知らない顔

shiranai kao

知らない顔
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神47
  • 萌×235
  • 萌42
  • 中立2
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
33
得点
503
評価数
129
平均
3.9 / 5
神率
36.4%
著者
日高ショーコ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックス~BE×BOYCOMICS~
発売日
価格
¥571(税抜)  
ISBN
9784862634139

あらすじ

いつも春山の後ろをついてきていた田辺は、今では卓球部のエースとして学校中の期待を背負っている。春山の知らないすました顔で──。彼らの学生時代から社会人まで、ジリジリと焼きつく恋の痛みを描く大人気シリーズ!
 超話題作「運命のひと」「初恋のひと」も収録。ショート描き下ろしアリ!
出版社より

表題作知らない顔

会社員,高校の同級生で幼馴染
卓球選手,高校の同級生で幼馴染

同時収録作品運命のひと

歯科医
41歳 会社員

同時収録作品初恋のひと

美容師
デザイン会社の下請け

その他の収録作品

  • 運命の恋人
  • あとがき

レビュー投稿数33

とにかくハルちゃんがカッコいい。もどかしいその恋を持て余す。

すれ違う二人が、恋になるのはずっと後。
幼馴染の真はいつもハルちゃんにくっ付いていて。ハルちゃんに追い付きたくて、卓球を始めたのに。春山の方は直ぐに自分より上手くなってしまった真に、何とも言えない悔しさ、のようなものを感じて、卓球から離れてしまう。春山は高校ではバレー部を選んだ。卓球部のエースの真はもっと強豪校に行ける筈なのに、春山と同じ高校に入学する。「ムカつく。」どうしても気にしないわけにはいかないほど、近くに居るのに。「まとわりつくな!」と、言われたからと、知らんぷりしている真にイライラする春山。ある夜、部活の後、春山は真にイライラをぶつけてしまう。「そんなの知らない!」と、駄々をこねるみたいにムキになる真に興奮して。抜き合いっこして。それからキスをして。付き合ってたわけじゃない。エースの真への劣等感を拭えないまま。そんな中途半端な関係を持っていた二人。
それを忘れていたわけじゃないけれど。数年後、信販会社に勤める春山は会社が専属契約をした、ドイツ遠征から帰国したという卓球選手のエース、真と再会する。あの頃の苦い劣等感がまたぞろ頭をもたげてくる。苦しい。
真は何を考えて自分の前に現れたのか…。
知らない、と言いながらも、ずっとずっと春山に執着していた真と、そんな真への劣等感だとか何だとかを、どこか諦めて、観念して、受け入れる春山。真の粘り勝ち、なのか。春山がここで逃げずに受け止めたからなのか。やっと恋になる。回想と現在と、常に春山目線で描かれていて、緊張感のあるストーリーでした。
とにかく、真を思い出すと苦い記憶しかないけれど、それでも受け止めるハルちゃんがカッコよくて。真は幼い頃から惚れてはいたけど、惚れずにはいられなかっただろうとも思います。
そして、その目線や背の高さ、ルックスもさることながら、たまにメガネをかけるその姿にも萌えます。ずっと抱かれたかっただろうけど、スポーツ選手がそんなで大丈夫だろうかと余計な心配をしてしまう、お布団に潜ってしまった真の上に寄りかかって新聞を読んでいるハルちゃんが好きです。
こんな風に、甘えたり、甘えさせたりして、二人は付き合って行くのだろうな。

同時収録は、ドSの歯科医に弄ばれるリーマンのショートストーリーと、その後日談、「運命のひと」「運命の恋人」。拗らせた初恋のひととの再会「初恋のひと」。真摯な気持ちはそのままだけど、珍しくシュールなコメディタッチになっています。

2

ライトな短編集です。

日高ショーコ 初読み

3つのストーリーからなる、短編集

「顔シリーズ」
将来を有望視されている、卓球部の田辺
バレー部に所属する春山
2人は幼なじみ。かつては一緒の卓球クラブに通っていた。

まとわりつく田辺を疎ましく思い、遠ざけた春山。
今では、会話も交わさない仲に。

不意に一人居残り練習をする田辺を見かけ、
からかい半分に声をかけた春山だが、
田辺の反応に、思わず互いにヌキあってしまう。

こいつをどうしたいんだろう
行き場のない気持ちをかかえつつも、田辺が気になり、
再び構ってしまう春山は、
シャワー室で、田辺を求めてしまうが…

劣等感からの葛藤を抱えつつも、
2人はそれぞれの道を進み、社会人へ

再び出会う2人だが、どんな答えをだすのか?

「初恋のひと」
オレの初恋は、唐橋。
藤原が予約した美容院に居たのは、
野球部で一緒だった唐橋だった。

一方的に惚れすぎて、
再会した唐橋を追いかける藤原。
初恋は実るのか?

「運命のひと」
歯痛止まぬ、杉田
明かりの灯る歯科に飛び込むが診療時間外、
受付で揉めていると、診療OKと
イケメン歯科医 星野が現れた。
しかし、星野はドSな先生だった。

どれも、さらりとライトなお話。

「初恋のひと」の唐橋、
中学時代だけが驚く程ブサメンで萎えたけれど。

他はイケメン揃いです。

0

3つのお話しが収録された短編集

誰からも認められる田辺と幼なじみの春山。
突出した才能を妬ましく思えば思うほど、言い表せない感情を持て余し見失ってしまう春山の苛立ち。
幼なじみ特有の近さに振り回し振り回される関係性の絶妙な間合いと、その空気感についはらはらしてしまいます。
そして、何も語らず春山のあとを追い続ける田辺の強い意思にぎゅっと心を捕まれてしまいました。
言葉にしなくても通じるはずなのに心を通わすことが難しかった高校時代から、忘れたふりして大人になってからの再会。
理由のつかない関係でも一縷の望みを託す田辺の強さにまた引き込まれます。
たった一言を聞きたくて仕方なかったのですが、事後の2人の気恥ずかしさにほだされてしまいました。
結果的には3部構成となりましたが、ページ数の少なさに驚きつつも十分な読み応えと多少の心残りに満足度の高い作品。

