キラキラ

kirakira

キラキラ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神2
  • 萌×23
  • 萌22
  • 中立9
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
24
得点
97
評価数
37
平均
2.9 / 5
神率
5.4%
著者
三池ろむこ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
ルチルコレクション
発売日
価格
¥590(税抜)  
ISBN
9784344815940

あらすじ

カメラマンを目指す加持は、クリエイターの先輩達と共同生活中。ある日、同室に住むことになったのは、高校時代にフラれた相手で!?
出版社より

表題作キラキラ

加持遼太 自称カメラマン(元後輩) 23才 
宮田真人 カフェのバイト(元先輩) 24才

同時収録作品キラキラ

菅野 建築士
五十嵐 

同時収録作品災厄の告白

大成
かをる

同時収録作品とても簡単なコト

その他の収録作品

  • キラキラおまけ

レビュー投稿数24

一つ屋根の下で

 他人同士がそれぞれの夢を持って同じ屋根の下で生活するって、めちゃくちゃ弱いのです。たぶんそこは私の萌えポイントなので、それがなかったら神作品じゃなかったと思います。いや、でもそれがなかったらこの作品じゃないし。

 BLっていう次元じゃなく、楽しんだ気がします。なんせラブが少ないからね!

 そして、食べ物がめちゃくちゃおいしそうだった。「災厄の告白」を読んで、モンブランを買いに走ろうかと思いましたもん。
 
 本当にキラキラしてました。キラキラを忘れて汚れちまった大人の私には、まぶしい作品でした。

 参考にならんレビューだな……。(苦笑)

4

弥七

tyanponさん
 そうなんですよ。萌えポイントなんですよね……。寮とかも好きなんですが、全員が学生ってわけじゃなくて、社会人も入っているところが。
 でも、もっとラブを見たいという気持ちは大いにありました!

 コメント、気付くのが遅くなってごめんなさい~。

ときめきのシェアハウスオムニバス

高校時代に告白して、玉砕した相手に再会したらどうします?
女子校出身者には「卒業式に先輩に告白する」というイベントは縁遠いもので、そういうシーンが出てくるたびに、今更ながら「共学っていいなあ」と思います。
教室に男子がいる生活、小学校くらいしか記憶がない…。

そんな自分語りは置いておいて、『キラキラ』。
6年前にフラれたものの、いまだに心の中で輝き続ける存在との再会、そして同居です。

高校時代、先輩の宮田に卒業式の日に告白したものの、こっぴどくフラれた加持。
6年経った今、加持の住むシェアハウスに宮田がやって来て…。

再会CPで3話+描き下ろし、既に付き合っているCP1話、片思い2話のオムニバスです。

好きだった気持ちが純粋で、叶わなかったなら尚更想いは残るもの。
その気持ちが青春時代の全てだったとしたら、余計に綺麗で眩しいものとしてずっと心に居座り続けて、つらいことがあったときにふと思い出したり。
それはまた逆も然りで、きつい言い方でひとを拒絶した思い出も記憶に残るもの。
自分の苛立ちを相手にぶつけたことで、もっとうまく言えたんじゃないかと後悔したり、相手のその後を思ったり。
そんな2人の再会で、片方は相手を知るうちに6年前の気持ちよりもっと好きになって、もう一方は…という話でした。
心理描写が絶妙で、また同じ人を好きになった加持の気持ちもわかるし、「もう済んだこと」として、新たな友人関係という感覚の宮田の気持ちもわかる。
両方の気持ちがしっかり伝わってくるからこそ、ラストが効いてます。良いです。

2CP目は、既に付き合っている菅野と五十嵐(シェアハウスの住人)のなれそめから。
既婚者に利用されているのか、利用しているのか分からない関係を続けていた五十嵐に、菅野の構い方がカッコいい。あんな、惚れてしまいますよ。
菅野から大人の余裕とスパダリ感が漂いまくってます。

3CP目は、見た目に似合わずファンシーなイラストを描く黒須(シェアハウスの住人)と、結婚を機にシェアハウスから出て行った河西の義弟・透。
ドジでとろい透を可愛がる黒須が、これまた大人の余裕を醸し出してます。
2CP目が生きるのが不器用そうな綺麗系男子を包むブランケットのような余裕だとしたら、こちらは拾った仔猫が安心して眠れるペットベッドのような余裕。
分かりにくいかもしれませんが、読んだら納得していただけるかと!

