僕の可愛いアシェンプテル

boku no kawaii aschenputtel

僕の可愛いアシェンプテル
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神7
  • 萌×24
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
5
得点
57
評価数
13
平均
4.4 / 5
神率
53.8%
著者
ユキノセ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
&.Emo comics
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784796416979

あらすじ

ドレスは穢す為に着るんだよ

人望厚い美形偏愛男子×周囲に疎まれる偏屈女装男子、
幼き日の”イケナイ遊び”から始まった、歪で美しい共依存愛

お前が俺を、こんな変態にしたんだ――

偏屈な性格で煙たがられている大学院生・律の唯一の友人は、
人気急上昇中のカリスマ美容師・悠斗。
幼い頃、悠斗のおねだりから始まった女装はいつしか“秘密の遊び”へとエスカレートし、
気づけば律は女装じゃないとイけない身体になっていた。
高校では、人気者の悠斗への劣等感から一方的に拒絶して以降疎遠のまま。
そんな中、大学の後輩にせがまれ再会すると、「昔みたいに仲良くしたい」と縋られ、
そのまま悠斗の部屋へ…
昔のように綺麗なドレスを着せて触れてくる悠斗に快楽を与えられ、
律は次第に溺れていき――?

表題作僕の可愛いアシェンプテル

(小学生→)美容師、律の幼馴染
(小学生→)大学院生

その他の収録作品

  • 描き下ろし

レビュー投稿数5

すっごい箱庭Deep BLに軽いショック!!スゲェーーー(;゚∀゚)‼ハァハァ

作品タイトルは何やら乙女チックで帯にも「ドレスは穢すために着るんだよ」なんて書いてあるので、拗らせた女装癖のある受けが攻めに解放されていく救済系かな?って思ってました、私、、、

、、、全っっっ然そんな素人が予想できちゃうような擦り倒されたお話しなんかじゃなかったです、、、(@_@;)!!!
作品タイトルに入ってる「可愛さ」も私が予想した乙女要素もこれっぽっちも入っておりませんでした、、、!!!!!

その代わりに予想以上の箱庭で繰り広げられる駆け引きと懐柔の応酬が畳み掛ける濃い~~~世界を覗きました!

しかもこの囲い込み執着は昨日今日で出来上がった感情なんかじゃないんです
何年も何年も…ずーーーっと蓄積して自分の中で高めて歪めて熟成させた濃度の高さ、、、筋金入りのドドドド執着!
しかも一方通行ではないんです(ΦωΦ)フフフ…
かと言って双方向でもないんです (。゚ω゚) ……

悠斗と律の2人でしか理解し合えない、お互いだから魅せ合える、お互いにしか教えない秘密の時間、、、絶対に2人以外は不可侵な領域を築き上げる執念

これが「愛」なのか?と聞かれたら色んな答えが返って来そうな2人です
それでも私は「これも愛」と答えると思います

すごーーーーく好みの展開でした
絶対に忘れない、クセになってまた何度でも読みたくなるような倒錯的思考
しかも、、、この作品で商業デビューというアナーキーさが堪らない!!!

奥底に眠る感情故なのか、はたまた感情を押し殺し過ぎて放棄したような所があるからなのか、、、実際2人の渦巻く「生」を感じる感情を宿した表情が少なく、精気を欠いたような焦点が定まっていないのではないか?と思える目の描写を含んだ2人の顔がとても色んな意味で気になりました
このキャラだからこの「生」から遠いような表情だったのか?この2人には本当にこの「静」の表情がマッチしていたな!!って思う反面、他キャラでもこの精気を感じない表情なのかどうか、、、?すごく気になります!!!

絶対に次の作品もチェックをします⸜⸜٩( 'ω' )و //

どんな方向性のお話しを描いて行かれるのか???
目が離せない作家さまの作品を読めました!!!

期待以上の刺激と衝撃、ドキドキ読書体験に脳内ドーパミンが漏れ出た感覚がめっちゃ残ってます(๑ºдº๑)

間違いなく読んで良かった1冊でした!

3

想像以上に闇が深い

【律は俺が幸せにする。 必ず幸せにするね(悠斗)】

エロス度★★★★★

おやおやおやおや。
シンデレラよりもアシェンプテルの方がまさにタイトルに適した作品でしたね。

悠斗と律が紡ぐ祝福の物語で、幼き日のイケナイ遊びからはじまる歪な共依存愛が怖いくらい美しい・・・・・・。

人望厚い美形の悠斗が律に対するド執着・偏愛・狂愛を抱いている裏側がゾクゾクとし、律だけに向けられる瞳・快楽に堕として溺れさせていく愛がたまりません。

周囲から疎まれる律も悠斗との行為に溺れ、無自覚に歪められていった性癖、女装の美しさ・・・・・・、逃れられない共依存の行く末が興味深いですね。

1

きっと貴方様が好きなBLですよ。(誰に囁きかけてる??)

「アシェンプテル」とは、シンデレラのことだそうです。
あとがきにて、グリム童話のほうをイメージされたとか。


最近、ユキノセ先生の同人誌を読んで、ほわっとしたばかりでしたが、こちらの作品はその画のほわっとを打ち消すくらいの、攻めがトンデモなく様子おかしい(超絶褒め言葉)お話でした。

ね、好きな方、いらっしゃいますでしょ??

ストー○ー、執着攻めですよ??