他同時収録「初恋のひと」「運命のひと」
テーマ主体のせいか少し思い描く作風とは異なり、新鮮な気持ちで読むことが出来ました。

0

安定の面白さ

3つのお話が収録されていたのですが、
この単行本に収録されている黒医者のお話がとにっっかく大好きでした。

虫歯で苦しむオジサンに痛みの伴うひどい治療を施すドSな歯医者さん……ほんと怖かった(笑)
麻酔なしでそんな治療を施されているのに優しいお医者さんですねとのたまう40過ぎのオジサンもどうかと思うんだけど、この人がまたアレな人で、重度のドMだから喜んでたっていう(笑)
治療中に目を輝かせている医者の顔が頭から離れなくなりそう(笑)
性癖を理解し合える理想の相手を見つけられて良かったね!という…幸せ?なお話でしたww

続編が読みたい作品

0

『顔』から溢れ出る思いと色気

 表紙のシリアスな二人。すっぽり腕の中に収まる可愛さとか、意味ありげな視線とか、黒髪の田辺がたまらなく好きです!
 ほとんどがテーマアンソロに沿って描かれた作品と言うことで、表題作は「ツンデレ」と「びしょ濡れ」のようです。それででしょうか、攻めも受けもツンデレキャラです!

・『知らない顔』『見えない顔』『消えない顔』
 春山を追いかけて卓球を始めたのに才能あふれる田辺と、差を付けられてしまった春山。田辺は寡黙だけれど、体は積極的に動くタイプで、子供のころも春山と一緒にやりたいという理由で卓球を初め、熱心に練習します。田辺において行かれるのが怖い春山は、卓球からも田辺からも離れて行く・・・。親友でライバル同士なら、そこで終わってしまう関係ですが、田辺は子供のころから春山が好きなんですね。「まとわりつくな」と言われたことを気にして、距離を置いたままでいたけれど、それが春山にはバカにしている、無視されていると感じて苛立つ。激しく攻められて思わず「ハルちゃん」と口を付く田辺の『知らない顔』に春山は・・・。この時の田辺の『顔』がすごいそそるんです!戸惑いと恥ずかしさと嬉しさが混ざったような、なんとも言えない色気があるのですよ。見られないように顔を反らせようとしても春山に腕を掴まれて、体も反応してしまって、それを見た春山が思わず手を出してしまう。田辺に触れながら子供の頃みたいに「真」と呼ぶ春山。昔みたいに呼び合って、再び近づく二人。春山がいつも追いかけて、田辺はそれを望んで体は受け入れているのに、決して口にはしない。次のシーンが社会人になってからなので、どんな風に再び離れて行ったのかが描かれていないのですが、大人になった春山が夢に見る、高校最後のバレーの試合での「あのまま見送らなければ、一歩踏み出していたら」という苦い後悔は、そのまま田辺に対する後悔なのでしょう。再び現れた田辺に「春山にされたこと、俺は覚えている」「あれってどういうイミだったの?」と聞かれて、また逃げ出してしまう春山ですが、田辺が自分に会いたくてここに来たことを知り、やっと一歩が踏み出せました。昔の『顔』にもどる田辺が凶悪なまでに可愛くて色っぽくて、その上ウブなんです!!黒髪寡黙キャラ、最高です!

・『初恋のひと』
 不細工をテーマに描かれた作品。野球部で憧れていた不細工だった唐橋が、イケメン美容師になっていたというお話なんですが、野球部時代の唐橋が不細工すぎて笑いました!まじでひどいよ、あの不細工加減。それなのに藤原には前の唐橋が今でも一番格好よく見えてる。反対に唐橋が藤原のことをよく覚えていたのは、キレイな顔が忘れられなかったという対照的な理由なのもいいですよね。不細工とイケメンでぐるぐるする藤原ですが、唐橋を好きになったのは見た目じゃなくて、その優しさと楽しんでいる時の笑顔だったと気がついて、今も同じ顔をする唐橋が好きなんだと心から思うのです。最後の4コマ漫画も笑えて、不細工とかBLでやめてほしいわーと思っている私ですが楽しめました!

・『運命のひと』
 オヤジ受け、嫌いじゃないのですが、運命だったからよかったものの、下手したら犯罪ですわよ・・・てか犯罪ですっ(笑)歯が痛いって耐えられそうもないので、私にはじっくり読めない作品なのです(´□`。)

2

『ハルちゃん』と思わず口をつく可愛さ

日高さんの短編集で、一番好きかもーな作品です。
表題作関係が三編、他の短編が三編です。

好きなのはこの表題作シリーズ三編です。
高校から社会人までが描かれておりますが、全体的に傲慢×健気です。
ふたりとも不器用だなあと若さを感じてニマニマしちゃいました。

受けの田辺は、とにかく攻めの春山が好きなんですよね。
一緒にいたくてスカウト蹴ったり、とにかく春山に追いつきたくて一緒にいたくて仕方なくて。
でも春山は、子供らしい嫉妬やプライドで田辺をどうして良いのかわからない。
それを拗らせて社会人になって再会するという感じですね。
田辺の方が直球勝負できる、中身男前かなあ。

もう特筆すべきは、田辺が「ハルちゃん」と思わず呼んでしまうといういくつかのシーン。
ぎゃー、可愛すぎるー!!!!(鼻血)
特にシャワーブースでキスされて首にしがみついちゃう、そしてハルちゃん呼び。…ああ、モジモジしちゃうぅ。
ガタイの違いもかなりツボですし、切ないけどハッピーエンドなところも大好きです。
出来ればもう少し読みたかった。
しかし、やはり日高さんの描かれる受けは黒髪が一番ですね!

