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love scene no atode
安西先生の書かれる日常BLが大好きです。
そんな大好きな作家様が、芸能BLをお書きになると聞いてしまったら、もちろん読む以外の選択肢はないでしょう!!(買ってからだいぶ熟成させてしまったのですが、、大反省)
と、いざ読書!!
同い年同士。
バイトしている大学生×親たちが芸能界隈で有名な一家の息子で自らも二世の優等生役者。
受けの現場で、代役としてスカウトされた攻め。
バイト先にも了承を得て、バイト代も出るからと参加。
その後、別の作品のオーディションで最悪な再会をし、、、
という展開。
攻めが最終的に、受けと同じ俳優になることを選択せず、リーマンになった結末はさすが安西先生と言いますか。
あと、攻めと受けが恋人同士であることを、受けは隠したいけど攻めは、、、
などという心理描写があったり。
芸能BLと言えば、個人的には華やかなイメージがあったりします。
が、先生の作品はあくまで「森田(攻め)」という人間と「碧(受け)」という人間とが、育ってきた環境などの違いによって恋に落ちたけれど、色々なハードルがあってすれ違い、けれどやっぱりお互いがお互いを好きだと離れてたいた期間で再認識して、、、
と、どこか現実味を帯びたヒューマンラブなんですよね。
(なんだかうまいニュアンスで伝えられず、当たり前のことを言ってるだけになってしまった、、、褒め言葉ニュアンスです)
あ!終盤の元カレ展開からのカミングアウトは、びっくりしましたが。
まさかそうなるとは!! と。
けれど読後、なんだか安心感のあった1冊でした。
発売後すぐにお迎えしたものの、その時は多忙でそのままずるずる4ヶ月も積んでしまった御本。
ようやく拝読したところ、今年の小説新刊で断トツ好きな作品でした。
良い意味でBLっぽくない主人公ズです。
初対面からあまりにもフランクな感じで「これBLになるの?!楽しみすぎる!!!」と滅多にない高揚を感じながら拝読しました。
台詞やちょっとした仕草が物凄くリアリティに満ちていて、臨場感も半端じゃなかったです。
とある予想を密かにしていたのがその通りで、毎回のことながら安西先生と解釈一致すぎて拝みました。
何事にも動揺しない大学生と二世俳優
両親が大物俳優で姉は美容インフルエンサーの碧(受け)は赤ちゃんの時から業界にいる芸歴だけは長い俳優。
大ファンの監督の映画に念願かなって出演できることになったのですが、自分がやりたい役は別にありオーディションを受けるも落選。その役を射止めたのはたまたまピザの配達に来た森田(攻め)でした。
映画に全く興味もなくやる気も感じられない森田が気に食わない碧でしたが、強烈なナニか持ってるとわかるので気になってしかたありません。
色々吹っ切れた碧は、同い年で業界のことを何も知らない森田に色々教えたり、友人のような関係になるのです。
最初、碧は事務所の方針通り優等生な内面を見せていたのに、尊敬する監督にそこに居るだけで認められた森田のことが気に入らず喧嘩をふっかけるのでびっくりしました。
そんな行動をとる何かが森田にはあったのだろうと思っていましたが、その後の森田に連絡したくてたまらないと言った行動から、好きの裏返しだったのかと思いながら読んでましたが、最後には一目惚れって認めてたんでやっぱりなと思いました。
2人の恋愛は割合あっさりで、業界人と一般人の感覚の違いでちょっとすれ違いあるけど、それも解決して、何かあるのかと緊張しながら読んでましたが、過去の碧の恋人の暴露話が出てきて、そうきたかーと。
