愛しいあの狐を娶りたい

itoshii ano kitsune wo metoritai

愛しいあの狐を娶りたい
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神8
  • 萌×24
  • 萌5
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
3
得点
72
評価数
19
平均
3.9 / 5
神率
42.1%
著者
ヘンリエッタ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
双葉社
レーベル
マージナルコミックス
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784575381849

あらすじ

災いをもたらすといわれ、一族から忌み嫌われる黒狐の賛。

ある日、人間に姿を見られてしまい、村からの追放を言い渡されてしまう。
そこに狐族の長・鼎が現れ、村の狐が集まる前で、賛を嫁に迎えると宣言する。

鼎の真意が分からず戸惑う賛だったが、
彼の深い愛情に、身も心も溶かされていって―――。

後日談の描き下ろし漫画も収録。

表題作愛しいあの狐を娶りたい

一族を束ねる狐族の長,白狐,22歳
忌避される黒狐→鼎の嫁,24歳

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • カバー下:キャラ設定

レビュー投稿数3

大切な貴方とともに生きたい

今回は一族を束ねる白狐と忌避される黒狐のお話です。

黒狐のために村人から忌避される受様が
一族を束ねる立場の攻様に求婚され番なるまでと
子供達世代を描いた番外編を収録。

人間が立ち入りを禁じられた山奥には
白狐の攻様を長とする狐一族が暮らしています。

受様は金狐の両親から生まれた黒狐で
村人には災いをもたらす忌み子とされ
愛した母を亡くしてからは
独りでの暮らしを余儀なくされていました。

最近は日照り続きで
人間達も山麓の稲荷神社詣でる者もいますが
狐族にとっても日照りには悩まされていたのです。

きのこ狩りをしていた受様は
人間が仕掛けた罠にかかった野良狐を助けるのですが
罠を仕掛けた猟師に見つかってしまいます。

受様は小狐だけでも逃がそうとして猟師たちにも
「不吉な黒狐が災いを招いていたのか」などと
憎々し気に言われてしまいます。

鉄砲を持つ相手に動けずにいると炎を操りながら攻様が現れ
人間達は記憶を消されて放逐されますが
受様は人間に見られるという禁を犯したとして
縄を掛けられてしまうのです。

村人達は「村の存在を知られるところだった」
「お前が村に災いを招いているのだ」と
猟師たちと変わらない言葉を泣け付けるのです。

大越甲と呼ばれる双子の白狐も
受様を何のとりえもない黒狐を哀れな存在と言い
掟を守るためにも受様の追放をと言いますが

一族の長である攻様は「受様を貰い受ける」と宣言し
「嫁として俺のもとにこい」と言いだして!?

電子単話連載をまとめての紙単行本化で、
変化や神術が使える攻様と忌避される黒狐の受様の
和風ファンタジーになります♪

受様は追放を受け入れるつもりでしたが
追放とは耳と尻尾を切り落として放り出す事で
間違いなく死を待つのみだと言われ

兼族が年々減り続ける中掟も毛色も関係ない
捨てる命ならば俺が貰い受けるという攻様は
さっさと受様を屋敷に連れ帰り
嫁扱いするのです♪

実は攻様は幼い頃に受様に助けられていて
それ以来受様を慕っていたのですが

受様にはとんとその記憶はないらしく
強引な嫁とりを村人たちから責められる攻様を
見ていられなくなり逃げ出すのですが
攻様が受様を逃がすはずがなく♡

紆余曲折を経て受様が攻様の手をとり
受様が村人達に受け入れられるまで
王道ラブロマンスとして楽しく読ませて頂きました。

ただ伏線は張られているのですが
当時要人物が本音と建て前を使い分けていて
過去語りで本当は・・・と言われても
あまり許したい感じにはならなかったかな。

0

絵が…もう神ですね麗しい…

ヘンリエッタ先生のコミックは何度か読んだことはあるのですが、今回は、ほんとに絵が繊細で風景も人物も美しいです!
漫画って一種の芸術だと思うんです。コマまわりとか風景とか、配置とか魅力的な人物とかもう才能です。私も漫画家目指した事あったけど、人物は描けても話を作れても、それを漫画に出来なかった
漫画を描く作業というのはほんとに難しいと感じました。
ヘンリエッタ先生は人物も風景も全てが美しい…眼福です!特に賛のお目々がまつ毛長くてキラキラで吸い込まれそうです
じっと見てしまいました
お話は、スパダリ白狐さんと儚げ美人黒狐さんの王道ストーリーです
オメガバース?っぽいなかな黒狐は雄も妊娠できます
幼い頃に出会った2人、どうやら鼎の一目惚れみたいですね。
なんだかんだ言ってもやっぱり自分は、可愛い受けちゃん好きと自覚しました
最後の狐の嫁入りの見開きの絵が1番好きです。なんか空気感とか天気雨とか末永く共に生きようって感じが伝わってきます
爽やか!
あと野良の金子狐ちゃんが可愛すぎました
鼎の力で人の姿になっても可愛い
この子のお相手は貢で良いんじゃないでしょうか?

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漫画を読むのは初めてです

失礼ながらこれまでヘンリエッタ先生の漫画を読んだことがなくて、でも小説の挿絵は知ってたのでイラストレーターさんだとばかり思っていました。なので今回初めてヘンリエッタ先生の漫画を読みました。

挿絵でしか見たことがなかったのでとても新鮮でした。絵も綺麗で可愛くて賛(さん)の表情にハッと惹かれることが何度もありました。ただ、見慣れてないせいかたまに違和感を感じるシーンもありましたが、それさえ気にならないくらいに魅力的な絵を描かれる作家さまだと思いました。

惜しいのは丸々一冊同じ作品なのですが、読み応えがあったかと聞かれたらサラッとしててあまり印象に残らない点です。切なさとか悲しさとかあちこちに散りばめられてるのに鼎(かなえ)にしても賛にしてももっと深掘り出来たのではと思いました。

萌はあるけど凄く萌える要素は私にはありませんでした。賛を冷遇する狐族にしてもなんだか中途半端だった様に思いました。終盤に登場した一族の子どもたちの存在も都合が良すぎたし、賛の力の秘密についてもアッサリし過ぎててあまり理解出来ませんでした。鼎の父親のこともです。重要なのに描き切れていないように思いました。
Xのプロフに連載中とあったのでこれからに期待したいと思いました。

0

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