4

よかったけど…

表紙で気になり
とあるサイトで立つ読みして、続きが気になり過ぎて
読みました。
実は日高ショーコさんの作品を読むのは初めてで
どんな感じなのだろうか。と思い読んでいましたが
絵も好みですし、内容も好きです!
ですが、この作品はちょっと物足りないな〜って思ったりもしました。

「知らない顔」
これは、寡黙受けということで、今回求めていたものだったので楽しませていただいたのですが
なんとなーく進んで行って、なんとなーくベッドインして
私の個人的な意見ですが、告白しても良いんじゃないかな〜って思ったりもしました。
お互いの気持ちが分かり合えたのは良かったと思うのですが、やっぱり「好き」って言葉が聞きたかったです。

「初恋のひと」
すいません、長髪(しかもパーマかかったような)男性ってちょっと苦手なんです….なので飛ばしてしまいました…

「運命のひと」
3つの作品の中で、一番萌えました。
評価のほとんどはこの作品で付けたくらいです!
オヤジ受け。あまり読んだことは無かったのですが
杉田さん…すごく可愛かったです…//
痛がってずっと、痛い痛い言うのも可愛かったですし
歯の治療のため、ずっと口開けてるのもなんかエロかったです←
ああいう、素直だけど素直じゃないかな〜?って感じいいですね!!多分ヤった時とかも我慢しちゃうんですねきっと!
その度に星野さんに色々言われちゃってたらもう、凄く萌えますね…!すぐ、恥ずかしがっちゃうのとかも可愛いです。
あと、星野さん。あんなにイケメンであんなにS気質で
とてもかっこいい。そして杉田さんにぞっこんなのもまた良いですね!!エロ度なしなのが勿体無い〜
このCPはもっと拝みたいです!

2

「切なさ」だけじゃなかった、新鮮な日高作品!

「ツンデレ&びしょ濡れ」、「不細工」、「黒医者&オヤジ受」と、今回も様々なテーマで、せつない恋路を表現され、読み手を萌えさせてくれた日高作品!
同時収録された、2作品は日高先生にしては、「せつなさ」だけでない、ちょっと異彩で、新しい顔を見せているのも新鮮でした。
その幅広さに、今後も、益々期待が高まります‼

本当に絵柄が綺麗。
地味な雰囲気の中にも、圧倒的なキャラの存在感と、惹きつけられる表情の数々に胸を掴まれ通しでした。

表題作は、幼馴染の同級生同士〜社会人までを描いた、ツンデレ同士という珍しいカップルのお話。
春山 × 真。

春山は、相手の事ばかり考えすぎて、結局何もできず自己完結してしまうタイプ。
それで、身勝手な態度ばかりとって、結果イライラして、ことの後に後悔する臆病なツンデレ攻様。

真は、言葉には出せないけれど、相手への想いは行動で現す、結構大胆なタイプ。
春山の身勝手ぶりにも、ずっと黙って追いかけていく健気なツンデレ受様。

お互いに、近づきたくても近づけない…
素直になれない、もどかしさが切実に響いてきました。

でも、反対に、お互いの気持ちに気づく事を恐れて、不器用な態度ですれ違う恋模様が、段々可愛くも見えてきます。

一時離れている時間もあったにも関わらず、会えば昔の自分達を思い出し、一気に引き寄せられていく2人。
春山の「変わったけど、変わってねーな」の台詞がまさに2人にピッタリの言葉で印象的でした。
焦ったいくらい、ゆっくり時間をかけて想いを通わした2人。
「お前にしたこと全部覚えてる」の台詞をお互いに交わした後の二人の熱した色っぽい目と、表情…キスや抱擁シーンには萌×2させられます。
やっぱり、日高先生の作品はいいなあ〜面白いなあ〜と嬉しかったです。

卓球という題材も新鮮で良かったです。
私的に、昔も社会人になっても、誰もいないところでは、春山を「ハルちゃん」と、子どもみたいな表情で呼びかける真に、結構楚々られてしまいました(笑)

同時収録の「初恋のひと」は
元不細工攻 × 誘い受けという
日高作品にしては異彩でしたけど…これが、面白かったんです(笑)
主人公がずっと恋してた、ブサ男がスタイリッシュな美容師さんに大変身していたお話。
受様が、可愛くてズレ加減が笑ってしまうんですけど…この本の中では、1番エロスな2人だったと思います‼

そして、最後の同時収録作品、「運命のひと」。
これはストライクでした♡
歯医者さんプレイという、これまた日高作品にしては新鮮なお話で、鬼畜な歯医者さんと、無自覚なマゾオヤジにゾクゾクゾクさせられました(笑)
相手の性癖を見抜いて、強気で迫る歯科医と、とまどいながらも、段々調教されて行ってしまう、可愛いバツイチオヤジ受に、堪らなく萌えさせられました♡
もっと、もっと先の展開が気になる関係の2人でした。
続編が出てくれたら嬉しいのになあ〜(笑)

今回のお話もバラエティ豊かで、引き込まれる魅力溢れた作品ばかりでした。
目新しい日高作品に出会える一冊でもあるので、ぜひオススメしたいと思います。

6

すれ違いと恋

 「知らない顔」

 小学生のころ、一緒に卓球を始めたのに、あっという間に一人で上達してしまった田辺と、おいて行かれてしまった春山のお話です。

 春山は、小学生のころ、田辺が自分にまとわりついてくると言って突き放してしまうのです。高校も春山と一緒なのに、二人ともまるで最初から知らないように振る舞うのです。

 社会人になり、春山はカード会社に、そして田辺はそこの専属選手になり、春山が彼の担当になります。特別な人間だと言われる田辺を見下したいと願ったり、またそこから逃げないで二人の関係をやり直したいと願ったり、二人の間に流れる葛藤が重かったです。

