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離れても思い出すのはあの日のことばかりだ。
seshun play back
「青春プレイバック」、
思わず受けに惚れて表紙買いしてしまいました。
「ワンダリンタワー」、
やはり嶋二先生の受けはかっこいい、顔もタイプです。
雰囲気が、作品にただよう空気がとってもリアルで
フィクションなのに読んでいる私までキュンとさせられました。
そして、この二人が最後まで書かれていないことで
妄想がかきたてられ、作品がよりリアルになっていました。
青春プレイバック!青春プレイバック!青春プレイバック!
嶋二先生、初読みでした。
青春プレイバックの二人のお話だけだったら、神作品にしていましたね~。
それくらい、苦くて甘酸っぱい作品でした。
二人とも、ちょっとぐらいは期待していたんだと思います。
運命的な再会を!
高校時代、陽に大した思いではなくとも寛治との出来事は心に残るものだった。
その後の二人のお話もギュワーってなるくらい萌えました(*^^*)
新婚生活(о´∀`о)いやー一緒に住むべきでしょ!
もう、陽さんは寛治さんがいないと生きていけないと思います(笑)
兄弟のお話も好きです。
兄弟以上恋人未満てな感じの、その後の二人雰囲気がとても良いです。
他の二作品は可愛いけど、グダグダなストーリーな感じがしました(^^;
表紙裏のあとがきもふむふむと言う感じで面白かったです。
やっぱり、作者さんのあとがきって大事ですよね。
作者さんの頭の中覗かないと見えない所が見えません。
(↑日本語変?(笑)
とりあえず表紙作。
1年のあとの10年。重いですねー思いですねー。
タイプのまったく違う二人が出会って、付き合って、別れて、また出会う。
もう結婚しろ。そんな感じです←
後日編もよかったです。
ですが!
個人的には兄弟組がきたこれでしたねー!
てかおにいちゃんかわいい!
えろはなかったんだけど、ま、ゆっくりいちゃいちゃしてほしい。
そんな感じです。
ほかにも幼稚園の先生とか。
いい年こいたおじさんっていいですよね!
若づくりがまたよしw
いいか悪いかというと標準ですねー
とにかくおすすめは兄弟組←
短編集で4つのCPのお話があります。
私はそのうち「ミイラとりのミイラ」&「フルミイラ」&「百歩先、となりの体温」(高校生×保父)と「青春プレイバック」&「知らない、きみ」(表題作/高校時代同級生のML)が萌えでしたのでそれについてレビューします。
ミイラ~はほぼ属性萌えです。元々職業カタログで描いたものらしいのでなるほど~と思いました。高校生に恋されてほだされてしまう保父さんの話ですが、黒髪ピアス学ランと、エプロンと名札の装いがそれぞれかわいいです。
青春~は高校時代付き合って別れた?カップルが、それぞれ写真家・リーマンになって再会する話です。この話はとくに陽(受け)が魅力的で、ほんのり甘い感じです。古い校舎がいいなあ。
なかなか充実していて読み応えがありました。同作者さんの他の作品も気になります。
『ワンダリンタワー』
同じ会社のシステム課の樋野さんと営業課の武智さんが、酔った勢いでベロチューしちゃうお話。端的過ぎましたね(笑) 2人が寄り添っていく過程とか、目線とか、ドキドキしながら読んでしまいました。
『ミイラ取りのミイラ』『フルミイラ』『百歩先、となりの体温』
幼稚園の先生と、園児のお兄ちゃんのお話。武骨なお兄ちゃんがわたわたしてるのが何とも微笑ましい。しかしここは幼稚園だと思うのだけれど、先生が自分で"保父"って言ってたり、「?」な感じでした。家族に幼稚園教諭がいるのでこういう曖昧な設定がすごく気になってしまうんです!(笑)
先生が流されまいと必死になっている姿が可愛くて悶絶もの。若い子の体力についていけないところとかにやにやしてしまう。
『マイスターマイブラザー』
エリート街道から落ちこぼれた兄ちゃんと面倒みてあげる弟くんの話。軽くてわがままに見えるお兄ちゃんが抱えてたものとか、うわーー!!!