不倫していたわけでもなく、夢を売ってるアイドルなわけでもないので非難される謂れはなく、ゲイということを世間がどう思うかが碧にとっての試練でした。
事務所側は完全否定徹底抗戦でしたが、ここで今まで箱入りで自立してないという自分から卒業したいと思っていた碧はこれ機会に自分で決めることを決意するのです。
森田は年に一度はなんらかの騒動に巻き込まれる不思議な家族で(家に雷落ちて全焼その後庭から金庫出てくるとかひったくりを捕まえたら手配犯で表彰されたとか)、騒動には慣れてるからか全体的に泰然としていて、年齢以上の安定感があります。
こんなだから、配達に来ただけなのにその場でスカウトされ、気負いもせずにテレビに出演するなんてことができるんでしょう。
森田家の今までの騒動の数々もっと知りたいなと思ってしまいました(笑)
これまで周りに迷惑をかけないよう良い子でいた碧が自分を出すことができるようになってよかったです。
本当の両親や歳の離れた姉は血が繋がっているだけで家族ではないけど、ラジオMCの真理ママやスタッフの人がその役割を担ってるってのが両親たちに思うところはあるけど、碧的にはそういう人たちがいてよかった
安西先生のお話は読みやすいし、きゅんも押さえてあって大好きです(≧▽≦)
受様は、二世俳優の碧。
優等生ないい子ちゃん、なんて世間の評価を受けてるけど、本人はいたって真面目で映画が大好きな好青年。
攻様は、碧が敬愛する監督直々にスカウトされた森田。
悔しいけれど、納得でもあり、映画をより良くするために、是非とも受けて欲しい、と猛プッシュの碧。
恋に気付いた時の碧がとてもかわいい(≧▽≦)
碧と共にファンを大事しよう、と覚悟を決めてくれた森田、ありがとうね。
「友達3ヶ条」は微笑ましくてかわいいしかない。
推しのアイドルがいる身としては、ファンとして外野の余計な情報って不必要なので。
もちろん本人からの言葉は嬉しいし、推しの幸せを1番に願ってますけどね。
2人の報告は、必ずしも好意的には受け止められないだろうと思いますけど、こんな真面目で誠実な恋のお話があっててもいいじゃない、とにこにこきゅんです
(*´ ˘ `*)ウフフ♡
爽やかで、最後まで優しいお話でした(*^^*)
現代物は最近あまり読む気がせず、ついSFや転生ものなど現実から離れた作品ばかり読んでいました。
しかし、安西先生のひさしぶりの作品ということで電子発売日に購入。
楢島さち先生のファンでもあるので、表紙をじっくり眺めてから、いざ。
芸能人の受けと、急な抜擢でオーディションに参加させられた攻め。
出会いのシーンでは普段優等生で大人しげな受けの感情が爆発していて、思わずクスリと笑ってしまいました。ググッと物語に惹き込まれたのもこのシーンでした。
どんどん関係が近くなり恋人になるのも早かったので、あとは2人のイチャイチャが読めるのかなと安心していましたが、そこは安西先生。笑
芸能人には痛恨の一撃が2人を襲います。
ですが、そんなことにも負けずに、受けが自分で壁を乗り越えて「やりたいことをやる」と前向きになった様子は感動して涙が出ました。
前向きに変わったのは受けだけかと思いきや、攻めにも良い変化があったことがわかり、恋して成長するストーリーが大好きな私はガッツポーズでした!
安西先生らしさが詰まった、読ませにくる作品でした。
優しい気持ちになりたい時にまた読み返そうと思います。
芸能人一家に生まれた俳優の碧と撮影現場にピザを届けにきたらスカウトされちゃった森田のお話。森田くん、愛想があるわけじゃないのに惹き付ける何かがあるのが文面で伝わってくるのがすごいこういう攻め好きです…!
