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人間不信の既婚者α×天涯孤独な不憫Ω
fushiawasena kamiato
今まで私が感じていた「運命の番」へ感じた事のあるモヤっと感を一気にスッキリさせてくれた作品に出会いました・・・!!!
これは私にとっての運命の1冊です
先ず、この作品で肝になるのがオメガバースで度々描かれる「運命の番」です
このシステム、非常にユニークですし時にとってもロマンティックで時に非情で、すごく物語を動かすのに良くできた設定だと思っています
ただ、一方で「強制的」であるという側面も持ち合わせているという点も否めないかな?という所がふと我に返るとモヤっとしてしまう事もあったりする事も・・・
そんな私にこの作品です!!
すごい・・・すごかった・・・
このモヤっとをきれいさっぱり払拭してくれました
先生と優真は「運命の番」
互いに確信しそのフェロモンに反応します
ここは他の「運命の番」が出る作品と相違なし
探し求めていた相手に巡り合えた奇跡というロマンティックな部分と同時に「強制的」に惹かれるという一面も併せ持っています
しかしこの後がこの作品の真骨頂!
この2人の間に割って入る他のαの存在が現れます
その上優真と「番って」しまうのです・・・!!
となると、ここで先生と優真の「運命の番」としての縁は潰えてしまいます
もうフェロモンでお互いを魅了する事はありません
ここが素晴らしい!!!
この期間を経ても尚互いが互いに執着し求め合っていたというのが、私が見たかったものなのかも知れない、と長年解けなかった問題の正解を教えてもらった気分です!!!
運命が引き寄せ出会い、運命でなくなっても想い合う
この「絶対に相手は貴方しかいない」というガッチガチに固められた中で最終的に求め合って番う2人
これは私の中で燻っていた「運命の番」論争に終着を見た瞬間でした
運命を奪い返しつつも運命だけで執着した訳でない・・・
全てを乗り越えた先生のαとしての圧倒的な力を見ました
そしてその全てを良しとして受け入れきる優真のΩとしての依存に鳥肌が立ちました
これは本当にすごい1冊でした
絶対に忘れられない!!!
タイトルからして不穏な空気に満ちているこちらの作品。
光・夜明けものが好きな自分にはどうだろう…?と思い、
カートに入れたままになっていたのを、思いきって購入しました。
(以下、オチに関する内容もかなり書いていますので未読の方、ご注意ください)
うおー……予想どおり、読み手の好みによって評価が分かれそうな
シリアスかつダークな物語でした。
こちら「萌」評価としましたが自分の中では「萌えた」というわけではなく。。
ただその薄暗い世界観に圧倒されたのは事実!ということで、迷って迷って星を押しました。
なんだろうな、ダークさはあるのですが意外と展開はサクサク…とテンポよく進み、
ちょっと自分には、受けにも攻めにも深く深く”入り込む”暇がなかったかも。
運命の番だ…!と直感してから割とすぐ二人が体を重ねようとするのですが(そして
藤宮(攻)の指にはめられた結婚指輪に気付いた悠馬(受)が逃げ出し、
不幸な出来事が起こります涙)、
事件の後にあるような二人のほのぼのした教師-生徒としての日常があった上での
この事件、という展開の方がグッと入り込めたかもなあ、という気がしました。
積み重ねてきた二人の温かな日常、それがぶち壊されて…のような。
(書いていて自分が鬼に思えてくる;)
そして、執念を持って運命を取り戻した藤宮の犯行、こちら、
敢えての流れるニュース映像のみ描かれてるんですよね。
その復讐を果たす姿を……個人的には、チラッとでも見たかった…!!
(直接手は下してないけれど、犯人に犯行をどんな風にけしかけたのか、や
事件現場を彼自身はどこかから見つめていたのか、などなど)
読者の想像の余地がある部分で、そこを「見たい」なんて言うのは自分でも
野暮だなとは思うのですが;
攻め目線での犯行をチラッとでも見たい、という欲が。。
ただ!
