スイートビターキャンディ

sweet bitter candy

スイートビターキャンディ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神19
  • 萌×223
  • 萌23
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
24
得点
257
評価数
66
平均
3.9 / 5
神率
28.8%
著者
麻生ミツ晃 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
ミリオンコミックス HertZ Series
発売日
価格
¥600(税抜)  
ISBN
9784813051619

あらすじ

「初めて本気で変わりたいと思ったんだ」
チビでデブだから「チデブ」。高校時代、そんなあだなで呼ばれていた川口崇史には、憧れの人がいた。なにかと目立つ存在の同級生・金谷佳紀だ。だが、卒業式の日、川口は金谷の言葉にひどく傷つけられてしまう。その後、金谷を見返したい一心で見違えるほどに痩せた川口は、同窓会で金谷に再会したのだが……
出版社より

表題作スイートビターキャンディ

なにかと目立つ存在の同級生
チデブと呼ばれていて痩せた

同時収録作品もう少し待って / 目も合わさずに

高1
生徒会長

同時収録作品神様のいうとおり

同時収録作品左側

出版社社員

その他の収録作品

  • クイックスローリズム
  • スイートスイートキャンディ

レビュー投稿数24

じわじわきました

表題作は自由男前系と常識的可愛い系の奇跡的な両思い。
俺様攻めは苦手なんですが 垣間見える自信の無さが 萌え。

でも私が好きなのは二話目~の「もう少し待って」と「目も合わさずに」。

無口攻めが好きなのでまさにツボ。
寛容な無口攻め 二宮君(誰かと同じ名前?)がまさかの高校一年生。
年上(といっても高3)をじわじわ追い詰めます。

あとは短いお話が二つ。

始めはさらっと流して読みましたが
何度か読むうちに キュン度が増して来て
最近では涙が・・・・・!!

好きな作家さんが一人増えました。

6

意外と受けの方が翻弄しているのかも

『チデブ』で、北○の拳の雑魚キャラの死に際しか思い出さなかったのですが、チビとデブをくっつけって言っただけの蔑称なあだ名です。
中学時代にそんなあだ名を付けられていたチビでデブだった受けと、ゲイとして有名な規格外の攻めの話が表題作。
顔もカッコよく性格は超俺様でマイペースでハイスペックな攻めに、初々しい受けがいきなりついていける訳がありません!
そんな受けが可哀想やら可愛いやらで、激萌えでした。傍若無人で、意外に一途な攻めもカッコイイです。

初コミックなのが信じられない位、ハイレベルな出来です。表紙絵よりモノクロ絵が綺麗で、特に髪の毛の描き込みの細かさに惚れます。
テーブルの下越しの目線で二人がしている所を見られたり、エロだけではなく普通のコマも独特でセンスもあります。
エロもパターン化した体位じゃなくいつも凝っていて、エロシーンが毎回楽しみでした。ちゃんと毛も描くし、汁はあるけれど、性器の直接描写は少なめなタイプです。

『クイックスローリズム、スイートスイートキャンディ』
金谷(20)俺様マイペース一途攻め×川口崇史(20)真面目自虐受け
チデブと呼ばれている川口とホモでも別格の強い存在の金谷とは、対極の存在。
二人は同じクラスメイトで接触と言えば、煙草が身体に悪いよと金谷に注意して、面白がられた位。
中学卒業の時に綺麗な思い出にしたいとボタンを強請ると、デブと言って断られる。
一念発起してダイエットに成功して、5年後に金谷の前に現れるが、態度は変わらなくて。

攻めの思考回路が他人と違うのでわかりにくいですが、言われてみると成程って納得する理屈です。
思い出にしたいなんて、過去の人にするみたいで傷ついたって。
しかし、ビギナーでネガティブ志向の受けにハイレベルを求めすぎ!でも、そんな究極志向の攻めがたまらなく好きです!
見た目に反して、実は一途でがっついていて、色々と物凄い人なんだけど、受けを大好きって所もいいです。
真面目なだけに、金谷の反応一つ一つにおろおろおどおどしちゃって、受けの反応が可愛いです。ここで手を伸ばさないと手に入れられないからって、必死に伸ばす手や行動が悶えさせてくれます。
川口に惚れたキッカケもちゃんと明かされているので、お互いを好きな理由が明確である事を求めている方にも満足出来るハズ!
続編が読みたい程、たまらなく大好きな2人になりました。

他の話もよくて、『もう少し待って、目も合わさずに』身長差萌えで年下攻めで、後輩が追っかけてくれないと不安になっちゃうツンデレな先輩が可愛かったです。
『左側』ゲイで美形の編集者×漫画家の先生
お仕置きH。泣き虫な先生が可愛かったので、続きを読んでみたいです。

とても次回作が待ち遠しい作家様です。

5

みんなかわいいです!!

