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俺のお嫁さんになって!!
ookami to iinazuke

すごく素敵…
問答無用でイケメンのイタリア人ミケーレと、日本人の思うピュアを具現化した律
がオオカミに変化できる血族で運命ときたら、そりゃもう購入せずにはいられませんでした。
夜光花先生の小説は読んだことがなく、人気があることは知っていましたが、どーかなぁ…と距離を置いていた自分を全力でぶん殴りたいです。
泣いたらフェロモンが出る、だの
血を交換すると他のフェロモンが効かなくなる、だの
涙を流すとフェロモンが出る、だの
萌え設定の宝庫です。
涙を流す…があるので
なんかよく泣くんですが、ピュアだからかな?で少し気になることも取っ払い。
最初から溺愛溺愛溺愛で
溺愛大好きなのでほんとよかったです。
おじいちゃんの孫溺愛と兄から弟への溺愛もありで、溺愛されまくってます。
中盤まで拒否っていた律もピュアなので、ほだされて、オオカミ姿は黒狼なので見た目は凛々しいですがとってもかわいいです。
いつも小説の挿絵で見ている梨とりこ先生が、コミックスを…!?と、
大興奮しながら手に取ったこちら。
あの夜光花先生原作とのこと、面白くないはずがなく…!
上下巻一気読みでした。
なんといっても、梨とりこ先生の儚げな絵柄が美しい!!
もう、大好きです。
特に攻め・ミケーレの美貌と攻め受け双方の狼姿の凛々しさに心惹きつけられました。
口絵の秋の紅葉の下、二人が狼たちと共に佇みこちらを見つめる絵が素敵すぎます。
個人的には上巻の方がより萌えを掻き立てられる部分が多く、
下巻の展開には少し「んん…」となる部分もあったかな…?
シリーズとしての評価(個人的萌え度)は「星3.5〜4」かなと思いつつ、
三角関係にひゃーーーっ!と興奮しきりだった上巻についてのレビューを。
年上イタリア人の世界的モデル・ミケーレ×平凡な大学生の律。
ある日、カフェで音楽を聴きながらひとり作業をしていた律に、
「チャオ」と声をかけてきた超絶イケメン・ミケーレ。
彼は律を見つめて「会いたかった」と呟き、突然熱烈なキスをしてきてー
と始まる、狼姿になれる一族の同族婚のお話です。
まずとにかく、美麗なミケーレの律に対する盲目的な溺愛がすごい!!
度を超した惚れっぷり、囁く愛の言葉の甘さに読んでるこちらが腰砕けになります//
「俺は情熱的に君を愛するよ」
「君をどろどろに甘やかしてたくさん愛の言葉を囁いて」
「欲しがるものは全部与えよう」
「俺を破産させるくらいねだってくれたらもっと好きになるかもしれない」
etc,etc…
言われてみたいな、こんなセリフの数々(〃ノдノ)
そして突然本家に呼び出され、自分が貴重な”雌雄同体”の狼(になれる人間)であること、
ミケーレと”つがい”になることを知らされた律の混乱っぷり、
お気持ちお察しします…としか言いようがなく。。
猛プッシュしてくるミケーレ相手に、律がどう絆されてゆくのかー
というのが見どころの一つではあるのですが、ここは思ったよりも呆気なかったかな…?
というのも、ミケーレと共に兄の亡き番・依子の死を巡る真相を突き止めに
依子の実家へ赴くー
という展開が、ちょっと自分の中でうまく消化しきれず…だったため。
幼い頃、自分のフェロモンのせいで依子を誤解させてしまったことに
薄々気付いていながら&歓迎されないであろうことは容易に想像できる状態でありながら、
依子の実家に行くのはなんだかなあ…と納得ゆかない部分がありました;
ショックを受け、慰められる形で抱き合う展開もちょっとなんだかなあ。。
でも、弱っているところを優しい言葉と態度(とモフモフ)で包まれたら、
気を許してしまうのも理解できます。
と、「絆され」過程には色々思うところはありつつも!!
ミケーレの執着愛以上に大きく心揺さぶり、萌えたぎらせてくれたのが
律に特別な感情を抱く兄・匡(たすく)の存在です。
理性で感情を抑制できるメガネ兄が、律の幸せを思いミケーレに対決宣言するシーン、
静かな闘志がカッコよく、身震いしてしまった…
律の方はただただ「兄」としてしか匡を見ておらず、
一方通行なところが哀しいけれど、その哀しさにたまらなく心を掴まれます。
決っして無理強いしたりとかそういうことはなく、
ただただひっそりと弟を想う兄。。良い。。
依子と”血の契約”を交わしていたのに、なぜか律のフェロモンを感じていたー
というところに匡の本気の想いが透けて見え、切なさ倍増。
そして兄からの申し出による、ミケーレと匡の決闘。
律に知らせることなく、二人で何やってんだー…!感もあるにはありますが、
拗れた三角関係の末の決闘騒動、最高にドキドキハラハラするシーンでした。
(ちょっと欲を言えば、二匹の決闘をもっともっと詳細に見たかった&
せっかくの決闘シーンなので、作画によりダイナミックな動きを感じたかったかな)
そうして一波乱あり、なんとか身も心も結ばれた二人。
ミケーレのノンナ(祖母)からの連絡により、
二人で共にイタリアの地へー
というところで、いざ下巻へ…!
甘やかさの増すと思われる下巻への期待高まる、上巻ラストでした☺︎
★修正:不要(tn・anlなど見えない仕様の描かれ方)(電子シーモア)