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hotarubi enya
年末に読了しましたが年明け以降数日引きずりました。笑
ぜひ上巻再読をなさってから読むのをお勧めします。
昨年アワードをざわつかせた上巻も
とってもすごかったですが、
それをさらに上回る話の構成で震えました。
何度読んでもどんなふうに読んでも
幸せな人は誰もいなくて語彙力失います。笑
癒やしコマ、うさぎだけでした。
うさぎはめっちゃ可愛かったです。
多種多様なメリバ・バッドエンドしかなくて
黄昏や闇が好きな方は
きっとお好みストラックアウトど真ん中を
光速でぶち抜かれて数日引きずるかと思います。
上巻から変わらずオムニバス形式でしたが
しょっぱな「伴」というとんでもねぇ男が出てきて
とんでもねぇ結末で「無理最高このあと読むの無理」
とか思ってたんですが、杞憂でした。
私は鳴子飛曹長回が本当に好きで...
ソノ鳴子編ラストのモノローグが、
戦争が、男女で愛を営むのが当然な時代に
国の為に命を懸けて生きていたあの特攻隊員たちに
幸せはあり得ないという
【現実】を顔にパァン(っ'-')╮=͟͟͞͞ と投げつけられて
数日引きずってます...
つらいのに何度も何度も読み返してしまう
そんな作品です。
ストーリはさておき、侵略戦争を引き起こした国が自らを戦争の被害者と称する資格はない。戦犯を英霊として祀るなんて、歴史を歪める行為であり、あまりにも滑稽で恥知らずだ。彼らは決して称賛に値する存在ではなく、ファシズムや軍国主義と共に歴史の汚名として永久に刻まれるべきだ。どれほど悲惨な結末を迎えようとも、それは全て自業自得だ。
歴史を忘れる者は、過ちを繰り返す運命にあります。現実を直視しない者は、更に愚かな間違いを重ねるだけでなく、そのことを誰かに指摘されることを、まるで恐怖のように受け取るものだ(笑)
平成の半ば近くのある年、撃墜王と呼ばれた1人の元パイロットのかたが亡くなり著作を読み終えたばかりのわたしは厚かましくも東京のご自宅に弔問させて頂きました。
上品な奥様が当時を知らない若輩者にも丁寧にご対応くださったことが昨日のように思い出されます。
戦後この方のように著名人となり零戦と過去から切り離せない生涯を送った人は寧ろ少ないのではないでしょうか。
「鳴子部隊」の鳴子飛曹長のように戦後はなるべく思い出さないようにでもある意味大切で楽しくもあった日々を胸内の奥深くに温めながら諦めながら生きている人の方が多かったのでしょうね。
「鳴子部隊」シリーズが1番好きです。
あと、生き残った八木の息子正雄、この子が近いうちに志津摩の姪と出会うだろう事、結ばれて八木と志津摩の血が合わさった子どもが出来るであろう事が暗示されていました。
わたしは上巻の感想にも書きましたがこういうのは好みではないです、暗示、ほのめかしで終わってはいたのでまあ怒ってはいませんが。
本人同士が死別しているのにその子孫がくっ付いて血が受け継がれていくとかロマンティックに思いたくても思えません。
死んだら終わりです。
追記で濡れ場シーンはエロくありません。
結構あるのですがわたしには全くエロくはなかったです。
しかし他の意味でぜひ読んで頂きたい1冊です。
上巻とはまた違う人達がでてきます
話は大きく2つ
初めの坂ノ上少佐の話は2人とも死んでしまい、もうひとつの鳴子飛曹長の話は2人とも生きている
しかし生きている2人の方がとても苦しそう
古き時代の価値観、女と結婚し子供に恵まれることを良しとしていた時代
戦争があったから、特攻隊として部隊が一緒で色々制限されていたからこそ共にあれた2人
戦争が終わってしまったら離れるしかないわけで…
世間の目もあり生きているのに、2人とも生きているのに…共に生きることが出来なかった
ラストの鳴子飛曹長の「また戦争でも起きない限りあの夜は二度と訪れない」がとても刺さりました
戦争は二度と起きて欲しくない、起こしてはいけないけども、戦時中だったからこそ保たれていた幸せがあったわけで…
難しい感情で表現の仕方がわかりませんね
語彙力なくてすみません
前巻の淀野や塚本などの戦後の様子も少し見れます
淀野さんの志津摩への執着
また「恋は辛い…でもこれがなかったら生きていけなかった」がささりました
正雄の真っ直ぐさも良いですよね
エロは多め 過激なプレイ内容ではない
前回と同様に死んでしまう人達がいるので、注意してください
光〜夜明けの腐女子は辛いと思います
黄昏〜闇の腐女子さんにはおすすめ
上巻をよんでいたので、下巻をこころまちにしていました。
いつもは、1000円をこえると高くて購入するのを躊躇してしまいますが、即決して購入。後悔はしていません。
時代は太平洋戦争の日本。
「特攻」をテーマにしているので、重く、暗いお話ですが、その中でも、人と人とのつながりが感じられる作品で、深いストーリーだと思います。
「特攻」なので、読む前から、なんとなく結末が決まっていて、もの悲しい感じですが、そこがまた、この作品の魅力でもあると思います。
ただ、セリフにハートマークがついているのことに、違和感がありました。それさえなければ、最高でした。
待っておりました、下巻・・!
