恋華抄《四神×オメガバース》

renkasho

恋華抄《四神×オメガバース》
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神11
  • 萌×29
  • 萌4
  • 中立2
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
6
得点
105
評価数
29
平均
3.8 / 5
神率
37.9%
著者
嵩梨ナオト 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
コアマガジン
レーベル
drapコミックスDX
発売日
電子発売日
価格
¥695(税抜)  
ISBN
9784866535647

あらすじ

麒麟を祖とし、白虎・青龍・朱雀・玄武が四方を守護する祥藍の地。
「統べる者・α」「仕える者・β」「属たる者・Ω」
この地において 生まれ=身分 は絶対の理である――。


幼い頃よりαの中でも高貴な身分である四神の一人・白虎となるよう強いられてきた絢菟は、この世界の身分制度を忌み嫌っていた。
しかし、ある時、混血のβである間宮がいじめられているところを助けた事から、間宮を側に置くようになる。
嫌悪していた身分を利用し、半ば強引に自分の側近にしたことを思い悩むようになる絢菟だったが…?

表題作恋華抄《四神×オメガバース》

間宮,混血のβ,白虎の側近
絢菟,高位のα,四神のひとり・白虎

その他の収録作品

  • ライバル

レビュー投稿数6

最初の設定ページは必読!世界観の説明あり

好きな作品なので、贔屓目にならないように冷静に公平平等なレビューを心がけます。


【舞台設定について】

舞台は地球のどこかというわけではなく、麒麟と四神(玄武、白虎、朱雀、青龍)が東西南北の地を守護する世界で、それにオメガバースが絡んでいます。
生まれ(身分や階級)が絶対という前提があります。
とは言え、他の方もレビューにもある通り、あまりオメガバースしてしません。
どちらかというと、白虎(アルファで貴族で四神、受け)とその部下である間宮(ベータで平民、さらに混血、攻め)という二人の関係性に四神世界でのいざこざがメインで進んでいきます。

なお、個人的にアルファ受けはあまり得意ではありませんが、前述の通りオメガバというより身分差下剋上色が強いので、その点はほとんど気になりませんでした。
むしろ、オメガバが無理な人にもとっつきやすく、ファンタジーNGがなく身分差萌えがある人には大いにオススメしたいところです。
逆にオメガバの設定や状況についてはあまり多く描かれていないので、説明不足感がありわかりづらさがあるのは事実です。
そのためオメガバを求めてる人には物足りなさがあるかもしれません。


【大筋について】

受けの白虎は生まれたときからアルファで貴族、四神でありながら、身分によって人が区別されていることに違和感があります。
攻めの間宮は混血ベータ平民で虐げられていた過去があり、子どもの頃にそれを白虎に助けられ、今では混血でありながら片腕として白虎の傍にいます。

ちなみに、「混血」は虐げられる身分のようですが、それについてほとんど語られていません。話の最後の方に少し含みを持たせているので、設定上の何かがあることはわかるので、次回作以降で明らかになるのかもしれません。

お互いに身分や過去に縛られ言いたいことも言えないまま、それでも愛しい気持ちが抑えられず……、というのが大筋だと思います。


【メインキャラについて+感想込】

間宮と一緒にいたいだけなのに、白虎が間宮に想いを伝えてしまうと、身分差であったり白虎に恩義がある間宮は断ることができず、結局身分や権力を使って間宮を手に入れることになってしまうことに悩み好きと言えない白虎様。
でも間宮が傍にいないのは耐えらないから間宮が尽くしてくれるのを受け入れてる白虎様。

いじらしい!!

逆に、白虎といるためなら周りからの白い目や悪口などどうでもよく、ただ白虎を守ることを第一に、白虎のためならなんでもする、白虎の願いが俺の願いだと真っ直ぐに言える間宮の献身的な執着もたまりません。
「傍にいろ」と言ってくれれば遠慮なく一緒にいられるのに、とすら思っていそうです。
さらに下の者でありながら、白虎以外の四神や他の人には辛辣で、独占欲を隠しているようで隠しきれていないのもポイント高いです。

ただ、白虎を守るためならなんでもすると思いつつ、とある事件のせいで自分の欲望が抑えきれなくなって、自分自身こそが白虎を傷つけてしまいそうになっていることを恐れて白虎の傍を離れてしまう間宮。
何も説明しない間宮との間に誤解が生じてしまい、寂しさMAXの白虎。

お互いの本音と建て前がエゴイスティックに絡み合うのが良きです。
こと細かくネタバレすると面白さ半減だと思うのでお口チャックしますが、すれ違うシーンは切なさ満点です。