恋愛とまでは発展しませんが、そこがまたイイ。
『青春プレイバック』
表題作です。高校時代に寝てた相手と地元で再会する話。
これは方言がものすごく気になりました(笑)
関西弁っぽいのだけど、たまに標準語が混ざっていたり。まぁ東京に住んでる人々なので大目に見ましょう(上から目線)。
過去を回想しつつ、2人が再会して寄り添っていくのが感動的でした。
『goes up in an elevator』
最初に収録されていた『ワンダリンタワー』。あら、こんな期待を持たせたところで終わるのかしらと思ったら、続きがありました!その後のお話。
『その件についてはまた後ほど、』
こちらは『マイスターマイブラザー』の続き。これは兄弟愛なのか?恋愛なのか?どちらともとれるなぁ。
『知らない、きみ』
『青春プレイバック』の続き。地元で再会した2人が東京に戻ってからのお話です。付き合ってるカップルの、日常みたいな雰囲気好きです。
その昔(?)密林さんで試し読み出来たので
開いてみたらリーマンだー!と一気にテンション上がった嶋二さんです。
コミックス全部持ってるのにレビューしていなかった事に気付き
なんでやねん!とセルフツッコミなワタクシでございます。
やだもう!世の酔っ払いリーマンが(若人でもオヤジでもいいよ)
こんな風に恋に落ちるきっかけを作ればいいのに!!
でも妄想なのはよくわかっています…。
普通は同僚・上司・部下に酔い潰れられたら迷惑極まりない。わかる。
そこはスルーで、やっぱり酔うとその人の本性も垣間見れるし
苦手だと思ってた人でも、一気に距離が縮まる気がします。
アルコールパワーも時にはコミュニケーションに必要ですよ!
(晩酌してる言い訳じゃないです。念の為)
『フルミイラ』でのモノローグ、
「愛しいと思い始めたらもう 真っ逆さま」と
「愛しさ一回りして 憎らしい」に激きゅん!!
すっかり惚れてんなぁ…。年下に迫られる保育士、いいわ…。
個人的な意見で申し訳ないんですが
嶋二さんて、銀土よりオリジナルがより魅力を発揮しているような…。
もちろん銀土のコミックス分は持っていますけど。
でも、距離を置きたい気持ちがあるのに、
意に反してどんどん惹かれてもう戻れないという心情は
共通する部分があるかも知れません。
嶋二さんの最大の魅力かと。
やば、嶋二さん祭りを開催したくなってきました。こんな時間に。
明日も仕事だってば…(泣)
発売してすぐに買ってたはずなのに
未だに放置してたってどーゆーことよ( ̄∇ ̄;) ハッハッハッ
てなわけで、嶋二先生の短編集。
最近のものよりは、サラっとした印象な作品が多かったようにお思います。
濃くないというかなんというか。
短編→その後~な作品の並びも憎い。
というか、うまいなと思うのです。
一度終わらせてその後でまくる。これはこれは。
個人的に、その後~のお話がどれも好きでした。
>>ワンダリンタワー
会社のいけ好かない奴。
内と外と、性格を使い分けていると噂されているが・・はたして今はどちらだろうか・・・・
酔いつぶれた相手を介抱し、触れた唇。
はてさて火は付くかwというところですな。
普段クールで、むかつくやつが、実は甘えん坊で可愛いとか・・・
萌えましたL(´▽`L )♪
>>ミイラ取りのミイラ
保育園の先生と、園児のお兄さん
年下攻w年の差w動物園デートもろもろ~なイベントが可愛い作品
>>マイスター・マイブラザー
その愛が、性的なものなのか、家族的なものなのかは別として
依存し合う兄弟。モエ
お互いに、お互いを意識して、お互いの理想の自分でいようとしていた姿にキュンときました。それが決して異質のものだとしても
>>青春プレイバック
やけぼっくりw
けっして嫌いで離れたわけじゃない。久しぶりの再開
それから~なお話ですな。
その後~のラブラブっぷりがすごく好きv
攻の名前を呼ぶ受・・・(*´∀`*)カワイイジャナイカw
そのあと攻を蹴り上げる姿が男らしいv
幾つかのストーリーが入っているので
長編とは言えない、というか短編集なのですが
ストーリーがきっちりできていて
全部の作品、とっても楽しめました。
嶋二さんの作品は、まだそんなにたくさん読んだことが
無いのですが、既に大ファンですねw
絵もステキなのでストーリーに入り込みやすいです。
嶋二さんの描くキャラには
なんというのか・・・色気を感じます。
「目線」のせいでしょうか。。。
そういう目線だとかちょっとした表情で
ストーリーが数倍面白く感じられる事って
あると思うのですが、
いつもそんな感じで、この作品も
キャラだけではなくて、風景なんかからも
色気を感じる・・・素晴らしい一冊だと思います^^
「離れても思い出すのはあの日のことばかりだ」
帯に書かれたこの言葉に惹かれましたね!