上巻は登場人物も多く、〇〇編が幾つもあり纏めるの上手い、、と読んでいました。
下巻は2つのお話しがメインで坂ノ上少佐のお話しは戦闘機に乗ってからのページが割れるような表現が印象的でした。
鳴子部隊も切ない・・時代が違えばきっと結ばれていた二人だった。
描き下ろしがまたすごかった・・・本編で気になっていたところが「しろくろ」読んで確信に変わったり、淀野さんと八木息子が関わるのも感慨深くて。上巻読み返してまた下巻読んで永遠ループしてます・・・
下巻、楽しみにしていました。
読み終えて、やはり何も思わずにはいられませんでした。
心理カウンセラーの有資格者であるamase先生だからこそ描くことができる作品だと改めて感じました。
酷いことも起こりますし、わかっていても読んでいて気持ちのいいものではない描写もあります。
それも全部ひっくるめた上で最後に美しいと感じてしまうのは、人の生命の輝きをしっかりと容赦なく描いてくださっているからだと思います。
下巻では、最初は伴に酷いことをしていた坂ノ上少佐が、最後はやらなければならない特攻ではなく伴を撃った機体に飛び込む様がとても印象的でした。
鳴子部隊では優しすぎる鳴子飛曹長を中心に終戦までの部隊の様子が描かれています。
鳴子飛曹長とソノをメインに、隊員たちに起こる様々な物語は時に凄絶で過酷です。
ですが、やはり私には、彼らはみな生に満ち、輝いているように見えました。
素晴らしい作品に出会えました。
amase先生には感謝しかありません。
河原版が楽しみです。
ありがたい事に様々な作品を読ませて頂ける日々
私も色んなジャンルや傾向の作品を手に取らせて頂いております
手あたり次第読む弊害でしょうか・・・たまに自分の本棚を振り返ってみた時に、表紙や作品タイトルだけではスッと中身が蘇るのが難しい事もあるのですが(私の衰え問題でしょうかねw?)、この「蛍火艶夜」は絶対に生涯忘れる事は無い作品だと言い切れる御作です
恐らく頻繁に読み返す作品ではないと思います
でもこの作品が自分の本棚にある事は必然であると思えますし、もし興味を持った人が居たら、是非”読んで良かった”と心底思った自分の想いを伝え切りたいな、と思う上下巻です
下巻は上巻よりも読む為の下地が自分自身にも出来上がっていたからなのか、だいぶ落ち着いて読めたかな?とは思います
お話しとしては2つのお話し
最初は坂ノ上少佐と伴一飛曹のお話し
少し暴力的な2人の始まりから特攻がきっかけで分かる坂ノ上少佐の不器用過ぎる情愛
ここには贖罪の気持ちもあったのかも知れないけれど、やっぱり伴の事が可愛くて仕方なかったんだろうな、と思うととてもあの特攻隊員を聞いた後の坂ノ上少佐の精一杯の行動の想いの深さに呼吸が浅くなります
そしてその想いに呼応するかのような伴の行動
正に”命を懸けて”海に向かった2人
もう一つは終戦まであと5か月を切った1945年4月の鹿児島にある鳴子部隊を軸にしたお話しです
今までの各お話しの上官に比べてすごく穏やかな鳴子飛曹長率いる部隊でのお話し
4話で綴られる終戦までと描き下ろしの1965年が綴られた「戦後」で構成されるお話しです
ソノと鳴子飛曹長のお話しもとても切ないお話しですが、私は特別描き下ろし「しろくろ」で明かされたひっそり想い続けた恋が何よりも心に残りました
BLとしてのその時代だからあり得た恋
一世一代の唯一の恋だったのだろうと思うと本当に胸が締め付けられ、戦争と言う不条理への憤怒を禁じ得ないです
でも、その時代が「良かった」と振り返る人の気持ちや戦争に自身の命以上に国の威信を懸けた人が居た事にもまた感情が揺さぶられました
BLでありそしてBLだけではない、様々な想いに包まれる1冊でした
苦しさもありますが決して読後が虚無に襲われるような事はないので、是非唯一無二の作品を読みたいと思った方のお手元に然るべきタイミングで迎えられたらいいな、と願う作品です
