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anti fake love
良かったー…
幼馴染同士、10年もの間の長い長い拗らせ両片思いのストーリー。
ページ数全163ページ(電子)と決して長くはないのですが、
拗らせた受けの心理描写に焦ったくなったり、共感したりしながら読める
一冊でした。
”お前に追いつきたい”
ー互いにそんな気持ちを強く抱きすぎたあまり、
10年もの間拗らせてしまった二人。
同じ会社で働く社長×部下、新規立ち上げとなった
”ライブ配信事業部”で受けが奮闘する、という
お仕事ものでもあります。
10年て。。なっが !!
もう、いい加減素直になっちゃいなよ元気くん!(受)なんて思うんですが、
自分と相手を比較して焦り、相手に追いつくまでは
自分の気持ちは言えない、迷惑かけたくないー
強気な元気の中にある、そんな健気でいじらしい気持ちに胸が詰まり、
決断できない迷いにも共感できるお話でした。
父親から虐待を受けていた渉(攻め)を、
8歳で出会った時から、常に”守ってきた”元気。
そんな渉から告白され、渉のためを思う気持ちから「違うだろ」と
拒絶したことから、関係が拗れ始めて…
”守ってやる”対象だった渉はいつのまにか学校の中での
リーダー的ポジションに。
いつしか、昔は並んで歩いていた渉の後ろ姿を
追いかけるようになっていたー
二人の幼少期からの関係性が、中学、高校、
そして大学(ここは攻め視点)で丁寧に描かれ、
次第にすれ違っていく描写が切ないです( ; ; )
渉に事前に知らされることなく、
新規に立ち上げられた事業部の部長となった元気。
失敗もありながら、渉からの信頼に応えたい、
成果を出したい、と必死に頑張る姿が印象的でした。
そして長い長いすれ違いからの、
元気の涙ながらの”無意識の告白”!!
そのシーンだけでも
胸がきゅーっと締めつけられますが…
その際に渉に握られた手が、昔のようにもう柔らかくはなかったこと。
そこから「昔自分が守っていた頃の渉はもういない」
渉はどんどん前に進み、どこまでも変わっていけるんだー
と気付く描写、独白が刺さりました。
後ろから追う立場で「好き」だなんて言えない、という
ある種の意地のようなものが消え、
素直になった元気。
もーーー、長かったよ!やっと言えたね…!と感無量です。
最終話で読者にだけ明かされる事実、
大学時代に初めて体を重ねた時のことを、
実は元気はしっかり記憶しているということ。
ツンデレな(ツンがすぎる!)元気に「もーー!」と思わず小声で言いながら
激しく萌えたシーンでした(*´˘`*)
欲を言えば、想いを確かめ合った二人のイチャラブ日常、
もっともっともーーっと見たかった…!
脳内妄想で補完したいと思います(。-∀-)
★修正:白抜き(結構真っ白です;)電子シーモア