帝王Domと無敵のSubはこれを恋だと認めない

teiou dom to muteki no sub ha kore wo koi dato mitomenai

帝王Domと無敵のSubはこれを恋だと認めない
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×20
  • 萌0
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
1
得点
6
評価数
2
平均
3.5 / 5
神率
50%
著者
水壬楓子 

作家さんの新作発表
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イラスト
 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
発売日
価格
ISBN
9784799768815

あらすじ

キングと呼ばれるDomのレオンと、クイーンと呼ばれるSubのフィリス。
幼少時代から人気と実力で張り合い続けた学園時代を経て、
二人とも若くしてそれぞれの騎士団団長へと抜擢される。
折り合いの悪い二人だが、実は似合いのカップルとして周囲は互いにくっつかないのかと気もそぞろ。
そこにある事件が起こり、二人共同での探索を命じられるが…!?
「お前は俺のSubだろ?」
「お前が俺のDomなんだ!」
互いに惹かれているも譲らない喧嘩ップルDom/Subふたりの恋の行方はどうなる!?

表題作帝王Domと無敵のSubはこれを恋だと認めない

17歳→27歳、侯爵家子息のSランクDom、「キング」と呼ばれている
17歳→27歳、侯爵家子息の無敵のSub、「クイーン」と呼ばれている

レビュー投稿数1

ゴージャスなケンカップルのジレモダ恋

最強のDom
無敵のSub
そんな2人が相対したら、どうなると思いますか?^ ^

ホコタテ話じゃありませんが(笑)、どちらも名門貴族の出でハイスペ同士、顔を合わせればケンカ腰…といったように水と油のように反発する2人です。
どちらも強気で、意地っ張り、思ってもないことをつい言ってしまう不器用さはどっこいどっこい。長年惹かれ合っててお互い意識してるくせに、恋の前ではSランクどころかポンコツレベルの2人にやれやれ……( ̄▽ ̄)
周りからは「キング」「クイーン」と呼ばれ、家柄的にもランク的にもお似合い過ぎてパートナーになることを期待されているのに、当の本人たちがこんなんでは先が思いやられます。まぁ……実際に思いやられましたが(笑)


ゴージャススペックな両名に対して、ジレモダな恋がすごく映えるストーリーです。一応両視点の物語ではありますが、攻めのレオンの視点の方がジレ感つよつよです。
この男は7歳のとき、出会った瞬間にフィリスにプロポーズしてフラれるという黒歴史の持ち主で、以後ずっとフィリスに片想いをしている一途な奴。第二性に依らずとも、長くフィリスに惹かれてきた点を見れば、レオンの恋心は本物です。
DomとかSubとか、支配したいとか支配されたいとかの欲望の前に、2人は互いが認め合うライバル。人柄や能力といった部分で評価し、信頼関係が築かれている上で好意を抱いているところがすごく良くて、DomとかSubとか関係なく対等な関係が素敵だなと思いました。

ケンカし合っていても何だかんだで好きが漏れ出てるし、心の中で好意を噛み締めてないで、早く行動してくれなはれ。と何度思ったか(笑)
アイツとはナイだの、他のSubとのパートナー関係を煽ったりと、お口チャックしてて欲しい場面がチラホラ…。大事なことは言わないのに、余計な事は言っちゃうのはジレモダあるあるだけど、この意地の張り合いは不毛すぎて見ててヒリヒリしました。

この2人のパートナー関係を周りも見守ってるし、何なら国家プロジェクト級でマッチングを狙ってる意図もある。機は熟しに熟しました。
レオンとフィリスの大事に温めた恋心の行方はどうなるのか?焦らされた年数の分だけ、"そのとき"の瞬間は感動でした。最強と無敵の2人がついに……!!
そこそこの分厚い本なので、めちゃくそ待ち侘びました( ´∀`)
ジレモダ恋ではありましたが、丁寧に好き感情とその根拠が綴られたストーリーは読み応えたっぷり。言い合っている中にも滲む秘めやかな愛情の存在感はこの作品の見どころの1つでしょう。

Subを狙った事件を背景に、共に解決しながら徐々に想いを確かめ合っていく2人の姿にキュンしたり切なくなったり。嫉妬の思いに駆られながらも、フィリスだけを見守り慕い続けるレオンの一途さが胸アツでした。
小さいときからフィリスを思い続けているだけあって、レオンの方が割と自分の気持ちに正直で分かりやすく、ちょっとヘタレなとこも隙があって良かったです^ ^


高嶺の花同士ってある意味ベタなカップリングだけど、ベタな中にある不器用要素がストーリーをより盛り上げていたと思います。最強Domと無敵Subのすれ違いや誤解、結ばれるまでの恋模様もろもろ全部が楽しかったです!
2人がくっ付いて安心したのは当人たちだけではないはず。周囲の皆にとっても待ち焦がれたエンディングは、最高の読後感でしたヽ(´▽`)/

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