 「初恋のひと」

 中学生のころ、いじめられていた藤原をいつも救っていたのは「不細工」の唐橋でした。ところが、藤原の父の転勤で、何も言えないままいきなり引っ越してしまうのです。
 
 大人になった今、ファッション雑誌で見つけた唐橋の名前を頼りに、藤原は彼を訪ねていきますが、唐橋はおしゃべり上手な素敵な美容師になっているです!不細工、不器用なところが好きだったのに、残念という気持ちがほんとうに気の毒でした(笑)

 他にも、「運命の恋人」も収録しています。今と遜色ない絵柄は好きだけど、萌えるには物足りなかった様な気がします。

4

じれったい表題作

表題作『知らない顔』。
こちらの作品は高校生時代と社会人時代の二部構成の作品です。
高校時代、攻めは、卓球で全国に行ける受けに対して劣等感を感じ、距離を置いたり意地悪をしたりしていたんですが、結局心の距離が埋まらず高校時代は終わってしまいます。なのに体の関係はひと足お先だった二人。最後まではしていませんが、抜きっこ程度のことをお互いにやってしまいます。

受けは攻めに卓球で勝ちたくて卓球を始めたのに、攻めのほうは受けが卓球で才能を表したことに不満を感じ、教えるんじゃなかったと逃げてしまう。
きっと受けは純粋に攻めと卓球で勝負がしたかっただけなのに、そして多分憧れのようなものもあったから、追いかけたかったから、卓球をし始めたのに。
そんな気持ちが攻めに伝わることもなく。攻めのほうは卓球を辞めてバレーをします。
けれど、攻めのほうはバレーでそこそこ良い成績は残せたものの、飛びぬけた才能はなく、社会人になります。
攻めのほうには受けに対する劣等感があって、そして受けのほうも攻めに対して自分の気持ちを上手く言えないで、お互いにすれ違ってばかりで切ない展開でしたが…。
大人になってからの展開がカタルシス。
本音がぶつけられるようになった受けの言葉を突破口に、お互いの気持ちが合わさります。
ふー。じれったいぜ。


『初恋のひと』
これはブサイク特集用の作品。
元ブサイクの先輩が格好良くなっている事にショックを受けている受けさんでしたが、ブサイクが格好良くなるんだったらいいじゃん~と思ったのは私だけか!?
私は逆体験で、幼馴染の可愛いモンチッチみたいな男の子が立派なゴリラになっていた時はちょっと切なかったですよ。でも中身がすごいいい人だったから見た目はどうでも良かったです。きっとブサイクネタってそういう中身の良さを強調したり、人がブサイクと言っても俺はお前の顔も含めて全部好き!みたいなのが良いんでしょうね。
日高先生のブサイクネタは良かった!面白かったです。

4

幼馴染、同級生

春山×田辺

田辺がいじらしいからなのか
春山にイライラしちゃいました

学生時代では、学校シャワー室でさわりあった後に
ジャージで2人帰る姿にグッときました。

社会人バージョンでは、なぜ学生時代から今こうなったか
がはっきり描かれておらず
色々かんがえちゃいました

それを良しとくくれなかったので
後味が微妙に悪くなりました

絵も綺麗で男らしい動きがある
日高さんのストーリーは好きですが
このストーリーは
中立でした


その他2本は、テーマも髪型も好みじゃなく、ほぼ早送り状態でみながしてしまいました

3

表情で綴られる、色合いの違う物語たち

日高ショーコ月間、ラストですw
これは短編集なんですけれど、相変わらずどれを読んでもアベレージが高いなぁというのが
まず最初の感想。

『知らない顔』『見えない顔』『消えない顔』

仲のよい幼馴染の二人は、いつの間にか気持ちがズレてすれ違い
疎遠な関係の高校生になっていた。

バレー部の春山と、かつては自分が教えた卓球でスターとなった真。
自分の真に対する感情を、ただイライラとしか捉えられない春山と、
春山をじっと目で追い続けているのに、気持ちをうまく言葉にできない真。
同性であるが故の春山の劣等感…
距離をどうとっていいのか分からない、二人の不器用さがいい。

部室のシャワーでびしょぬれになりながら、何かをぶつけ合うように互いに触り合う。
濡れた制服をゴミ袋に入れてガサガサいわせてぶら下げながら、
夜道をジャージ姿で手を繋いで下校する場面が可愛くて、悶えました。

それから10年、社会人になって再会し、ようやく互いの気持ちが分かって距離が決まる…
大人になったからこそ、それが何なのかようやく認められたんだろうなー。

微熱のようなもどかしさ切なさが、好みの連作でした。
何よりっ!いつもながら、日高さんの黒髪受けは、可愛すぎっ!


『初恋のひと』は、ブサイクものになるんでしょうか?
でも中学生の時にブサイクでも、今はカッコいいんだけれどー。


『運命のひと』『運命の恋人』
イケメンドS歯医者と、それに耐える41歳M患者の運命の出会いw♪
眼を爛々と輝かせた歯医者が、怖くておかしくて可愛いです。

11

ハルちゃん

日高ショーコ作品。萌え所をピンポイントで攻撃され恐ろしいくらいだ。
こんなにもまだ私は 萌えられるのだ!!