同時収録は、1年7ヶ月と13日ぶりに放浪の旅から帰ってきた腐れ縁の大成に告白されたかおるの話。
気弱過ぎて告白する勇気もフラれる覚悟もできない自分が嫌で、覚悟ができたら帰るぞー!で約2年。長すぎる!
その間の置いて行かれた方の気持ちには思い至らない。この周りが見えない感じが、恋の悪いところなわけで。
ラストのコマの直後の大成の顔が見てみたかったー!

もうひとつ、祖父の喫茶店を手伝う孫と常連のリーマンの話も収録されてます。
こちらはストレス過多なリーマンと、癒し系の可愛い系青年という良い組み合わせ。

長くなりましたが、どれも読み応えがありました。
おすすめはやはり再会ものです。ぜひ。

0

もっと!エロをもっと!

もともとそう激しい描写はない印象の三池ろむこだが、今回は特にライトだった。
さすがに「全体的にラブってる感が薄いかな・・・」と本人も認めるほどで、それはもうキラキラで眩しくて瑞々しかった。

表題作はクリエイターたちが同居する一軒家での恋模様(と言うほど進展はないが)。
ただメインカップル以外に、その他2組のお話も含まれているため、ボリューム的には頁数がちょっと少ないかな・・・という気もしなくはない。
メインは表紙の2人で、カメラマン見習いの加持遼太と、カフェでバイト中の宮田真人。
高校時代サッカー部に所属していた加持は、ひとつ年上の先輩である宮田に憧れて、卒業式の日に告白・・・そして玉砕という、悲しい過去を微妙に引き摺って生きているシャイな青年だ。
ところがその宮田と6年ぶりに再会したかと思えば、いきなり同居という急展開!
これはラブコメの予感!!と初めは勝手に想像していたのだが、最終的にはラブに行く前に終わったな・・・という感じだった(+д+)

とは言え、学生時代に叶わなかった恋をもう一度やり直す、というお話は大好きだ。
『同じ人に、二度目の恋をしている』というキャッチも痺れる。
当時は加持を受け入れられなかった真人も、もう一度求められて、その想いの深さに接するにつれ、彼の真面目でひたむきな生き方に惹かれてゆく。
本当に素敵。
まさにキラキラ。
だがしかし、如何せんエロ不足が痛い。
可愛いキスどまりって、それー!(笑)

掲載誌のルチルは例えるならば、絵もお話も基本的に「草食系」だと思っているのだが(ちなみにdrap!は「肉食系」)、そんな中でも崎谷はるひ・山本小鉄子コンビのように、滴るような艶めかしさのある作品もOKの雑誌なはずだ。
決してNO!エロというわけでもないだろうから、せめてもう少しその方面で関係を深めてほしかったなあ・・・というのが、読み終わっての心残りだ。
カップル的にはメインよりも脇の黒須×透の年の差コンビが好みだった。
ただこれもちょっと尺が足りてない感じがしなくもない。

以上、あれやこれやと文句をつけてしまったが、これも本作が好きだからこそ。
もっともっと深く読んでみたいという気持ちからなので、評価の方は期待を込めて「萌」とした。
ちなみに巻末に登場したブサイクわんこが、超絶に可愛い件なんだけども。
一番きゅんきゅんとしたのが実はそこだった、ということは内緒なのである(笑)

7

急いてしくじった「1度目の恋」、ゆっくり歩み寄る「2度目の恋」

同じ人物に対する2度目の恋というのは、陳腐と思いつつも心を捉えて離さないテーマである。

BL作品でもしばしば扱われ、一度は交際していたものが別れたのち再会して…といった流れの作品も多い中、主人公・加持遼太の1度目の恋は告白しただけで終わっており、そのままよもや再会することがあろうとは思ってもいなかったというところが本作のポイントであろう。
その相手・宮田真人が卒業式でろくに知らない後輩から突然告白されても受け入れられなかったというのは考えてみれば当然のことであり、数年を経ての2度目の付き合いはゆっくりじっくり歩み寄っていくような形となっている。
男性4人の共同生活の場が物語の舞台であり、他の同居人同士がカップルとなるという設定もあり得たであろうが、三池氏がそうではなく外部に彼らの恋人を作ることを選んだことが、結果的にこの物語全体をタイトル通りの「キラキラ」したものに昇華しているように思える。
他のレビューでも触れられているようにエロは限りなく控え目であるが、限られたページの中で、しかも複数カップルを描く物語であることを考えれば、むしろ心情表現を重視したこの形式に私自身は非常に満足している。

