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hagushite! kaerusan
着ぐるみのカエルさんと男子高校生
表紙のカエルさんに惹かれて、試し読みの雰囲気も良かったので電子版を購入。
高校の生徒会長小鳥遊が恋した相手は、ミルクティー屋さんの看板着ぐるみ「カエルさん」。
恋のきっかけは、安心感のあるハグ。
このハグのシーン、着ぐるみの素材感が感じられて良かった。
中の人の身体のラインが分かる程度の厚み、滑らかな手触り…あんまり本格的じゃないタイプの「お店の着ぐるみ」って感じね分かる。
なんやかんやカエルさんがクラスメイトの蛭間だと判明し、不器用だけど優しい人柄も分かって恋仲に。
作劇がちょっと粗削りかなと思いつつも、高校生同士のもだもだした恋愛模様を微笑ましく読んだ。
気持ちをしっかり言葉で伝えて確認して…なところがイマドキな感じがしていいなと思った。
ひとつだけ、着ぐるみが街中で中身の身体や顔をさらけ出しちゃいかんだろ…てのだけ突っ込ませて欲しい。
(ガチキャラクターものじゃなくて、お店の宣伝用ならこんなもんかなとも思うけど、子供に大人気だし夢壊さないであげてと思っちゃう)
でも、小鳥遊にカエルの顔を被せるシーンは好き。ジレンマ。
やさ王子風の見た目や評判の受け・小鳥遊くん。けれどもそれは取り繕った姿で…ってこういうキャラ好きなんですよね。
周りに求められた振る舞いをするのに実は重い過去が…ということも無く、男に興味を惹かれることで周りと違うんだと感じてしまうことからだと察せられます。
そして攻めのカエルの着ぐるみからうっかり見てしまった筋肉からついハグのお願いをしてしまう小鳥遊のときめきがあっさりした表現ながらも、だからこそキュンときました。
そこから実は同級生だとわかってからの展開は高校生同士のゆっくりとした恋愛でかわいらしかったです。
非BLレーベルなのかな?ではありますが描き下ろしでえっちもちゃんとありますよ!
欲を言えば少し言葉が足りなさすぎて(特に攻め)もう少し心情の深掘りが欲しかったなあ。
今回は高校の同級生と生徒会長のお話です。
生徒会長として生徒にモテモテな受様が
カフェの着ぐるみバイトをすに恋してを恋人になるまでと
本編後のラブラブ短編を収録。
受様は顔良し、頭良し、性格良しで完全無欠と呼ばれている
生徒会長で男女を問わずモテモテです。
受様には悩みはないのだろうといわれていますが
誰にでも分け隔てなく接するのは時には面倒もあり
ウザイと思う事もあるのです(笑)
そんな受様に恋する乙女達は多いのですが
受様が気になるのは女の子よりも
がっしりとした体格の男性なのです。
今日も帰り道でカフェのキャラクターである
蛙の着ぐるみに子供達がハグされているのを見た受様は
自分も子供ならバクしたいと思います。
翌日も蛙の着ぐるみを見かけた受様は
つい「大人でも縛してもらえますか」と声をかけ
なんとOKをもらってハグされるのです。
たくましい筋肉にぎゅとされた受様は
その夜思い返してはドキドキしてしまい
翌日もハグをねだってしまいます。
ところがひょんなことからその着ぐるみの中の人が
クラスメイトの攻様だと知ってしまい!?
WEB漫画連載作をまとめての紙書籍化で
完全無欠と人気の高い生徒会長である受様と
コミュ力低めな一匹狼な攻様の学園ラブコメディです♪
学校では完全無欠な生徒会長としてふるまう受様が
理想の体格を持つ蛙の着ぐるみさんの前では
欲望に忠実でついつい羽目を外していくのに
ニマってしてしまいました ヾ(≧▽≦)ノ
旅の恥はかき捨てというか、
知らない人だからこそできるお願いって
案外あると思います。
受様にとって蛙さんへのハグコールは
まさに知らない人だからこそだったのに
着ぐるみの中の人は受様を知るクラスメイトの攻様で
攻様からしたら受様のハグコールはいろんな意味で
ドキドキだったと思うのですよね。
2人がお互いの手を取るまで楽しく読ませて頂きました♪
幕間のオマケのSSがほっこりさせられる可愛さで
ツボだったので「萌2」にします♡
ものすごくストレートなタイトルと、ほのぼの可愛らしい表紙に惹かれ購入。
ストーリーもそれを裏切らないほんわかしたお話となっていて、なんだかとても癒されました。
みんなの憧れの的である生徒会長の小鳥遊ですが、周りが見ている小鳥遊の姿は“表向き“みたいなところがあって。
大きなカエルの着ぐるみにハグしに行き、素の自分を解放している様子が微笑ましくて萌え…!