表題作「スイートビターキャンディ」「クイックスローリズム」「スイートスイートキャンディ」が一番好きでした。攻めの金谷くんが超格良くて、ストライクでした。黒髪、長身、ちょっぴり偉そう、でも実は一途で・・・後半になるほど格好良いんですけど、何だか可愛く見えてきます。

--掲載順より(以下ネタバレ含んだ感想です)--
「スイートビターキャンディ」
攻めの金谷は自由で周囲の目とか全然気にしないタイプで、本音をズバズバ言う感じ。
受けの川口は、高校時代はチデブと呼ばれて小さくて太っていて、どちらかというと気が小さいけど自分の気持ちは、ちゃんと言えるタイプ。

高校卒業時に金谷に言われた台詞で傷つき、痩せたい、変わりたいって思う川口。
同窓会で二人は出会い、川口は金谷のことを気にしてますが、どうしてあんなに傷ついたのか。川口が金谷に抱く憧れだけではない、自分の気持ちに気づかされるシーンや、金谷の当時の本当の気持ちが分かる部分など、表現のされ方がとても綺麗で惹きこまれます。

「クイックスローリズム」・・・同窓会後の二人の話。そのまま金谷の自宅へお泊りすることになり・・・。受けの川口の気持ちは好きって気づいたばかりで、追いついてなくて、金谷にがっつかれます。しかし――という展開で、金谷くん本当に好きなんだね。彼の優しさと川口への気持ちが、微笑ましく笑ってしまいました。
強引で自由な感じなのに、意外と好きな子に弱いです。ゆっくりだけと、二人の距離が近づく感じで、ニヤニヤが止まりませんでした(^////^)

「スイートスイートキャンディ」
遠距離恋愛のその後の二人の話。個人的にテレホンセ・・・(本編で友人に金谷がここで殴られます:笑)もみたかったです!先生!(笑)お互いが好きだからこそ、自分の気持ちを抑えて気を遣ったりするところが、とても素敵でした。他の同時収録も素敵でしたが、この二人が、とても好みだったので続きの話がもっと読みたかったです。

「もう少し待って」「目も合わさずに」
生徒会のお話。高校1年生に見えない背丈や雰囲気、余裕しゃくしゃくに見えるけど、実は年下なのを気にして超背伸びしてるのが可愛かったです。体格差は、表題作でもありましたが、大変良いと思います♪大好きです!

「神様のいうとおり」
表題作と同じ位好きかもしれません。とても良かったです!ベットシーンも無いし本当に短い作品ですが、キラキラとした優しくて暖かいお話でした。短いお話だと感情移入が出来ないことが多いのですが、全くそんなことは無く、短い話の中にギュっと凝縮された二人が返ってインパクトがあり、凄いな・・・と感激しました。

「左側」
こちらも短いのですが、エロイです!(笑)
でもそのシーンを入れて、話を入れても圧迫感が無く綺麗にまとめられてるので、読みやすかったです。本当に凄い。

どの作品も読み応えがあり、麻生ミツ晃先生の沢山の話が読めてとても楽しかったです。

3

体格差と一途な思いに

他の御本を読んで、購入しました。こちらがデビュー作なんですね!体格差に激萌えしてしまいました。ツンツンしている金谷(攻め)の一途な思いと可愛い川口くん(受け)がとってもよかったです。チビでデブだった川口くんが、痩せて可愛くなっているけどチビでデブだったあの頃から好きだったって・・・健気な金谷!
遠回りしてやっとの思いで通じあった2人ですが、グイグイくる金谷くんに圧倒。そんな自分を変えようといじらしい川口くん。
金谷くんにつり合うようになりたいって思っちゃうんだ・・・
そして、好きだって気持ちがハッキリしていれば何でもいいって言い切っちゃう金谷くん。
我慢したから遠回りしたんだって事で、グイグイくるけどみんなが金谷のように強いわけじゃないと諭され・・・付き合っているのに、少しずつ通わせる2人の距離が尊いです。

0

なかなか難しい

卒業のとききちんと告白してたらどうなってたんでしょうか?言い方って難しい…。よっぽどじゃなきゃ、そんな堂々と告白できないでしょう?まあ、後半は受けが天然なのか攻めを翻弄させてて、面白かった。二人とも考え方が独特で、え?と思ったりした。そこが良かったんだけど。これが一冊目のコミックスってすごすぎ。長い複雑な作品ばかり読んでいたけれど、こんなかわいいストーリーもいいので、もっと描いて欲しいです。思っていたより神評価率が低いけれど、いい作品です。表題作が短くて残念。

0

チデブ!

