バイバイおかえり、ぼくの恋人

bye bye okaeri boku no koibito

バイバイおかえり、ぼくの恋人
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神4
  • 萌×21
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
24
評価数
5
平均
4.8 / 5
神率
80%
著者
サエグサケイ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス ルチルコレクション
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784344856844

あらすじ

【これは、再会から始まる、祈りのような物語。】 半年前に亡くなったはずの恋人・彼方が、幽霊になって帰ってきた! 同棲生活を再開してみると、彼方は幽霊なのに誰とでも会話ができたり、苦手だったはずの料理ができるようになっていたり。此紀は不思議に思いながらも、戻るはずのなかった温もりにすがるように穏やかな時間を過ごしていた。しかし二人の運命は、彼方が描く“天使の絵”をきっかけに大きく動き出すことに――……? サエグサケイ渾身の商業BLデビュー作。

レビュー投稿数2

違和感が疑惑に、疑惑が確信に繋がるラストは涙なしには読めません

途中辺りから、もしかして……と思ってたら、やっぱりそうだった。

この作品はネタバレなしでぜひ読んで欲しい。
読み始めたとき、読み終わりのとき……思っていた事実が大きく変わっていく終盤の展開は感情が驚くほど揺さぶられました。
勘のよろしい方は、この物語のカラクリにすぐに気付いちゃうかも知れません。色んなサインや違和感、ヒントがあちこちに落ちているので、それらの点と点を繋いでいくと、自ずと答えが出てくるでしょう。
違和感が疑惑に、疑惑が確信へと変わっていくと、この切ない事実を受け止めるのがとても辛かったです。ラストはもちろん涙腺崩壊ルートです。ハンカチ、ティッシュを側に置いておくことをオススメいたします。

恋人が死亡しているというショッキングな始まりが、まずもう切ない設定なのである程度は覚悟してましたが、その覚悟を超えてめちゃくちゃ切ない物語でした。゚(゚´Д`゚)゚。
ゴーストネタの作品の中には、実は病気で入院してましたよの展開もあったりで、どこかでそうあって欲しいと願っていた私もいましたが、そう都合よくはいかないものですね。戻ってきた恋人のゴーストと再び愛を育む日常のひとときがとても幸せそうで、2人だけの時間がこのままずっと続けばいいのにと願って止みませんでした。
時おり挟まれる彼方と此紀の過去のエピソードが、彼らが唯一無二の関係であることを物語っていて、彼方と此紀の出会い、好きになった瞬間、彼方が作った美味しくないけど"美味しい"手料理、此紀のお母さんへの紹介……走馬灯のように思い出されていく2人の大切な時間たちはどれもが素敵でした。

この作品をハッピーエンドとみるかは評価が分かれそうですが、彼方が絵を完成させて気持ちが晴れやかになったことは幸せエンドだったと信じたいです。
BLだけど、ヒューマンドラマのような心情描写にグッと迫るストーリーが胸に沁みる物語でした。

2

あらすじ読んでOKならおススメぜひネタバレなしで!

表紙に惹かれて購入しました。BLデビュー作とのこと。onBLUEらしい癖のある作品になっています。
半年前に亡くなった恋人が幽霊になって帰ってきた、というはじめから死ネタであるし、バドエン?メリバかな?というのは想定できます。そのため、読む人は限定されるかもしれません。
でもすごく後味がよかったので、あまり悲壮感はありませんでした。あらすじ読んでOKならぜひ読んでみてください!
幽霊のある謎についてもすぐにわかります。ただそれを最後にどうバレるのか、わくわくしながら読み進めていきました。
ネタバレなしで、自分で読みながら発見したり想像したりするのがおもしろい作品だと思います。

幽霊と恋人が再会して一緒に過ごしてまた離れるその日までの数日間。ふたりが楽しめた最後のボーナスタイムのお話でした。
ただ、楽しく過ごす間の物語だけでなく、キャラの説明も過去のふたりの出会いや家族のことなどもとてもよく描かれています。切ないシーンももちろんありますが、かわいいシーンもエッチなシーンもあります。コマやページをうまく使って気持ちを表現されています。無理なく1冊にまとまっていました。

サエグサケイ先生は男性のようですね。淡々と描かれている感じがしたので納得でした。次回作もとても楽しみです!

3

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