でした。私は、潔癖症で厭世主義の銀閣博士の成長からそう強く感じました。


道具系もさすが「ピアス」だけあって、ゴシック彫刻のようなローターから、超高性能のセクサロイド犬、さらには貞操帯のような仕組みのものも出てきます。
私的には、人間の手を模した機械に無性に萌えました。なんだか、銀閣博士(攻)の茅ノ谷(受)への愛が見えたような気がして。


P168の一コマ目に銀閣博士が膝立ちしてるシーンがあるのですが、ポージングに爆笑いたしました。初見では、「この表現もあるのか~!!かえってエロイな!!」と思ったのですが、何度も見るうちにこれは池先生なりの遊び心なのかなと思うようになりました。この発想はありませんでした。何がかえってエロイのかは、ぜひご自分で確認してみてください。


全体を通して、不器用な攻め、退廃的世界観、快楽主義への問題提起などなど先生の勉強家で真面目な作風が前面に出ている上質なシリアスだと思います。

3

この作品が収納されている本棚

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