無理やり襲われ望まぬ番にされた悠馬を救うための藤宮の企み、それに
絡む結末は割と早い段階で予想できたけれど、本編最後のあの悠馬のうなじのアップ!!
付けられた幾重にもなる噛み跡に、ゾクゾクっときました……
いい終わり方だ…
運命の番を何度も傷付けられ、執念を持って「運命」を取り戻した藤宮。
過程はどうであれ、最終的には”救い”を得たΩの悠馬。
願わくは悠馬が何も知らないまま、仄暗くも安心安全な繭の中で守られ続けられんことを…
そんな思いで、本を閉じました。
施設育ちの足立(受け)が、赴任してきた教師の藤宮(攻め)と出会って、お互いに運命の番だと気づく。
フェロモンで発情した二人は空き教室で行為に及ぼうとするけど、藤宮の左手に指輪が嵌ってるのに気づいて、なけなしの理性でなんとか逃げ出した。しかし道中、足立を虐めていた同級生に襲われ番になってしまう。
教師×高校生! て喜んでたら、初対面の段階では挿入しないし、卒業後に結ばれるので実際は教師×社会人。
望まない相手と事故でつがったせいで、藤宮と番えないことに悩む足立が可愛い。
あのとき藤宮がしていた指輪が虫除け(実際にα女と結婚はしてたけど)だと知って、あの時指輪に気づかないで受け入れてたら……って後悔する姿もキュンとします。
藤宮も足立を手に入れようと、番相手を間接的に亡き者にするド執着さが良かった。
運命の番に出会えたオメガバースのお話なんですが、かなりダークな内容でした。
ラストのネタバレはこのお話のキモなので、そこはネタバレしないでレビューします。
Ωの優真がとにかく不幸なんです。施設育ちで見た目もΩにしては地味で誰からも大切にされたことがない様な子なんです。そして優真の高校に新しく赴任してきた教師藤宮と出会った瞬間に二人は運命の番を確信するんですが、、藤宮の左手の薬指には指輪が。それを見た優真は藤宮と番になりたいと思いながらも、彼から逃げ出すんです。番と出会い発情した状態で逃げ出した優真は彼をいじめていた大崎に捕まって頸を噛まれてしまいます。
初っ端からどん底の優真を見て、これは、ここから藤宮と番えなくても幸せを掴むお話かと思って読んでいたのですが、そう簡単な話ではなかったです。
優真の番の大崎が本当にクズなんです。αは有能な遺伝子を持っているはずなのに、とても不快なαでした。良い所がひとつも無い。そんな大崎と番のままで苦しんでいる優真を見て、途中から藤宮の顔つきが変化するんですよね。それが最初は何が起こっているのか分からずに、このお話どうなっちゃうの?と、心をザワザワさせながら読みました。
一度読み終えた後にまたすぐに読み返しました。
藤宮の心を知った上で彼の表情をよく見て見たかったのです。
藤宮は普段はメガネを外すとかなりモテる整った顔立ちなんです。そして近寄ってくるΩにもαにも冷たい態度取っていることが多かった様な人なんだと思います。でも、優真に対しては、優真に拒絶されたりすればショックを隠せない顔するし、嬉しい事があると優しい顔、そして悔しい顔や何を考えてるか分からない怖い顔。そしてベッドでの余裕ない顔。涙を流す場面もあります。色々な顔で彼の心情が変化しているんです。
そして、優真がとても可哀想な場面がたくさんあるんですが、中でも切なかったのが藤宮が好きなのに、体は番以外を受け入れられなくて、「ごめんなさい、ごめんなさい」と繰り返し言いながら藤宮に体を触られていた場面です。
人によっては解釈が違うかもしれませんが、私は二人のラストは幸せが訪れたと思いました。一味も二味も違ったオメガバースで楽しめました。
表紙買いした作品
オメガバースのなかでも内容はダークめ
運命の番なのに番になれず、しかも最悪な男の番になるという不憫すぎる受け
いや、もう受けが不憫すぎて……
攻めもどんどん闇堕ちしていく感じ
最後は2人一緒に闇を共有してる
個人的にはあの最悪α男が実は受けに執着してて〜みたいな展開もありだったんじゃないかななんてね
最後のシーンの噛み跡の多さにはド執着を感じて、ひょえ〜〜〜!!!となりました
ほんとに申し訳ないことに、私の読解力がないせいでなんで番が解消されたのかが分からなかった……
なんでフェロモンを感じ取れたんだろう?