表紙の二人の表情といいなんか切ないぞーーー!!
そして中身は嶋二ワールドキタ―――――(・∀・)!
やっぱ嶋二さん好きだなと実感しますw
●ワンダリンタワー
営業の武智とシステム課の樋野のお話。
酔ったときの武智と機械音痴のくせに威張っている武智・・・
なんたるギャップ萌!
外と内を使い分ける時のギャップってすごく萌えますw
そして描き下ろしのちょっと恥じらった姿の武智が可愛いですv
●ミイラシリーズ
園児のお兄ちゃん(高校生)×保父さん(30歳童顔)
一番好きな作品!
園児のお兄ちゃんである高校生の目線に気付いてニコニコしつつも少しずつ遠ざけようとする先生。
ハマらないように一線を引こうとする先生がすこし切ない(;;)
30歳のいい大人ですからね
でもそんなんじゃあきらめられない高校生!
押して押して抱きしめましたw
タガが外れた二人の関係が熱情的であり素敵でした
そしてその中を邪魔するエンジェルが可愛い(*^^)v
ぜひエンジェルの大人になった続きを描いていただきたい!
●マイスターマイブラザー
嶋二さん初BL作品。兄弟カタログに掲載された作品
BLというより、いい兄弟愛ってかんじ?
そこから恋に発展するまで欲しかったなー!
でも描き下ろしの兄貴を離したくないという感じの弟は好きですw
●青春プレイバック
どことなく切なくて素敵なお話でした(/_;)
高校時代の恋人と10年の時を経て再開するお話。
昔の校舎をめぐり、次第に過去に浸っていく。。。
でも、実は会いたくて仕方がなかった。
会いたいという強い思いで結ばれた二人でした
切ないけど素敵なハッピーエンドでした!
えち度は全体的に少なめ。でも一つ一つのお話がしっかりしていてすごく良かった!
描きおろしも多くて満足です(*^∀^*)!!
どれもどこかせつなくてキュンとなるような素敵な作品ばかりでした。
お気に入りは「ミイラ取りのミイラ」
先生のハマっちゃダメーと思いつつ気が付けばがっつりハマてて、それでもなんとか「大丈夫」って自分に言い聞かせるような感じが好き。
「好きじゃない」って思おうとしてるところが好き。
「マイスターマイブラザー」も好き。
兄弟どんと来ーい!
年下攻ワッショーイ!!(何)
お互いにお互いを意識し合って。
どうしたら手に入るかみたいな。
どうしたら自分の方に意識を向けられるかみたいな。
お兄ちゃんのダメっぷりがなんだか愛しかった。
というか、この作品のその後のお話も好き。
2人とも必死でかわいいんだもん。
…とりあえず、2つ挙げてみて気付いたけど、どれも好きだ(笑)
たぶん、この方の描かれる受が好きなタイプの子ばかりなんだと思う。
「青春プレイバック」のコメントで、かわいそう萌えだと書いてらっしゃいますが、私もかわいそうな子好きだ!
そして、卑屈な子も好物。
基本的に素直じゃない子が好きなので、どの作品もキュンというか自分の萌えにひっかかるんだろうなー。
飲み会が終わったら荷物が行方不明でさらに気に食わないヤツ(しかも泥酔中)と二人置いてけぼりーとか。
三十代に入った幼稚園のセンセとそこに通う園児の高校生の兄とのじーんわりした道筋とか。園児弟との戦いとかw
真面目大学生弟とチャラ系ニート兄とが同居することで初めて明らかになった互いへの思いとか。
高校の同級生(で恋人)だった二人が10年ぶりに再会した奇跡のような話とか。
みんな、行き場が有るように描かれてるけど実はすごく不確かで脆い。でも、だからこそ、透き通るような眩しさが沁みるんです。
これは色んな意味でキュンな作品だと思う…!そして結構刺さるかも。
三つのシリーズ作を微妙な加減で
配列させながら進行しているので
飽きが来ない一冊です。
ややバタ臭い懐石料理といった感じ
でしょうか。〆の飲み物は珈琲かと
思わせて実は韃靼蕎麦茶だった、と
言う趣です。
多分作品の旨みを十二分に引き出す
為にはもう一匙の何かが必要となる
筈なのです。
しかしその一匙は敢えて加えられない。
その一匙の味わいを思う事で見えて
くるものがこの一冊の本当の味わい
なのでしょう。
厄介なのはその『本当』が読者それぞれに
よって微妙に違って来るだろうと言う事ですが。
