愛しものに蓋

itoshi mono ni futa

愛しものに蓋
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神90
  • 萌×222
  • 萌7
  • 中立2
  • しゅみじゃない2

187

レビュー数
18
得点
561
評価数
123
平均
4.6 / 5
神率
73.2%
著者
ヲリコリコ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
秒で分かるBL
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784799770795

あらすじ

男女問わず慕われるクラスの人気者・眞白の前に突然現れた転校生、時鷹。
冴えない見た目と他人に無関心な性格で、眞白とは正反対に見える時鷹だが…
実はかつての眞白のカードゲーム仲間で、初恋の相手でもあった。

離れていた時間を取り戻すように急速に惹かれ合うふたり。
しかし眞白には恋愛できないとある「事情」があり――!?

閉ざしていた“好き”の気持ちの蓋をあける、不器用で愛おしい恋物語。

表題作愛しものに蓋

転校生、小学生→高校生
小学生→高校生

その他の収録作品

  • 描き下ろし「愛しもの、独り占め」、あとがき

レビュー投稿数18

かわいいふたりでエナジーチャージ♡

「割れたカップを戻すには」の大ファンです。
新刊大変嬉しく拝読しました。
作画がすっごく好みのタッチになっていて..
表紙は色っぽく!
しかし独自のテンポはヲリコリコ先生節と
いいましょうか。たまらなかったです♡

再会ダイスキなので心が高鳴りました。
匂いがなつかしい、という表現に
どれだけ好きだったかわかり、キュン..。
心開いてからは、あっという間に触れ合ってきますが
すぐに過去に囚われてしまう。
シリアスなトラウマに心痛みましたが、
ふたりで乗り越えるのがとてもよかったです。
甘えられない眞白の悩みを
ひとつづつ真摯に解決してあげる時鷹が本当に優しい。
先生の描く攻めは優しい⋯。
猫背だしゲーマーだしコミュ力ないけど
一生懸命救おうとしてくれる。
ありのままの自分を受け入れてもらうことで
救われ、すきだった人と恋愛ができるようになる。
眞白の大好きな彼氏で、味方で、スーパーダーリン。
(私は眉毛ボサボサも好きだった..)
犬ベロチュー可愛い..。
♡マークが溢れるふたりがとても可愛い..。
養分いただける〜♡
読了後多幸感に包まれました。

パンドラの箱でもなく
物々しい鍵箱でもなく
ゴミ箱の蓋なのですね、おちゃめで最高です。
書き下ろしも可愛かったです。
あはははは〜♡からの
イチャサボりで一時間はすごいw
カムアウトしたとき、泣いてる男子いますね..☆

先生あとがきで続編匂わせ、
ぜひイチャイチャ続編切望、一票です!

1

【時鷹を感じたい。一番近く深いところで(眞白)】


エロス度★★★★★★

おやおや。精神的なトラウマに囚われた受けが救われる恋・・・・・・とても素晴らしい祝福ですね。

時鷹と眞白が紡ぐ祝福の恋物語・・・・・・開幕。

自分の容姿を変えた眞白が転校してきた時鷹との再会によって蓋をしてきた想いが抑えられなくなったり、ありのままの自分を受け入れて愛してくれる時鷹の存在に支えられるのが尊かった。

時鷹と気持ちいいことを経験してからの眞白のアホな子になってしまう描写が個人的に面白くてツボ。ラブとリビドーにハマるお年頃、素の自分を受け入れ吹っ切れた眞白の姿が眩しいです。

1

見た目に反して包容力

読み始めと読後の印象の落差よ……。

ヲリコリコ先生の既刊『割れたカップを戻すには』を読んだ時にも
程よいコミカルさと胸が息苦しくなるような切なさのバランスが
絶妙でしたが、今作もまんまとまたやられてしまいました。