2人の関係、スキャンダルに直面した時の対応などなど…色々あるんだけど碧もいろんなことを経て脱皮していく感じも良い。
楢島さち先生の挿絵がまた素敵なの!安西リカ先生のお話、いつも大好きです(*´`)
【初めて誰かを好きになった。これが恋か、恋愛感情か(碧)】
エロス度★★★
おやおや・・・最初の出逢い・印象はお互いに最悪であったのに、距離が縮まって恋に落ちていく森田と碧の純愛が素晴らしいですね。
大学生と俳優・・・住む世界の違う2人が紡ぐ恋模様、楢島先生の素敵なイラスト、森田の強メンタルっぷり、森田に突っかかっていた碧が彼の事がめちゃくちゃ大好きになる可愛さが魅力的でした。
微笑ましい恋人同士のじゃれあい、一般人と芸能人なので付き合っているのを秘密にしなければならない切なさ。
愛を深めたり、すれ違ってしまっても湧き上がる逢いたい想い・・・尊さとキュンで悶えました。
半年ぶりの作品は書き下ろしでした。子役から活躍している優等生俳優の碧と、ひょんなことからスカウトされて同じ映画に出ることになった大学生の森田との恋のお話がじっくりと書かれていました。
両親がおしどり夫婦として有名な俳優で姉もインフルエンサーとして活躍してて、事務所の方針で優等生のイメージを崩さない仕事しか出来なくて燻っているところに強烈な存在感を持って登場した森田に、嫉妬しつつ納得してしまうんです。
若さ故の柔軟さか初対面で衝突したのに、徐々に友好を深めて行く様子にドキドキしました。派手な出来事は無いんですが俳優と大学生という違う世界に生きてる2人が、ふとした瞬間にお互いのことを考えていた事にかなり萌えました。森田視点のお話があったらなお良かったと思いました。
2人の関係を隠す為に決めた取り決めに縛られてギクシャクして距離が出来てから、お互いに思いが募ってやり直すところが派手さは無いのにリアルでした。
このお話の良いところはとにかくリアルなところなんです。現実にあり得そうな展開が実に素敵でした。特に碧の元カレがヤケになって過去の関係を持った芸能人たちを暴露してからの流れが秀逸でした。
事務所の面々の話し合いに碧が疎外感を感じたり、携帯を没収されて連絡の取れない碧の為に森田が取った行動にドキドキが止まりませんでした。また、2人が選択したことにも感動したんです。惜しかったのはその先が読みたかったことだけでした。また次作も期待したいと思います。やっぱり好きだなぁ。
今回は一般人の大学生と若手俳優のお話です。
受様が芸能界に興味のない攻様の恋人になるまで。
受様は芸能界のおしどり夫婦の両親と
美容系インフルセンサーの姉をもつ俳優です。
芸歴は長いものの個性や存在感が強くなく
事務所の方針で「当て馬な優等生」キャラという
似た役柄しかさせてもらない事もあり
あまり認知度が高くありません。
受様は憧れの映画監督の次作で
主人公に想いを寄せる同僚役のオファーを受けるものの
主人公の「昔の男」と重なる作品の鍵的な役となる
コンビニ店員のオーディションを受たいと思います。
受様は無理を言ってオーディションに参加しますが
まず間違いなこの役は取れない事は明らかでした。
というのも件の監督が役にぴったりと
ある大学生を口説く現場に居合わせたからです。
その大学生こそ今回の攻様です。
その日、受様は
3人の演出家で交代で担当する実写学園ドラマの撮影で
テレビスタジオにいましたが
撮影回は受様が傾倒する映画監督の演出回でした。
キャストが怪我するはハプニングが起き
背格好からたまたまデリバリーバイトで攻様が代役を頼まれ
監督が件の役のオーディションへの誘いをかけるのです。
攻様は芸能界に全く興味のなくて即断っていて
受様はそんな攻様が羨ましてつい喧嘩を吹っかけます。
果たして受様は新たな役に挑戦できるのか!?
