肉食獣頂点からの執着愛

アンチ・フェイク・マリッジ

anti fake marriage

アンチ・フェイク・マリッジ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神8
  • 萌×24
  • 萌4
  • 中立2
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
4
得点
70
評価数
21
平均
3.6 / 5
神率
38.1%
著者
幾がお 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
一迅社
レーベル
gateauコミックス
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784758027731

あらすじ

「僕が買った番なんだから」
肉食希少種マーゲイの櫂理は、Ωであることをひた隠しにモデルとして活躍している。
本当のバース性を知るオオカミのα・士朗と、金銭的援助を含めた契約のもと番関係にあるが、
櫂理にはもうひとつ誰にも言えない秘密があった――

それは契約で結ばれただけの士朗に、ずっと片想いしていること。

今の関係に焦燥を感じつつも、契約がなくなることを恐れ気持ちを抑える櫂理だったが、
士朗は突然「子づくりしよう」と迫り――?

幾がおが描く、執着×愛欲×獣人オメガバース!

《収録内容》
◆『アンチ・フェイク・マリッジ』1~6話
◆描き下ろし4P

表題作アンチ・フェイク・マリッジ

オオカミのα、作曲家、蘇芳財閥の次男
マーゲイのΩ、モデル

その他の収録作品

  • 描き下ろし(4P)
  • カバー下:イラスト/あとがき

レビュー投稿数4

肉食界トップのオオカミ族(α)からロックインされる希少種マーゲイ(Ω)♡

芸能系と格差BLが好きなまりあげは。

今回の幾がお先生の作品は、そのどちらも詰め込まれていたどストライク大好物なお話でした。
くわえて耽美な画が最高です(舌なめずりする音)!


少しだけ、あれ?? となる設定もありましたが、攻めの孕ませたい強め執着愛の前には、作品の勢いによりすべて吹き飛んでしまいました。

ちなみに肉食界トップのオオカミ族のαと希少種のマーゲイΩの獣人オメガバース。
あれ?? と気になった設定は、受けの希少種マーゲイが元αで、ビッチングによってΩとなったことが後出しで判明したことでした。


再会BLでもあり、受けはお金で攻めと関係を続けていると思い込んでいますが、実は攻めにどちゃクソ愛されているという両想い設定が、とても美味しいかったです。

で、とにかくえちえちです。(紙本では白抜きですが泣)
イチャイチャです!!


それから攻めの兄と受けの弟も、将来的にcpになる可能性ありでしょうか?!!

他の可能性も垣間見えた、攻めの強め執着ラバーにはオススメの作品でした♡


0

絵柄は綺麗

獣人もの、希少種、オメガバース。
肉食獣の頂点である狼獣人攻め x 美形の幸薄Ωである希少種マーゲイの獣人受け。

契約関係で番になった(と受けは思い込んでいる)ため、二人の間にあるのはお金・・・
という感じでですが、どこからどう見ても両想いです。笑
両片想いじゃなくて、両想い。

攻めも受けも悲しい過去があり、それぞれ心に傷を追っていますが、幼い頃に運命の出会いを果たしてました。
子供時代の攻めと受けがとっても可愛い。

絵柄は大変魅力的です。
耽美っぽさもあり、今っぽさもあり、華があって煌びやか。
ただ、ストーリー展開というか、コマ運びにややぶつ切り感があり、世界観に没頭しきれなかったのが残念。
えちちシーンは盛り沢山だけど、二人ともセリフが安っぽいA⭐︎Vみたいで、冷めた目で読んでしまった。

やや厳しめにレビューを描きましたが、漫画を描き始めて年数が浅いとネットで拝見していたので、ここまで描けている事が逆に驚き!
ストーリー運びに滑らかさが出れば、一気に上手い作家様になると思います。
これからの活躍に期待です!

