アンチフェイクラブ

anti fake love

アンチフェイクラブ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神5
  • 萌×22
  • 萌6
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
1
得点
51
評価数
13
平均
3.9 / 5
神率
38.5%
著者
三栖よこ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
BookLive
レーベル
COMICアスティル
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784866754420

あらすじ

「これでもまだ
好きって言ってくれないの?」

ライブ配信事業部の部長・元気(げんき)とその会社の社長・渉(わたる)は実家が隣同士の幼馴染。
小学生のときに引っ越してきた同い年の渉は父親との関係に悩みながらも元気の存在に救われていた。
元気はそんな渉を守らなければと思っていたが、高校生のとき渉が突然告白してきたことで2人の関係は揺れ動く。

「僕 元気くんが好きなんだ
…友達としてじゃないよ」

2人は曖昧な関係のまま、初めてのキスを交わし、体の関係も持つ。
そのまま社会人になり気が付けばキスから10年が経とうとしていて…

こじらせた両片想いに終止符を打つ、10年目のラブストーリー

表題作アンチフェイクラブ

配信者サイト社長、27歳
佐久間の会社の経営企画部リーダー,27歳

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • あとがき

レビュー投稿数1

君の後ろから「好き」だなんて言えない

良かったー…
幼馴染同士、10年もの間の長い長い拗らせ両片思いのストーリー。

ページ数全163ページ(電子)と決して長くはないのですが、
拗らせた受けの心理描写に焦ったくなったり、共感したりしながら読める
一冊でした。


”お前に追いつきたい”
ー互いにそんな気持ちを強く抱きすぎたあまり、
10年もの間拗らせてしまった二人。

同じ会社で働く社長×部下、新規立ち上げとなった
”ライブ配信事業部”で受けが奮闘する、という
お仕事ものでもあります。


10年て。。なっが !!
もう、いい加減素直になっちゃいなよ元気くん!(受)なんて思うんですが、
自分と相手を比較して焦り、相手に追いつくまでは
自分の気持ちは言えない、迷惑かけたくないー

強気な元気の中にある、そんな健気でいじらしい気持ちに胸が詰まり、
決断できない迷いにも共感できるお話でした。

父親から虐待を受けていた渉(攻め)を、
8歳で出会った時から、常に”守ってきた”元気。

そんな渉から告白され、渉のためを思う気持ちから「違うだろ」と
拒絶したことから、関係が拗れ始めて…

”守ってやる”対象だった渉はいつのまにか学校の中での
リーダー的ポジションに。
いつしか、昔は並んで歩いていた渉の後ろ姿を
追いかけるようになっていたー

二人の幼少期からの関係性が、中学、高校、
そして大学(ここは攻め視点)で丁寧に描かれ、
次第にすれ違っていく描写が切ないです( ; ; )

渉に事前に知らされることなく、
新規に立ち上げられた事業部の部長となった元気。

失敗もありながら、渉からの信頼に応えたい、
成果を出したい、と必死に頑張る姿が印象的でした。

そして長い長いすれ違いからの、
元気の涙ながらの”無意識の告白”!!

そのシーンだけでも
胸がきゅーっと締めつけられますが…

その際に渉に握られた手が、昔のようにもう柔らかくはなかったこと。
そこから「昔自分が守っていた頃の渉はもういない」
渉はどんどん前に進み、どこまでも変わっていけるんだー
と気付く描写、独白が刺さりました。

後ろから追う立場で「好き」だなんて言えない、という
ある種の意地のようなものが消え、
素直になった元気。
もーーー、長かったよ!やっと言えたね…!と感無量です。

最終話で読者にだけ明かされる事実、
大学時代に初めて体を重ねた時のことを、
実は元気はしっかり記憶しているということ。
ツンデレな(ツンがすぎる!)元気に「もーー!」と思わず小声で言いながら
激しく萌えたシーンでした(*´˘`*)

欲を言えば、想いを確かめ合った二人のイチャラブ日常、
もっともっともーーっと見たかった…!
脳内妄想で補完したいと思います(。-∀-)

★修正:白抜き(結構真っ白です;)電子シーモア

2

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