クラスでもカースト上位に属する高校生の眞白。
けれど、その明るさとは裏腹にその胸の内には
消えないトラウマを抱えていました。

そんなある日、小学生の頃の親友で初恋相手の時鷹が
同じクラスに転校してきます。

見た目も性格も劇的に変った自分とは正反対に、
昔のままのもっさりとした外見とコミュ障っぷりな時鷹ですが、
眞白に対しても昔のように声を掛けてきて…。

第一印象は“冴えない男”なんて思ってしまった時鷹ですが、
読み終えた今となっては噛めば噛むほどに味わい深いよき男でした。

過去のトラウマに囚われるあまり、
無理やり自分を変えざるを得なかった眞白ですが、
周囲に何と言われようと自分のありのままを貫き、
自分の気持ちに正直な時鷹に救われてゆきます。

眞白の抱える“トラウマ”についてははっきりとは語られてはいないものの、
事情を察するには十分すぎるくらいの描写に作者の妙を感じました。
父の教師という職業、母親の「あの娘」発言から相手は生徒?と
敢えて明言されていないからこそ想像力が広がってしまい、
眞白が感じたものと同様の気持ち悪さが胸に広がりました。
親を敬愛していた幼い子供にしてみればあまりにも残酷で深い傷。
眞白が無理をしてでも外見を変え、心に蓋をしたことにも納得です。

そして、そんな眞白の傷にまっすぐに向き合い、
包み込むように愛を注いでくれた時鷹に救われました。
誠実で、不器用だけど優しくて、こんなにおどおどしているのに、
なんだか包容力を感じてしまいました。

あとがきに続編についても言及されていましたが、
これはぜひ続編読みたくなっちゃうなぁ、と。
既に当て馬(予定)まで描かれていて笑ってしまいました♪

1

まず、タイトルが良!!

すぐタイトルについて考察したがりなまりあげはさんですが、読み終えて分かったことは、クラスの人気者眞白にとって、転校生であり、かつてのゲーム仲間だった時鷹は今も昔も「愛しもの」の1つだったということです。(考察しなくても分かる当たり前の内容ですみませんですが、、)


眞白の場合、まだ「今」の眞白になる前の眞白を知っている時鷹は貴重な存在でした。

というより、初恋相手でした。

ですが眞白は家庭環境もあり、身も心もかつてとはだいぶ変わってしまいました。
原因は、トラウマのせいでした。

時鷹との再会が、少しずつ眞白のトラウマを塗り替えるように傍にいて、ともに乗り越え、その存在に救われていきます。
そして、アレが達することができるようになった眞白は、いつも時鷹と逢えば盛るのがあの世代っぽくて、初々しくてかわいかったです。


で、終盤。眞白の母や、父へ一緒に会いに行く場面にて。
時鷹がいたおかげで、自分が本当は何が好きで、どうしたかったのか。
気持ちに蓋をしなくてもいいと気付けたこと(時鷹以外の「愛しもの」がこれと思っています)は、眞白の人生において、大きなターニングポイントだったでしょう。
時鷹という、たったひとりの味方がいたおかげで。

また、眞白父も母も時鷹のおかげで少なくとも救われたところはあったかもしれません。

救済物語に、涙の1冊でした。

1

すごくすごく良かったです…!

泣きました…。
男子高校生のラブの初々しさと、覚えたえちへの探究心と、シリアスなトラウマ部分が上手く絡み合って、重すぎずコミカルさもありすごくすごく良かったです…!(語彙力!)

ちるちるのランキングと高評価レビューで気になり、あらすじも読まずに購入しました。
自分一人ではこの作品にたどり着けなかった。素敵なレビュー書いてくださった皆さまのおかげです。

思ったよりも展開がサクサクと進み、しかしきっちりと段階を追って描かれているので置いてきぼりになるようなこともなく、読ませる力がすごい作者様だなぁと感じました。

いかにもモサダサで陰キャのコミュ障な攻めの時鷹ですが、裏表なくハッキリと本音を伝える強さがあり、段々とイイ男になっていく様子がとても良かったです。一途で(受け限定)包容力と執着と溺愛MIXな攻めに育ちそう~。

受けの眞白のトラウマは重く、健気さに涙が出ました。
両親へトラウマのことを話して欲しかったけど、話さないという選択もそれで良いと思いました。何でも腹割って解決するだけじゃないから…。でもリアルに親の立場である自分からすると結果話してもらえないのは少し寂しいなと思います。
親も、子どもも、お互いのことを思いやっているからこそ、ちょっぴり切ない。
でもそんな眞白の隣に時鷹が居てくれることは安心だし、もっと本当に過去になったら話せるかもしれないね。