憧れの監督のオーディションを懇願して受けた受様と
件の映画監督にスカウトされて受けた攻様の
芸能界を舞台とした恋物語です♪
受様はいつも似た役柄しかさせてもらえずにいて
受けさせてもらったオーディションに
素人の攻様が誘われて役も勝ち取ってた事に
地団駄を踏むのですが
それすらも攻様には意味がない上に
役を勝ち取った攻様が自分にはないモノをもっていて
徐々に惹かれていく展開は面白かったです。
攻様も自分とは相いれなさげな受様について
最初はなんだこいつ的な視点なのに
他者の見ている世界を否定しないというスタンスで
徐々に受様に馴染んでいきます。
風俗業界から転職してきたマネージャー
受様の憧れのシアター系監督
受様の元彼の元カリスマメンズモデル
攻様の趣味仲間達や受様のラジオのパーソナリティなど
受様の芸能活動に絡む人々と
攻様の大学生生活に絡む人達が対比されつつ
描かれていく事で
受様が攻様との付き合いで
今まで囲われて守られていた生き方を変えていく様に
ハラハラ&ドキドキ、楽しく読ませて頂きました。
ただ攻様の好意の変化点がよくわからず
結果的な「両片想い」という感じで
両片思いの美味しいジレジレはあまり感じませんでした。
ソレを期待される方にはご注意必須かな。
ごく普通のいわゆる一般人の大学生と芸歴の長い二世俳優の組み合わせ。
これはおもしろそうだと手に取り、ページをめくってみれば一度も躓くことなくするする〜っと最後まで読み切ってしまっていた状態になるのはさすが。
話運びと言葉選びが上手いので本当に読みやすいんですよね。
うーん…今作も没頭して読めたのだけれど、あまりヒットとはならずでした。
業界ものと青春ものの良いところがミックスされた設定は好みだったのです。
しかしながら、読んでいて攻めと受けになにか強い感情を覚える前に小さくまとまって終わってしまったように思います。
決して面白くないわけではない。でも何かが足りないのです。
もう少しだけ濃い味付けだったのならきっともっとおいしいはずなのに、主に恋愛面の調味料が薄めがゆえに萌えられずこちらの評価に。
碧が拓斗に淡い恋愛感情を抱くのはわかるのですが、その逆がちょっとしっくりきませんでした。
あっという間に恋愛関係になり、あっという間に丸く収まった。
そんな印象が強いまま読み終え、最後まで読ませてくれる力がある作家さんなだけに、これはなんだか惜しいなあと消化不良気味に。
2人の関係性が最悪の状態から自然と良いものになっていく描写は好みでした。
メインCPよりも、どちらかというとサブキャラクターの黒木が気になりましたね。
先生買い。読み始めたら止められなくて一気に読んでしまって、唸っちゃいます。恋心がキュンするんだけど、さらっと読めてしまって残るかどうか自信ないなーと思ったので萌2寄りの萌にしました。本編220頁弱+あとがき。ディアプラスさんで2編構成になっていないのは、初めて……では????
芸能一家に生まれたけれども、めちゃくちゃ売れっ子という訳ではない俳優の碧(あお)。ある映画監督が大好きで、その監督の作品に出るべくオーディションを受けるのですが、その役には監督が激推ししているド素人がいて・・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
受けマネージャー、憧れの監督、受けの家族、受けの仕事仲間、受けの元カレぐらいかな。
++攻め受けについて
受けは俳優業大好き青年。学園ドラマ等で、当て馬になる王子っぽいキャラがよく回ってくるので「うーん」と感じている方。ただ、両親がオシドリ夫婦なので、芸能界に生きているものとしての振る舞いはしっかり分かっていて、自分のキャラを変えるようなことはできずにいます。そんな中、ナチュラルに自分を見失わないような攻めに出会って、めっちゃ惹かれていってます。
攻めは相手によって態度を変えるということはなさそうな方。映画も1作かぎりと限定して出ちゃうし、受けのことが好きになったら自分から好きだっていうし、1本筋が通っているという印象。受けと仲良くなって、フラットに二人でいるのを楽しんでいる様子は、こっちも嬉しい感じでしたが、めちゃくちゃかっこいいなあと惚れる感じはあまりなかったかな。
攻め受けともカッコいい!と目が♡になる感じは無かったんですが、現代日本っぽいし、ちょっと身近な二人の恋愛に感じられて恋心やセツナさが良かったと思った一冊でした。
安西リカ先生の現代もの、やっぱりすごく良かった…開始数行で物語の世界観に引き込まれました。
