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kuroki kemono to yoru no hana
わーー……!!
レビュータイトルどおりなんですが、また一人、すごい先生に出会えてしまった。。と、脳が興奮。
素敵な先生のデビュー作を拝読できた喜びに震えています。
丸田ザール先生、デビュー作のこちら。(おめでとうございます!!✨)
ヤクザ若頭候補・東(あずま)×盲目の花屋青年・春樹(19歳!)の
歳の差ラブストーリーです。
先代のお墓参りに行く途中、東が偶然立ち寄った花屋。
そこにサングラスの忘れ物をしたことから春樹との交流が生まれ、
いつしか心地よいその時間にお互いが特別な感情を抱くようになりー
と続くお話です。
とにかく、攻め受けのキャラが!! 最っっ高に魅力的。
身長190センチ、男前でコワモテのヤクザだけれど
気を遣わせることなくさり気なく心遣いができる攻め・東。
駅のエレベーターが使えず困っている春樹をさらっと抱き上げて
エスカレーターに乗る、その一連の流れのスマートさ・カッコよさたるやー…!
それから、スーパーで店員に買い物補助を渋られた際の
「(オレの)ツレだ。」の一言、無表情ながらも伝わる優しさ!!
何度か出てくる”招き猫”プレゼントや、春樹のお店で購入した花を
組の部屋に飾っているところ、そんなギャップも何から何まで、
好きになる要素しかない〜!!
春樹の目が見えなくても、一つ一つの言動から、
しっかりとその人柄が伝わっているんですよね…春樹と一緒に、もう胸キュン。
そして受けの春樹もまた、”好きになるしかない”要素の詰まったキャラでした。
一人で祖母の遺してくれた花屋を切り盛りする頑張り屋で、
東の正体を知ってからも、自覚した恋心をまっすぐ伝える真摯さとピュアさがあって…
互いが互いに絆され、恋に落ちていく過程がじんと胸に沁みてきて、
とんでもなく萌えてしまいました・:*+.
特に好きだったのが、まだ二人に恋心が芽生える前、
目の見えない春樹が東の顔に触れて一つ一つのパーツを確かめるシーンです。
目元、鼻、耳、口元…と触れていく描写が、
えち描写ではないのに何かゾクゾクっとする官能的なものがあって…
東と別れた直後、春樹が自分の唇に触れるところも、
「ああ今、特別な気持ちが生まれたんだな…」となんとも言えず萌えてしまうシーンでした。
そして、体格差のある二人のエッチシーン。
描写としては少なめなんですが(局部の描写なし)、なんか…なんか…
切なさと愛に溢れてた…!!とてつもなく、甘かった…!//
ヤクザの自分が春樹に手を出すことに、最後まで悩んでいた東。
そんな東の「抵抗してくれ」という一言と、
「好きです」「好き、好き」と手を伸ばす春樹の手を取り頬擦りする姿に、
もう胸いっぱい。。
また最後の東の背中ドアップ(刺青ー!!)にも、やられました。
キャラ、ストーリー、絵柄と、自分の癖に全てが刺さって仕方ない一作でした。
文句なしの「神」評価です…!✨