ノっぴきならぬ 3

noppiki naranu

ノっぴきならぬ 3
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神36
  • 萌×24
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
9
得点
196
評価数
40
平均
4.9 / 5
神率
90%
著者
こふで 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
双葉社
レーベル
チルシェコミックス
シリーズ
ノっぴきならぬ
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784575382358

あらすじ

「好いた男の為に、己に何ができるのか――」7年越しの葛藤は晴れ、料亭・千枝屋の奉公人たち公認の仲となった寅次と八重辰。それに報いようと、寅次は新たな仕事を買って出る
八重辰も店の主人、恋人、そして父としての想いを深めていく。お天との絆もより強いものとなり、どんな困難もこれで乗り越えてゆけると思っていたが…?
『べな』こふでが描く江戸BL最新作、待望の第三章! 毛色の違う【色男×色男】の初恋が"愛"に染まる物語。描き下ろしも収録!!

表題作ノっぴきならぬ 3

千枝屋に奉公中、恋人
料理茶屋・千枝屋の若旦那、恋人

その他の収録作品

  • 描き下ろし

レビュー投稿数9

No Title

7年越しの恋を実らせ、想いを通じ合わせた寅次と八重辰。
3巻はそんな二人と八重辰の義理の娘のお天との四季折々が描かれますが、
そんな中で寅次が新しいことに挑戦を始めたり、
お天の生みの親が登場したり、と平穏なだけではありませんでした。

実母との再会により安定していたお天の情緒が再び不安定となり、
一時はどうなることかと思われましたが、八重辰と寅次の
深い愛情に包まれ、最後は自らの足で恐れていたはずの
外の世界に踏み出したお天にうっかり涙ぐんでしまいました。
血の繋がりなんかなくても、もう八重辰と寅次、お天は
家族なんだなぁ、と家族の愛情を噛みしめさせられた1冊でした。

1

退っ引きならねぇことが、これからもたんとあるけれど、それでも三人は、、、

三巻、ずっっと待っていました。
そして、読み終えて泣きました涙涙

もう、どうして江戸のお話は人情に熱いのでしょうか。

今回のハイライトは、寅次と八重辰とお天の家族愛でしょう。
寅次が八重辰に、お天を自分の子と思っていいかと訊ねたあとの、あの大事件。

いつかこんな日が来るだろうとは思っていましたが、もうどの人物の視点から見ても涙が止まらない結末でした。(そして、涙の感情の種類が違う)

けれど、この事件があって、より三人の絆は強固となったですし、なにより寅次の涙にグッときてしまいました。
そう。
お天の笑顔がなによりも、この五年もの間八重辰が頑張って愛情を注いできた、父親であった答え…なんですよね。


お卯乃のお天への母親の消息は残酷でしたが、けれどあの言葉と母親以外のフリを咄嗟にしたあの立ち回りは辛いけれど、彼女なりの精一杯の愛情だったのだろうと思って泣きました。

で、書画会でのお天を取り巻く、温かい環境にまたしても号泣。
寅次と八重辰からの愛はもちろん、みんなからたっぷり愛されて、すくすくとお天は成長してきたその集大成というか、
実母がいないという現実により、絶望の縁に立っていたお天でしたが、それ以上にみんなの愛でもって包まれ、笑顔を取り戻すことができた。

世の中には、ノっぴきならないことがたんとありますが、それでも捨てたもんじゃないよ。
愛してくれる人もいるよ、というメッセージ性の強さに(勝手にまりあげはが受け取ったものですが、、)、やっぱりBLっていいなあと改めて感じた一冊でした。

描き下ろしの、愛してるの言葉が ない時代、のお話もエモすぎて、次で完結なんて信じたくないです涙涙
ずっと三人を追い続けていたい、、
というか、寅次と八重辰の愛の果てまで見届けたいたい所存でした泣(←ずっと泣きっぱなしのまりあげは)


ちなみに、コミコミさんの有償特典小冊子は、資料的な部分とSSが収録されていました!



