咬みたくないの

kamitaku naino

咬みたくないの
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神3
  • 萌×20
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
1
得点
15
評価数
3
平均
5 / 5
神率
100%
著者
衿先はとじ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784199610363

あらすじ

日本有数の大企業の会長・鳳 要――その正体は平安時代から生きる吸血鬼!! 秘書で同居人の晴人は、代々要の世話をしてきた陰陽師一族の末裔だ。幼い頃から要を一途に想い夜ごと抱いているのに、どうしても恋人と認めてもらえない。「ずっとそばにいたいから眷属にしてほしい!」焦る晴人は、抱くたびに血を吸わせようとするけれど、なぜか要は頑なに咬んでくれなくて!?

表題作咬みたくないの

人間、要の面倒をみる陰陽師一族の末裔で、秘書兼世話係
大企業の会長で、平安時代から生きる吸血鬼

その他の収録作品

  • 描き下ろし ハルの弱点
  • あとがき
  • おまけ カバー下

レビュー投稿数1

悠久の時を超えた2人が織りなす恋の絵巻物はロマンの塊

悠久のときを経て、再び出会うことになった人間と吸血鬼の種族を超えた一途な恋。……めちゃくちゃ感動!そんでもって面白かったです!!

まず、話の作り込みがすごい。
読み始めから、何のこと言ってるんだろうと思う節があって、「あの人」とか「同族にして」とか、話の意味をちゃんと理解しないままただ何となく読み進めていったのですが、読み進めていくうちにどんどん情報が出揃っていくと、それまでぼやけていた話の輪郭がクリアになっていき、そして、そのクリアになった輪郭に中身が埋まっていくと、このストーリーの壮大な恋の絵巻物としての素晴らしさに鳥肌がたちました。

一読しても面白い。二度読みするともっと面白い。
あの場面って、そういうことだったのか。そんな意味が隠されていたのかと、読み返すことでもっとこのストーリーに浸ることができると思います。あの行動やあのセリフ、あのシーン全てはあのドラマチックな結末に集約されて繋がっていて、伏線の張り巡らしとその回収にはある意味感動すら覚えました。
運命的に惹かれあった2人が織りなす千年を超えた再会劇はまさにロマン。織姫と彦星伝説の神秘性にも似た、一途でブレのない愛のカタチにただただ酔いしれるばかりでした。

会社トップと秘書の主従愛。はたまた人間と吸血鬼の人外ファンタジー愛。そんな側面を持つ作品ではありますが、そんな設定に甘え切っていないストーリーが本当に素晴らしかったです。読む前からは想像も出来ない世界の広さと奥行きの深さに読み入ってしまいました。
このストーリーの核となる最大の見どころについてですが、先に言及した"千年を超えた再会劇"にヒントがちょこっと。物語の最初の段階では、再会劇を予感させる匂いが全くしないので、そこから紐解かれていく彼らの強い縁の強さをぜひ味わいながら読んで欲しいなと思います。


素直になれない要様にはやれやれでしたが、年下ワンコの独占欲と執着心が丁度よく混ざっていいバランスでした。晴人の前でだけフニャッとする要のギャップも良かったです。
この2人のお話をもっと先も読んでみたいな♪圧倒的な読後感いっぱいの神作品でした。

3

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