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slow morning
仕事に追われ目まぐるしい日々を送る会社員の夏生はある日、
引っ越し先で高校時代の親友・壱成と再会を果たします。
高校最後の日に「ずっと前から好きだった」と壱成から夏生。
「自分も」と言いたいのに伝えることができず終わったと思っていた恋ですが、
昔と変わらない無邪気な笑顔で自分に呼びかける壱成に恋心が再燃します。
そして、もう一度親友期間を経て、
6年という長い長い両片想いがようやく成就した二人。
待ちに待った“両想い”にあまあま展開を期待しますが、
仕事に追われる二人はなかなかイチャイチャチャンスが訪れず…。
翌日の予定なんて気にせずに存分にイチャついてほしいのに、
スケジュールに追われて恋人同士な空気に浸れきれないのが何とも世知辛い…。
その上、仕事でのトラブルが重なり追い詰められてゆく夏生は
自分の好きなことを仕事にして大成している壱成への劣等感や羨望から
八つ当たりしてしまい、喧嘩に発展してしまいます。
正直、夏生の気持ちもわかりみが深すぎるし、
だけど、壱成だって血の滲むような努力を重ねてきたからこそ今があるわけだし、
どちらの心境も言い分も理解できるからこそしんどかったです。
これって別にこの二人に限らず、友人同士でも異性の恋人同士でも
十分にあり得る葛藤やすれ違いなんですよね。
もちろんメインテーマは二人の恋愛模様なのだろうけれど、
“働く大人”を描いたストーリーとしてもめちゃくちゃ読み応えがありました。
思い切り喧嘩した後は彼ららしいきっかけでなんとか仲直りを果たした壱成と夏生。
今度こそ、念願の初エッチに挑む二人ですが、その様子がまた何とも二人らしすぎました(笑)
なんとこの二人、お互いが初めて同士なのですが、
それゆえに痛がる壱成とそんな壱成から顔に蹴りを入れられる夏生。
それでも体を繋げたくて二人で頑張ってほぐしほぐされる二人のえち模様が
微笑ましくてほっこりしてしまいました。
(エッチシーンでこんなあたたかな感情を抱くこともなかなかないのですが…)
ラストは壱成に見送られて仕事に出勤してゆく夏生の背中に
「頑張れ」と心の中で声援を送り、読み終えました。
学生時代お互い想っていた相手と6年ぶりに再会!大人になるって、仕事するって、それで食べていく...やりがいとか自分の生き方考えちゃうよね。壱成の生き方もかっこいいけど夏ちゃんもかっこいいよ。社会人として異なる生き方をしてきたふたりならではのお話☺️
だからこその葛藤とぶつかりあいがあったかなぁと思う。あのシーンは緊張感あった。夏ちゃんの顔怖かったけど自分のいやなところをえぐられる感じだよね。怒ってしまうのもわかる。結果的にちゃんと謝れたのはえらい。あの緊張感あるシーンのあとだからこそ初Hはなんか泣けちゃうのわかる気がするな
物語は6年ぶりに同級生と再会からはじまります。
うるさい隣の部屋に住んでいたのは偶然にも高校卒業式に告白されてから音信不通だった壱成でした。自分も好きだと言えなかったから、ずっと引っかかっていた相手。
互いにもう他の人を好きかもしれない、幸せなのかもしれないと、今さら自分の気持ちを伝えることをしない方がいいのかと思います。それでも互いの部屋に行き来するようになったり仲良くなったりして、夏っちゃんは「俺も好きだった」と伝えます。
この辺りのふたりはナチュラルに恋人未満親友以上のゼロ距離だったり、会えてうれしい様子だったりが、とてもかわいくて幸せそうで読んでいてとても楽しかったです。
晴れて恋人同士になったふたりですが、幸せに浸れる時間は少なく、仕事や日々の生活に追われてあまり会えなくなります。ビートメイカー・DJとして充実した仕事に楽しんでいる壱成に比べ、好きとは言えないサラリーマンの仕事に翻弄される夏っちゃん。壱成の仕事が認められるたびに自分の存在価値が失われていくようなコンプレックスを感じ始めます。
わりと早い段階でふたりは両想いになりますが、前作の「たゆたう琥珀」とは違って付き合ってからのラブラブ感よりも苦しさや言い争いにすれ違いが描かれています。
恋人が自分より仕事を通して世間に認められていること、今が一番楽しいと言っていること、それに嫉妬している自分の醜さは、きっと誰にでもある思いなので読んでいてとても切なく感じます。でも、壱成だって楽をして今の成功を手に入れたわけではありません。
