異世界BLの真骨頂! 残酷な運命の先にある純愛――

典型的な政略結婚をした俺のその後。 1

tenkeiteki na seiryaku kekkon wo shita sono ato

典型的な政略結婚をした俺のその後。 1
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神3
  • 萌×211
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
4
得点
65
評価数
16
平均
4.1 / 5
神率
18.8%
作画
つなしや季夏 

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原作
みなみゆうき 
媒体
漫画(コミック)
出版社
アルファポリス
レーベル
アンダルシュコミックス
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784434340215

あらすじ

ドルマキア王国の歌劇団に所属する売れない役者・ジェイド。裏では誰にでも成り代われる『身代わり屋』として活躍していた。そんなジェイドのもとに、近衛騎士団長であるユリウスが訪れ、「失踪した側室・ジェラリア王子に成り代われ」という依頼を持ちかける。半ば脅しのような形で仕事を請け負ったジェイドだが、彼には誰にも言えない秘密があって――

表題作典型的な政略結婚をした俺のその後。 1

ドルマキア王国近衛騎士団長
「身代わり屋」を営む青年で,リンドバル王国の第三王子

レビュー投稿数4

とがりながら ふるえている

書籍化された同名web小説のコミカライズ版となります。
私は小説版は未読です。
「無愛想だけど、えらく顔の整った 黒髪の男は好きですか?」
「はい。大好きです(歓喜!!)」
というわけで、試し読みで購入を決めました。
これ、すごく面白いです。国名・人物名、横文字しか出てこないお話は苦手…な私でも試読で内容の把握は容易でしたし何より、この先への期待値が止まらない。

ざっと内容を。
不憫受けですね。相手の愛を得るために相手に好かれる自分を演じて生きてきたジェイド。演じていたから愛してもらえた という呪縛から逃れられずにいます。
攻め・ユリウスの表向きの顔は王国の騎士団長。
ジェイドへ とある依頼をした関係で、二人の人生が交差していくことに・・・
ああ、この 二人は過去に何かがあったんだろう「匂わせ」がたまらない。先を早く知りたいけど まだ知りたくない のせめぎ合い。
ちなみに続きものですが、2巻発売日まで耐えられるくらいの糖度は この巻でも補給できるので まとまってから購入したい派のユーザーさん、誰にも何にも深入りしちゃいけないと 大切に扱われることに怯える受けを、丸め込んで包み込む攻めをご所望の姐さま、おすすめです。

描き下ろし番外編とシーモア特典漫画が、まさかのエロ縛り内容だったのは嬉しい誤算でした^^
最後に皆さんに是非読んで!とおすすめしたいのは、あとがきですね。原作小説愛あふれる方が コミカライズ担当されている幸せがみっちり詰まってますので、読後たいへん良い気分になれました。

シーモア限定版購入。修正→白抜き

3

糖度マシマシ

小説のコミカライズである本作。
小説版が陰謀渦巻く宮廷闘争的なものが中心となっているのに比べて、こちらはBLらしく二人の心の距離の近づき方というか、恋愛模様に発展していく姿を中心に描かれている印象を受けました。
原作のあれだけの情報量のものをよくまとめた上に、ドキドキ展開や糖度の高さもマシマシで本当に読みごたえのある一冊でした。
いいところで1巻が終わっているので、続きが楽しみです!
原作小説だと2巻のほうがBLらしい展開がたくさんあって好きなのですが、そちらもコミカライズするのかな?
ぜひ続けてもらえたら嬉しいです。
気軽に読める物語というよりは、あれこれ推測したり読み返したりすることで気付くことがあるような複雑な構成ですが、読み応えがある話だと思いました。
Rシーンもバッチリで通して読むことで満足感もマシマシでした!