それは「男の体が気になる」という小鳥遊自身の欲求を満たす行動でもあるのだけど。
思い切ってハグしにいったことで、カエルさんの中身である蛙間との恋に繋がっていくのも良かったです。
同じ気持ちになるのは早いけれど、戸惑ったりすれ違ったりとなかなかお付き合いまでは進まないもどかしさもまた青春、という感じで。
あっさりめなお話ではあったけれど、しっかり萌えを摂取できたお話でした。
新進気鋭の中国人作家さんという触れ込みだった雁飛先生。Webtoonとマンガのどちらを描いていたのかわからなかったのですが、pixivコミックスで試し読みをしたところ、とても綺麗な絵で日本を舞台にした作品としても違和感がなかったので読み始めました。
個人的にWebtoonは好みではなく、海外の作品を翻訳する時に無理やり日本を舞台にしたり日本名にしたりするのが嫌なので、そこはチェックしていました。
誰もが憧れる美形小鳥遊会長が、実は男性の身体に惹かれていることにも完璧でいる自分にも疲れて、カエルの着ぐるみにハグされるところから物語が始まります。
また別の日にも小鳥遊がハグをしてもらったら、突然離れられてパネルを見せられます。ハグはドリンク1杯買ったら1回1分ということなら、10杯買ったら10ハグ?着ぐるみのカエルは喋らないし表情がわからないのでまだまだ謎ばかり。
ここの暑い中であろうにホットドリンクっぽいカップを差し入れされて着ぐるみの頭を外して飲むシーンは、中国っぽいなと思いました。
そして、学校で着替えているクラスメイトの胸のアザを偶然見て、学校では目立たない蛭間がカエルだと気づきます。仲良くしようとする小鳥遊を避ける蛭間。カエルの時はハグをしてくれるのに。
やっと素顔でも一緒にいられると思ったのに距離を取られます。そのことに思って以上にダメージを受ける小鳥遊。
このあたりの蛭間の様子は小鳥遊を好きだとすごく感じられますが、逆に完璧であることを求められ続けている小鳥遊のことを思ってこその行動でもあります。互いに素を出し合えて仲良くなってもまたすれ違って、でもだからこそわかる気持ち…。高校生らしいアオハルっぽいかわいいふたりの恋愛が溢れています。
特別にびっくりするような展開はないので、ネタバレせずに初見でふたりのアオハルをたのしんでもらいたいなと思います。
小鳥遊と蛭間。名前もいいですよね。カエルの周りでチュンチュン鳴きながら跳ねている小鳥のような物語でした。蛙化現象もなく、縁起物の蛙として蛭間は小鳥遊の側に現れたように感じました。
綺麗な絵柄でかわいい高校生のラブストーリー。読みやすくてほんわかできる作品でした。
【蛙間も同じ気持ちならハグしてよ(小鳥遊)】
エロス度★
おやおやおや。
カエルさんの着ぐるみの中のクラスメイトと紡ぐアオハルな恋がピュアでいいですね。
蛙間と小鳥遊が紡ぐ祝福の物語で、筋肉良し・無骨な蛙間と華奢で美人な小鳥遊の身長・体格差、正反対な組み合わせに萌えまくりでした。
着ぐるみにハグしてもらったり、蛙間の前でだけ素を出す小鳥遊がとても愛らしく、小鳥遊の可愛さに蛙間の脳と理性が熱暴走起こしているのが面白い。
お互いに惹かれていながらも、人目を気にする小鳥遊と人目を気にしない蛙間のアンマッチングが壁となり、小鳥遊のために離れる蛙間がいじらしいですね。
あらすじが可愛くて購入しました。
話運び自体は想像できる展開でしたが、着ぐるみにハグしにいく美形高校生という絵面はとても可愛くて新鮮でした。
着ぐるみの中身のバレも早めに、お互いの気持ちをぶつけ合いながら話は進んでいきます。
印象的だったのは、会話をきちんとして問題解決しているなというところ。
しっかりと言葉にしているところは、とても良かったです。
基本的には受けの気持ちにフォーカスされているので、言葉にされている部分はあるものの、攻めの気持ちがよくわからない。
受けにきゅんとする場面も描かれてはいるのですが、ハグをさらっと受け入れることができる彼の心情を覗いてみたかったです。
そもそものストーリー展開自体が、繋がっているのに絶妙にブツ切れているように感じてしまい...
