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【猪突猛進イケメン天才棋士×流されフリーター】が織りなす 両片思い幼なじみ同居BL!
kiss to shunrai
プロ棋士である柊馬とフリーターの倫太郎。
小さい頃から一緒の幼馴染同士で、いまはルームシェアをしているふたりのお話でした。
目指す目標をしっかりと持ち、プロとして努力も勉強も日々怠らない柊馬。
そのブレない姿勢はすごく格好良いのに
それ以外のことはまるでダメというチグハグなところから天才っぽさを感じました。
倫太郎はそんな柊馬の世話を焼きつつ一緒に暮らしているわけですが、ただの幼馴染ではない感情をお互いに持っているのは早い段階でわかるので
それぞれの気持ちの変化を感じながら読むことができたかなと思います。
柊馬を心から応援したいと思っているのは嘘ではないのに、倫太郎の胸の中にある小さな嫉妬は消えないままくすぶり続けていて。
そのせいで素直になれなかったりすれ違ったりして、ふたりが進む道は複雑にねじれていくことになりますが。
それでもきっと離ればなれにはならないだろうな。という安心感みたいなものが彼らからは感じ取れたので、ハラハラせずに見守れました。
遠回りしたようで、実は原点に戻ったような。
そんなシンプルな幸せに辿り着いたふたりを見届けられて嬉しかったです。
そして。和装姿って本当にいいですね…!
普段のだらしない格好の柊馬もあれはあれでいいけれど、和装だと何割増しにもいい男になって
見惚れてしまうほどでした。
ちるちるさんの試し読みとインタビュー記事を読み、
絶対読みたい…!と紙本をお迎えしました。
もう、最高に切なくて、でも最後にどっと幸せが押し寄せてきて
たまらない気持ちになる一冊でした…
将棋がテーマのBLですが、詳しいルールは知らなくても
全く問題なく読めます。
えち描写なし、ディープなキスまで。
でも、たまらなく萌えました。
以下、簡単なあらすじと感想を。
主人公は以前は奨励会に所属していたものの、
今はプロ棋士になる夢を諦めフリーターをしている(中華屋バイト)倫太郎(受け)。
そんな倫太郎がシェアハウスで同居しているのは、
現プロ棋士で幼馴染の柊馬(攻め)。
かつて同じ夢を追いかけていた二人ですが、
柊馬がプロとなってからは二人で対局することもなく…
そして倫太郎の最近の悩みは、プロ棋士となった柊馬から
対局で勝利するたびに「ご褒美のキス」を求められるようになったこと。
付き合ってはいないのに、キスだけはする中途半端な関係を
ずるずると続けてしまっているけれど…
と続きます。
まず、プロ棋士への道って、本当に狭き門なのだなあ、、と
その道の険しさに眩暈が;
夢を諦めることの苦しさ・切なさ、
自分と違い夢を叶えた相手への嫉妬、その相手への恋心…
そういった倫太郎の気持ち、感情の揺れがぐっと胸に迫ってきて
読みながら自分も胸が苦しくなりました。
夢を叶えて大成する人も確かにいるけれど、
夢破れる人の方がぞれよりもずっとずっと数が多いんですよね。。
そんな人たちの一人である倫太郎が、この先どうなっていくんだろう?、
まさかもう一度プロ棋士目指して…的なドラマティックな展開になっちゃうの!?と
ドキドキしながら読み進めたのですが、
自分自身の能力、好きなこと、やりたいことを冷静に見つめ、
新たな道を進もうと決意する倫太郎の姿が、
もう、めっちゃくちゃカッコよかったー…!
そして、自分を「将棋の道」に誘い、将棋のルールもその楽しさも
教えてくれたのは倫太郎だー
そんな倫太郎のことを「ずっとかっこいいと思ってる」、
「俺の誇り」とストレートに気持ちをぶつけてくる柊馬。
執着と愛をドカンとぶつけてくる姿に、やられました。私のハートが…
”何者にもなれなかった自分は、価値がないんじゃないか”
そんな倫太郎の根深い悩み、奥底にある気持ちを取っ払い
「倫太郎が俺の全て」と言い切る柊馬。
普通だったら重すぎて、その愛から逃げても当然かなと思うのに、
(実際いったん離れはするけれど)
新たな夢を追いかけ、”新たな自分”で柊馬と向き合おうと
前に進む倫太郎の姿に、何か勇気をもらった気がしました。
予告どおり名人となった柊馬からの、告白をすっ飛ばしての
公開プロポーズには、もう大感激。くう〜…!
二人が体を重ねる描写はなかったけれど、
描き下ろしの”一線を超えた”二人の会話で、大満足でした✨
性欲バカになりそう…と呟く柊馬が可愛い(*´艸`)❤︎
切なさの後に、幸せが大爆発する
幼馴染×同居×両片思いのお話、じっくりと味わって拝読しました!
しっぽの北先生の、2ヶ月連続刊行の第1弾だというこちら。
来月3月には「好きになってよ、いずみクン。」が発売になるとのことで、
そちらも楽しみに待っています☺︎
★修正:なし(キス描写のみ)