晃子
nuipapa couple nikki
作者さんが実際に体験したエッセイ漫画です。
こういった実話BLやノンフィクション作品が好きなので、波真田かもめさんの「たとえばこんな恋のはなし」や うさきこうさん著作、新井祥さん著作も多数読んできました。
本作はスキマというサイトで読んだんですが、読んだ翌日に ちるちるにレビューがアップされてて本当にビックリしました。
配信開始日はサイトによってまちまちですが、2022年とか2023年なので、スキマでもそれぐらいからあったと思います。
作中でもクマのぬいぐるみと目が合って運命を感じるという内容なので、やはりこれも運命なのかな?と思い、レビューを残すことに。
ミナモトカズキさんを知ったのはゲイ友から「怪獣になったゲイ」を薦めてもらったのがきっかけです。
インタビューも見ました。
ちるちるで一番人気なのは「メルヘン課長とノンケ後輩くん」ですが、普段全く読まない系統の絵柄なので、まずはとっつきやすそうなエッセイ漫画「30年以上マンガをほとんど読んだことなかった彼氏がBL沼にハマった話」からスキマで読み、その次に本作を読破。
本作に出てくる著者の彼氏さん(よしくん)がそちらにもメインで登場するので、皆さんにもぜひその順番で読んでいただきたいです。
興味深かったのは、ぬいぐるみ全員がそれぞれ異なる性格を持っていて、さらにそれぞれ異なった名前まで付けられていること。
たとえ何歳になっても、何かにハマれるってのはとても素敵なことだと思うので、読んでて感情移入できたし、読後は非常に温かい気持ちになれました。
よしくんの紹介で「とにかく怒らないし 優しいのに なぜか目が死んでる」で笑ってしまいましたw
素敵やん…
あと「見られたってどうせ 二度と会わない人なんだから」とサラっと言ってのける姿、サイコーに男前です。
ちなみに、オカルトも大好きな私はついつい「ぬいぐるみには魂が宿りやすい」という脳内の余計な知識が邪魔をしてしまうのですが、たとえ宿ったとしても この二人に大事にされてぬいたちは幸せいっぱいだろうなぁ。
スキマは9月末でサービス終了しますが、10月以降でも各種電書サイトで購入可能です。
ミナモトカズキ先生と彼氏のよしくんの日常を描いたコミックエッセイ、同人誌から商業作品化された2冊目になります。
ミナモト先生と交際するようになるまでは、BLどころか漫画すら無縁だったよしくん。
ミナモト先生とよしくんは、相乗効果で、2人の世界がどんどん甘くてかわいくて優しくなっていくようです。
ミナモト先生のSNS投稿でも、ぬいぐるみたちとの楽しい生活ぶり、萌えっぷり、は読ませていただいていましたが、そんなおふたりが「ぬいパパ」になるきっかけ、なってからの楽しい生活が綴られています。
ぬいパパ、とは、ぬいぐるみを家族として愛する男性のこと。
気づいたら、大量のぬいちゃんたちとともに大家族になっていく様子に、萌えます。
自分自身はぬいぐるみには全く興味がなく、子どものころから数えても、もらいもので持っていたことが何回かあるくらいなのですが、おふたりのぬいパパ生活を見ていると癒されるし、素敵だと思わされます。
ミナモト先生ご自身が、感動がうるうるしたり、ぷるぷるしたり、感情豊かに描かれているのも愛らしいし、よしくんがわりと無表情なのだけれど、ぬいパパのときは表情が豊かになるのも愛らしいです。
ぬいさんたちに対する愛情の表現方法もそれぞれ、行動もそれぞれなのも、いいコンビ、という感じ。
ぬいさんたちのパパとパパとしての奮闘ぶりも楽しいです。
ミナモト先生とよしくんのコミックエッセイの同人誌はたくさん発行されていますが、商業作品として発売されているのはこの2巻までとなっています。
3巻以降もぜひとも商業作品化してほしいと電子書籍でそろえたいファンとしては願っています。