相手の男が死んだからであってます?
番が死んでいても、番契約は残るんじゃなかった?
ほんとにすみません、ここだけが疑問で( i꒳i )
内容は大満足です!
モブレ描写や、ややシリアスでダークな部分あるので苦手な人は注意してください
久しぶりにゾクッとしたオメガバを読んだ気がします。
ハピエンですが、後を引く感じで含みがあります。
&.Emoさんの作品なので期待していましたが、
私好みで面白い作品でした。
番になれなかったってそういうことだったの?!
と読み始めてビックリ。
運命の番とめぐり逢ったのに、不運なことに他のαに
噛まれてしまうという何とも衝撃な展開でした。
今回ほんとにオメガの子が不幸すぎる……
いやいや、こんなに不憫なことある?!と思いなが
ページをめくる手が止まらない…
そして先生が何を思いついたか是が非でも
自分の匂いを感じさせようと自分のアルファという
特質を上手く使ったのでしょうね…
匂いを感じるようになった彼を見て、あっあの
最低なアルファは先生にやられたのね…と。
まさかの違う手による犯行でしたが、
先生の執着にはゾクッときました。
首の嚙み痕がそれを物語ってますよね。
メリバではないですが、そうとも読めるような
シリアスな展開が面白かったです。
初読みの作家さんでしたが、今後も読んでみたいなと
思うストーリーだったので続編とかあれば嬉しいな。
最近読んだ本の中で1番印象に残りました。
すごく丁寧なレビューを書いてくださってる方がいて…そちらを皆様是非参照して頂いて地雷じゃない方はガッツリとハマれると思います。。。!と思わず他力本願の事を書いてしまうくらい、このご丁寧な方のレビューを先に読んでおきたかった。。。!
はい、光属性、甘々ハピエン系が大好きな私には辛すぎるダークな内容で(T_T)
いや、表紙も絵柄もとても美しく、内容もしっかりとされているので好きな方にはとても良いです。
私の個人的な主観、勝手な好みでは、辛いシーンが多かったです。
きっと読み手は選ぶと思います…!
間違いなく「光」属性さんには耐え難いダークネスな世界だと思います
夜明けタイプでもどうだろう…やや光寄りだとダメかも知れない…
私はベースは夜明けだけど、黄昏でも闇でも世界観があったり自分の体調如何では気になる作品には挑んでいくタイプの足腰強めな夜明けタイプです
そんな雑食な私には今作の傾向はだいぶ刺さりました…っ!
とにかく受けがどこまでもどこまでも不幸体質、、、ギャグめな不幸体質とかじゃなくってTHE不憫、、、その上努力も実らないタイプで決して1人では生きていけなさそうな弱々しく儚く健気なΩです
正直私は受け身一辺倒な受けはあんまり好まないのですが、今回の受けの足立くんの不幸っぷりには他の追随を許さぬ徹底ぶりを感じてしまい、、、
好む・好まないじゃない域に達してしまいました
庇護欲を掻き立てられるタイプでしたね!
そんな足立くんの相手となるのが何と先生です♪
こちらはαでございます
藤宮先生
この攻めのまた見せるいくつもの顔が必見なんですよ~(ΦωΦ)フフフ…
物語の特徴は作品タイトルにもある「不幸せ」
そうなんです、、、足立くんは突発的に搾取されるように首を嚙まれ望まぬまま同級生に番にされてしまいます、、、
しかもその直前には「運命の番」の存在を確信したはずなのに、、、
いやぁーー。。。このドラマティック展開は楽しかった…!