『猫の恋』でヤラれてしまったので購入。
この作品も、同人誌も、嶋二さんの描く作品にはどうも心が揺り動かされます。
空気感というか雰囲気というか、なんかブワァっとクる瞬間があります。
『青春プレイバック』
東京でリーマンとして働く陽は、高校時代の同窓会で故郷に帰省する。
しかし、間に合わず同窓会には出席できなかったため、昔の恋人・寛治にも会えないかと思っていたが、
翌日寛治と再会してしまい――。
陽と寛治の二人で綴られる、昔の思い出と、現在の二人。
シンプルな話なんですが、話が進むにつれて陽の思いがどんどん溢れだしてくるのがいい。
別に寛治に会えなくてもいいと、過去に未練はないと思いながら
結局は寛治に会いたくて帰ってきちゃった陽。
自分から手を離したくせに…
10年前、ズカズカと自分の中に入ってくる寛治を、鬱陶しいと思う反面、愛しく思っていた。
そんな思いが二人で過ごした教室で蘇り、溢れかえります。
もー、鳥肌立ちました。
書き下ろしもいいです。エロ度アップしてます。
ツンツンしてるくせに、乙女で寛治が大好きな陽にほんと萌え萌え。
『ワンダリンタワ-』
同じ会社の武智が嫌いだった樋野。
しかし飲み会で出会った彼はいつもと全く態度が違って…
「外の顔と内の顔」を持つ武智のことがどんどん気になっていく樋野。
恋に落ちるのなんて結局一瞬なのさ!
樋野じゃなくても萌えてしまう、武智のギャップに悶えます。
書き下ろしでも武智のギャップが炸裂!!
幸せなのになんだか不憫に感じる樋野にも萌えますw
今後が気になる一作です。
『ミイラ取りのミイラ』シリーズ
園児のお兄さん(高校生)×保父さん。
このさわやか保父さんの裏の顔がすっごくすっごく魅力的。
スレてるわ腹黒いわとんでもないんですが、結局はお兄さんとの年の差に悩んだ結果だったりとか
恋に臆病だったりとか
そんな自分の弱い部分を隠すための虚勢だったわけで。
…まぁ腹黒いのとかアケスケとしてるのはもともとの性格のようですが。
結局お兄さんの熱い思いに押し切られて堕ちちゃうんですがw
恋人になってからは保父さんがすごく可愛いの~!
保父さんのさらに上を行く園児・ナオくんに嫉妬したり
やっぱり年上だな~と思わされる余裕とか。
保父さん萌え。その逆ギャップに萌え!!
もちろんワンコ器質のお兄さんにも萌えだけど。
『マイスターマイブラザー』
実の兄弟。再会モノ。
兄に追いつきたくて頑張ってきた弟と、弟に好かれたくて頑張ってきた兄。
なぜだか恋のような恋未満のような複雑な感情に襲われる二人。
この関係を壊してほしいようなほしくないような…
カバー裏には嶋二さんの萌えつぶやきがてんこ盛り!
これを見れば萌え倍増間違いなし!
本屋でみつけて気になったので表紙買いした作品です。
いくつかの作品が収録されているなかで1番のお気に入りは『ミイラ取りのミイラ』(園児のお兄ちゃん×保父さん)です。年下攻めktkr!!
テツ先生のスレた感じと落ち着いてみえてもやっぱり高校生な広人の掛け合いが面白くもあり、切なくもあり‥。
遠慮がちなんだけど時に強引ってとこが凄く萌えます。
尚くんがかわいい!ちょっと小憎らしい天使です。笑
カバー裏のおっきくなった尚くんのお話が是非読みたい。笑
1番初めに収録されてる『ワンダリンタワー』(リーマンもの)は、書き下ろしの方が進展があって楽しかったです。
嘘ついて呼び出すなんて可愛すぎるっ!笑
全体的にさっぱりした綺麗な絵でお話もテンポよく読み進められるのでオススメです。
収録作品全編、カップリングが好みです。
ツンデレ受けが素敵だよ~。
表題作の同級生×同級生もいいですが、個人的には園児のお兄ちゃん×保父さんの話と兄弟ものが大好きでした。
良いではないか年下攻め!
幼稚園の話は、
先生の世をスネた大人の汚れみたいなもんを一蹴してお兄ちゃんガンガンいっちゃえよ~と思った。
素直になれない先生が好きだ。
そして、マイスターマイブラザーはこの本の中で一番好き。
近親相姦せずに非BLでも通用するであろう健全な兄弟愛でしたね。
兄が男とひと悶着でも起こさない限りこの兄弟に進展はないだろうなぁ。
だがそこが良い!