「ハルちゃん」
ハートは 打ち抜かれてしまった。
萌え死ぬ。いっその事いびり殺してくれ~~。

卓球っていう所もいいですな。
今は愛ちゃんで盛り上がっていますが 従来の卓球は地味であります。
己との戦い。
あのちっこい玉が青春さ。

攻めが肝心なトコロでいつも逃げる。
もお~ 好きなクセにハッキリしないんだからっ。
社会人の二人が出会う場面 粋がっていて良かったです。

2

「知る」ともっと惹きつけられる

「リスタート」に引き続き、日高さん作品だから全部買おうという勢いの元、何の予備知識もなく購入した作品。

表題の「知らない顔」の他、「見えない顔」「消えない顔」が同じ登場人物で進みます。
幼馴染の二人、同い年。
思春期ならではの思いと、自分についてくるクセに自分を超えていく事による妬みと屈折した気持ちとが入り混じっている春山君。
小さい頃から春山を思い慕い、ずっと一緒に居たいのに春山に突き放された時に浴びせられた言葉が呪縛の様にまとわりつき、離れていく田辺君。
お互いがツンですね。確実にツン(笑)
田辺君が「ハルちゃん」と呼ぶ時の顔は、萌えずには居られない。
最初は恋心を持って接していた訳じゃないけれど、きっと気になる存在であったのには間違いないんでしょうね、春山君。
社会人になって、春山君の働く会社の所属選手となり再会を果たす二人は、まあ結局結ばれるんです。
私的には、「良かったねー田辺君!!」の一言に尽きます。

他には、「初恋のひと」。
私はこれが一番萌えました!!
何せ初恋を10年忘れられずに居た藤原のお相手は、ブサイクイモ少年だった唐橋。
でも唐橋が≪美容師になってロン毛パーマでニキビ肌じゃなくなってカッコ良く大変身≫しちゃってるモノだから、そのギャップにオロオロしちゃうんですもの!
普通はプラスに成長してるんだから喜ばしい筈なのに……ソコはB専・藤原(笑)
結ばれた時に、唐橋の指を舐めながら自分のを触って興奮する藤原に私も興奮(笑)

最後に「運命のひと」「運命の恋人」。
自分のM気質を、変態歯医者によって開花させられるオッサンのお話。
これで分かりましたよ、≪我慢≫は紙一重だと言う事を…(笑)


こちらの単行本で嬉しかったのは、オマケカットのページ!!
今連載中の「花は咲くか」「憂鬱な朝」では見られない、≪ギャグ的要素を含んだカット≫が見られます。
特に「初恋のひと」は藤原が嬉しそうに唐橋の背後から抱きつくカットと、他に4コマ漫画もついてます。
…藤原可愛過ぎ(笑)

「日高さんの面白要素をふんだんに含んだ漫画読んでみたいなあ」
と思われた方は、是非こちらを、とオススメします。

6

幼なじみ!ブサ専!黒歯医者!

「知らない顔」「見えない顔」「消えない顔」
素直になれない幼なじみ同志のお話。
小さいときは仲が良かったけど、いつのころからか疎遠になって・・・でも気になって!みたいなふたり。じれったくてせつなくてときめきました!
攻に追いつきたくて必死に卓球を練習する受と、あとからはじめた受にどんどん追い抜かれていく攻の描写とか、すれ違い感がとっても切ない。
社会人になって再会するいきさつとかも、萌えました・・・!

「初恋のひと」
ホンモノのブサ専の受と、受好みのブサから今風へと変貌をとげてしまった攻のお話w
日高さんのキレイな絵柄で描かれる「ブサイク」がなんかすごかったw
ちょっとコミカルで、そしてしっかりときめきました。

「運命の人」「運命の恋人」
黒歯医者・・・!!
とっても個人的な意見ですが、私はちょっと苦手でした・・。
治療に行った歯医者で突然痛い治療されたり襲われる(性的な意味で)話です。
治療が痛そうだったのと、黒歯医者はなぜ受に惹かれたのかなー。なぜそういう行動にでちゃったのかなーというのが、私の中で消化できなかったw

私が一番萌えたのは表題作「知らない顔」のシリーズでした。
雰囲気の違う3作品が楽しめる1冊です♪

2

趣向の違った作品集

大きく分けて全部で3つのお話。

「知らない顔」「見えない顔」「消えない顔」
高校~社会人までのお話。
攻め様と受け様の心情がすごく面白かった。
日高ショーコさんの特徴かもしれないですが
心の中の表現されるのに、文章で事細かに書かず、
表情と言うか絵で描いておられ
それを読み取るのが、・・・難しいんだけど
とても面白かった!

「初恋のひと」
不細工特集という雑誌に掲載されていた作品。
と言うことで、攻め様がその不細工くんで受け様が美形。
短い作品だけど、ちょっと笑えて楽しめる作品でした。

「運命の人」「運命の恋人」
これも笑えますw
ドドドドドSとドMなカップル。
Sな方が歯医者さん、というと想像つきそうですが・・・
その通りですw
そして、ものすごく笑えますw

色々な種類のお話が詰まっていて、とっても楽しめました。

3

これが噂の黒歯医者!

幼馴染、高校生、運動部、ツンデレ、10年後の再会、私にとってすべてがときめき要素の表題作。
しかも受も攻もツンデレって!!素敵過ぎます。進展しねー(笑)
でもツンデレとひと言で括っても、ぐるぐる煩悶しては勝手に自己完結してしまう攻の春山と、言葉に出さないくせに行動力のある受の田辺。このコの不思議な積極性が可愛かった。
社会人になってからのお話の冒頭で、春山が見る高校最後の試合の夢のあの感じ。
あれはバレーボールのことももちろんでしょうが、まんま田辺に対してのことだと気が付いていないところがもう!気づけよニブチン!と背中をどつきたくなります。
こんな人にはもっとぐいぐい襲い受けぐらいのコをもってきてほしいとこですが、ツンデレonツンデレってのはとっても新鮮でした。
とにかく田辺君が可愛い!
一人卓球の練習もせずに、春山を待ってるとことか、抱きしめられても視線を逸らすとことか、でもイクときは何度もハルちゃんと幼い頃読んでいた名前で呼ぶんだ!くはーっ!(>▽<)あれはもう立派な誘い受け。
春山は自分がやり残している何かを心のどこかでわかっているのに、探そうとせず蓋をしていてしまいこんでいる。それを田辺がのしのしと近づいてきてあっけなく蓋を開けてしまったくせに、恥じらってるっていう矛盾した感じがたまらなくツボでした。

