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ookamisan to himitsu no itoshiko
歳の差なんと20歳!!……す…すごい。
えーと。設定的には、37歳と17歳ってことなんですが、攻めが37歳とはいってもオジサンって感じは全くないです。
表紙を見て下さい。黒髪のレッドアイの子にキスしてるイケメンがそうです。
20代にしか見えなくないですか?若々しい彼は、白金の髪が目を引く白狼の獣人です。
作中でも、そんなに歳の差を感じる描写(体力の衰え的な)はないので、歳の差ラブをそこまで意識して読むことはなかったです。ただ、養父としての立場があるので、歳の差を感じる部分といえばそのくらいでした。
希少な少数民族の生き残りであるユキハと、ユキハを人目から隠すように育ててきた王子のゼノとの歳の差ラブ、めちゃ面白かったですー!!
外部から身を隠した中で育まれる愛のカタチにズッキュン。これまで秘密にしてきたことが暴かれていくとこなんかも含め、抑えてきた感情の開放、性欲の昂りに大興奮っっ…!結ばれるシーンは濃厚でエッチ〜な仕上がりです。
これまで我慢してきた養父・養子としての立場の理性糸がプツリと切れた感じが良いんですよ。スイッチ入ったーみたいな。
わたしをおまえの父親から夫にする覚悟はあるか、と。クッソ情熱的なゼノのセリフが超カッケー…!抱くならお前を娶るけど良いかって聞く誠実さ……良いに決まってるじゃん!!(〃ω〃)答えはYESさ!
これ以後、ユキハの扱いが子から妻への態度に変わるのも良き。ゼノはユキハを離さない。ユキハがゼノの将来を考えて離れようとしても離さない。攻めとしてのポテンシャルが素晴らしいです。
ゼノの乳姉弟の子どもであるユキハは、ゼノからすると大事な家族なのは変わらないですが、家族は家族でも父から夫に関係性が変わる家族のカタチってのが素敵に映りました。自分の子どものように育ててきても好きの想いは変えられないとことか、欲望を抑えようと気を付けてきたところとか、ゼノの我慢がめちゃ萌えです。
ユキハはついさっきゼノへの想いを自覚しましたよーの裏で、何年も前にユキハへの想いを自覚して自分自身の昂る欲望と戦ってきたゼノの姿を考えると、ニヤニヤせずにいられない…。
国の英雄たる男が、国じゃなく1人ために命をかけて守ってて。国外の戦場で戦ってきた男が、今は自分の恋心と戦ってる。
もう恋心は隠さないで済んだけど、父として見守ってきたユキハへの想いの強さが、1人の男としての見守りに変わっていくところが最っ高でした。
エンディングの景色も素晴らしいけど、そこに至るまでの物語運びとかスピード感がすごく良かったです。番外編みたいなショートストーリー2編も面白くって、こっちはほのぼの系でニンマリ楽しめました。
ストーリーに華を添えた美麗なイラストも作品の世界観にピッタリ。すごく良かったです。
もっと続き読みたいなーと思ってたらなんと続編が出る予定ですと!
来年の夏……ちょうど1年後。ヤバー…楽しみ〜…どんな話になるんだろう。
忘れないようにチェックしとかなきゃです^ ^
はー、なんだかすごく好みのトーンのお話だったなあ。
狼の一途さあふれる愛し方に、年の差ものの年上攻めってやっぱり良いよね!と、改めてその魅力を噛み締められました。
誰にも内緒な2人だけの幸せな世界や、愛情深い年上攻め、お互いがお互いの支え…あたりのワードにアンテナがびびっと反応した方はぜひ。
読みやすいうえにとびきり甘いです。ああ良かった。
一国の王子であり外交でも戦でも評価が高い人格者の彼が、肩書きも何もかもを捨てて、大切な家族の忘れ形見のユキハをたった1人で愛情深く育てている姿が印象的でした。
2歳→7歳→17歳と成長するユキハと、ユキハにすべてを注いで慈しむゼノの姿を追っていけばいくほど、こんなに愛らしい子は愛さずにはいられないなと思いますし、こんな人に育てられたのなら好きになってしまうのも無理はないなと思えるエピソードばかり。
ユキハのその日の希望で"おおかみさん"とゼノのどちらの姿で一緒に眠るのかを決めているだなんて…この義親子、かわいいがすぎます…
ユキハの種族の特徴でもある発情をきっかけに養い親と養い子の関係性が変化していくのですが、しっかりとお互いへの微妙な距離感や滲み出る気持ちが描写されていたからか、愛情の種類が切り替わっても唐突感がなかったのが見事です。
ここがきちんと描かれていないと、なかなかすぐにはしっくりと来ないと思うんですよね。
養い子に手を出してしまってから…ではなくて、父親から夫にする覚悟はあるのかと真剣に問うゼノにしびれました。
彼の言う「生涯愛する」の言葉は絶対に守られるのろうなと信じられる説得力がすごい。
義親子の関係がパートナーへと変わり、気持ちが良いほどの溺愛甘やかしっぷりを見せつけてくれるのもたまらなく良くて…!