受けの捨てた荷物を拾ってきちゃったり、GPS入れちゃったりする系の、ホンモノの様子おかしい系攻め(褒め言葉です!)ですよ??!


しかも、幼なじみ再会、女装BL。


デキの悪い受けは、攻めの性癖に翻弄され、女装じゃないと達せなくなってしまい、そんな自分にアレコレと悩み、とうとう攻めに対して○して欲しいと懇願までするほど追い詰められてしまいますが、、、


最終的に開き直った受けが、攻めとの共依存にどっぷり浸かり、より上手く買い殺す、、、的な展開が、とてもよかったです。


好きな方、本当に大好きと思うので、このレビューに出てくるワードでピンとこられた方は、ぜひぜひ!
こちらの読了後の世界へウェルカムです♡

2

攻めのヤンデレ具合がなかなかヘビーな共依存BL

こちら初コミックスとのこと。共依存や執着攻めが好きで、増量中の試し読みが面白かったので読んでみました。
ちなみにタイトルの「アシェンプテル」はドイツ語で「シンデレラ」の意味。
(以下ネタバレありますのでご注意ください)

幼い頃、女装してイケナイ遊びを繰り返していた悠斗と律。しばらく疎遠だった二人が再会して、また歪んだ関係が始まることになり…というお話。

冒頭から子供時代(〜高校)の悠斗と律が女装して、キスやエッチなことをするシーンあり。ショタ二人のイケナイ遊びに背徳感が漂い、ゾクゾクさせられます。

そして現在。律の写真だらけの部屋で自慰する悠斗。ヤベー攻めキターー!(汗)
序盤から悠斗のヤバそうなド執着が匂ってきてワクワクしますw

再会してすぐに部屋に連れ込まれる律。そして子供の頃のようにドレスを着せられて…予想通りの展開だけど、すぐに挿入までいったのは驚いた。早!チョロ!
これ高校の時からシてたってこと?律の自慰シーンにもアナニーはなかったし、律が挿入に慣れてる風なのがちょっと唐突に感じました。

再会後、頻繁に女装エッチをするように。チャイナ服とかアラブ風とか、終盤はウェディングドレスとか、女装の描写が凝ってますね〜。パンストビリッはエロいな〜。

とうとう悠斗の律部屋の全貌が明かされる。わ〜、これは重度のストーカーだった〜。想像の斜め上を行くヤバさで怖すぎる…(;´Д`A

後半に攻め視点。
幼少期からいかにして律のストーカーになっていったかが語られる。ここにもヤバい描写が。ほんと悠斗怖すぎるな〜(;´Д`A
律は律で劣等感のかたまりで、こっちもメンタルヤバい。

二人とも異なるタイプの毒親というか、あまりいい親ではなくて、それが共依存関係に繋がっていくんですね。
怖いくらい律だけを求めて続けてきた悠斗と、自分に価値を見出せない律が、まさにシンデレラフィットして、共依存へと進んでいく…。

しかしお前のせい、お前のせいと、自分の不幸は全部悠斗のせいみたいな律の発言は、少々嫌悪感を感じました。

最後まで律が嫌なヤツで終わるのが、あまり見ない展開で面白いですね。ちょっと好きにはなれないけど。
でもラストは悠斗が望む通りの関係になって幸せそうで、悠斗良かったね〜、という気持ちになりました。描き下ろし読むと、律もなんだかんだ幸せそう。

特に攻めのヤンデレ具合がなかなかヘビーなデビュー作でした。次はどのような作品を描かれるのか気になります。

(律が女性と致そうとするシーンが1回あり。失敗しますが、地雷の方はご注意下さい)

電子 少なめ白短冊修正(「電子のみで楽しめるスペシャル修正仕様」。濡れ場多めで局部はしっかりめの描写でエロいです)

3

究極のヤンデレ

悠斗×律

幼馴染の悠斗に誘われて小学校のときに始まった女装遊び――徐々に
歪みを帯び、やがて、
大学院生になった律が、女装だけでなく、悠斗にも依存するようになっている。ついに、
2人は、共に堕ちていく・・・。
この共依存関係性は本当に愛情なのか、それとも・・・?

闇展開の果てに待ち受ける結末が重厚で後味を残すものの、
律がこういう立場になるのが、個人的には刺さるところに届かなかった。


ドレス系の女装エッチが見どころだけではなく、

それ以上に衝撃なのは、外見だけ見ればいい男としか思えない、
読み進めるほどに露わになる悠斗の常軌を逸したヤンデレ具合!
異常行動に取り憑かれた執着!
律を完全に自分の手中に収めようとする
周囲の人間を徹底的に排除する独占欲!
律の目には見えないところで繰り広げられる狂気が最高すぎて震える・・・!

さらに美味しいのは、
無理やりではなく、
律の感情を巧みにコントロールし、自分だけを愛させるという手段!
愛のゆえの支配・・・ヤンデレの真骨頂!

憂鬱ような雰囲気を纏いながら、
悠斗を避けようとしても、関係を止めようとしても、結局また自分から戻ってしまう律!
悠斗の執着と独占欲に包み込まれて、
憎しみと無自覚な愛が根深く絡みついていく
心の葛藤と体の快楽の狭間で揺れ動く姿にゾクゾクが止まらない!


ただ、
究極のヤンデレでありながら、
律に体的な痛みを与えることがなくて少し物足りなかった。
悠斗の激重愛が表情に完全に現れきっていないのも少し残念なところ。

とにかく余韻を引きずる作品でした。

2

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