1

日々の営みの色と艶 

ただ恋をして、でもそれが叶わず違えた1巻
それでもひたすらに忘れられぬ想いを貫いた2巻
ドラマティックな出会いと別れと再会を果たした2人

3巻ではそんな激動の日々が生活に馴染んでいく様が見れて、読者としてとても微笑ましく見ておりました(*´▽`*)

生活の中に根差した2人の時間が素敵
大店の主である受けの八重辰とそこに転がり込んで来た彼の情人であり奉公人の寅次
昼と夜、それぞれの時間の中での「営み」が魅せる色と艶
両の顔を知ってるからこその色気がありました

色気はしっかり!されど下品ないやらしさが無いのがこの作品の素晴らしさでもあると思います
愛し合う者同士の自然の摂理
そんな時間のお裾分け
有難い・・・!

そんな生活の中の2人を際立たせてくれる千枝屋の面々や大事な宝のお天の存在
今回はお天を巡ってのお話しもあったり、過去と今と未来を感じさせる展開もあって本当に読むべき内容の濃い1冊となっていました

これがクライマックスに向けたものなのか・・・と思うと感傷を含んだ感慨深さに覆われます
大好きなシリーズの終わりがそこに来てる、というのは何とも言い難い気持ちになりますね
最後まで大事に読ませて頂きます!

2

3人で幸せに。

いやー、とても良いお話に久々に出会えました。
前から気になってはいたのですが、この度1巻無料で読むことができたので、昨晩読んでみると私の大好きな内容でした...2巻、3巻即購入。まさか3巻が今月出たばかりだったとは...なんてタイミングが良いのでしょうか。

次巻で完結ということで。
3巻でも充分満足できる内容で、もしかしたら今回で終わってしまうのでは...!?とヒヤヒヤしながら見ていましたが次巻のようでホッとしたような寂しいような...ですが、最後まで見届けたくなるような3人のお話で、とても楽しみです。

美しいですよね。とても。時代というのもあるのかもしれませんが、全てが美しく、儚い。どんどん3人が近づいていく、思いあっていく、そんな姿に涙が...最後私までうるっときてしまいました。

お天ちゃん良かったよ。お父さん方、お店の方と一緒にすくすく幸せに育って欲しい。そう思わず願ってしまいます。

まだ見た事ない方は是非見ていただきたい作品ですね。
ありがとうございました。

2

次巻完結

タイトル回収があったので、すわ完結かと腹に力が入りましたが、どうやら完結ではないなと安心した途端の「2026年冬頃発売予定完結第4巻」ときた。え〜〜〜終わっちゃうんですか。悲しみ。

3巻の後半は、子と親の愛が作品の真中央にきました。主人と奉公人という立場が…という揺らぎは前半にありましたが、まぁ些細なもので、彼らの愛は固い。彼らが揺るぎなくなったところで、お天で展開を転がして、それでも表紙には子を描かない。となると、4巻はお天も親離れし、死が2人を別つまで…を描いてくれるかもなと思いましたがどうでしょう。予想どおりなら泣いちゃう。

2

意地を通して〝退っ引きならぬ〟苦行の先は、地獄かはたまた天国か

何度言っても言い足りない‼ので毎度毎度ではありますが…今回もこふで先生の芸術的な筆の細やかさの素晴らしさを語る所から始めさせて下さいませ…ッ(→ε←*)‼

まぁ言わずもがな!な表紙の美しさと言うか「画」だけで伝わる偉丈夫×美丈夫な大人の男同士が互いの事しか己の視界に必要ない…‼と言わんばかりに熱く深く想い合ってるのが一目で分かる‼この表紙を見てるだけで”ほぉ~…”とその熱に溜息が漏れ出てしまう…(*˘︶˘*).。.:*ウットォ~リ♡

からの1ページ目‼
見て下さい!ほんのチョットした事なのかも知れませんが、それでも私が感動したこふで先生の筆の正確さというか徹底ぶりを…‼
―――外の空気を感じる寅次の鎖骨上と手首にチラリと覗く刺青―――
一瞬のコマかも知れないけれど、しっかりその1コマであってもこういう細かい所に手を抜かない!
こんな所にまでも…⁉と思ったのはこれだけじゃございません!
寅次の試作品として描かれたお料理の「お品書き」!!←このお品書きもちゃ~んと料理名が記されていて「画」のお料理とちゃんと合っている‼(凄過ぎる徹底ぶり!)
こんな具合に作中に出て来る小物もそうですし、今回改めて凄いなぁ~と思ったのがお着物の柄!!ちゃんと日によって、人によって、帯の柄も併せて変えている…‼
そしてそのお着物や帯柄含めてそのキャラにしっかり合っている&お洒落…‼
特に今回は2人のお着物だけでなく、お天ちゃんも多かったので煌びやかさも加わってましたもんね✧

