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itsuki to chika

先生の作品はシリアスめなお話が多いイメージだったのですが、
今作はラブコメということで楽しみにしていました。
イツキの元気なキャラとダウナー系のチカの組み合わせ、バランスが絶妙。
それがストーリーにメリハリを与えていてすごく面白かったです。
『恋人』だと言ってもおかしくないくらい近くにいて実際友達以上のこともしているのに、
なぜか関係を変えられないままのイツキとチカ。
どう見ても両想いなのにお互い向き合う勇気が出なくて、どうしても踏み出せないでいるふたりにヤキモキしつつ。
それが相手を好きすぎるがゆえに後ろ向きになっているだけなのがわかってくると、
うまく交わらない気持ちを抱えてグルグルするところごと愛おしいと思える展開でした。
一見イツキのほうが好き度が高いように見えるけれど、実はチカも重たい想いを拗らせているのがこれまたイイ…!
わかりにくい大きな愛って最高だな。と、しみじみ思ったのでした。
そしてドロっとした感情を持っていた過去が描かれていたのもすごく良かったです。
明るく楽しいだけではなくちょっぴりビターな部分を知るとより甘さが増した気がしました。
それぞれ『どうして大好きになったか?』というところは入り組んでいないのでさらっと読めるけれど、尊さはしっかり摂取できてものすごく美味しいお話でした…!
アニメイトさんの新刊平積みコーナーでたまたま見つけて、カバー絵のイツキとチカが可愛いカッコ良くて買おうかどうしようか迷いました。
信頼と実績のちるちるさんのレビューを拝読して満点高評価だったけど、発売日から3日しか経ってないので投稿数がとっても少ない。
どうしようかなぁーと思いましたが
ヒット作をバンバン発売してらっしゃるdrop COMICS DX様の出版本だし、凄い分厚いコミックスだし、、、で購入しました。
いやーーー。買って良かった!!!
出会えて良かった!!!
ナツギイチ先生の凄さが詰まった素晴らしい作品です。
紙本で読めたことがとても幸せです!!!
表紙をめくってすぐのカラー絵。
イツキとチカの立ち姿、色使い、全部素敵!カッコイイ! イツキが片腕で抱っこしてる大きいぬいぐるみもオシャレ可愛い!
しばし見惚れて、ワクワクしながら次のページへ進むと、ep.01の表紙絵。座ってチカの肩を抱いて寄り添っているイツキとチカの絵。
これまたすっっっごい素敵!カッコイイ!
見惚れてしまってなかなか本編へ進めない〜〜〜。
画力が素晴らし過ぎる!
やっとのことでep.01を読み始めましたが、最初の数ページで心を奪われてしまいました。
面白いおもしろいおもしろい!
作画も最初から最後のページまで全ページ素晴らしすぎる!美しいしカッコイイ〜。しなやかで繊細だけどきっちり主張している筆致が艶やか。
大好き!!!
イツキの軽口やチカのマジレスなど全てのセリフが面白いし、色っぽいし、カッコいい!
イツキ父が『んあいっ もっしー★』って電話に出るって言ってるとことか、
ラブホの大画面でエロビ観てる時の2人の会話とか、
イツキの独り言&モノローグで
『断る奴いる?』の次のコマの「いねぇよなあ、、、」はーーーー、、、のとことか、ブフッて吹き出し笑いしてしまいました。
その他、書き出したら超長文になってしまいます。
全てのやりとりやモノローグや手書きのセリフが面白いです。
ナツギイチ先生のIQの高さを感じました。
ストーリーの核は両方想いのイツキとチカが恋人同士になっていく王道ですが、ナツギイチ先生の独特な表現が最高に最高です。
帯の言葉や本の外カバーの裏に書いてあるあらすじはあっさりしていて、可愛い大学生のカジュアルなラブなんだろーなーと思いながら、さらぁーっと読み終わると勝手な先入観を持って読み始めましたが、最高に面白くて全然違いました!
全てのページの隅々までじっくり見て読んで、繰り返し読んで、幸せな気持ちでいっぱいになる作品です。
告白してお付き合いすることになるやり取り、
面白すぎて何度も読み返してしまいます。
オシャレで面白いのに萌えキュンも感じました。
ブックカバーの折り返しのところ、水色のリボンを付けた黒猫の下のに書いてあるナツギイチ先生のコメント『はじめてのラブコメです』と。
ビックリしました。
パーフェクトに素晴らしい作品です!
続編を切に願います!!!
っとに、この2人はよー…とツッコミたくなる可愛い2人が主人公の作品です。
恋人同士ではない。でもラブラブ。
親友ではある。でもヤルことヤッてる。でも恋人同士じゃない。
……はて?(・Д・)
この2人の関係って一体何なんだろう…?
一見するとセフレみたいな関係ですが、2人の心内はしっかりとお互いにベクトル向いてます。しかもガチガチに。
攻めのイツキの方は、女好きのチャラ男キャラが災いして、チカへの本気度が伝えきれてない自爆型恋心。受けのチカの方は、一見クールに見えるもののイツキへの想いが一途なクーデレ型恋心。こうも噛み合っていないと、2人の恋心がズレまくっていくのは必至です。
イツキ視点だとチカの態度はつれなく見えてしまうし、チカ視点だとイツキのふわふわした恋愛観に不安になってしまう。これは両視点ストーリーじゃないと分かりにくい繊細な心情描写なので、両者の気持ちが同時進行型で展開していく恋愛模様はグッジョブでした。
ずーっとクールなチカの気持ちが露わになると、そういうことだったのか…と納得。同時に2人の気持ちのズレが修正されていく物語の最大の見どころです。
チカはずっとイツキの行動も言葉も大事にしてきたし、信じてきた。素直すぎるが故に、だからあんなにも塩な感じだったんだなと思うと、イツキの自業自得感が沁みると思います。イツキには大いに反省してもらわねば^ ^
基本的に当て馬とか、ややこしい人間関係に取り込まれていくのはないです。まぁ、彼ら自身が、勘違いからヘタレマインドまで自分たちで状況をややこしくしていたこともあり、2人の感情の揺れ動きがメインだったのは有り難かったかな。
好き同士なのに、なぜかすれ違っているモダモダ感にやれやれでした。
ラブラブ。なのにどこかしょっぱい。
近い距離なのに、心が遠くに感じる複雑な2人の距離感や心情にたくさん浸って下さいね。心も身体も伴った2人の甘さは極上でした(*´︶`*)