誠実な攻めがずっと密かに抱えてきた葛藤と、1人の男としてこれでもかと受けを愛しつくす姿に萌えに萌えました。
それもこれもユキハが魅力的な子に成長したからなのでしょうし、ゼノがそんな子に育てたからなのかと思うと、これまたたまらないところです。
2人の関係は盤石なものだけれど、他者とあまり交流を持ってこなかったユキハの今後がどうなるのかが気になりますが、続編決定とのことで非常にたのしみ!
その後を追いかけたくなる素敵な関係性の2人に夢中になれる1冊でした。
評価は神寄りです。
まさか泣くと思わなかった…。良かった…!
国政を担う攻めが全てを捨てて選んだ愛し子。
攻めは受けを保護して大切に大切に育てて、
受けは攻めの庇護下で無垢にすくすくと成長。
しかし、その間に国力が少しずつ衰退して……。
って感じでお話が展開するんですが、そんな中で、
隠れながら必死で生きる姿に泣けてしまう(;///;)
これ、愛の選択を迫られるお話なんですよ…ッ!
健気愛に弱くて涙腺ガバガバなのでアカンでした。
以下、個人的萌えポイントの吐き出しをば……↓↓
・大人な攻め様がすごくカッコイイ
・疑似親子の始まりが泣ける
・攻めが受けを育てる設定に弱いんだよー!
・過保護に育てられた受けの健気さが刺さる
・年の差20歳という背徳感
・攻めが獣人!狼獣人!╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ !
・モフモフもある…最高
・保護者攻めに萌える質にはドストライクが過ぎる
萌え要素も満載なので好みが同じの方は是非。
めっちゃ良かったー!好き!(∩´///`∩)
さてさて。
攻め:ゼノ 白狼族 (狼獣人)
国王の弟で王位継承1位のお人。
人望が厚く、能力が高く、従えるカリスマ性もある。
国民からの人気も高いので国王からは疎まれてます。
姉弟同然で育った乳母の娘に子どもを託されました。
ゼノは遺言にそって城には戻らずに国を捨てて、
子どもを守りながら森で隠れるように生活しています。
受け:ユキハ アレキサンドライト族
希少な民族の唯一の生き残り。当時2歳。
母親が亡くなる寸前にゼノに預けられて、
ゼノにめいっぱい愛されて育った無垢な子どもです。
ゼノが王太子であることや、
ユキハが希少民族であること、
帰る村は既に滅ぼされたこと、全て知りません。
疑似親子のように生活してきた2人ですが、
ユキハが17歳になって初めて精通を迎えると
少しずつ距離感に変化が出てくるんですね。
子どもの頃のように屈託なく甘えられなくなり、
ゼノもさりげなくユキハから距離を取り始めて。
親子愛から恋愛の自覚、性の目覚め、欲情。
ゆるやかに変化する関係が官能的に描かれています。
まず特筆したいのがゼノの大きな大きな愛情。
大切な人の忘れ形見でもあるユキハへの
惜しみない愛情がとにかく広くてとても深い。
ゼノは狼獣人なので、愛し方も狼の特性があり、
誓った相手は一生モノっていう執着も良きです!
(おおかみさんの番システムめっちゃ好き)
で。国で2番目に偉い人だったけれど、
なんの未練もなくアッサリと捨てるんですよね。
大切な人たちの凄惨な死の痛みを
ユキハを育てながら癒やしていく印象もありました。
ゼノにとってユキハの存在が生きる意味なんですよ。
それほどまでに大切なユキハに対し、
いつしか欲情を抱いて葛藤してるのも良きでした。
側に居たいけど側に居ると苦しい…みたいなやつ。
めっちゃ萌えました。(保護者攻めの葛藤大好き…!)