チビでデブだからチデブ!!
自分はブサ受好みなので、チデブのままで全然OKなんですが!!
っていうかむしろチデブバージョンの方が萌えるんですが!!
でもダイエットしてデブが抜けてオチビになっても可愛いのでこれはこれでOKだ!

かつてチデブと呼ばれていた暗い川口は、ダイエットして可愛いタイプに変身し高校の同窓会に出席します。
そこで昔憧れてそして卒業式の日に振られた金谷と再会します。
そして実は本当に振られていたのではなく勘違いだったと知るんですが、この時のチデブの表情が魅力的。
背が高くて男前な金谷と可愛いチデブが並んでいるのは絵的にもひじょーに萌えです。
しかししつこいけど自分はチデブのままでも良かったんだけどなー!
金谷も気にしないみたいだし。

麻生さんの絵は、一瞬の表情を捉えて描くのが上手いなあ。
マンガ的にはまだまだ向上の余地があってこれからの益々の伸びしろを感じさせるとこもいいです。
魅力的な原石を磨き始めた輝きがあります。
マンガ的表現はまだまだ伸びる方だと思うので今後も期待。
その期待感も含めて好き作家さんの一人。

3

初めての単行本

麻生ミツ晃先生を「病みBL」に連載されていた作品で知り、そしてスイートビターキャンディーを購入しました。
全作品を通して思ったこと→表情の移り変わりが印象深い。
特に泣き顔。無→泣や無→喜、ただ淡々とした流れの中で瞬時に変わるのではなく徐々に…気持ちがじわじわと溢れ出している様が感じられました。
ストーリー的にはよくある話なのかなと思いましたが川口(受)がなんとも表情豊かというか…相手を好きすぎていっぱいいっぱいになっている姿が本当に可愛かったです。
そして初めはなにをするにも川口を急かして即行動だった金谷(攻)も川口の課題が終わるまで待ってあげたりと少しだけれど見えた変化に頬がゆるみました。

そして表題作以外にコチラも気になりました。「神様のいうとおり」
若い頃にひょんな出来事で出会った二人。互いに大人になって同性愛という壁にぶち当たる。親への罪悪感、仕事場での立場、「好きってだけで一緒にはいられない」この一言は本当にずっしりときました。「離れよう」と覚悟を決めて言ったのに自分自身が思っていた以上にダメージを受けていることに気づき動けない…ここでも麻生先生の表情の移り変わりが本当に素晴らしかったです。この二人が後にどうなったのか続きがあれば読んでみたいです。

2

さなぎから蝶にうまれかわる

なにかしら身体的にコンプレックスを持っている
受けというのに興味がわきました。
馬鹿にされたことが悔しくて
見返そうと痩せた受けは
同窓会で昔好きだったひと・・・
自分を痩せさせようとした原因と出会います。

攻めは自由人で結構俺様で、再会した受けにも
傍若無人に振り回すも、実は当時すきだったことが発覚して
別に外見には興味がなく、好きな物は好き、という
ある意味まっすぐな性格がわかります。

カラダに悪いから煙草をやめた方がいい。
昔の言葉を気にして、禁煙して
今は飴を常備しているというのも可愛いです。
最後お酒の席で、キスをする場面などキュンとしました。

強引で俺様だと思わせておきながら、
その実、受けのことを大事に思っていて
不器用に愛そうとする良い人な攻めと、
流されやすいが、云わなくてはいけないことは
きちんと伝え、意外と男前な受け。
いっぱい萌えさせてもらいました。
ごちそうさまです。

2

甘くて苦い


チビでデブだから、チデブと呼ばれる川口。
特に酷いいじめもなかったようで愛されキャラな川口ですが、ちょっと不良っぽい?金谷くんを好きになってしまい、最後だから卒業式に綺麗な思い出としてボタンが欲しいと伝えるが…「てめぇが綺麗な面かよ デブ」と言われて泣いてしまう。
それから、見返そうとダイエット。
チビはチビだけど痩せた川口は二十歳の同窓会で女の子たちに可愛いと言われてる。