本当に目でも愛で尽くせる有難本でございます(ღ˘͈︶˘͈ღ)スバラシイ~~~~~‼

はぁ~…まだまだ言おうと思ったらいくらでも作画の細やかさ美しさは尽きませんが、折角の3巻ならでは!の読むべきストーリーについても語りたいので、後程もう1点作画の威力を以下のレビューにしたためつつ本編レビューに進みます

さてもさて、2巻では八重辰さんが大事にしている千枝屋の皆に寅次も受け入れられ幸せを願われた2人な訳ですが、、、♪
3巻ではその後の彼らの日常と彼らの日常を語る上で外せない大きな存在であるお天ちゃんの事が描かれます
過ごす時間を追う中で彼らの「肚が決まって肩を並べて行く男の意地」がとてもグッと来ます

寅次がしっかりと千枝屋の奉公人として”旦那様”である八重辰の意思を汲み己に出来る事に取り組んでいる
スパダリ化していく過程を見守れる嬉しさが堪りません(o→ܫ←o)

そしてデカい男の手先が器用✧
この色気の解釈が一致過ぎて萌えが私の全身を駆け巡って突き抜けました♡

主と奉公人であり恋仲の2人
八重辰はその立場故の「些細で”幸せな”悩み」を抱えています
…ー自分の情人(イロ)との付き合い方が分からないー…
え…?めちゃカワなんですけど⁈八重辰さんったら(๑´ლ`๑)フフフ

寅次に懐きまくってるお天ちゃんも相変わらず愛くるしい♡
そんなお天の成長が微笑ましくもありながらも、心配性な父とその相方は振り回されて右往左往www

それでも”可愛い子には旅をさせよ”と3人連れ立って街中へ
そこで出会った寅次の昔馴染みの鉄三との一幕がこの3巻で1番響きました

彼は八重辰を失い彼の行方を捜し彷徨って自暴自棄になっていた時分の寅次を気遣って仕事を世話してくれた恩有る男(2巻既出)
そんな鉄三との再会

改めてこの作品タイトルの『ノっぴきならぬ』に想いを馳せました
家柄や仕事…1人ではないからこその色んな過去や先への不安を抱えたままでも、それでも好いた男と進む未来

傍から見たらそれはもう”退く事も引く事も出来ない地獄”かも知れない
だけど、もうどこにも”退く事も引く事もしないで良い天国”であると当人たちが思えたら、、、
それは紛う事なき2人で見つけた〝仕合わせ〟なのだと思えてならず….。:*✲
このタイトルが一層粋なものに思えて来て堪らなくなりました

この感動に包まれて3巻は穏やかに過ぎて行くのかと思いきや、そうは問屋が卸さないって展開が待っていて驚きました…Σ(゚Д゚)

ナント…お天ちゃんの実母がここに来て登場です…
この辺の展開は是非とも本編でお確かめ頂きたい胸熱展開…
色んな感じ方があろうとは思いますが、私はそれぞれの立場や想いを引き受けて尚対峙した全てのキャラに心を動かされました

尚、冒頭から書き綴った先生の画力の威力について最後に書きたかったのはこのお天の母とお天の事
しっかりと作画で分かる親子感
本当にこふで先生、匠すぎます!凄過ぎます!