ユキハは2歳~7歳~17歳と成長過程が見られます。
2歳のユキハが泣いてるシーンは抉られました;;
何も知らないままゼノの庇護下で生きてきたユキハ。
ゼノが与えてくれた森での生活だけが全てで、
純粋無垢さが癒やしであり、同時に切なさも感じる。
何も知らないって罪なんですよね(;///;)
(何も教えないゼノが悪いんだけど…;)
ゼノが王太子と知って、
苦しみながらひとつの決断をするのが刺さります。
気付いたらハタハタと泣きながら読んでいました。
また、表紙も強く印象に残る美しさで大好きです。
色のトーンとかもめっちゃ好み。カッコイイ。
ということで、褐色攻め、獣人、超絶年の差、身分差な2人の切ないお話が大好物な人!!
この手に集まれーーー!!! な作品でした。
(こまかい設定などは他の方々が書かれておられますので、割愛させていただきます)
勝手に、タイトルの響きから可愛い獣人同士のお話を想像していたら、まったく違いました。
ええ。
yoco先生がイラスト担当しているのですから(お話にぴったり!)、シリアス系だと気付くべきだぞ、まりあげは!!
でも結果、攻めの受けへの愛情の苦悩や、受けが攻めを想って、自身の体質に抗ってまで攻めの幸せを願い、ひとり家を出る場面は切なラバーとしては大好物展開すぎて、キュン泣きました。
あと、後半の描き下ろしの山猫家族の行く末も気になりますし、受けと同じ絶滅危惧種的な一族から嫁を娶ったニキアスのその後も気になりますし、、、
なにより、攻めは王になるのか。
王になったところで、兄との軋轢は確定なので、そのあたりどうなるのか、、、
また、2人のベビー問題は誕生するのか、、、
など、続編への期待大での、「待てエンド」だったので、一足先に2025年の夏に転生したい作品でした。切実
いや、この先、二人が王宮に戻ってからどう国を立て直すの、どうするどうなるのーーー!?ってとこで終わってる!嘘〜〜、と思っていたら、巻末に嬉しいお知らせが!
2025年夏、続編刊行とのこと✨よよよ、良かった…!とひとまず安心、期待が高まります。
かわい恋先生、まだ3、4冊しか読んだことがないのですがどの作品もびっくりするほど面白く、こちらの新刊も先生買いです。
義理の父×息子もの。歳の差20歳。好き要素しかない。
このところ息子攻め父親受けの作品を読むことが多かったので、父攻めが読めて嬉しかったです・:*+.
もふもふ好きにはたまらない、もふっと毛皮に包まれて一緒に寝る描写あり、獣姦もありのきゅん&ドキドキ展開。
行方不明の白狼王子・ゼノと、アレキサンドライト族の生き残りであるユキハ。
森の奥で二人暮らしをしながら、義理の親子×20歳差という禁断の愛が育まれていく様子、想いが成就する様にゾクゾクしました。
とにかく、白狼の王子・ゼノの包み込む愛が優しい子と優しいこと!その懐の深さと執着が刺さるー…!優しく強くカッコ良く、独占欲執着を見せて愛してくれる年上褐色攻め…うーん文句なし!!
人として弱いところのある攻めも魅力的で好きなんですが、今作のゼノは包容力抜群のスパダリ系攻め。ゼノのためを思い離れていこうとしたユキハのピンチに駆けつけ真摯に言葉を紡ぎそばに置いておく、その流れにただただうっとりしてしまいました。
yoco先生の挿絵もまた作品にぴったりで、何より萌えたのが巻末のyoco先生のイラスト!!!