同時収録作『災厄の告白』は想いを伝えられないために一方的にしばらく距離を置くことを選んだ者と残された者の話であるが、実際の物語は再会した1日のことなので全く辛い内容ではない点がありがたい。
『とても簡単なコト』は喫茶店に通う会社員と店の孫の高校生の話で、相手のことを「知りたい」と思う、恋の萌芽が感じられる作品である。

4

印象そのままのまぶしい作品

登場人物がクリエイター志向でみんな夢に向かってほんとにキラキラしてるなぁ・・・と思いました。
キャラクター全員に対してかわいいなぁ、素敵だなぁと思えた作品です。

同じ人に二度目の恋をするって素敵ですね。

あと私もカメラ好きなんですが、加持クンとはかなりフィーリング合いそう。
始めたきっかけも似ています。
いいと思ったものを共感してもらえる喜び。表現者として最高の喜びだと思います!
絵を描いたり、お芝居をしたり、歌をうたったり・・・そういったことが
好きな人、それを夢として持っている人はどこか共感する部分があると思います。


性的なシーンが全くなくて、キスシーンもほとんどなくて、
現実で偶然同性に恋したらこうなりそうだな、と思えるリアルさが良かったです。
できれば登場人物女性キャラの絡みがもっと欲しかった!
せっかくお嫁さんの話が出ているのに・・・ちょっと勿体なかったです。
また、それぞれいいところで話が終わっているので物足りなさも感じました。
独白が少ないのも特徴の一つかもしれません。
基本的にフキダシのセリフが多いですよね。
あんまり表裏とか内面に溜めないのか、多くを語らないのか。そんなキャラクターが多いような気がします。みんな正直でまっすぐ!
だからサッパリした印象を受けるのかと。
なので独白以外のコマの描写とかからキャラクターの心情の変化を
あれこれ想像すると楽しめると思います。

でも画風とキャラクターと話の雰囲気が凄くよく合っている作品だと思います。
私は透君と黒須さんの話が結構好きですね。身に覚えがあるからでしょうか(笑

4

「やっぱり2度目は怖い」

いつも新刊は周りの評価を見てから購入するのだが、今回はほぼ表紙買い…。
日差しを感じる二人の顔と題字がすごく「キラキラ」という感じの表紙と、
犬を囲んでいる裏表紙はとても温かみがあってとてもいい。
この犬は書き下ろし漫画に出てくる犬で、書下ろしと裏表紙がリンクしているのもまたいい!

内容もそのキラキラ加減が負けていない。
表紙買いしたことを悔やまない内容だった。
2度目の恋に戸惑いつつも落ち着くまでの過程や
仕事相手の先輩と辛いことがあっても笑おうとする新人くんの話、
画家とほっとけない一生懸命な子の話、など
3つのカップリングの話が大きな一つ屋根の下を中心にオムニバス形式で書かれている。
三池さんのほかの作品と比べて、いろいろな意味でライト。
特にエロに関してはキス止まりなので、正直肩透かし…。
たくさんの恋愛が一冊に収まっている分、ひとつのカップリングの話が短いことが残念。
個人的には菅野さんと五十嵐君のはなしが、三池さんのDear+コミックス「魔法使いの恋」と似た雰囲気で嬉しかった!
「魔法使いの恋」が好きな人はぜひ。

同時収録の「災厄の告白」はページが短いのが残念だが、
ちゃんと切なさや寂しさが伝わってきて、最後のページまでテンポも良く楽しめた。

三池さんの描く男の子達や、瑞々しさ、可愛らしさ、切なさ、あたたかさ全てを堪能できる本だと思う。
BL初心者にもオススメできる可愛らしい本です。

3

オトナにはくすぐったい

タイトルもかわいいけど、内容もかなりかわいい系でした。
下宿屋に住む人たちは、職種も年齢もそれぞれだけど、個性的でアットホームな関係。
恋愛より、人と人の繋がり…みたいなのがポイントになっている話だと感じました。
恋する人、想いを寄せられる人、応援する人、みんな様々…。
下宿に住む人の、それぞれの恋の話となっています。
暖かいい下宿だけど、どこか孤独をも感じる部分もあって、それが人との繋がりで埋められている。
ほんと、青春だなぁ~、と思わせるお話です。
恋がキラキラしてるんですもの!
ピュアで、一途で、汚れてなくて…。
エロもないし、それが反対に少し物足りないかもしれないですが、キャラの人間性と恋を楽しむ、て事で納得していただきたいかなー。