眞白も時鷹も2人とも自分なりに挑戦や挫折をしてて、その結果自分らしくいればいいという結論になれたことに拍手したいです。
眞白の好きなものが溢れてくる描写は可愛かった。

それから、2人がえちの扉を開けて探究心が止まらないのは最高でした。
覚えたてDKの可愛さを見た…。
イケたときの眞白の泣きたいような嬉しいような安心したような表情には涙腺揺さぶられました。先生うまい…。

もう、とにかく、何だか全然まとまらないけど、この情緒のまま投稿します。
これからも2人で支え合っていってほしいです。君たちなら大丈夫だ。
は~…眩しいわ。

4

支え合うあたたかさ

高校生同士のお話ですがいい意味で"青春"っぽさは薄め。
その分心理描写がとてもしっかりしていて、ものすごく深いストーリーとなっていました。

『カースト上位受』というテーマだけども精神的な部分では対等で、お互い唯一無二な存在として想い合い、そして支え合っているのがすごく素敵なふたり。
恋の始まりはわりと唐突ですが、軽い気持ちではないことがお話が進むほどにわかってきて
それぞれの心に寄添いながら読むことができました。

眞白が恋を避けてきた理由は思っていた以上に重たくて、苦しくなるシーンもたくさん。
眞白がすごく優しくて周りを気遣える子だからこそ、痛みは増していたのだろうなと思うと本当に切なかった…。
でも時鷹との再会をキッカケに縛られ続けていた過去から抜け出すことができて、
結果的に彼だけではなく母親も父親も救われることになり。
みんなが笑顔になれるような結末、めちゃくちゃ感動しました。

重たい部分多めだけどもクスッと笑えたりほっこりできたりするので、ズーンとしすぎない読みやすさがありました。
あとがきの時鷹を苛立たせているキャラもすごく好きだったので、大学生編、もしくはスピンオフ。期待しています…!

3

楽しみに待ってました

前作「割れたカップを戻すには」以来、先生の作品を心待ちにしていました。
割れた〜では攻めがトラウマ持ちでしたが今作ではとある理由から心と身体に深い闇を抱えてしまった受けでした。
幼馴染同士が再会するところから始まる、傷を癒す再生への物語。
無表情で愛想の無い攻めの時鷹が受けの眞白だけにとても優しくて。
辛い過去があっても周りを傷付けない様に頑張って生きる眞白も愛しくて。
先生の作る作品は読んでいてこちらまで癒されると言うか幸せになれる1冊です。
こちらも私の宝物になりました。
最後に続編がありそうなお話が先生よりあったので、その日を首を長くして待っていたいと思います。
是非宜しくお願いいたします!
素敵な作品をありがとうございました...!!

3

めっっっちゃ良かった!!!

『割れたカップを戻すには』のヲリコリコ先生の新刊が発売されたと聞き、少し遅ればせながら拝読しました!

高校生の再会モノなんですが、とてもとても良かったです。

カースト上位受の特集で連載されていたようですが、カースト上位受 たる所以のストーリーがとても良く練られていて、読み応え抜群でした。

カードゲームが絶妙なエモさを醸していてGOODです。
ゲームって、一瞬にして"あの頃"に連れて行ってくれますよね。

無かったことには決してならない色々な出来事と、どう折り合いをつけていけるか......
ヲリコリコ先生は、過去と向き合うという側面を描くのがお上手だなと感じました。

続編もぜひ宜しくお願いします!