嬉しいやら寂しいやら、、、次巻4巻にて最終巻との事
ただひたすらにお持ち申し上げております

修正|白抜きとトーン

5

こんなに号泣したのは久しぶりです

大好きなノっぴきならぬついに3巻発売で、早速読みました!!!
絵の美しさもさることながら、登場人物の微細な感情の移ろいも丁寧に描かれていて、読み進めるうちに物語に自然と入り込んでいました。途中感情移入しすぎて心が苦しくなるほどでした。
八重辰と寅次は、お天と血の繋がりこそないかもしれませんが、3人は正に家族なんだということを3巻で実感しました。
次巻で最終巻なのは信じ難く、この先もずっと続いていってほしいですが、次巻が出るのを楽しみにまた何度も今までの話を読み返しながら過ごしたいと思います。

4

画面から色気が溢れてる。。。

タブレット、後光が差してる??と思うほどの画面の美しさに感嘆のため息が止まらず。
台詞がなくとも人物の感情の機微が全て伝わる抜群の画力。細やかな表情や仕草、背景や小物でも寅次と八重辰のノっぴきならぬ恋心と気持ちの揺らぎを演出する抜群の表現力。全ページ全コマ、美しくて切なくて幸せで目が離せない。筆舌に尽くし難いほど素晴らしかったです。

一巻で 執念の再会から覚悟の復縁
二巻で 不安や情動を乗り越えて絆を深め
三巻で 家族としての形、一つの答えを見つけた…

もうね、こふで先生の表現力が凄いから、お天の気持ちも八重辰と寅次の気持ちも直球で胸に響いて、すっごい泣いちゃったよね………。ラスト寅次の泣く姿…うっかり嗚咽が漏れるほど泣いたよね。
描き下ろしの最後のページも秀逸。表情が見えなくても、握る2人の手から2人の感情が全て読み手に流れ込んでくる。
すごい……………。こふで先生の描かれる漫画は、文学で文芸で芸術だな…って思いました。

2026年冬頃発売予定の四巻で完結ですって……。
終わって欲しくないけど、2人とお天の物語を最後まで見届けたい。ファンとしては複雑な気持ちですが、四巻も楽しみにお待ちしています……!!

5

家族のかたちを考える重厚なストーリーと時代BLの耽美な描写

ノっぴきならぬは1.2と続いて今回3冊目。

八重辰の娘・お天にまつわる話を軸に、虎次と八重辰の想いや考えが変わっていって…という、とても重厚なストーリーでしたし、時代BLの醍醐味と言ってもいい耽美的で美しい描写もふんだんにありました!

季節の流れ(今回は秋から冬)に合わせて大体1話がひと月で進んでいきます。

時代BLっていいよな〜と何度も思うこの作品。
江戸時代の人々の楽しみや、季節の行事を感じながら話が進んでいくので、当時の文化も知れて楽しいです。
それを叶えるのはこふで先生の構成力と画力あってこそ。植物や風景、庭園、着物...眺めているだけでその時代にいるみたいな気持ちになれるほど、絵がとっても嫋やかでうっとりします。

私がノっぴきならぬが好きなのは、虎次と八重辰の2人が、対話を諦めないで時には苦しい気持ちをお互い吐露しあったり、思い悩んだりしながらも相手の幸せを考えて、前に進んでいく姿に胸を打たれるからです。
人生苦行の中でも、煌めきや安らぎがきっとあるよという強く優しいメッセージがストーリーを通して伝わってくるのです。

予想できない事が起きたとしても、乗り越えていこう!という明るいメッセージを特に3巻から感じました!
お天ちゃんのエネルギーにも元気をもらえました。

そして、辛い時はもたれてもいいんだよという虎次の優しさと、八重辰の柔らかい眼差しと聡明さに心を奪われます。

どちらも色男なのはもちろんですが、やはり
それぞれの良さは巻を増すごとに語りきれないほど多くなり…。弱さを見せてくれるのも信頼が増した証でしょうか。夜のシーンも素敵です、ほんとに。

やはりシリーズものなので、1から読むべき作品です。1を読めば、あとは勝手に手が動き3に辿り着いていることでしょう。

なんだか読んでいると、春ならば桜に乗った暖かい風が、正月ならば雪景色の先に人々の賑やかな笑い声を感じるんです。流石、こふで先生。情景が浮かぶ以上になんだか香りまで感じるような錯覚が。

4巻で完結とのこと。
それまで待ち遠しいですが、楽しみはたくさんあった方がいいので皆さまとワクワクしながら待ちたいと思います。

6

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