再開した金谷くんとちょっと口論になり勢いで好きなんだと告白。
金谷くんが「遅ぇよ」と一言。
そして、キス。

なんだか、少女漫画にはよくあるような展開。
てことは金谷は川口をチデブの頃から好きだったって事で…ぽっちゃりやデブ専はまだ自分の中では受け付けない設定なだけにちょっと衝撃。
一種のシンデレラストーリー的な展開だなと思いました。
金谷はかっこいいし、変身した川口は可愛いですけれども。

漫画でも、この金谷みたいな外見には拘らず中身重視な広い心を持ちたい。
それくらい、金谷がかっこいい。

で、金谷元カレの三村が素敵。
で、コンプレックスを捨てきれない川口の心情を思うと心が痛い。
で、やっぱり金谷がかっこいい。

そして、「左側」というタイトルの作品。
これは、半レイプ物?
12ページと少ないですが、作家(先生)×編集者(清水)+アシスタント(女)の三角関係。
アシスタントは先生が清水を好きだとは知らなく清水はフリーだと思っていて気があるが、清水の指に指輪を見付ける。
清水は先生にここに来るときだけ指輪をつけて欲しいと言われていてそれの意味を知る。(清水は愛の告白だと思っていた)
そこで、怒った清水はアシスタントがまだいるなかで別室に連れ込み先生を半レイプ。
出血もしてるようですが、先生も清水を求めてる。
先生はグズグズ泣いてるけど、清水が指輪をもらったその日に注文したという、指輪の代わりのピアスを先生にプレゼント。
先生はおれたち新婚さん?と言っていて可愛い。
半レイプ物でしたが愛があってハッピーエンドで良かった。

2

何度も読みたくなる

 既刊作品をすべて大人買いしてしまった麻生先生。デビューコミックスのこれだけが電子版になってしまいました。

・『スイートビターキャンディ』シリーズ
 憧れの自由人、金谷に卒業のボタンを「デブ」と断わられたチビでデブな川口。ひどい男なんだけど金谷がとっても魅力的なんです。川口が憧れる気持ちがよくわかってしまう。さりげなく川口を助けたり、「ホモ」「汚ねぇ」と言われても堂々としていたり、実は見た目なんか関係ないと思っていたり、めちゃくちゃカッコいいのです( ´艸`)クフ
 同窓会で川口はすっかり痩せて可愛い男の子になっているのですが、小さいままなので身長差にも萌えですよ!!壁ドンからの身をかがめてのキスはよかったなぁ。
 あの日「思い出に」と言われて自分も傷ついたから「慰めて」という金谷に、そっと不器用なキスをして「合ってる?」という川口はめっちゃ可愛かった。
 晴れて両思いになった訳ですが、強引な金谷が初めてのことに戸惑う川口にちゃんと止まれる男と言うのもポイントが高かった。しかも金谷は5年も川口に片想いだったと言う健気さにギャップ萌えですヾ(≧∇≦)ノ"
 Hシーンもとても綺麗です。自分にできるせめてものことをと「名前を呼んだ」というモノローグや、ベッドでの金谷が饒舌で素直なのにもキュンとしました。

・『もう少し待って 』『 目も合わさずに』前後編
 「一目惚れなんです」と初対面で告白してきた後輩と生徒会長。人を好きになったことのない会長は後輩の恋する気持ちが理解できなくて…。
 冷静な後輩の態度にいら立つ会長が、いつの間にかなりふり構わず追いかけていたのは自分の方だと気づくまでの変化がとても丁寧に描写されています。
 後輩はわりと冷静で包容力があるタイプなんです。それが両思いだとわかった途端に、年下の可愛さが前面に出た待ちきれないワンコっぷりがすっごく良かったです!!麻生先生はこう言うギャップ描くのも上手いな~。 

・『神様のいうとおり』
 10年付き合ったカップルの一人が、母が倒れたのをきっかけに結婚するから別れようと言い出して…。
 短いお話なんですがとてもリアルで泣けました。運命のカップルのお話。ほっとします。

・『左側』
 漫画家先生と担当編集は秘密の恋人同士で、もらった指輪はモテる編集を心配した先生がアシスタント女性を牽制するためだった。そのことに気がついた編集はアシ女性のいるドア越しに先生を抱いて…。
 とってもエロいお話でした~(//∇//) アシさんがいることで俄然燃えてしまう二人。麻生先生のエロはとびっきりエロいな。編集は落ち着いたイケメンで、終始丁寧な言葉づかいが素敵でした。敬語攻め好きだなぁ。

 あっさり風味の様でいて何度も読みたくなる。そんな作品集でした。

2

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