器用な君の、不器用なとこ、 俺だけが知ってる。

君のこと好きになりたくないのに

kimi no koto suki ni naritaku nainoni

君のこと好きになりたくないのに
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神3
  • 萌×23
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
1
得点
33
評価数
8
平均
4.1 / 5
神率
37.5%
著者
merorico 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
文苑堂
レーベル
.Poika
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784861178023

あらすじ

つきあっていた先輩に裏切られ引きこもりとなった青井は、
母の勧めで田舎の高校に転校することに。

「もう二度と失敗はしない」と意気込む青井だったが、
そこで出会った一見無愛想だが世話焼きな方言男子・鳥羽の優しさに惹かれる自分がいて——?

「俺やったら青井のこと、絶対泣かせたりせんのに」

みずみずしく愛おしいキャラ達が話題の新星・meroricoが贈る、
きらめく等身大の恋と青春。

表題作君のこと好きになりたくないのに

高校生、青井のクラスメイト
田舎に転校した高校生

その他の収録作品

  • あとがき
  • カバー下:キャラクター紹介/4コマ漫画

レビュー投稿数1

傷を癒す高校生のきらめく恋

鳥羽×青井

繊細かつ可愛らしい絵柄に魅了された。
merorico先生の作品が好きになった。


1ページ目から、高校生のゲイとして差別に直面するリアルな内面の苦悩が胸に突き刺さって、 引き込まれた。
その傷を癒していく恋模様が優しくて、じんわりと胸をキュンとさせる。


男好きというトラウマを抱えつつ青井。
そんな彼が田舎の転校先では、クラスメイトとの関係を築くことさえ恐れ、
そんな青井に手を差し伸べる鳥羽の優しさに、
再び傷つくことへの不安や、好きという感情に揺れ動く心理描写がリアル。

青井は立ち直りが思っていたより早く、切なさは控えめ。
そこからのは、高校生らしい純愛がメイン。

青井にとって、鳥羽は救いであり支え。
好きになる気持ちが純粋で、可愛い。
付き合ってから彼氏(鳥羽)と過ごす楽しい時間の喜びに共感できる。

鳥羽の青井を守ろうとするスパダリ行動が男前で、
鳥羽の存在だけで心強くなる青井、わかる。
途中、少し鳥羽視点で、
青井の壊れやすいデリケートさに惹かれていく鳥羽の気持ちもわかる。
大人しくて大人っぽい青井だが、
恋になりそうなぎこちなさや、
恥ずかしがりながらも想いを伝えようとする10代らしい感情が生々しくて
くて可愛い。

距離感と共に自然と恋へと発展していく様子が心地よくて、
田舎の純ラブシーンが癒しそのもの。

ピュアだけど、思そこまでピュアではない、
エッチになりそうな場面で・・・
結局なしに終わるのが微笑ましくて、まあ、ピュアで良いでしょう。

青井の心をほぐしていくようで、
みずみずしい感情が丁寧に描かれていて、
高校生の恋のきらめきが鮮やかに溢れ、
こっちまで温もりを感じ取れる作品でした。

1

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