【オススメポイントと期待値】

間宮は基本敬語です。他の方も書いていますが、ここ重要です。
それを白虎が嫌がってふたりのときはタメ語になる。
対等でありたいのに対等ではない。
このもじもじモダモダ感がたまりません。

身分差、下剋上、やっぱり好き!!となるポイントです。

改めて読み返すと意外なほど間宮からのラブビームが遠慮なく白虎に向けられているので、こっそり溺愛系がお好きな方にもおススメです。
白虎様は典型的なツンデレ上司タイプですが、ただ可愛い可愛いだけではなく、強さも持ち合わせているので、攻めに守られるだけの受けではありません。
だからこそ身分差に悩むんですけどね。

あとエロは少なめです。

今後は他の四神編があったり、オメガバ要素が強くなったり、この一冊では説明不足だった部分が解き明かされそうな終わりになっているので、とても楽しみです。


【参考までに特典の感想】

アニメイト;
①ペーパー→間宮がかわいい
②連動リーフレット→漫画2Pは等身白虎様に耳としっぽ
コミコミ;
①4Pリーフ→SDキャラの4コマ2本とラフ案、ラブラブイラスト
②連動有償小冊子→4P漫画で間宮の敬語攻めが味わえます(notエロ)
とらのあな;
①両面カラーイラスト→漫画なしですが、等身とSDで裏表でともに美麗
ホーリン;
①4Pリーフ→エッチです。言葉攻め間宮の漫画4P(12/19更新)

結果、どこで買っても可愛い特典でしたー!

8

間宮!

いやはや。私が鈍いのかもしれませんが、間宮の正体に気付きませんでした。
白虎が子どもの時に助けた子供は間宮だったんだと思うんですが、あれは混血だったから虐げられていたんですね。
オメガだから虐げられていたのかと思っていました。
そして間宮が肌身離さず身につけていた首飾り。
あれで、間宮のオメガ性が抑えられているんだと思っていたんですよね。
ところが、オメガどころか特別級のアルファだったなんて。
そして白虎が受けになるという。
でも、この世界はアルファ同士の結婚が多いようなので、アルファの受けがいても当然なのかもしれません。
途中、白虎は本当はオメガなのかと怪しんだりしましたが。

朱雀の信者さんは結構いろんな悪事をしていたのに、本当に朱雀は気が付いていなかったんですかね?

四神という素敵なテーマなので、これだけでも「神」評価間違いなしなのですが、間宮の設定がとても魅力的で今後に期待しかありません。
この先、他の神々や麒麟がどう絡まっていくのか楽しみです。

1

【主従×幼馴染】が良きの良き(∩´///`∩)

※中華ファンタジーに馴染みがない者のレビューです
(四神の知識に至っては水溜まりより浅い…(;∀;))

絵がカッコイイーーッ!!!
ストーリーも独創性があって面白かったです(﹡´◡`﹡ )

オリジナルの成り立ちや、
αの中でもヒエラルキーが存在します。
神の加護がある高位αの圧倒的オーラ・気高さがイイッ!

ちなみに今回は白虎編です。
朱雀・青龍・玄武編も今後予定しているそうな。

初巻の個人的な四神の感想は
・白虎…白髪美人
・青龍…メガネ氷点下美人
・朱雀…チャライケメン
・玄武…偉丈夫
・麒麟…ミステリアス&オーラ(顔見えない)

それぞれのストーリーが今から非常に楽しみです♪
(ビジュアルの一押しは玄武の側近!)
(きっと物語に絡むと信じてワクワクしてる(∩´///`∩))

ちょーーっと残念なのが白虎編では生粋のΩが登場しないんですよね;
四神設定だけで充分に盛れてるしオメガバースの必要性とは…?となる。

(もちろんしっかりオメガバ設定絡めてるんですが)
(あまり「オメガバ読んだ!」って気持ちにならない)
(オメガバースの満足度は今後に期待…かな。。。)


さてさて。

四神のひとり・白虎。
その名を継ぐ者として育てられた幼い絢菟は
忌むべき者とされる混血のβ・間宮に出会います。

それからは幼馴染みのように育ったのかな?
(その辺の詳しい過程描写はなかった…残念;;)
身分こそ違えどタメ口で会話するような仲になります。

その後、正式に白虎の名を継ぐときに出した条件は
「間宮を側近として置くこと」でした。

この世界観では身分は絶対的で、
混血のβ・間宮が高位αに仕えるのはあり得ないこと。
周囲から陰口を叩かれようと絢菟は譲りませんでした。

そうこうして現在、
βの間宮が四神に関わるのが許せない者が現われてーーーと展開します。


白虎編の一押しポイントは【主従×幼馴染み】
大好物です。感謝の五体投地(;///;)

