つまさきの紫陽花 1

tsumasaki no ajisai

つまさきの紫陽花 1
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神103
  • 萌×220
  • 萌10
  • 中立2
  • しゅみじゃない2

130

レビュー数
20
得点
627
評価数
137
平均
4.6 / 5
神率
75.2%
著者
aioiuo 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
on BLUE COMICS
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784396786007

あらすじ

「ついてったの 青屋さんちでよかった」

会社員の青屋太一(あお)は最近、郊外に古くてちいさな平屋を買った。
誰からも賛成されなくても、自分だけの居場所が欲しかった。

ある日、満員電車でぶつかって倒れた青年・想を介抱したあお。
「帰りたくても帰れない」と呟いた想を、あおは酔いにまかせて自分の家に連れ帰ってしまう。
明るく人懐っこいが胸に大きな寂しさを抱えた想に、優し過ぎるあおのまっすぐな言動が入り込んでいき――…。

庭付きの平屋を舞台に描かれたいちゃあま同棲読切りの大好評にお応えし、あおと想が恋人になるまでの前日譚を連載化!

ふたりが出会って互いに惹かれ合う時期を綴る、じれじれで尊い第1巻!

表題作つまさきの紫陽花 1

リーマン、29→30歳
花屋バイト

レビュー投稿数20

いい方向に予想を裏切られた

 試し読みを読んで、家出少年を拾った感じの話かと思っていたら、予想とは少し違っていました。

 攻めは足の爪先をヒールの踵や傘の先で踏まれても文句を言わないお人好し(タイトルの『紫陽花』は、踏まれた爪先が内出血して色が変わっていることを紫陽花に例えたようです)。受けは両親を亡くし祖父と二人暮らしをしていて、その祖父が亡くなったため、家に帰るのが寂しくて、身を寄せる場所を探していました。叔父さんが様子を見に来ていますが、遺産相続を放棄しようとしているところをみると、他の親戚とは折り合いが悪そうです。

 冒頭では二人が攻めの家で一緒に暮らしていて、エチエチなシーンで始まります。都心からは離れた古い一軒家で、穏やかで丁寧な暮らしをしているようです。

 そこから二人の出会いのシーンへと話が戻ります。
 受けが攻めの職場の近くの花屋で働いていて、酔った攻めを家まで送っていき、家に泊まります。
 受けの働く花屋で再会し、その後、受けがDMのハガキにメッセージを添えて送ったことから、攻めが受けの店に行き、恋の予感を匂わせる感じで終わっていました。

 冒頭の同棲生活に至るまでにまだ色々波乱があるのかもしれませんが、二人とも最初からお互いのことを快く思っていて、穏やかに恋が進んでいきそうな予感はあります。
 キャラとしても誠実で男前な攻めと少し危うげだけど素直で可愛げのある受けで、好感の持てるキャラでした。
 二巻も楽しみにしています。

0

No Title

書店で表紙の色彩が綺麗だなと凄く惹かれて導かれるように手に取ってました。

ハッキリ言って内容をまったく知らず表紙買いです。

それ自体初めてだったので読むまで不安でしたが…



結論から言うと、とても良かったです。

お話の構成は3回くらい読み直して、ようやく理解出来た感じでしたが、それを踏まえたとしても、続きが楽しみと思える作品でした。

初めての作家さんでしたが、今後がとても楽しみです。

0

表紙の色彩や雰囲気に惹かれて購入

最初いきなり「付き合ってる」状態から始まるのが少し分かりづらかった。
初見だったので、読み切り+描き下ろし(?)で構成された単行本だとは知らなかった。せっかく単行本にするなら、未読の人も多いだろうし、ストーリーの時系列で章分けしてくれた方が親切だったかも…。
表紙はすごく魅力的なんだけど、漫画本編の絵柄とは少し方向性が違う気がした。でもこれは完全に好みの問題だし、物語自体はとても良い話だと思った。
お互いを擦り合わせながら、都会の片隅で孤独を慰め合っているような気持ちがじんわり伝わってきて、微笑ましかった。

1

宝石のような作品

帰りたくても帰れない青年と自分の家を持ったばかりの会社員との出会い。二人が暮らす甘やかな日常の日々から始まり、前日譚の出会いのエピソードへ。
庭付き平屋のあおの家はとても懐かしくて温かい感じがして、真面目すぎるあおの性格がそのまま現れている丁寧な暮らし。人のために尽くすのが当たり前のあおは、お人好しかもしれないけど無意識に動けるのはすごい事。そんなあおを傍で支える想は、その存在そのものがあおにとっての癒し。
お互いの帰る場所である家とそこに流れる空気がそれはもう優しくて満ち足りていて、読んでいてこちらもすっぽり包まれてしまう。
タイトルの意味がわかりクスっと微笑。雨に濡れた紫陽花の煌めきのような、宝石みたいに美しくて愛おしい作品。