大ケンカをした後、ふたりは冷静になって互いのこと、高校時代のことを思い出します。相手の言っていたこと、相手の性格、そしてなによりそんな相手がずっと大好きだったということを。
ふたりは自分の言ったことを反省してちゃんとふたりで話し合います。6年間両想いだったのに離れていた分まで。夏っちゃんだって本当はいい仕事をしていること、自分の仕事に誇りを持っていることも改めて壱成によって気づかされます。
そしてはじめてセックスをします。照れくさそうで幸せそうで素敵な初体験でした。特に何度も涙を流す受けの壱成の様子はすごくよかったです。
ラブラブ度は少な目かもしれませんが、一緒にいることによって互いを高め合い、互いのこと尊重し合う、そんないい関係になりそうなふたりの物語でした。
BLらしいというか、男同士の付き合いや嫉妬が友情の延長のリアルに感じられる甘すぎないけどいいお話だったと思います。
広告代理店に勤務するリーマンの夏生は、隣に住む人の騒音に苛立ち、つい壁を叩いてしまいました。
すると、謝罪に訪れたのは、DK時代の親友でかつて告白された相手でもあった壱成だった。
実は壱成からの告白後、自分も好きだとは言えず、心残りがあった夏生。
そんななかで、6年ぶりにまた交流を始めたふたり。
生活リズムがまったく違ううえ、6年も会っていないとお互いのことなど知らないことだらけ。
けれど、夏生の告白から空白期間も含めての両想いが判明し、、、
大人の再会Loveってこういうままならさがあるよね、っていう展開がとても良かったです。
ちょっとヒリヒリするというか、仕事などライフスタイルも関わってくるので、若さゆえの勢いだけじゃ恋愛できないぞ、っていう、、、
でも、夏生じゃないですが大変なのは自分だけじゃないっていう気付きの描写があったことも良かったです。
つい、日々仕事などに忙殺されてしまうと、自分だけが大変…的な周囲見えない考えに傾きがちですが、壱成といることで、壱成の過去の努力を知ったことで、前向きに頑張れるようになった夏生に、頑張れよ! 自分も頑張るから! と背を押したくなったエピソードには、少なからず働く大人の共感ポイントを攫ったのではないでしょうか。
タイトルも、ふたりの関係そのものを現しているようで、ピッタリだと思いました♪
エロス度★
おやおや、卒業式に告白されたけれど応えることができなかった後悔ばかりの恋の再始動がグッときますね。
夏生と壱成が紡ぐ祝福の恋物語・・・・・・開幕。
高校時代の親友との再会ラブ・実は両想い状態であったのに夏生が壱成からの告白に一歩踏み出すことができなった後悔がたまらなく、始まらずに燻ったままの淡い恋が遠回りしてやっと花を開くのが胸熱でした。
夏生が仕事疲れ・余裕の無さ・好きな仕事に就けている苛立ちから壱成に八つ当たりして喧嘩になってしまいますが、仲直りからの愛し合う展開が最高で悶えました。
かつての親友と6年ぶりに再会する2人のお話。
再会BLって昔の気持ちを再燃させ伝えられなかった思いを伝え恋人になるまでが王道かと思うのですが、今作は恋人になってからの齟齬やもどかしさまで描かれたすごくリアルで、でもすごく爽やかな読後感の1冊でした。
いやでもそうなんですよね、大人になって仕事して新しい友人もできた今を構成する要素って学生の頃とは全く違くて、再会して昔の好きという気持ちのままずっと仲良くできるかというとやっぱり難しいよなぁと。
才能のある友人への嫉妬や八つ当たり、口論まであまりにもリアルで読んでいて心がヒリヒリしました。
でもその昔と違う部分も受け入れて一緒にいたいと思うのはやっぱり昔からの好きの強さや気持ちを伝えずに離れてしまった後悔からくるものだと思うので、最後にはこうやって時々ぶつかり合いながらなんだかんだずっと一緒にいる2人なんだろうと安心出来るラストでした。
やはり繊細な感情の動きを描くのが上手な先生ですね、、すごくよかったです。
たゆたう琥珀が大好きで、毎日寝る前に1巻か2巻か、番外編を読んでます カジス先生の新作、発売日に買いに行きました 帰宅が待ち切れず、バスの中やスポーツセンターとか、行く先々で読みました(今もバス待ち)ちるちるを見て、まだ感想がなかったので、未読の方々に感想をお伝えしなければと思い書いてます 今回も素晴らしい、愛に満ちたお話でした まず人物造形が秀逸です 表情とか手で魅せるところもグッときます 夢や目標に向かってがんばる、好きな人と一緒にいる、そんな日常が丁寧に描かれています こういうの幸せっていうんですよね