行き過ぎた兄弟愛をもやもやしながらも持ち続けたら良いと思うのです。
表紙をみて、好きなタイプの絵だなって思っていたのよ
カップリング違いなんで、直接追っかけてたわけじゃないけど、アンソロに入ってたりすると、結構好きな感じだったメラコリさんだったのね
というわけで、絵は今風のシャープな感じのきれいな絵。
短編が4種8編。
私もこの中のお話だと、幼稚園の先生とお兄ちゃんの話が一番好きだな。
先生のしれっとしてる所がいいわ。
明らかに表紙買い。ずっと気になっていたんです。受の子の表情というか目線というか、あの角度、好みなんです。あと、装丁もいいなぁ~。考えてみたら、ここのコミックスの表紙好きかも。フォントの処理とか入れ方もいいわ~。なのに、なぜ背表紙はあんな感じ?悪くはないけど、本棚に並んでいると結構バラバラ感があります。ピアスほどじゃないけど・・・
さて、この作品にはいくつかのお話が入っているのですが、私のツボは表題作「青春プレイバック」です。
10年ぶりに帰郷した主人公の陽(あさひ)。興味もない同窓会に出ようと思ったのは、幹事に昔の男の名前があったから・・・。アクシデントで同窓会には行けなかった陽だったが、偶然その「昔の男」寛治と会ってしまう。一緒に昔通った学校の校舎を見て回るうちに、陽は10年前寛治の前から逃げ出してからもずっと彼を忘れることは出来なかったことに気付く・・・というような、いい感じに切ないお話でした。
ちょっと暗い高校生だった陽とか、逆に明るくて人気者な寛治とか、二人が密かに関係をもっていた教室とか、好きすぎて別れが怖くなって(だと思う)自分から逃げちゃう陽の臆病さとか、そんな陽に素直に気持を伝える大人な寛治とか、全てが少し切なくて温かくて良かった。最後の読み切りは、現在の2人の話で、甘いけどどこか切なくて、これまた良かったです。
他には、システム部×営業部のサラリーマンの話も良かったです。よくある「飲み会で飲み過ぎて、相手の家に~」って設定なのですが、よくあるからこそ、そこでの2人の描写が命なのです!こちらのお話は、キス止まりでしたが、ドキドキ感がありました。攻も受もなんか可愛い。頬が赤くなるのがとても良い!あ、これは個人的嗜好による評価ポイントです(笑)。このお話も書き下ろしの後日談?があります。Hはないけど、これはこれでいい。ゆっくりと進んで欲しいわ~と思う二人です。
あと、高校生×保父さん(30)と、弟×兄のお話があります。兄弟のはBLっぽいという程度。実の兄弟みたいだし。どちらも年下攻めなので私の萌えセンサーには反応しませんでしたが、そちらのご嗜好の方にはお勧めです。保父さんの話は、ちょっと絡みあり。そして一応保父さんはツンデレっぽかったです。
あ、そうそう、カバーをめくって見つけた作者直筆のあとがきも面白いです。幼稚園児の話、それが読みたいよっ!!と心で叫びました。
絵が好みだし、あらすじ読んでも気になるしで、長々買うのを迷ってた一冊です。
思い切って買ってみたんだけど、買ってよかった! かなり好みでした。
表題作以外にいっぱい短編が入っててお得な感じの一冊でした!
色々なカップルの色々な葛藤…そうですね、どれも少し傾いた程度の不安定な微妙な気持ちの空気感や戸惑いをとても上手く描いてあるなと思いました。
表題作は高校時代に一年間だけ関係を持ってた相手との再会もの。
ありがちと言えばありがちなテーマなんですけど、高校時代の気持ちが初々しくも切なかったです。
その後の二人の書き下ろしがよかった! それがないとちょっと納得いかない!って感じでしたね。
それ考えると、どれも「あ、これちょっと消化不良…」と思った短編全てにその後的な書き下ろしがついてたので、それで納得できたってのが多かったです。
エロは全体的に薄め、特に近親相姦もの?なのはエロなしでしたけど、私はこの空気感とか、それぞれのカップルの葛藤みたいなのが切なくて好きだったんで無問題でした。
私が特に好きだったのは巻頭のリーマンものと、保育士と生徒の兄の高校生のお話です。
どっちも軽く甘くそして切なく、ちょっと現実味も加味してあってよかったですね。
もっと読みたい作家さんです。