そういうところが絶妙にわかりにくかったなあと思いました。
もう少し繋がりを感じることができたら、気持ちも入りやすかったかもしれません。
とはいえ、コンセプトは最高で、体格差や登場人物の性格も私の好みにぴったりだったので、純粋に楽しんで読むことができました。
みんなの憧れの的、完璧超人で麗しき生徒会長の小鳥遊。
けれどそんな小鳥遊は、実は男性の体に興味があったり、周囲の目が気になり素直になれない性格。
そんなある日、カエル印のミルクティーショップ前に立つ、カエルの着ぐるみを着た男性の体に一目惚れ。
購入1杯ごとに1ハグしてもらえる制度により、大量購入してハグを堪能。
が、後日。
そのカエルさんのなかの人は、実は同じクラスの蛭間だと知ってしまい、、、
という、蛭間の前でだと自分をさらけ出せるというお話。
また、蛭間も小鳥遊の性格を知っているからこそ、小鳥遊との距離感を考え、悩んでしまうという展開。
本編では、えちなし。
正反対な2人がすれ違いながらも恋心を育み、やがてそれぞれの思いへ素直に向き合い、両思いとなる過程が丁寧に。
可愛く描かれております。
個人的には、蛭間が小鳥遊を追って、告白するシーンが大好きでした!!
アオハルッッーー!!(痺れるキュン場面)
そしてラストで2人が食べる、蛙と小鳥のパフェが2人にちなみすぎてめっカワだったし、まりあげはも食べてみたいと思いました///!!
ちなみに描き下ろしでは、短いですがえちありました。
蛙間×小鳥遊
学校一の人気者、完璧(猫かぶり)&美人な生徒会長・小鳥遊が、
密かにミルクティーショップに通って、着ぐるみのカエルさんハグされて癒されている。
そのカエルさんの中身は、なんと硬派なクラスメイト・蛙間。
人気者の小鳥遊と、
目立たない蛙間。
恋愛に不慣れな2人の男子高校生、
距離が少しずつ縮めていく過程の中、
随所に溢れ出す純粋な感情が感じながら、
すれ違いが少し切なくて、
向き合いたい気持ちに悩みながらも、
手探りで進んでいく初々しい葛藤に胸キュン!
小鳥遊、
着ぐるみのカエルさんへの劣情が、
蛙間への恋心に変わって、さらにそこから、
新たな劣情へと発展していく様子が丁寧に描かれて、
未熟さゆえの戸惑いと、意地張りの姿が可愛い! が、
大胆に誘うような態度、挑発的な表情・・・ちょっとやめてほしい。
デレデレで十分いいのに。
蛙間、
寡黙で男前、カッコいい!
小鳥遊の知らなかった一面に惹かれて、
冷淡に見えるその裏からただ漏れするクーデレ感が非常に良い!
恥ずかしがりながらも優しさを見せる瞬間が最高!
さらに読み進めていくと、
小鳥遊のための細部にまで心配りを見せる姿にこっらの心が奪われてしまう!
絵が綺麗で、コミカルな表情も面白くて、
ただ若干場の空気に合わないと感じる場面もある。
もう少し繊細に描かれていたら、作品の全体的な雰囲気に合うでないか個人的にはそう思う。
中国人作家の雁飛先生のこの作品は、
翻訳されたのでしょうか? それとも
そのまま日本語で描かれたのでしょうか?気になります。
甘くて可愛いラストも素晴らしく、
エロさを控えた初エッチにもキュンキュン!
初恋にハートを鷲掴みにされる作品でした。