あと二つのお話、ブサ面好きな男の子のお話と黒い歯医者!どちらもすっごいよかった。
中高生の頃、ブサイクなのに芋虫が蝶に?って人いますよね男女限らず。
こんな男性いたよーほんとに。でも普通逆だろ(笑)あの人がこんなにイケメンにvって好きになるならわかるけど、カッコよく変身しててがっくりってのが笑えました。

黒い歯医者は、自分のS度についてこれる人を探してるってのが、なんとも怖かったです。試すなよ患者を(笑)
でも、よかったね~巡り合えて(お互い)って幸せな読後感があり、「俺ずっと欲しかったんだよね、年上の恋人」という最後のセリフがいつまでもじんわり心に残るほどでした。怖い話なのに(笑)
あのあと家に行くわけですが、どんな恐ろしいプレイが待ってるのかなーと思うと見たいような見たくないような。いやでもやっぱこれ続きが読みたい。

14

笑えるきゅん


正直表題作はそんなに好みではなかったんですが…
残りの2作品が秀逸でした!

まず「初恋のひと」
このお話は高校時代惚れて今でも気になっているブサメン男子が、久しぶりに再会するとイケメンに変身していて…というもの

主人公は綺麗な顔してるんですが好みが変わっていてB専なのかなんなのかとにかく面白いです(笑)

イケメンに変身して、あろうことか美容師なんてしゃれた職業に就いている初恋のひとを見てガッカリするんですが
根本的な性格はやっぱり照れ屋で努力家な昔のままで…というお話

再会してガッカリするところから(イケメンになっててガッカリっていうのもまた不思議な話ですね(笑))また更に惚れ直すというお話がキャラクターの魅力で現実的に描かれてます炫

昔から大好きだったという気持ちのまま自分から襲い受けちゃう主人公がエロ可愛くて最高でしたĂĂ

オシャレボーイに変身しておきながらそんな主人公にたじたじな攻めも可愛かった!

次に「運命のひと」

舞台は夜の歯科医院という怪しい感じで、しかも診てくれる歯科医が優しいんだけど何か含みがあるような…どことなく胡散臭いイケメン

歯科医の胡散臭い雰囲気の理由はずっと謎なので、主人公も何か違和感を感じながらも通い続けるんですよね1

何ともシュールな感じのお話ですが不思議と萌えます!

主人公が男前な大人の男なんですよ!課長とかやってて…

なのに新たな自分も知らない自分を開拓されるという…

確かに運命のひとという題名はぴったりだなと思いました


この2作品に共通するのは読み終わった後に「このカップルのその後が読みたい!!」と思わせられるところ.

それ位キャラクター一人一人が魅力に溢れてますn[g

2

黒歯医者万歳!!

表紙からすごく麗しくてキュンですよ。

って、中開いたら部活BLで一瞬、私、場違いか!?と何故か焦る。
学園ものは自分の中でBLとして普段も少なからず読んではいたけど、部活BLってのが久しくなくて。
普段、自分が読んでるものが大人が多いことに気付かされました。
なんだか部活って甘酸っぱい青春の象徴のようでそれだけで恥ずかしい(何ソレ)
なんか遠い昔を思い出すような…(奇しくも卓球部でしたし)
そんな「知らない顔」シリーズは「消えない顔」がそういう意味では一番安心して?読めたかも。
でも、それぞれの年ごとの気持ちがあって、積み重ねがあって。
はっきり言葉にしないからはっきりしない関係に苛立って。
でも、そのもどかしさが読んでる方にはグッとくるというか。

表題作もよかったですが、個人的に気に入ったのは「運命のひと」
黒歯医者万歳!!
この黒歯医者がステキすぎて困りました。
なんだ、この医者。
なんだ、この医者。
こんなキレイな顔してんのにやること結構エグいというか容赦ないよね?
それに流されてしまう受の方もまあ素質有りというところなんでしょうが。
あと、この受のオヤジもなんかイイ感じで好きです。
おかしい…別にオヤジ受なんて好きでもないはずなのに。
このCPはすごく好きな感じでした。
どうせなら初えちも読みたかったなー。
黒歯医者に思いっきり黒く攻めて欲しいなッ♪

2

幼馴染

日高さんの作品は久しぶりです。
やーーーwやっぱりレベル高いな~と思わずふぁん(ノω`)
読まにゃいかんですね。
今回のお話は、幼馴染もの~。
はじめたのは自分のほうが先だった卓球。
あとからはじめたのにあっという間に追い越して、自分なんかもう範疇になくなってしまった。それが面白くなくて自分から距離を置いた。
それなのに、相手がなにより自分を避けているように感じてしまい・・・
まぁ・・・なんというか、お互いに素直にならないがために、余計に時間がかかって、余計に~・・・なお話でした。
どっちかって言うと、受のほうは、ところどころ子供のときみたいにというか・・・可愛く素直に見えるシーンがあって、そこでうまいことくっつかないのがねぇ・・
ま、なんにせよ、最後の最後。
あーーーもぉっ!な余裕のない攻~な場面が好きでしたww
なんだ、もぉ腹くくればええねんw
これから先がちょっと見えるみたいで気持ちよく読めたラストでした。
□初恋の人
元ブサイク×ブサ好きのカップルであります。
出会いは高校の部活。野球の先輩後輩。
大好きだった先輩と再会!?
抑えきれないこの気持ち。。をどうしたら!?
なんていうかww好きですこれ
□運命のひと
親父受wwま・・・結合はまだない・・ですが。
歯医者さんとリーマン。
歯医者の痛さを知っているだけに画を見るだけで歯にしみますorz
我慢するのをほめてくれる相手にジーンと泣きそうになってしまう受
可愛いです!!
我慢つよいからこそ、もっともっと痛くと目を輝かせる医者
怖いヾ(´Д`;●)
でもな、この受がこの上なく可愛くてたまらんのだよ。

全体的にまとめ方がすごく好き
なんなんだこの甘酸っぱい気持ちゎ

3

日高さん好きだー

やっぱ日高さんの作品は短編が好き。
面白かったー!

