「あなたさえ良ければずっとそばにいたいと思っています」

ヒツジの睡眠推進委員会 下

hitsuji no suimin suishin iinkai

ヒツジの睡眠推進委員会 下
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神12
  • 萌×21
  • 萌1
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
3
得点
68
評価数
15
平均
4.6 / 5
神率
80%
著者
シギ乃 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
一迅社
レーベル
gateauコミックス
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784758028455

あらすじ

不眠症で不幸体質な大学生の吉沢は、
人間の安眠をサポートする『ヒツジの睡眠推進委員会』から派遣された謎の男・ジアのおかげでなんとか不眠を解消できるように。

ジアとの仲も進展してく一方で、母親との確執は解消できないまま――

吉沢を助けたい一心のジアは、委員会の規約を破る行いをしてしまい…?

俊英シギ乃が描く渾身のダークファンタジー上下巻同時刊行

《収録内容》
◆『ヒツジの睡眠推進委員会』6~9話
◆描き下ろし21P

表題作ヒツジの睡眠推進委員会 下

ヒツジの睡眠推進委員会から派遣された男
不眠症に悩む不幸体質の大学生

同時収録作品ヒツジの睡眠推進委員会

ヒツジの睡眠推進委員会
ヒツジの睡眠推進委員会、ジアの元恋人

その他の収録作品

  • 描き下ろし

レビュー投稿数3

気になるその後は、、、

上巻のラストで、まさかの優弥の選んだ選択にびっくりしましたが、下巻では無事に生きています。


いや、正しくはジアが人間へ転生できるはずだった未来を捨て、禁忌を犯して優弥を助けます。

そうとは知らず、目を覚ます優弥。

このときに、ジアが優弥へ掛けた言葉がじわります。

そうして、優弥を脅かしていた母が亡くなり、ジアは着ぐるみをバイトを始め、その給料でペアリングを買い、一緒に仲良く過ごします。

ジアの仲間であるヒツジたちには、陰でアイツはバカだなんだ、と言われますが、ジアは優弥と一緒で幸せそうでした。

やがて老いを迎え、優弥の天寿を全うします。
ジアは、優弥を助けたときに取引をしていた通り、行くとすぐにおかしくなると呼ばれている無の淵へ向かう覚悟を上に伝えます。

が、、、??

ジアは長い年月優弥と添い遂げたことで、過去の自分の過ちを反省し、最後には人へ感謝の気持ちを抱けるようなヒツジへと成長していました。

それは上のものたちも感じたようで、禊は終わったようでした。

ダークファンタジーと銘打ってはいますが、最後は普通に後味のよいハピエンBLだったように思います。


じっくり重いストーリーを楽しみたい方には、眠れない夜にぜひ、読み応えたっぷりなヒツジと人間の救済BLをオススメします!!


1

なんでユキにはツノないんだ?

設定の面白さとお話運びに乗せられさくさく読んでしまった上巻

ふっちゃけ吉沢とクロエの違いがツノと服装しかなくて
ついでにいっちゃえば 吉沢母も似てて なんか因縁めいたものがありはしないかと勘繰りが止められなかったでんですよ

ヤだね 先読みしたがる前のめり性格って


んんん お話しは面白いんです
愛を知らずに生きてきて はじめて触れる優しさに惹かれあって
最後の一秒まで側で尽くせた事で幸せを全うした感じではあったので

なんだけど いろいろやっつけ感が否めないというか
母との関係もそうなんだけど 死んだからってみんなが行けるわけではないであろうガーデン
ここに行くにあたり ジアに起こったのっぴきならぬ不慮とはなんぞや って蓋開けてみたら そんなこと? みたいなものだったし
ユキとジアがつき合ってたっていうのはいつの話なのかって部分は置いといて 転生をはたし人間界で生きるユキが簡単にジアに会いに行けちゃうのも
ジアと優弥のお別れがそれはそれは たいそうなもの だったのにあっさり再会できちゃったのも うううん

確かに 可愛らしくみんなハッピーなエンド を思えば仕方がないのかもしれないんだけれど ジアが行くべきだった場所からなぜ召しあげられたかの理由すらそんなチャラっとされちゃったら やりきれないものが沸いてきちゃって


転生をしてはじめての幸せを噛みしめるものと 共に過ごした一生を胸に生きる覚悟に幸せを見いだすもの

見せたい部分はほんとにいいし キャラの持ち味 世界観の面白さは絶対たったので 謎多き部分や少しもの足りなく思った部分をさっぴいても かなり気になる作家さまってのは残ったのでなおさらなんか 申し訳ないんだけど