間宮は側近なので周囲の手前、
立場をわきまえた話し方をするんですね。
けれど絢菟はそれがすごく嫌で不機嫌になって。

間宮・敬語  → 絢菟・不機嫌
間宮・タメ口 → 絢菟・満足
というオンオフのスイッチにニヤニヤしたーー!!!
タメ口になると一気に距離が近くなって良きの良き♡

あと間宮が混血のβってだけで口汚く罵られた時に、
絢菟が完全ブチキレのオーラで圧倒させるのがめっちゃカッコイイ。

高位αの格の違いを見せつけてくれます(∩´///`∩)
(間宮を守る為にね…!!←重要)
(自分が陰口たたかれてるのはスルーなのに…;;)
(もうそれって愛じゃん。愛しかないじゃん。最高)

間宮は常に絢菟の隣で番犬してる感が個人的に萌え…!
(受けを守る為に生きてる番犬攻めって最高しかない)

「この世で一番凜々しく美しいのは」
「あの日からずっとあなたですよ、白虎様」

↑↑ これ!!側近モードの口調で
何のてらいもなくサラッと言うんですよ(∩´///`∩)ヤフー
大真面目な顔してあたりまえのようにね(∩´///`∩)ヤフー
で、クールな絢菟が照れるのがめっちゃかわいい…!!

信頼し合って絆が深い主従関係を前面に見せながら
そこはかとなく両片思いが漂うのもキュンときました。

恋愛関係になった以降は駆け足気味だった気がします。
もうすこし恋人っぽいところが見たかったなーと…;

ちなみにエロはサラッとしてました。
(綺麗だけどエロくはない)
(高位αが受け!屈服!って空気もゼロなので、α受け狙いの方はご注意)

でも多分間宮の血は今後もキーになりそうなので
他の四神編でも再登場ありかな?期待してます。
ぅあー!面白かったーーーーッヾ(*´∀`*)ノ

8

絵が綺麗

初コミックスとは信じられない絵の綺麗さ…中華とマッチしていて題材選び大正解だと思います。

絵が綺麗なだけにエロが綺麗すぎてエロくないというのはもったいないなと思いました…オメガバースってぶっちゃけエロ期待しちゃうじゃないですか(爆)

残念ポイントとしては、設定・ストーリーがわかりづらい、オメガバースである必要があんまりないということです。
護石の「αとしての力を抑えてた」は「んん?」ってなったし、混血ってなにとなにの混血なの?といまいち納得しきれない部分があり、モヤモヤしてます。(私の理解能力が低いのかもしれないけど…)

オメガバースである必要がないと感じたのは、ΩがメインCPに絡まないというのもありますが、αが抱かれると意識させる描写がないからだと思います。
例えば、受け攻めどっち?を決める描写を入れるなりすれば変わったと思います。あまりにも白虎が抱かれる流れが自然すぎて…しかも友達とはいえ、主従関係があるのであれば尚更そういう描写があった方が自然な気がします。

設定は魅力的なのに活かしきれていないところが残念でした。

正直評価としては「萌」にしたいところですが、今後への期待を込めて「萌2」にします。

4

もっと読みたかった

ちるちるさんで既刊を検索して見たところ、小説の挿絵を中心に活躍されている作家さまなんでしょうか?
とても絵が綺麗で魅力的だと思いました。
お話の世界観もとても好みでした。


ただこれから他の四神のお話も描いてみたいとあとがきにありましたので、今回の主人公である白虎の絢菟と側近の間宮のお話が中途半端な様な気がして残念でした。もっと読みたかったです。


二人の出会いや間宮を側近とする経緯とかは凄く萌えるんです。最後に明らかになる間宮の真実の力にワクワクしました。

ただ、明らかになっていない事が多く、謎も多いので期待を込めて萌2にしました。
あまりに壮大になり過ぎて、尻すぼみな残念な結果にならない様に祈ってます。

1

新しい設定と、オメガバース…

四神とオメガバースの組み合わせは新しい。
それぞれ性格分けもあった。

ただ、四神にする必要性、オメガバース設定にする必要性が感じない。
正直なところ…普通のBLとしてなら成立する話だったからオメガバースとしては弱い。それにオメガバースならαとΩとの番になるならない問題が話の根底にあるはずが、結果的にαとα…Ωどこいった?メインがαじゃなくΩだったわけでもないのか?とか…
そもそもの設定ぶっ飛ばし過ぎ。
もちろんα同士や、対β話も読んだ事あるから、α同士の話も否定はしない。でもそういうのはあらすじとかに書いてあるのよね…
それでオメガバースだと思って買うと…違ったと思ってしまう。
これはオメガバースだと思わずに中身だけ楽しむ方が良いと思う作品です。

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