0

郊外の一軒家で二人暮らし

コミックスの前半は既に一緒に暮らしているあおと想のお話から始まります。
郊外の平屋でお庭もあって料理を作ったり二人の日常が丁寧に描かれていて、作品に出てくるお料理も美味しそうです。
穏やかな日常とラブラブな二人。
後半は二人の出会いから遡って描かれていて、電車での偶然の出会いからあおは想を家に連れて帰ることに。
想は家はあるけど家に帰りたくないようで。
一晩泊まってその時は別れたのですが、後日また再会してから恋が始まりそうな予感。
あおがとにかく優しくて、想はとっても可愛いです。
既にくっつくことがわかっている二人なので前日譚も安心して読めます。
こちら1の巻数表示があるとおり連載は続いています。

0

【・・・・・・好きです。君が、おれの痛いだけのつま先を紫陽花だって言ったときから(あお)】


エロス度★★

おやおや。高身長な男性の裸エプロン姿・・・・・・非常にドキドキしてしまいますね。

あおと想が紡ぐ祝福の恋物語・・・・・・第1巻開幕。

あおと想が前半パートになった経緯が後半パートで本格的に始動していく構成で、ふたりの身長・体格差に萌えまくりです。

威圧感たっぷりでありながらマイペースで優しすぎるあおのキャラ、そしてあおの傍に寄り添う猫のような想のキャラが魅力的で、あおの家の居心地の良い落ち着いた雰囲気やあおと想が惹かれあっていく様子がたまりません。

ふたりの関係が今よりも深まっていくのが楽しみ。

1

ほのぼの?

表紙書いしました。ほのぼのもありつつ、でも少しシリアスでもありつつ凄くまっちしててとても良かったです。ただ、少し物語が分かりづらい描写もあったので少し戸惑いましたが見れました!!早く続きが気になって仕方がないです!!シリーズ化は最近では珍しくなってきたので続いて欲しいです!!そして、いつかメディアミックス化してこの作品が広まってほしいと心から思っております!!凄ーーーーーく思いました!!!!!!!!

1

出会えた事に心から喜びを感じる作家様と作品

初めての作家様です
レビューきっかけで作品ページをチェックし、試し読みが出来たので覗いて…即電子サイトへ飛びました!

新しい作家様の作品を拝読させて頂く喜びも勿論ありますが、その作品が自分が求めていたのはこういう作品だったのだ…!というのを気付かせて下さるような出会いを果たせると跳びあがって喜びを表現したくなるような、静かに拳をギュっと握ってじーーーんと噛み締めたくなるような…静と動が共存するような感動が全身を駆け巡ります

この作品は私にとってまさにそんな出会いに喜びを感じる作品でした

1巻には7話が収録されています
あおの背景や性格は割と明かされていますが想にはまだ明かされていない所を多く感じます
それでも始まりが付き合っている所からなのは不安に駆られて読まなくてもいいかも知れない?という点は私にとっては身構えずに読める!という読み易さに繋がっていてありがたいです

あおのおじさんの存在やモデルだった過去なども気になります
そして出会いから一緒に住むようになったいきさつ、恋が生まれていく過程をこの後もじっくり追って行きたいと思います

この先もこの作品の世界を味わえるという喜び!
是非1人でも多くの方に知って欲しい作品だと思いました

4

暖かくなります。

久しぶり読んだ後余韻に浸ってしまいました。
じわ〜と奥から暖かくなってくような、
1冊を通して先生の絵や表現や言葉が
血のように全身を巡るようなそんな、なんとも
言葉には言い表せにくいのですが
とにかく読んでいて心穏やかになれました。
一コマ一コマ丁寧で細部まで美しい描写、
えっこんなコマ割りあるんだ!と思うところがあったり
先生の感性の高さが伺える1冊です。
なによりタイトルからが凄い。
それをそう表現するのか!!と

都心から離れた古い平屋での何気ない日々
都心の雑音から離れて帰る場所がある……
なんかほんといいですね、暖かい。
青の裸エプロンの後ろ姿が好きです。

単行本本当におめでとうございます。
そしてこれからも楽しみな作品です。

3

錯覚をしてしまう

     「神は細部に宿る」

この作品を読んでいる間も読み終わった後も私の脳内を支配した言葉です
特にあおと想が住む入曾にあるあおのお家の中の描写が素晴らしかったです
あおが裸エプロン(笑)で立つキッチン周り、シンク内の三角ごみの中にもちゃんと料理途中の処理ごみがちゃんと入っていたり、普段の生活感が感じられる冷蔵庫扉のマグネットとか、2人が並んで座る縁側から見たお庭の風景とか・・・
挙げ出したらキリがないけれど、とても創作の世界の創られた描写に全く見えぬページが続くのです

そんなしっかりとした世界を作画で感じながら読み進める丁寧な出会いを振り返るお話し
まるであおと想が本当に実在しているんじゃないか?という感覚で「読む」というより「感じて」ページを進みました

キャラとしてのあおと想ではなく、生きた「人」としてのあおと想がまるでそこに居るように錯覚してしまいそうになります
本当に魅せる力、伝える力が素晴らしかったです!

レビューランキングに入っていて気になって読んだ初めての作家様でしたが一瞬でファンになりました
2巻も楽しみにしています

5

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