背中を向けた白狼×白狼のお尻を枕に?横たわり目を閉じているちびユキハなんですが、可愛すぎて思わず「かーわーいーい!」と声を上げてしまいました。
表紙の赤い瞳のユキハと彼にキスするゼノもただただ、美しい。
もふもふ、不憫受け君救済の物語、義理の親子の禁断の関係…と萌えが広がるしかない物語、来年の続刊が待ちきれません。早く読みたいよー…
「おれが殺す愛しい半魔へ」が凄く良くて、こちらも凄く期待してました。ですが読み進めるうちに不安になって来て、安心する為に中盤でちるちるさんで他の方のレビューを確認してしまったほどでした。
それくらい、ゼノとユキハの行く末が不穏に感じてしまったんです。更に王太子であるゼノはユキハと暮らす為に城に戻らなかったのは分かっていましたが、側近にも秘密にして出奔してたと後に知り驚きました。それくらいアレキサンドライト族を取り巻く環境はシビアなんですよね。
ただ、ゼノがユキハを大事にし過ぎて大事なことを教えなかった為に、ユキハに緊迫感がなかったのが気になりました。教えてたらもう少し2人の居場所がバレるのは先だったのではと思ったのも確かでした。
他の方のレビューにもありましたが、このお話はまだ終わってません。ゼノが次期国王になると決意して城に戻る為に森を出て、準備の為に側近のニキアスの屋敷に滞在してる所で終わってました。
兄王との確執、希少民族を取り巻く厳しい現状、隔絶された世界で生きて来たユキハが新しい環境でどの様な目に遭うのか、またユキハを守りつつゼノはどう国を立て直して行くのかが次巻なんです。
この巻ではユキハがゼノを親代わりから愛する相手へと変化する想い、成長するユキハに欲情を覚えながらも乳姉妹から託されたことに自分を抑えて接して来たゼノが伴侶として受け入れるまでが書かれていました。
個人的にお気に入りだったのは怪我をした山猫の子を捕まえる時のユキハが狩人の動きだった事でした。www
ニキアスらの努力でユキハが必死で常識を学んで行く様子が微笑ましかったです。
それにしても待つのが長いのが唯一残念です。
ゼノ×ユキハ
大切な人の子供・ユキハのために王子の身分を捨てたゼノ。
20歳もの年の差がある2人。
親子のような感情で結ばれて、
次第に劣情そして恋愛へと変わっていく。
優しくも切ない、官能的で、心温まる恋物語。
2歳のユキハと22歳のゼノの出会いが涙腺崩壊。
親子のような深い絆ができている7歳と27歳。
2人きりで森の中で過ごす時間はほのぼのしていて、
白狼族のゼノ、人の姿が褐色の肌に力強い体を持つカッコいい!
白狼の姿になると獣モノ感が満ち満ちて、
ユキハが懐いていたり、
白狼のゼノの背中に乗って森の中を駆け巡るシーンが心癒されるもの。
2人の関係にも変化が訪れる17歳と37歳、
ユキハの成長とともに2人の間に生まれてくるぎこちない距離感、
淡々とした恋と深まった親子の境界線がエモすぎる。
ユキハの世界で唯一の人間、唯一の家族であるゼノ。
ずっと大好きなゼノのそばで、健気で、純粋なユキハ、
成熟していく男子として、
性的な無知が一気に開発される瞬間がドバドバが溢れ出すエロさ、
ゼノに対する愛情が親子以上の感情の対処や模索する様子、
満月の夜に発情するという民族だから、その発情シーン、
ゼノだけを求める欲望、
年の差、男と男、そしてユキハにとって衝撃すぎる真実・・・
どんなに難しい関係でも一緒にいたいという気持ち、
全てが心に染みて、涙が出そうになる。
ユキハの安全と幸せを最優先に考えているゼノ、
ユキハを守りたい一心で、感情に葛藤しながらも、
全てを投げ出して愛する者としてユキハを愛する姿に胸が熱くなる。
(確かにゼノ視点で見てみたかった。少し残念。)
ゼノが王族としての地位とユキハとの恋の間でどんな決断を下すのか・・・
最後まで落ち着いた気持ちで見守れる展開が良かった。
yoco先生のイラストにうっとり。
繊細なタッチが心温まる恋物語にぴったりで、
yoco先生しか放っていない独特な魅力がやっぱり好き。
2人の関係が親子から恋愛へと変わっていく過程が丁寧に描かれていて、
お互いを大切に想う気持ちが随所に感じられて、
根底に流れる本能と本心が混ざり合う情欲の描写が素晴らしい!