爽やかな夏の風を感じる、大学生(途中から社会人に)×二世俳優の恋。
芸能界・業界ものってあまり好みではないんですが、そんな自分でもハラハラドキドキ、あっという間に物語の世界に入り込み、それこそ素敵な恋愛映画を一本見たような満足感に包まれました。
何より、最悪な出会い方をした二人、特に碧(受)がどんどん森田(攻)に惹かれていき、恋する気持ちが膨らむ様子がダイレクトに伝わってきて、読んでるこちらまで恋のドキドキを追体験しているようで。
そして”芸能人”&”二世俳優”ならではの「イメージ」についての悩み、公にはできない付き合い方を心得て納得している碧と、一般人である森田との衝突など、色々考えさせられる部分の多いお話でした。
自分には三次元の推しはいないけれど、もしいたとしたら推しの恋愛事情は知りたいとは思わない…ので、二人に訪れる最後のピンチからの展開には個人的には「んー…」と思ってしまったところは、ある。
このお話の中では事態が色々好転していくけれど、きっと実際はそううまくいかないだろうな、とか、一度イメージがつくと、女優さんとのラブシーンなども見る側のフィルターがかかって純粋にドラマ世界に没頭して見られなくなりそうだな、とか考えてしまいました。
あと、他の方も書かれているように攻め視点、やっぱり欲しいなあと。
受け君にはめちゃめちゃ共感して読めたんですが、攻めの魅力、攻めへの共感という点がちょっと薄かったような気がします。
とはいえ、色々と思いを馳せたり考えさせてくれるような魅力と、”読ませる底力”のあるお話で、さすが安西先生!と一人深く頷いて読み終えました。
まだ片想いしていた頃の、加速していく碧の初々しい恋心にキュンと萌えて仕方のない、シネマティックラブストーリーでした・:*+
作家様買いです!
現代ものの設定でもリーマンのイメージが強い作家様なのですが、今回は芸能界が舞台!ということで青春キラキララブストーリーでした。あとがきを読んだら、先に楢島先生のイラストの企画があって〜ということだったので、イラストのイメージに寄せて創作されたようで、なるほどそういうこともあるのか〜、というのと、なるほどだから今回ちょっと雰囲気がどっぷり安西節というよりよそゆき(?)な印象を受けたのかななんて思ったりしたのでした。いつもそんなにクセが強くない作風というか、なんてことない日常風景っていう薄味なところに特別感をもたせる描写がとてもうまい作家様だと思っていて(←褒めてます)、芸能界というキラキラ設定のせいか、日常の特別感が薄味になっているような(夜明けの海にドライブとか素敵でしたけどね…)、きっと私が芸能界ものの性癖がないせいなんだろうな〜って思いました。
贅沢を言えば攻め視点ほしかったです。今回描き下ろしということで、もしかして雑誌掲載で本編のみだったら、描き下ろしで攻め視点的なものが入ったんじゃないかなぁなんて。森田という人物がどんなひとなのかいまいち見えないまま終わって、おまけのSSで少し見えたような気がしました。今回のおまけSS、結構大切な気がしますw
あと受けさんのキャラにそれほど魅力を感じられなかったかなぁ。。
少々クセのある現代ものが好きなので、きっと元彼・黒木とその恋人(愛人?)実業家CPのほうが性癖に刺さりそうな気がしました。
安西先生の現代物、かつ芸能ものということで、
発売前からかなり楽しみにしてましたが、
期待以上に面白かったです!!
安西先生のお話って恋愛面の進展だけじゃなくて、受けの成長がちゃんと描かれてるのが魅力だと思っているのですが、今作でも流されがちだった碧の人間的、俳優的な成長がしっかり描かれてて面白かったです。
攻めの森田も年相応のカラッとした性格で、令和の攻め〜って感じがして(かなり個人的な意見ですが笑)良かったです。
個人的に芸能もので彼氏がいることを発表する展開が苦手(ゲイ云々とかではなく、恋人いますよ〜と公共の電波を使って言うなんて恥ずかしくない?という気持ち)なんですが、今作はすんなり受け入れられたと言うか、逆に隠して嘘つくのは変だよなぁと納得。かつ、二人の決断に感動しました。
全体的にエッチシーンの描写は割合淡白な方かな〜と思うのですが、匂いの描写がかなり好みでうっとりしてしまいました。あと、森田のあるセリフにかなりクラッと来ました。
エッチシーン苦手な方も、好きな方も双方満足できるのではないかな、と。
あと脇キャラがすごくいいですね。マネージャーの安土さん、ラジオの真理さん、そしてかつての恋人黒木…
この黒木の設定、かなりドンピシャなんですが、彼でスピンオフ、どうですかね先生…!
