恋華抄《四神×オメガバース》 3

renkasho

恋華抄《四神×オメガバース》 3
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神7
  • 萌×23
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
50
評価数
11
平均
4.5 / 5
神率
63.6%
著者
嵩梨ナオト 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
コアマガジン
レーベル
drapコミックスDX
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784866537986

あらすじ

麒麟を祖とし、白虎・青龍・朱雀・玄武が四方を守護する祥藍の地。
「統べる者・α」「仕える者・β」「属たる者・Ω」この地において生まれ=身分は絶対の理であるーー。

四神の中でもひときわ冷静沈着な青龍は麒麟の命でΩ居住区へ視察に訪れる。その際、Ωの人身売買に遭遇し、Ωである奈津を助けることに。ところが彼を一目見た途端、身体の奥から湧き起こる発情を抑えられなくなった青龍。四神は本来、Ωのフェロモンに耐性があるにも関わらず、本能のまま身体を重ねてしまいーー。

《運命の番》であるはずなのに、青龍には番うことができない理由があって…!?

表題作恋華抄《四神×オメガバース》 3

玲李、青龍、冷静沈着な高位α
奈津、不遇な美青年Ω

その他の収録作品

  • 桃花の雨のように

レビュー投稿数2

四神×オメガバース完結!!

1巻は白虎。
2巻は、玄武×朱雀ときて、とうとう最終巻は青龍にスポットが!!


今まで他の四神たちと一線を画したような、クールキャラだったαの青龍の気になるお相手は、視察先で助けた人体実験されていたΩの奈津でした。

この奈津、健気不憫受け代表みたいなキャラで、まりあげはも読んでいて、青龍と同じ気持ちになってしまいました。
ど、どうして、笑ってる、、、?? と。
キミは悪くないよねえと。


当然そんな感じなので、双方出逢ってすぐに運命の番だと気付きます。
あの青龍にもヒートが来てしまい、人間らしい? 姿を見せます。



あまりにも身分のある二人。

王道オメガバと言えば、まさにそれなんです。

が!
堅物っぽい青龍なので、運命の番相手に突然ヒートを起こすくらいの展開じゃないと、恋しなさそうなタイプなので、ある意味奈津が相手でよかったなあと思いました。(しみじみ)



最後、麒麟様が行方知らずとなってしまいましたが、個人的にはあと1巻、後ろに控えし四神の祖である麒麟様編が読みたかったなあと。


そう言えばここからは独り言なんですけど、昨年のマン〇展さんで飾られていた四神ポスター4枚並んで貼ってあるの美しくて圧巻でしたねー!
少女マンガで育ち、四神という設定が大好きな腐の民でしたので、あのポスターはぜひ4枚揃えて拝みたいお気持ちになりました。


今回で完結は残念ですが、長きに渡る連載本当にお疲れ様でした!





0

人ならざる者・麒麟の存在

四神×オメガバース 完結編。

まず総括として。
この作品はオリジナリティ設定が目を惹きます。
αの中にも階級があったり、
混血のαという存在だったり、
α貴族のΩ堕ち(死罪に等しい)だったり、
人ならざる存在・麒麟が絡んでけっこう面白い。

この『人ならざる存在』が新鮮なんですよね。
面白がって人間で遊んでいるような薄気味悪い奴が
人々から神と崇められて絶対的っていう…!

このシリーズの終着点が想像出来なかったんですが、
最後まで麒麟の掌の上で踊らされているようなオメガバースでした。


さてさて。
ラストを飾る青龍にフォーカスが当たった完結編。
オメガバース界で王道の不憫受けが登場しました。

こちらの世界観、
 ・神=麒麟
 ・高位α=四神
 ・α貴族=四神の家臣
 ・β は仕える者
 ・Ω は属する者
と絶対的な身分差を位置付けています。

居住区も分けられているので、
βやΩがいる場所は治安が良いとは言えません。

そんな場所に青龍である玲李は視察に訪れて、
偶然出会ったΩの奈津を見た途端、発情します。

玲李も奈津も『運命の番だ』と直感しますが、
玲李は四神・青龍の責を負う者。
番を作ることが許されない立場でーーーと展開します。


高貴α攻め×不憫Ω受け。
最後にめっちゃド王道がきたのは良いんだけど、
これまでの独自設定が一気に普通になったな…と。
特に意外性がない展開でサラ~と読み終えました;

(1巻のレビューで生粋のΩを求めたけど、)
(矛盾した感想になった申し訳ない…;)
(不憫受けが普通すぎてちょっとアレやったん)

これまで堅物を貫いてた青龍が
どんどん人間臭くなっていくのが良かったです。
奈津に関わることは意外と感情的になるの良き。

んーーー……。
でもなんかこう普通になったのが勿体なかったな。
混血αの間宮を活かしきれないまま終わった感強し;
あと一歩踏み込んだ内容が欲しかった。

ぶっちゃけ1巻が一番面白かったし萌えました。
ってのが率直な感想です。
絢兎と間宮がもっと見たかったよー。゚(゚´Д`゚)゚。

麒麟についてはスカッと感がないのも残念かな。
モヤモヤするけど"人ならざる存在"なので仕方ない、
と思うことにした。
そもそもが人間の理解を超えた存在ですからねぇ…;

冒頭に書かれている、
【この地において生まれ=身分は絶対の理である】
これって多分麒麟の戯れなんでしょうね。
バース性も、身分差も、人間で遊ぶルールのひとつ。

胸クソ悪い気もするけど斬新な設定を楽しめました。

1

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