2

☆続編希望☆ 時鷹(攻)を主人公で読んでみたい! 【※不倫に関する表現あり注意※】

大ヒット・デビュー作『割れたカップを戻すには』のヲリコリコ先生の新刊ということで、胸を踊らせながら読みました!
今作は、絶対的な味方が側にいると想像以上に凄いパワーをくれるし、トラウマさえ乗り越えられるっていうお話です。

前作でもそうでしたが、読後感がいいんですよね。感動的でジーンってきて『ほんとによかったね…。』って安心して読み終えられるのがヲリコリコ先生の作品の良さだと思います。


注意点としては、主人公 眞白(受)のトラウマの原因が好き嫌いが別れそうだなと思いました。
はっきり言うと、この話では父親の不倫に伴うトラウマです。

釈然としなかったのは、眞白(受)の両親への態度です。
トラウマまで背負ったのに、ぜんぜん両親に本音で接していない。結局、トラウマについては両親に告げず、時鷹(攻)がトラウマを解消してくれただけで終わってしまった。


まず、眞白が父親と再会の場面で、泣きながら「どうやって今の自分を好きになったらいいの」と父親に訴えかけるところ、隣に座ってる時鷹(攻)が「俺は眞白が今も昔も大好き♡」って言って問題解決しちゃダメでしょ…。

父親登場の意味があった?ここはやはり、トラウマのことを告げるべきだし、トラウマを背負わせてしまった事を父親にちゃんと謝って欲しかった。「すまない。」って言葉は軽すぎる。


次に、母親についても、心配かけないようにトラウマのことは話さなかった。トラウマについても、時鷹との関係についても、打ち明けて腹割って話すべきです。この親子ならそれも乗り越えられると思いました。


結果的に、この話が読後感がいいのは時鷹(攻)のおかげです。
眞白(受)は時鷹(攻)という絶対的な味方ができて、彼が手を取って明るい方へ導いてくれたおかげで、トラウマを克服できました。
どうしても一緒にいて気を遣ってしまう母親や友達とは別に、無条件に甘えさせてくれる時鷹という存在に出逢えたことは眞白にとって幸運でした。


最後に、続編が叶うなら、時鷹(攻)視点の恋人編を読んでみたいです!時鷹は非常に魅力的なキャラで、性格や生い立ち(特にアメリカ時代)とか深掘りしないのもったいないですよ!

根暗なのに土壇場では頼りになるし、手を繋いでリードしてくれる男らしいところがあるし、帰国子女だし、外見はオンオフでギャップがあるし、めちゃくちゃ魅力の塊じゃないですか?
続編よろしくお願いします!


0

キャラを知って感じて読めるDKラブストーリー

すごくすごく良かった!大好きな1冊になりました(≧▽≦)

初見で読む時と2回目以降で読む時だと自分の余裕も出来ているから楽しみ方がとっても広がります!!
好き過ぎて昨日から何回も読んでしまっています笑

特に2回目以降に読むと、最初の時鷹登場シーンの楽しみ方は変わりました♪
初見は勿論眞白も含めてどんなキャラか?は分からないからキャラが登場する度にこの子はどんな子だろう?お話しには絡むのかな?と予想したり期待したりしながら読みますが、特に時鷹がどんな子なのか?が初登場から分から過ぎましたし、笑っていいのか?悩むような登場で困惑も少々混じって警戒しちゃった所もありましたw
だからこそ2回目以降に読んだ時の時鷹登場シーンはもう口角上げて楽しめたのがすごく読み返し甲斐があって大好きです

楽しい所もありますし、楽しいだけではないDKの彼らだからこその悩みも丁寧に描かれていて、このお話しを紡いでくれるキャラ達がどんな子達なのか?を感じながら知っていける流れがあるからこそ何度も読めてしまうんだと思います

高校2年生という将来も考えだしたりしなくてはいけなくて、でも考える事と決められる事が結び付く程成熟してる訳ではない時代
子供と大人の狭間の時期
だけど時鷹は周囲の目を気にしないでも素でいられる経験をしていたり、眞白は既に1人暮らしをしていたりと少しだけ環境的なアドバンテージ(になるのかな?と思う)があるから子供過ぎない所がある
そんな2人だからこそ一緒に居る事で「味方だ」って思えたんだろうな~と思うと再会出来て本当に良かったな、と思う2人のお話しでした

眞白のご両親は離婚してるのですが、そのお話しはあまり気持ちの良いお話しではないので苦手な方は居るかも知れないので手放しでおすすめするよりは少し慎重になってはしまうのですが・・・
私は人間は失敗する事もある、という点を受け入れられる時もあるタイプなので今回は眞白が良しなら何も思うまい!とのみ込めました

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