転生とか魔法とか。ファンタジックなストーリーの持つ派手さはないけど、私たちと同じ世界線に息づいているリアルさが沁みる作品です。
大学生と俳優の組み合わせも、リアルかというとリアルじゃないかも知れないけど、例えば実際の芸能界でこんな2人がいたらと考えると、ありえそうだな…という意味では想像の中のリアルな部分を突いたストーリーだと思います。BL小説界隈ではあまりない組み合わせですし、出会い方も物語のアプローチの仕方も面白いです。
碧視点のストーリーなので、どうしてもそっちの目線が主軸になっちゃうのは仕方ないかなと思うけど、わたし的に拓斗が碧を好きになった理由があまり分からなかったのが気になる部分でした。好意を寄せていく段階とか、碧を好きになっていってるなって分かる空気感みたいなものがあまり感じられず、いきなり碧に告白するっていうサプライズ展開は早っ!と思ったし、驚きでした。
展開が早いのは見応えありますが、そこに伴う好きの根拠が薄い感じがしなくもないかったです。拓斗はノンケだし、同じ男を好きになることの抵抗はなかったのかなとか、友人としての感情から恋愛感情を抱くようになったボーダーラインはどこかなとか、知りたいとこはいっぱい。碧のどこに惹かれたのか、拓斗視点からも読んでみたかったです。
芸能界に身を置くことのリスキーな部分にも触れ、碧の芸能生活的も2人の関係的にもどうなるのかハラハラさせられました。後半部は見せ場も多いし、読み応え的には十分だと思います。ピンチをチャンスに変える碧の決心と精神力の強さに、大きな変化と成長が垣間見えるので最後まで見届けて下さいね。
芸能界という特殊な環境の中で運命的に出会い、そして恋に落ち、想いが通じ合っていく過程をしっとりと描いた物語です。楢島さち先生のイラストもステキでした^ ^
好きの気持ちに正直に生きる2人の恋愛を堪能しましょう。
森田×碧
映画の共演がきっかけで恋が芽生えるかと思いきや、
芸能界を背景にした、芸能界よりも深いのが、
大人しい俳優の碧と普通の大学生の森田、
同じ21歳の2人のゆるやかな交流、そして素早い恋。
年相応の甘々な恋愛模様が素晴らしい。
芸能一家で育ち、ゲイである碧、
芸能界の厳しい環境の中で自由恋愛が許されない環境での
寂しさや恋への憧れが感じられる。
そんな彼が、明るく陽気な大学生の森田と出会い、
森田に気になって、次第に惹かれて
森田との初めての友達のような気楽なやりとりを通じて、
急速に恋に落ちていく様子が鮮やかに書かれている。
一般家庭出身で普通の大学4年生の森田、
偶然監督に見初められて映画出演に誘われて、
俳優として活躍するつもりはないが、
碧との交流を続けるうちに、
碧の存在が次第に大きくなっていく。
で、恋になるには少し早いかな・・・
森田の内面の変化をもっと書かれてほしかった。
碧の片想いが見どころとなりそうなところだが、
実は両片想いで、
すぐに成就する恋が面白くない。
特に起伏のない甘々な関係が続いて、
少し切なさとか感情的にぐっとくるシーンがあれば、
引き込まれる作品になるかもしれない。
碧と森田の関係よりも、
碧の昔の関係があるモデルとのスキャンダル・・・ん?
とにかく碧と森田が心を通わせていく過程が丁寧に描かれていて、
甘くて優しい温かさに心がほっこりしました。