全部面白かったんだけど、特に私のドツボにはまったのが
黒い歯医者の話ですね。

いやぁ、面白かった。

自分、基本はオヤジ受け苦手なんですが、これは全然平気でした。むしろ可愛かった・・・(´∀`)

「初恋のひと」も面白かった。
笑ったーww

3

じれったい!

ツンデレは大好物なんですが、片方だけじゃなく攻め受け両方がツンデレだとこうも話は進まないのか!と、ホントじれったい><

ツンデレ大好物!幼馴染大好物!日高さんの黒髪大好物っ!
テーマの「びしょ濡れ」も美味しくいただきました♪

それにしても…田辺がホントに可愛い。そしてカッコイイ!
ツンデレで一途ってあわせ技に一本喰らった感じです。
そっかぁ。ツンデレが一途だとこうなるのか。
ずっとくっついて回るんじゃなしに、やるべきこと、やるべき立場を貫きつつ、ふらりと戻ってきては素っ気無い態度をとって。
これは、忘れたくても嫌いたくても、ずーっと気になって仕方ないよね、ハルチャンも。

しかも、美しいんだ!日高さんの絵だからっ!
真っ直ぐな目も、照れた目も、流し目も、睨む目も、全部色っぽい!!!
絵が綺麗な漫画家さんは、すごく素直にストーリーに入り込めます。

ただ、黒歯医者は、私痛くてちょっと読めませんでした><
怖いよ~~~!
こんな歯医者絶対行きたくないっ!

2

黒髪受けは大好きだ!!

[知らない顔]
初めて読んだツンデレ×ツンデレ。
でもやっぱりツンデレは受けだなぁと思いました。ていうか田辺がかわいいです。「ハルちゃん」って言ってるところがかわいいww
幼なじみもので再会して結ばれるのは、中々の王道ですが、田辺が可愛いです。
ていうか日高先生の黒髪キャラは大好きですww
[初恋のひと]
不細工専門とか初めて読みました(笑)
でもこの話は、あんまり好きじゃなかったかなぁ・・・(すみません)なんか短編だから、しょうがないんでしょうけど、展開が速かったので、着いていけませんでした・・・他にも短編とか読んでるのになんでだ?orz
[運命の人]
はっきり言って・・・黒歯医者怖いです。
関係ありませんが、これを読んだ後にリアルに歯医者に行ったので、普通に怖かったです(汗)ていうか、これの続きが読みたいです・・・。

2

不器用な愛情表現に萌え!

日高さんの絵は線が細くてとってもきれいで、ストーリーを更にうっとりさせる効果があるように思えてしまいます。

春山と接する田辺は時々子供時代の必死な顔に戻ったり、心を隠している時は知らない表情になる。
そんな田辺に苛立ち、ついついちょっかい出してしまった春山。
後悔しているわけじゃないけど、高校時代の性的触れ合いは事故みたいな感じで、それっきりスルーしてオトナになってしまいます。
会社員になった春山が、プロ選手になった田辺と再開し、記憶を思い返してはまた苛立って…。
好きだから、気になるから、相手のことに苛立ったりするもんなんですけどねぇ。

けっきょく二人はどう進展すればいいのかわからないまま別々の道を歩んでしまったのですが、春山はよくよく考えて自分なりに田辺と向き合うのでした。
春山は頭が足りないのか…、鈍いのか…、田辺が一途に思っていることに気付くのが遅すぎですよ。
でも田辺は奥手で純情で、そこがまたすごく可愛いのです。
不器用でなかなか近づけない二人の恋路が、大人になってやっと成就する、そんな旨キュン的な運びにときめいてしまいました。

3本中最後に収録されている歯医者さんの話!
これはとても楽しかったです。
もちろん2本目のブサイク美容師も良かったですよ。
わざと痛いように治療する美人黒歯医者と、痛みをとことんまで耐える患者。
痛みの中に快感への糸口をしっかり引いている歯医者さん。
もうステキですね、私は大好きです!

2

繊細な絵が素敵

特に、俯いたり、流し目したりのお顔のアップが素敵。
「絵」そのものがきれいなだけじゃなくて、ページ全体に対してのコマの大きさとか、割付のバランスがとっても見やすいんだと思う。
表題作の二人の身長差もいい。
立ったまま抱き合った時の身長差!
しがみついているだけなのに、メチャメチャエロい。

最後の「運命の人」の歯医者さんも、マスクで目元しか見えないのに、開いた瞳孔からSオーラがビシビシ出ていて、ゾクゾクするほどエロかった。
元からMの素養ばっちりの杉田課長、あっという間に点火されちゃったのも無理ないわ。

3

ツンデレ×ツンデレ

 ツンデレ×ツンデレの春山×田辺に萌えまくり。

 普段はツンツンしているくせに、相手の言葉や仕種に動揺して、本音が見えちゃう瞬間がたまりません。
 田辺可愛い……ッ!

 萌えた!

 黒い歯医者の星野先生と、M属性のあるバツイチ中年杉田さんのCPも、すっごい面白かったです!

