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ミステリアスな執着イケメン×恋愛に奥手な建築家 記憶喪失からはじまる依存LOVE
amagami to hakuchuumu
螺子じじ先生、先日のJ庭の新刊で知り、とても気になっていた作家様です。
こちらの新刊、美麗な表紙に一目惚れ。
お話の美しさや切なさ、絵柄の美しさにまるっと一冊、うっとりでした✨
挨拶を交わす程度の年下美青年のお隣さん・冬磨(攻め)に危ないところを助けられた建築家の道下(受け)。
事故後、冬磨は記憶障害を起こして受け・道下のことを「お兄ちゃん」と呼んでくるようになり、
経過観察のため二人は奇妙な同居生活を始めることとなってー
と続くお話です。
攻め受けともに精神的なトラウマを抱えており、互いに知り合い関係が深まる中で
救済されていくー
そんな彼らの「心の傷」の部分(特に、ミステリアスな攻めの過去)が徐々に
明かされていく過程にゾクゾクし、
ページをめくる手が止まりませんでした…!
道下のことを「お兄ちゃん」と呼び、道下の実の弟が道下を訪ねてきただけで
独占欲を爆発させる冬磨。
執着年下受け、たまらんなあ…!と思っていたら、
次の瞬間には無理やり体を繋げたことを謝り慌て、ワンコになってる冬磨のいろんな
表情・姿に、もう萌え心を刺激されまくりです感涙。
自分の愛、気持ちは重いんじゃないか、と過去の恋愛経験から思い悩む道下だけど、
うん、全っ然そんなことないからー!!
冬磨の方がよっぽど激重な感情を持ってます。気にする必要なし(。-∀-)
冬磨の幼少期の経験、そして道下のことを「お兄ちゃん」と錯覚するようになった経緯は痛く切なく、
ひゅっと胸が冷たくなりましたが、、(口元に残る冬磨の傷、痛々しい。。)
歪な形で始まった両片思いの関係が、いつしか互いの欠けた部分を埋める
暖かな愛へと変わっていく様子が、胸熱。
良かったね…!と心から拍手を送りたい気持ちに。
道下の飼い猫・「ろじ」も切ないお話の中の甘くて可愛いスパイスになっていて、
癒されます◎
電子で拝読しましたが、攻め視点の描き下ろし&電子限定おまけ漫画・
飼い猫「ろじ」視点(?)の小話には甘さ(とえち)が詰まっていて、そちらも最高でした✨
★修正:刻み海苔
加瀬×道下
潜在的な願望の強さは想像を超えて、その中から湧き出る
激重な独占欲と凄まじい執着に圧倒された!
片想いの相手で謎めいた隣人・加瀬が記憶喪失に。
加瀬に兄と認識されしまう道下が、
彼と兄弟として同居生活を送ることに。
道下と一緒に、読者も加瀬がどんな人物なのかにどんどん引き込まれていく。
弟として甘えてくる加瀬に、
兄弟だからそばにいられるけど、
恋人として見てほしいと揺れ動く道下の感情が刺さる。
ほとんど交流がなかった隣人同士が、
兄弟としてのほのぼのとした距離感を築いて、
兄弟以上の関係へと変化していく2人、
建築家の道下、
本当の弟への優しさ、
好きな人と一緒に住む家への憧れや
加瀬のことを優しい人だと信じる純粋さ、
恋心に秘めた少しの下心も、愛おしい。
加瀬、
美形で黒いマスクにピアス、イケメンすぎるし、
そのミステリアスな雰囲気がお見事!
甘えん坊で無邪気な一面を持ちながら、
道下の本当の弟に対しての嫉妬で、
露わに恐ろしい本心とその行動!というギャップが最高!
道下が背負うゲイの孤独と、
明かされる加瀬の過去に潜む内面の傷が切ない。
簡単に恋に発展しないのがいいところで、
暗い部分を抱えながら、それぞれが多くの葛藤に悩み、
そばにいたいという共通の想いに至る、依存のような形で、
お互いを包み込む光のような愛情に心がほっこりと温かくなりました。