わんと鳴いたらキスして撫でて

wan to naitara kiss shite nadete

わんと鳴いたらキスして撫でて
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神5
  • 萌×26
  • 萌3
  • 中立0
  • しゅみじゃない3

13

レビュー数
8
得点
58
評価数
17
平均
3.6 / 5
神率
29.4%
著者
伊達きよ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
末広マチ 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
発売日
価格
ISBN
9784799767061

あらすじ

顔面最強クールなアイドル×ポメ化する男子
バース界で一番ハッピー! ポメガバース

気持ちの高ぶりやストレスで犬に変身して、
撫でられたりしてホワッとすると人間に戻る犬化症候群のひとがいる世界。
犬化症候群でポメラニアンに変身する碧は、
もふもふとの癒しの時間を提供するポメ派遣サービス(デリポメ)でバイト中。
そんな碧に絶対極秘の指名が来る。
お客様はなんと今をときめくアイドルグループの顔面最強・クールなメンバー高遠(たかとお)ハヤテ! 
きゃひーんってビビる。
なぜなら彼の大大大ファンだから。
生身の推しを前に手足も毛も震える。
それでもどうにか可愛い犬らしく仕事をしようとてふてふ歩いて足元で鳴いてみたら、
「似てる…」と意味深に呟いた高遠に
やさしく抱きあげられて碧は思わずぽひゅっと人間(裸)に戻ってしまい!?
  アイドルとポメ化男子のハッピーラブ!

●人物紹介●
谷敷碧/大学生。
ポメ化する自分を前向きに受け止めたくて、デリポメでバイトしている。

高遠ハヤテ/人気アイドルグループ「スーパーメテオ」のメンバー。
圧倒的ビジュアル担当でクール。

表題作わんと鳴いたらキスして撫でて

高遠 颯、23歳、顔面最強クールなアイドル
谷敷 碧、22歳、大学4年、犬化症候群

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数8

ポメラニアンだけど犬じゃないんです

今回はアイドルグループの最強ビジュアルメンバーと
犬化症候群の大学生のお話です。

バイトで出会った推しの攻様と受様の恋が実るまでと
恋人になった2人の続編を収録。

受様は海洋学部水産科に進学し
春には食品メーカーの就職が決まった大学4年生で
趣味は海水浴に水泳と好きなアイドルの推し活という
ごく普通の男子学生ですが

大学受験期に感情が高ぶると犬に変身する
犬化症候群にてポメラニアンとなる身体です。

犬化症候群は完治が望めない難しい病ですが
犬と戯れたい犬好きには罹患者は憧れの対象でもあり
犬化症候群で犬化したスタッフをデリバリーする
通称デリポメはアングラ的な人気サービスで
受様もデリポメのバイトを3年務めています。

給料もよく、犬化症候群を肯定できる良い機会かも
と始めたバイトでしたが

客の喜びや感謝の言葉は受様を励ます事にもなり
ナンバーが付くほどの超人気ではないものの
中堅として頼りにされるキャストになります。

そんなある日、
受様は初客からの指名仕事をうける事になります。

富裕層には知り合いもいないのに
高級マンションの高層階の部屋にて受様を向かい入れた
背の高い男性客の声に何となく聞き覚えがある気がして
首をかしげるのですが

ゲージから出て対した相手は
受様の押しアイドルであるスーパーメテオの
最強ビジュアル担当メンバーである攻様だったのです!!

攻様は早々笑顔を見せないキャラなのに
されるがままの受様を抱き上げて微笑んでみせた上に
優しくわしわしと撫でられた受様は
気持ちよくなりすぎて人間に戻ってしまい!?

犬化症候群でポメラニアンになる受様と
デリバリバイトで出会った推しの攻様との
ポメラニアンバースになります♪

ポメラニアンバースは初読みだったのですが
伊達先生のお話に末広先生のイラストというだけで
もう楽しみでしかなかったのですが
期待通りとっても面白かったです ヾ(≧▽≦)ノ

受様は犬化するにはホラーで恐怖をためて
人に戻るには推しキャラを愛でていたのですが

ご指名されて向かった先にいた客がまさかの攻様で
目の前にいて、話かけてきて、なでなでされるという
まさに天国への階段を昇る心地でしかないのは仕方ない!!