1

設定が後出しに見える構成で、もったいない

オメガバース。
遺伝子組み換えによって第二性が生じた世界観。
一般的にαは肉食動物の、Ωは草食動物の特性を持っている。
獣の耳と尻尾を出し入れできる。

作曲家の士朗とモデルの櫂理

この世界でモデルとして表舞台に立てるのはαだけ。(おそらく住み分けの問題)
肉食動物の特性を持ちつつもΩ性の櫂理は、αのフリをしてモデルをしている。それを可能にしているのは「番」である士朗の存在。
しかし二人は恋愛関係ではなく……


SNSで見かけた試し読み(作者さんポスト)に惹かれて、
紙本を購入。(白に近いトーンの修正)


絵が魅力的で、濡れ場も湿度高めで雰囲気があり良いのだけど、
本編を読んでもSNSのワンシーン試し読みで感じた高揚以上のものはなかったな…というのが正直なところ。

序盤の濡れ場が発情状態の全力投球だったので、以降の濡れ場が十分激しいはずなのにマンネリ化して見えてしまったのは惜しかったと思う。もっとこう、緩急が欲しい。



櫂理が幼少期はαだったことや、士朗の兄の存在、過去のことなど、色々な重要な設定が後出しに感じてしまう構成ももったいなかった。

特にもったいなかったのは、櫂理が士朗には他に好きな人が居ると思い込む根拠になる「他のαの匂い」。
読んでて最初に出てきたとき、なんで匂いの主のことを士朗が好きだと思うのかよく分からなくてスルーしちゃった。後に活きてくる重要事項だったのに。
αがαを噛んでも軽いマーキング効果があるなんて美味しい設定、知らなかった。(独自設定なのか、単にあまり使われない設定なだけか?)
そりゃあ、士朗が他の奴の所有印じみた匂いさせてたら櫂理だって「片想いだ…」てなるよね。こういう、世界観に基づく設定は、早めに説明を入れておいて欲しい。
(自分が付けたマーキング、忘れちゃったら意味なくない?とも思うけど、そこは体質が変わったせいってことで納得できる)



あと、士朗の父親の行動原理がよくわからず…
妾腹の息子を後継ぎとして迎え入れるにあたって、今にも死にそうな母親から無理矢理引き離すのはどうして…?
急がなければならない理由があるわけでもなし、母親が亡くなれば自ずと士朗の「帰る場所」も無くなるのだから、そのときを待てばよいのに。
「お前は母親に捨てられた」なんて嘘までついて幼い士朗を追い詰める理由がわからない。
ただの嫌がらせ?「情」を捨てさせるため?どっちにしろ合理性に欠けるし悪手としか思えなかった。実際問題、士朗は逃げ出してるし。最悪、一族に対して憎しみを抱いて復讐を企てる未来もあったと思うので、そうならなくて良かったねとしか…。

最終的に、士朗父は情もあるし妾のことも愛してたよとイイカンジにまとめられても納得できず首を傾げてしまった。



あとがきによると、2年半かけて描かれたそうなので、構成の甘さはそのせいもあるのか…
キャラクターの表情や肉感的な身体つきは魅力的なので、ストーリーがもう少し分かりやすいとよかったなと思う。

3

絵が綺麗!エロい!お互いへの想いが切ない! 

士朗(オオカミα)×櫂理(マーゲイΩ)

「アンチ・フェイク・マリッジは、
オメガバースに加えて、
αが肉食動物、Ωが草食動物、βがノーマルという獣人たちの世界観。」
「ビッチング」もあって、
最強の「執着×愛欲×獣人オメガバース!」でしょう!


幾がお先生の絵が美しく、
色気たっぷりの美形2人が最高!
耳や尻尾に至るまで、獣人の魅力も圧巻!

士朗のデカい愛情、執着、筋肉、おちんちん、
櫂理の可愛い健気さ、トロ顔、雄っぽい、全部がたまらない!
盛りだくさんのエッチシーンが超絶迫力で、
匂いや揺れる立体感まで絵で伝わってくるほどの描写力がすごい!
体格差も絶妙で、さらに
お互いへの想いが切ない! 
終始萌え転げっぱなし!


櫂理の不憫さ、弟のために頑張る姿も最高!
士朗への秘めた気持ちを抱えながら、
悶々と葛藤する心情描写がとても繊細。

契約番に縛られた2人の関係が進んでいく中で、
次第に明かされていく士朗の一途で必死な愛!
櫂理に向けるすべての行動が重い、重すぎる!
2人の過去に引き込まれて・・・胸が締め付けられる。

早く本当の番になってほしいと願わずにはいられない展開にハラハラしつつ、
幸せな結末にほっと安心する。

生々しいエロエロに萌えキュン!
溢れ出るデカい感情に胸キュン!
圧倒的な世界観に心を奪われて、
最後まで夢中になれる作品でした!

4

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