感動が心に焼き付いて離れない。
続編が楽しみで待ちきれないです。
yoco先生おっかけで購入。?誰がカプ?と思っていたのですが、あらあらあら・・・でした。めっちゃ刺さるポイントは無かったので萌にしました。表紙通り、清らかピュアピュアなのに色っぽくもなるという感じの受けがお好きな方やモフモフ攻めがお好きな方でしたら嬉しいのでは。雑誌掲載分の本編150P+雑誌掲載時のペーパー+書き下ろし50P超+あとがき+yoco先生のあとがき(超×100万回可愛い!)。
白狼王の第二子として生まれたゼノ。外国での任務から3年ぶりに帰国し、乳母と乳姉弟を訪ねようとしていたのですが、その村が襲われ、生き残っていたのは乳姉弟だったマリアーナの子、ユキハだけで・・・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
ニキアス(攻めの側近)、ニキアスの家族、後半に他の獣人族。
++ 攻め受けについて
攻めは大変優秀な王子(第二子)。大人気で、兄のところに男子が生まれなかったため王太子だったのですが、希少なアレクサンドライト(オメガみたいな設定)であるユキハと共に、森の中で隠遁生活を送ることを選んだ方です。なんでもできるんでしょうね、だから森の中で二人で生活できるんだわ。サバイバルできて剣とかもきっと使えて、外交も出来そう。ピカピカお買い得物件なのに、そんなの全部捨ててユキハと共に。ユキハ命。
受けは、子どものころから一緒にいたゼノが大好き。世界は全部ゼノ一色。他に色んな人がいるのがわかってもやっぱりゼノ一択。そりゃまあゼノカッコいいからねえ。ユキハ自身は貴重なアレクサンドライトなので、モテるというか、保護しないと危なくてしようがないです。ピュアピュアだけど色っぽさもあります、なんてったってかわい恋先生の受けなので。
攻め受けとも王道なんだけど、年齢差が結構あるよなー今まで読んだ中で一番離れてるんじゃないかと思ったカプでした!あ、そうそう、これ続きます!
かわい恋先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。
個人的、各項目5段階で
健気 4
エロ 3
切ない 2
狼 2
な感じだと思います。
ゼノさん×ユキハくんのカプです。
白狼族の第二王子のゼノさんは、盗賊に襲われ焼き払われた少数民族の村で、生き残っていたユキハくんを匿うことに。森に隠れ2人だけの幸せな生活を送って数十年後、ユキハくん、アレキサンドライト族には、月の光で発情する特徴を持っていて…。
今作は獣人種という獣になれる種族が存在する世界観で、攻めのゼノさんは白狼族の第二王子です。受けのユキハくんはアレキサンドライト族という少数民族で、瞳の色が変わったり、月の光で発情したり、満月の夜だけ男性も子を孕むことが出来る身体に変化する特徴を持っています。
因みに発情とありますが、オメガバース作品ではありません。それと、絡み描写では純粋無垢なユキハくんが発情して乱れる姿がエロかったり、狼の姿になったゼノさんと繋がる描写も少しあります。
当時2歳だったユキハくんを保護し、2人だけで森の中、生活をしていたゼノさん。20歳差で、ユキハくんと親子のように暮らしていたが、ユキハくんが17歳になった頃から、お互いに親子とは違った距離感になっていきます。そしてユキハくんにはアレキサンドライト族の特徴が現れ始める為、ゼノさんに対する言動が錯覚だとゼノさんに言われてしまいます。
そりゃ、親子のように育て生活してきたのに、ユキハくんの美しさに劣情を抱いてしまえば、ゼノさんだって背徳感や罪悪感で、すぐには受け入れられないですよね。
でもユキハくんの想いを受け止め「いい加減な真似はしない」「お前を娶る」と断言するゼノさんが男前で格好良いです。2人の想いが通じ合い、また幸せに暮らすのかと思いきや、やっぱりそうはならないですね。2人の存在が知られてしまったり、ゼノさんが王位を継ぐべきだと言われたり、相手の言葉より脇役キャラの言葉の方を信じてしまう展開、何故そうなってしまうのか…。
相手のことを想うからこその言動が健気で切なくて、でもそれ以上に相手への溢れる愛情や愛しさが素敵で、しんみりする描写もありますが、物語り全体的にはゼノさんとユキハくんのほんのり甘々イチャラブ描写が楽しめるので、是非とも読んでほしいです。