3

初恋を思い出しましたよ

爽やかで、Hもなくってキスシーンすら何コマかしかないけど、
それでも読後感はすっきり爽やか!ですね。
夢を追いかける男の子達がみんなすごいキラキラしてる。
そして彼らの恋もキラキラしてるよー
みんなそれぞれ悩みをかかえながら恋したり、仕事したり、日々を乗り越えているんだもんねー
眩しすぎて、汚れすぎた自分が少し悲しくなりました。
なんかどこか懐かしくって癒される1冊でした。初恋を思い出しますね。
ただしBLとしてはすこし不満も残るかも。
どの作品も恋が始まるところで終わるかんじなので。
ただやっぱり三池ろむこ先生の絵柄は可愛くって癒されるvv
キャラクターとしては黒須と五十嵐が好きでした。
黒須にかかれば全員が受け子ちゃんに見えるくらい、完璧な攻めだと思います。
オールマイティーウルトラ攻めですな。

3

BLについて考える。

趣味は読書。そう言い続けているけど、ここ数年、読書の内容は殆どBL。
そんな自分をちょっと客観的に考えてみた時、どうして男同士の恋愛に萌えるのか、そしてどうしてエロがないと物足りないと思ってしまうのか・・・すでに、エロ込みで「BL」というジャンルが私の中に出来てしまっているこの状況、BLというのは、いつからこんな風にエロが不可欠(って私だけ?)になったのか疑問に感じてしまいます。昔々、まだ世にこんなにBL本も雑誌も書店にコーナーが置かれることも無かった頃でも、今程じゃないにしろ、ベッドシーンは存在していたような気がする・・・

さて、またどうでもいい個人的な疑問から始まりましたレビューですが、こちらのサイトでも評判の、この「キラキラ」を読んで考えたことが、それなのでした。そう、つまり「エロのないBL」です。
えろえろ煩いと思われるでしょうが、あるのとないのじゃ興奮の度合いが違いますよね?だからといって、ものすごい肌色率の高い漫画や小説だから萌えるって訳ではない。ここに来られているBLユーザーな皆さんだったら、そんなことは百も承知でしょうが・・・。

つまり、この「キラキラ」は、エロはないけどいいお話だということが言いたかっただけなんです。ほんわかするんです。キスシーンだって、あればお宝、くらいにレアなんです。でも、独特の空気があります。あったかい雰囲気。クリエーターが集う家のお話だからでしょうか、「ハチミツとクローバー」的な空気の緩さを感じました。

高校の時好きだった先輩に再会してまた恋に落ちる加持君(攻)。彼は明らかにヘタレワンコ系かと思います。その彼の想い人宮田先輩は、カフェで働く可愛いお兄さん。かなり可愛いので、今回は苦手なヘタレワンコのお話も楽しく読めました。見た目は小悪魔だけど寂しがりやな五十嵐君(受)と大人な管野さん(攻)カップルは、表題作の二人とは違った少し大人なお話。そして!可愛いイラストを描くイラストレーター黒須(攻)とドジっ子透君の年の差(?)カップル!この透君の可愛さといったら・・・エロがなくても十分と言いたいところですが、この二人はまだ始まってもいない感じだからなぁ~。
あの透君が!黒須さんに苛められちゃったら!!・・・とか、やっぱりそれが見たくなってしまう~。それでなくても不器用で、すぐ頬を染めてうつむいちゃう透君なんだもの、大好きな黒須さんに抱き込まれてしまったら・・・なーんて。
やはり、もはやエロなしでは満足出来ない体になってしまいました。そっか、だから腐ってる女なのか・・・

そんな訳で、ちょっと萌えは足りないけど、可愛い透君が気に入ったので、なかなか楽しめました。どのカップルも可愛いですけど♪評価は少し甘めに「萌え」にしておきます。
ハードな作品の合間に箸休め的に読むには最適かも。

3

群像劇

下宿!気の良い仲間との共同生活、夢に恋。
ベタな青春群像劇にはお約束の設定がてんこもりで、
群像劇好きな私はかなりのツボ作品でした。

下宿に集う人たちが、みんないい人なんですよね。
仲間の事には口煩く干渉はしないけれど、優しく見守る。
困った事があれば、黙ってすっと手を差し伸べてくれるスタンスで。
うわ~こういう下宿っていいなぁ!住みたいな~と思ってしまいました。

そんな優しい人たちの恋は、ほのぼのほっこり。
ささくれだった気分の時に読むと、癒される作品だと思います。
犬が可愛かった……

2

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