・本作を読もうか迷っている方へ
私はハッピーエンド至上主義で、娯楽で悲しくなったり嫌な気持ちになるのが嫌でメリバやバッドエンドの作品は基本的に読みません。
ただ、本作は読んで良かった。本当に名作でした。
特効という題材の作品なので、ハッピーエンドでは決してないのですが、ちゃんとBLしてるし、読んで嫌な気持ちになったりしませんでした。なんか読み終わったしばらく放心状態というか、消化に時間かかりました。いい意味で。
幸せな姿がみたいので、ifストーリーというかAUでもいいのでぜひ続編など描いていただけると嬉しいなーと思います。
上巻の方が個人的には好きでした!あとは、結構無理矢理なシーンが多いので苦手な方はご注意ください。
衝撃の上巻に出会い、下巻を待ちに待って…読みました
読んでからもう何度このレビューを書いては消して、消しては書いて…と推敲したか分かりません
その間、この作品に心が囚われ続け、きっとこの先も私はこの作品を忘れる事はないだろうなと確信しています
レビューで伝えたい事がたくさんあります
けれど何度書いても陳腐な言葉の羅列に思えてなりません
この作品はamase先生の描かれたそのものを通して「知って」欲しい作品です
レビューを書かせていただいている時に使う「読んで欲しい」「見て欲しい」作品というより、私はこの作品を「知って欲しい」のだと思います
作品を知り、作品に触れ、そして「知る」世界が此処にあります
上巻で描かれた戦時下も下巻で描かれた終戦間近、そして戦後もやはり私に取ってはそう近いお話しではありません
けれどこの日々が「今」に脈々と続いている
オッペンハイマーが映画で取り上げられ、ノーベル平和賞のスピーチで被弾協が世界に核兵器と戦争の無い日を願い訴える中、今もなお戦争の最中にある国がある
普通の人達の生活が脅かされ、その生活を守る為に、国を…国の文化の為に命を賭した人が居る
「命」そのものには触れる事は出来ないし誰かの「想い」も不確か
だからこそ写真に残し、文字に起こし、物(それは時に刀であり、時に1枚の布であったかも知れない)を傍らに置き、また兎の温度を感じ、そして人肌を求め…体を重ねる
私はこの「蛍火艶夜」に触れる事でその熱と生を知るように想いを馳せる
ただ同じ日を繰り返す事、それもまたかけがえのない時ではあるけれど、そこに自分の「想い」がちゃんと込められた時間を過ごしたいな…と思わされた1冊でした
伝えたい事は山ほどあります
でも伝える術が少ないのでどうか、この作品が多くの人に触れられ知る所となる事を静かに願って止みません
必ずしも「今」じゃなくてもいいかも知れない
でも「いつか」気になった時には、是非触れて欲しい…確かに在った日々を知って欲しいと思う
この想いだけでもどうか届きますように
以下は作品の内容自体へのレビューではなく出版形式についてを残します
上巻は通常版を購入しました
今回は上巻の内容から得た満足度を考え、少々通常手にする作品としては高価なお値段ではありますが下巻は大人版をお迎えさせていただきました
結果、全く煩わしい修正などに気を取られる事なく没頭して読み耽る時間はこの作品をより近く感じられたように思います
確かに鬼気迫る迫力があったり、熱を感じられる作画をそのまま感じられるという点に於いても素晴らしいな!と思うのですが、それ以上に「隠す必要のない行為」であり「剥き出しの感情の描写」だからこそ、無粋な修正などない方がいいに決まっている、と思えたからこそ、このより元画に近い状態でお手元に迎えて触れて欲しいな、と思いましたので、私はこの作品にはお値段以上の価値をとても感じています
修正以外では通常版と異なるのは下書きやセリフ無し原稿、カラーイラストが収録されています
ここはもしかしたら創作活動などをされてる方に取っては貴重だったり刺激になるのかも知れません
修正|本編:黒棒線/下書き:黒細棒線(シーモア)