今回は可愛らしさに上手くハマれなかったけど 追いかけます
次こそは上手くハマれるよう ほんと好きな部分はいっぱいあったのよ

2

深く深く寄り添い切る覚悟…そこには「愛」しかなかったです

上巻レビューで書いた通り、結構「抉られる」系…あらすじの言葉を借りるならダークファンタジー、、、
ファンタジー部分がダークというより、現実世界の方がかなり生き辛くって受けの優弥が不憫で不憫でツライ。。。(尚、本人に卑屈さが無いんです…)

今更ですがお話しのおさらいと注意事項などをつらつらと書いてみようと思います

様々な理由で不眠に悩む現代人
そんな人間が最終手段として?1周回ってヒツジを数えるそんな時、、、1000匹目まで辿り着くと「ヒツジの睡眠推進委員会」から派遣された「ヒツジ」がやって来ます
まぁ、もぉそんなに(4桁まで羊を数えちゃう位‼)までしても眠れない人間を手助けしてやろう…!というスタンスなのが通称ヒツミンの考え
そしてヒツミンもヒツジ達が人間に奉仕をする事でヒツジが人間に転生できるチャンスを得られる、という仕組み

そんな設定の中、不眠に苦しむお人好し過ぎるお人好しの大学生の優弥の1000匹目のヒツジとして現れたのがジアくんですᏊ*´ꈊ`*Ꮚメェ~~~

寝かしつけを手伝ってくれるヒツジ達はそれぞれ得意な寝かしつけスタイルがあるのですが、、、ジアの得意技は「えっち」ですw
上巻の始まりでこんな感じでだいぶ勢いで始まるからエロエロかと思ってたら、、、アラ…!ビックリ…!
この始まりが全ての歯車を狂わして行こうとは、、、・・・

ジアはそのちょっとやんちゃなスタイルをヒツミンの偉いヒツジさんに咎められ、優弥に対して「えっち」以外での睡眠をサポートするよう命じられて2人の関係性が始まります

この過程でジアは優弥の優しさを知り、優弥は誰かが側に居て自分を気遣ってくれる温かさに触れて惹かれ合っていきます

だけど優弥にはお酒の為にお金の無心をし続ける毒親の存在があり、ジアにも過去の恋人の存在や、そもそも天界?の掟もあって、、、2人の恋愛はそう簡単には行きません。。。

というのが上巻~下巻のさわりのお話しです

地雷要素は「毒親」ですね。。。(あと一つあるのですが、これはレビューで書くには悩む内容なのでコメント欄に書いておきますので必要な方は自己判断でご参照下さい)
かなり痛い描写で結構辛かったです。。。
しかも優弥がそれでもそんな母親を見限れないっていうのがまた苦しい。。。
そんな優弥が選んだのが自分がこの世から居なくなる、、、という衝撃の終わりが上巻でした、、、
結果、そんな優弥を救ったジアが今度は茨の道を進む訳ですが、、、
その選択をしたジアの想いが泣けてしまって仕方ない

そうしてジアの願い通り天寿を全うし切る優弥
ここもね、、、時間経過の描写が穏やかに切なく描かれていて、、、
今、思い返してみるだけでも胸がきゅーーーっとなって胸が締め付けられます

それでも!!
最後まで読み切る事で夜明けを確実に感じます!!
最終的には夜明けのお話しだと思うのですが、やっぱりココに至る迄の道筋がだいぶ息苦しい事もあるので、、、上巻の時点で夜明けさん向けですよ!とはなかなか言えない作品かと思います

頻繁に読み返す作品ではないと思います(多分私は出来ない…( ;∀;)…)
だけど、深い深い愛のカタチを欲した時にはまたジアと優弥にきっと会いたくなると思います(*˘︶˘*).。.:*♡

シギ乃先生の次回作にもまたまた期待しております…!

修正と濡れ場|上巻より関係性が変わった2人なので濡れ場は増えますが多くはないかな?と思います だけど、やっぱり濡れ場描写が上手な先生だな~と改めて思う湿度のある濡れ場でした ※上巻で変態性を魅せ付けたクロ×ユキのえっちはナシですが、CP感は増していて、、、彼らの存在が救いでもありました
尚、修正は引き続き白抜き

今回Renta!が有償描き下ろし付きだったのでRenta!で購入しましたが、この描き下ろし内容は「エロではありません」でした!
完全に「エモ」な描き下ろしでした(ღ˘͈︶˘͈ღ)

4

チル76

「毒親」以外の地雷要素
しっかりネタバレなので以下は自己判断でご参照くださいませ



下巻の試し読みで確認できるキャラ紹介ページに乗ってるキャラが亡くなる描写がありますので、苦手な方やNGの方にはあまり向かないかもです
あと、上巻ラストは未遂ですが自死描写あります

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