2

謎が謎を呼ぶ複雑なストーリーに釘付け

小説版で気になってた作品!
コミカライズの方を先に攻めちゃいましたが、設定がすごく面白いので小説版で先の展開を読んでしまいそう。多くの謎が複雑に絡み合っているので見応え抜群です。

正体隠しがなんといってもストーリーの肝です。主人公のジェイドに、ドルマキア王国王太子の側室であるリンドバル王国の王子を演じろと、近衛騎士団長であるユリウスが命じるのですが、実はその側室王子こそが命じられた主人公のジェイド。今は「身代わり屋」を裏稼業としてこなす歌劇団の役者です。

失踪した側室の王子がジェイド自身ってことは伏せて、ユリウスの元で身代わり修行をすることになりますが、このユリウスはジェイドの正体を知ってるようで、裏で何が起きてるのさ?!って感じなんですよ。
今のところユリウスの手のひらで転がされてるのは間違いないですが、ジェイドがリンドバル王子だと知ってるユリウスは何を企んでるのか今はまだ分かりません。彼はジェイドの正体だけじゃなく、彼の故郷であるリンドバル王国のことについても、家族についても事情を知っている風で、彼自身も謎めいています……

ジェイドことジェラリアの辿ってきた人生があまりにも過酷で酷くて、彼はなぜ嫁いできたはずの国でこんな仕打ちを受けることになったのかも謎だし、王太子もジェラリアが側室であることを知らなかったのかも謎だし、謎が謎を呼び色んなことがミステリーの渦中にあります。
今は点と点をただ追ってるだけ。これが線となって繋がっていくと、身代わり王子の裏にある大きな陰謀が見えてきそうです…((((;゚Д゚)))))))

この1巻はあくまでも導入で、大きな何かはまだ起きてないけど、1巻の終わりでまさかのあの人の正体がバレます。これがどんな意味をもつのか、ジェラリアとの関係は?などなど更に疑問が尽きません。
ドルマキア王国内での王族のゴタゴタがありそうでなさそうで…?とにかく今は与えられた情報で予想するしかない段階ってことです。先急ぎすぎず、じっくり腰を据えてこの物語の結末を見届けていきたいと思います。

そんでもって一番気になるBLパートはというと、1巻から割とトバしてます(〃ω〃)
ユリウスはジェイドに塩対応きめてる感じですが、実は結構あまあま。義理だけでジェイドに触れてないことが分かるので、その内に秘めたる想いを暴きたい気持ちに襲われました。何気に優しいし、ジェイドへの気遣いも高い彼にドキドキいっぱいです^ ^


今後国と国との関係も大きく絡んできそうで、ジェイドとユリウスを取り巻く状況から目が離せません。2巻が早くも楽しみです。

4

涙を流しながら眠る不憫受け様に救済あれ…!

小説のコミカライズ版のこちら。原作未読です。
なんとなく、原作小説を読んだ方がより世界観に浸れるような気がしたので、原作の方も購入してみました。あとで読むのが楽しみ!

多分色々伏線が貼られていたり、説明があったりするのでコミックとしてはちょっと文字量が多めかな?
攻め受けともに”裏の顔”というか隠された身分を持っておりバックグラウンドが色々あるため、咀嚼しきちんと理解するためにちょっと時間をかけて読みました。

この1巻ではライバル貴族女性に飲まされた媚薬の影響で体を重ねた二人だけど、既に攻め・ユリウス様(”様”まで名前として呼びたくなる気持ち、分かる…!)の愛が態度に出ちゃってるのに、萌えます。

素直に表現せず(できず?)受け様が眠っている時なんかに優しく声をかけたり、慰めようと宙に手を浮かせたりしてるのがいい!これ、小説ではどんなふうに文字で表現されているのか見てみたいシーンです♡

まさかの”自分の身代わり”を演じることになり、騎士団長だと思っていたユリウス様の正体が実はーー
と、かなりいいところで終わっているこちらの1巻。

…やっぱり続きが気になるので、購入した小説版で確かめようと思います( ̄∀ ̄)

不憫受け・ジェラリアが今後は泣かずに眠れるよう、攻め様にはぎゅっと抱き締めて見守ってて欲しい・・

意地っ張りでちょっと強気なところもあるジェラリアの涙にグッとくるシーン多々の、ファンタジー物語でした。

4

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