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love like life
アラブの石油王…ではありませんが、ある日突然ミルクコーヒー色の素敵な王子さまが極貧家庭を支える長男を自分の嫁にと迎えにきた話。
同著者作「うい恋」の黒髪褐色溺愛攻めがとっても良かったので、これは読むしかない!と手に取った1冊。
結果、終始受けを愛してやまない溺愛王子さまが見られました。
長髪黒髪褐色溺愛年下巨根攻め・体格差・アラブ風・一途・再会あたりのワードがお好きな方はもしかするかもしれません。
彩月先生といえば、とびきり甘くて愛にあふれたちょっとえっちなラブコメディを描くのが上手い作家さんだと思うのです。
今作も全体的にコメディ色が強めの中に、ポタポタっと柔らかい甘さとほんの少しピリッとスパイスが入ったお話となっています。
受けのアヤもカラッとした性格でかわいらしかったけれど、今回はやはり攻めかなと。
攻めのアクバルからですね、年下攻めながらいわゆるスパダリの香りがぷんぷんしてくるんですよ…
異国の地で戸惑うアヤを、それはもう愛おしそうに見つめるんです。
真っ先にアヤを気遣える受けファーストな余裕もあり、時折余裕のなさも見せてくれる良い攻めでした。
と、彩月先生が描く褐色スパダリはいいなあと思いつつ2.5寄りのこちらの評価になってしまったのは、ストーリー・設定に既視感を覚えたことが大きかったかなと。
家庭の借金で苦しむ受けを娶りにきた王子さまという設定も、実は昔から…な再会劇も、嫁ぎ先の国ですったもんだの流れも、ううーん…
大変失礼ながら、どれもものすごく定番な気がしてしまって…
こちらの作品ならではのもう少し濃ゆいものが読めたのならもっとうれしかったのかもしれません。
キャラクターの見分けがつかないシーンもあり、ナシーブとアクバルとラフィで一瞬混乱することも。特にナシーブ。
アヤがアクバルに惹かれるのも早く、たしかに良い男だよなと思いながらも、その早さにやや疑問が浮かびます。
その分テンポよく、早い段階から甘い2人が読めたのは良かったので悩むところです。
ラフィのキャラクターも好きだったのですけれど、ストーリーはもうちょっとひねりがほしかったですね。