 黒い歯医者、またどっかで出してくれないかな。
 歯医者のシーンが怖いけど、星野×杉田CP、見てて楽しいから好きだ。

2

ハァハァ

私的絵柄ナンバーワン漫画家さんの、日高ショーコさん。
この作品もまた素晴らしかった。なんでこんなに美味しそうな裸体を描いてくださるのでしょうか。あと服のシワとか。舐めるようにじっくりスーツのシワを眺めニヤニヤしてるなんて、親に知られたらどうしよう。読むのに時間がかかって仕方ないです。

表題作は幼馴染みモノです。私のツボだ。
思いを打ち明けあわず、むしろ相手を憎んでるかのようにオナニーのしあいっことかしてる高校生同士。ああ、青春だねー。(これを青春だと思える私はもう病気)
そして10年後の再会。
この空白がいいのだ。
10年のあいだにお互いに色いろと小さな経験をしただろうことは、書いてなくても分かる。そのうえで結ばれたなら鉄板だよ、萌えるよ。
たとえば依田沙江美さんの『真夜中を駆け抜ける』が大好きなのは、ソコでもある。

表題作以外も良かったです。
堪能しました。

3

ツンデレ最強伝説

カワイイ!そしてイジラシイ!!
最初読み出したときは、春山のほうが好きなのかと思っていたけど、
最後まで読んでそれが逆転。
しかもくっつくまでにかなりの時間が経ち、春山の会社にわざわざ来たのに
もう会うことはないと思ってたなんて!会いに来たのに!!
こういうのが好きです。
最後にのってた歯医者さんみたいなどす黒い人もいいですね~!
企画ものばかり集めた短編集みたいになってて、満足できた1冊です。

3

Hがないから人気なのかな?

日高先生の中で一番の良作。
アンソロジーや短編で本領発揮するタイプなのかなぁ、この作家さん。

表題作はツンデレ同士(高校生から社会人まで)の話。
……ツンデレ同士だとこんなに恋愛って進まないしイライラするんだな!!と思いました。あ~ここでハッピーエンドなんだなっと思ったら、いきなり社会人で!
ええっ!!!?と驚きました。攻めはいきなりガッと受けに襲ったりするんですが、そこまでのプロセスが長くてイライラする……。受けはデレると物凄い所までデレるんで、可愛かった……。ツンデレ好きな人はたまらないでしょうね。
私、ツンデレ大好きなので死ぬほど萌えました~♪

不細工な攻めを愛していたのに再会したらカッコ良くなっていた攻めにガッカリするゲイの受けの話が可愛かったw正真正銘のB専ですね。

人気なのが、最後に収録されたドS歯科医×Mなオヤジリーマンの話でしょうか。
歯を治療するシーンが痛そうで見ていられなかったです。。。
私は結局最後まで理解不能だったんですが、最後の書下ろしのおまけ漫画で陥落しました。
オヤジ可愛いっ!!!!!!!
でもHはなしです。
ないから人気に拍車をかけてるのかな……。

色々な萌えが詰まっていてお腹いっぱいですw

11

ツンデレ×ツンデレ

ツンデレ大好物なんですが、ツンデレ×ツンデレっていうのは初めてでなかなかの衝撃…
受けがツンデレの場合は攻めは受けのこと大好き…というパターンが多いと思ってたんですが、
ツンデレ同士だとこーゆー風に話が進むのね…と。

ほんっと焦れったすぎる…!!!

とゆーか攻めがツンデレすぎるのかな??
田辺が春山のこと好きなのなんてバレバレですよね!?
じゃあそこで春山が行ってやれよ!と何度も思いましたよ、ええ。
やはりツンデレ受けに対しては強引なくらいの攻めのほうが話は進むんだろうな。。
まあなかなか強引に襲ってはいるけど。笑

二人が幸せになるにはすごく時間がかかってしまったけど、これからは幸せに過ごしてくれるといいなあと思いつつ、
ツンデレ同士じゃ、こんなにすぐにはラブラブにはなれないんだろうなーなんて思います

3

ブサイクな攻を盲愛するお話がグー!

表題作も面白かったが、何よりアンソロジーに寄せたというブサイク男フェチの受がヨカッタ。高校時代に野球部にいた受に優しくしたのは、ブサイクな攻。仲良くなった2人だが、受に取ってはそれが初恋だった…。
話は、雑誌のヘアデザイナーのクレジットに攻と同姓同名を見つけた(大人になった)受が、半信半疑で店に行くところから始まるが、そこにはかっこよくなってしまった攻の姿が!
話を読んでいて、何度も大笑いしてしまった。
他にも、黒医者の話も毒とかわいげがあってヨカッタ。

2

色々入ってお得な一冊

表題作だけ3本ありますけど、その3本も、他の作品も、全部テーマに沿って描かれた物らしいです。
表題作は高校生2本、社会人編1本で、あとは、美容師×下請けデザイナー(中学の時の同級生)と、歯医者×リーマン(年上受け)です。
結構バラエティに富んでますよ。

表題作は、ツンデレ同士の意地の張り合いがすごくて、お互い好きなくせに、高校生の時は思い余って体の関係(本番なし)になっただけですれ違い、10年後の際再会で、やっと思いが通じ合ってました。
やれやれな二人でしたよ。
少し新鮮でしたね、二人の歩み寄らなさ加減が。

私は表題作より、歯医者×リーマンがよかったですね~。書き下ろしも付いててこちらも萌え!
ドS歯医者と、それに翻弄されても我慢しまくるドMリーマンが物凄くいじらしくてよかったですね。
今まで色々SMな関係を見てきましたけど、この歯医者のSっぷりはハンパないですね~。かなりS。
一歩間違えるとまずいレベルなんですけど、愛があるのでそれもよし。
二人ともそれなりに楽しそうだ・・・し?
相変わらず作画がきれいで、ちょっとしたしぐさとか、表情がとても色気があるので、最後まで安心して読めました。
ドS歯科医の表情が、一瞬とんでもなく怖かったのも、物凄く表現されててよかったです。ぞっとしましたよ。

5

とにかく絵が綺麗☆

照れた表情にかなり萌えます!
昔は仲良しだったけど、そのうちツンデレになってしまった高校生活。
そして社会人になってストーリーが始まります!
照れ屋な受けに萌えさせていただきました(*´д`*)

2

この作品が収納されている本棚

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