作品の中の足立くんと藤宮先生には申し訳ないとは思いながらもこういうフィクションじゃないと困る不幸なお話しをオメガバース作品で読んだ事がなかったので、すっごく私には新鮮に映りました!!
藤宮先生の奪還劇もお見事ですし、自分たち以外の事などもぉお構いなし!な利己的に幸せを求める2人にも歪みを感じてドキドキしました
欲しいのはあなただけ、、、それを実行し切る2人の執着と依存
あぁーー。。。好きかも、、、♡こういうゾクゾク(〃ω〃)
本来なら善良な人達の見せる闇、、、まさに闇堕ち!!
でも堕ちるのは1人じゃないの、2人で一緒に堕ちていくのがPOINT高かったです
あ~読んで良かった~~~ლ(´ڡ`ლ)
地雷要素はそこそこありますよ~
お話しの根幹にも関わるのでコメントに残しておきますね
必要な方はご参照下さいませ~
修正|性器を強調した描写はないですが見え隠れする絡みの時には白短冊修正だったので邪魔にはなってなかったです(シーモア)
地雷かもPOINT
女性との絡みはありませんが女性を利用するような表現はあります
受けが無理矢理不本意な性交を強いられます
倫理的にはアウトな犯罪描写、示唆、あります
1度番になった場合相手が居なくならなければその番の解消をする事は難しい世界線です
そんな中で受けが攻めと番う事が出来る理由、、、お察しください
尚、私の苦手要素である〇ネタ含めて上記の地雷かも?Point、全て私的にはNoダメージでした!!
ダークですが特に読後の気分も引き摺らず、良き作品に出会えたな♡って思えました~!!
運命の番同士だというのに、出逢ってしまったその場では番になれず、結果、不憫な生い立ちの受けがさらに不憫な結果となってしまったが、、、
という切ないオメガバースのお話。
ちなみに攻めと受けが出逢ったのは、攻めが教師として復職した高校で。
攻めがアルファで、受けはオメガ。
受けは施設育ち故に、天涯孤独。
学校でも虐められていて、学校を卒業したら、番と幸せになれる未来が訪れるのではと夢を見ていた節があった。
しかしある日、校内で運命の番である攻めと出逢ってしまう。
本能がお互いを欲し、受けは項を噛んでほしいと願った瞬間、攻めの左薬指には指輪が。
反射的になんとか逃げた受け。
けれど、その先に待っていた受けの受難はあまりにも辛い現実として、項に残っていて、、、
読みながらあまにも受けが可哀想すぎて、いったいどうなっちゃうの?!!
と、悲鳴にも似た焦りが口から飛び出しそうでした。
だからこその、再会してからの攻めの受けへの後悔をやり直そうとする運命の番としての本気の覚悟。
狂気(含みあり)という名の本気の愛は、とても素晴らしかったです。
純愛ハピエンとは違いますが、こういった少しダーク要素が背後に垣間見えるハピエンもお好きな方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか??
【君はもう十分苦しんだ・・・これ以上傷ついていいはずがない・・・(藤宮)】
エロス度★★★★
おやおや、おやおやおやおや。
運命の番でありながら番えなかった双翼のその後のストーリーというのが興味深い。
人間不信の既婚者で教師のα・藤宮と天涯孤独で他のαの番になってしまった優真が紡ぐ恋物語で、優真の境遇の不憫度の高さに胸が苦しくなりました。
優真を優しく包み込む藤宮の想いとは反対に、優真から全てを奪っていくゲス外道なαの存在が目の上のたん瘤ではありますが、運命の番に頼ってもらえなかったり、頸に他のαの噛み痕があることへの藤宮の苦しみや優真を自分のモノにしたい運命の強烈な本能が刺さりました。