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zense de koroshita aite no tantou henshu ni nari mashita
1巻でようやく、前世の敵と思われている認定から、求愛していることに気付いてもらえた東雲。
前世でも現世でも、作品の小説を愛してやまないが、本人に求愛されていることに戸惑い続けている西園寺。
前世で完結していなかった小説を、西園寺のためだけに執筆し、読ませる際に恋愛的な何かを要求してくる東雲。
ずるいけど、がんばってて、かわいい!
恋愛とは、愛とは、ということがわからない西園寺と、それぞれ独自の解釈をする、編集部の仲間たち、かつ、前世でもつながりのあった面々がおもしろいです。
愛とはなんぞや、ということにちょっと振り回されている感じのある2人、主に東雲の言動が、いじらしくて、ちょっとおばかで、とってもかわいいです。
編集者として、ファンとして、だけでなく、東雲の執着と愛情と、童貞ぽさ全開の初心さを、いいように扱いつつも、ちょっとづつ、、恋人っぽいこともしてあげるようになっていく西園寺が、不思議で、でもかわいいです。
出張で、温泉に入り裸の付き合い、前世のことも含めた、作品以外のことを語り合い、少し心の距離が縮まります。
風邪で寝込んだ西園寺のお見舞いからの、半同棲?半同居?がスタートし、2人でいることが徐々に自然になっていく、けれど、恋人らしさはまだまだない、という関係にとっても萌えました。
東雲が書き溜めていた妄想小説が別名義で発売されることになり、誤解や小説の内容で、西園寺の東雲への気持ちが一気に高まり、晴れて両想いになったところで2巻は終わります。
2人がかみ合わない会話をしているのが好きなので、願わくは、両想いからの関係が進むのにもう2巻くらいかけてほしいです。
これからも2人のやりとりを萌えつつ読ませてほしいと思いました。
売れっ子小説家の東雲陣と、担当編集者の西園寺三春太は、前世で殺し殺された間柄です。
ところが現世での東雲陣先生は、前世で自分を殺した相手ミハルタにメロメロ(前世からなんだけど)
戸惑いを隠せなかったミハルタもだんだんとそんな先生に惹かれていき…
1巻2巻どちらも本当に面白いです。
前世で殺し殺された間柄なのですが、そこはそんなに重く描かれておらず、現世での先生の愛ゆえの行動が面白すぎて。
くすっと、笑える(時にかなり笑える)コミカルなお話になっています。
2巻ではミハルタの気持ちにもかなり変化が出てきて、キュンとするシーンもたくさん!
ただ、ゆーっくり関係を深めていく2人なのでエッチなシーンはありません。
BLだけど、BLそんなに読まない人でも普通に楽しく読める作品です。
笑ってほっこりできてキュンとする、私は大好きな作品です。お付き合い開始後?の2人もたくさん見たいなぁ〜と思います。
作家と編集のラブコメ、ですがそれが普通と違うのは、前世で殺した相手…だったからなのです。一見殺伐としそうな感じなのに、実は大好きで崇拝する作家だったとか、実は前世からの片思いだったとか、そこら中に大好きが溢れててニヤニヤが止まりません。
そんな第2巻、残念ながらまだまだ恋人には遠いのですが、作品をダシにデートを要求されたり愛が分かる本を作って(笑)こなしていく内に、徐々に気持ちの変化が起こってきたようです。それは、亀の歩みよりも遅かったりはしますが。
それでもあの西園寺が、大好きな本も読まずに、東雲のことを考えるようになったのは大きな進歩ですね。500年モノのこじらせラブが成就するのか、早くも3巻が楽しみになりました。