そんな失態を犯した受様でしたが
攻様はそんな受様をまたもや指名してきて
受様は謝罪してリベンジすると意気込みますが
攻様の微笑みパワーは半端なく、またもや撃沈なのです♪

頑なに受様が良いという攻様の謎こそが鍵なのですが
それこそが誤解の一因ともなっていて
攻様への気持ちを自覚した事でグルグルしだした受様が
別れを選択してハラハラMAXでしたが

ハピエンを信じて受様が攻様の恋人になるまで
たいへん楽しく読ませて頂きました (^-^)v

1

恋人兼愛犬

先生買い。可愛いんすよ。この一言に尽きます。
犬好きな方でしたら絶対おススメ。間違いない。
めっちゃ面白かったし、好きだし、何回読んでも大爆笑するんですけど、もう一度読みたくて我慢ならない!とはならなさそうだったので萌2にしました。
アイドルとポメ化する大学生のお話で、思いが通うまで210P+その続き140P。

大学受験時期に「犬化症候群」を発症した碧(あおい)。気分アップダウンするとポメラニアンになってしまうのを逆手にとって、わんこ化した人間わんこをデリバリーする店でバイトしています。ある日デリバリーされた先で会ったのは、なんと碧の超々々々々推しのアイドル、ハヤテ♡で!

攻め受け以外の登場人物は
攻めのアイドル仲間、受けの勤務先の後輩、後半に受けの祖父母等ぐらいかな。

++ 攻め受けについて

攻めはアイドルグループに属する、顔面国宝、生ける彫刻と言われる、やや表情少な目お言葉少な目超イケメン。ポメ姿の碧が超お気に入りらしく、デリバリーわんこなのに、犬用のクッションだの、ジュエリー付ハイブランド首輪買ったり、ちょっと一般人からはずれているところありです(変人とまではいかない感じ)。超イケメンなのに、わんこの碧を溺愛している様子なのはすっごく良く分かって、ああ犬好きってそうよね!とすごくシンクロ。

受けはポメになっちゃうことを除けばごく一般人。ああ、オタク属性なのは一般人じゃないかも。アイドルである攻めのことを超推していて、SNSチェックや配信、グッズの収集などを心の支えにしている方。ぐるぐる悩むタイプなので、きりっとした男前とかではないですね。

何が超好きだったかっていうと、受けのポメになった時の二人の様子が最高、ああ可愛い、お願いそのクッションにならせて、観葉植物でもいい、なんなら壁紙でも、という気持ち。ぷりぷりお尻ふさふさお腹、ぐるんぐるん回るしっぽ、ぺしょりとなるお耳等の様子に加えて、強烈!なんと肉球でスマホを操作する!!!!!

悶えましたねえ、伊達先生の犬記載の数々は。あとがきに「犬好き」との記載があり、「だよねえ」といたく納得です。ああ犬最高。犬好きな方、必読です。

0

No Title

レ伊達きよ先生の新刊!犬化症候群の碧とアイドルで俳優の颯の物語。伊達きよ先生のポメラニアンの描写が素晴らしすぎてかわいいもふもふわんこがずっと頭の中に浮かんでおりました...犬化したらてしてしあのかわいい足でスマホを操るのかと想像したら.. お話は色々なすれ違いもあったりして切なくなったりほっこりしたりときめいたりもりもりでとっても楽しかったです!マチ先生の挿絵がまた!!最高なんですよ!! 颯がまたかっこよくて!碧は可愛いし、ポメになってしまった碧もとても可愛かった...(*´ω`*)

1

キャラがいい

犬化症候群。感情が振りきれる(正、負問わず)と犬になってしまう病気。感情が落ち着けば元に戻れるが治療法は無く抑制剤(副作用あり)での対処療法のみ。
罹患者はこれを公表する者も隠す者も居る。
…というポメガバース。

ポメラニアンに変身する大学生でデリポメキャストの碧と、人気アイドルグループのメンバーで美形の高遠。

とにかく、ポメラニアン化した碧(アオ)が可愛いのと、アオに触れる高遠の優しく丁寧な仕草がよかった。
人間姿の碧と高遠の距離が縮まっていく過程が丁寧で、高遠が碧のどこに惹かれたのか読者にもわかるのもよかった。
すれ違いの、胸がきゅっと痛くなる感じもよい。

二人のキャラは申し分なく、高遠の意外とオタク気質なところなどギャップが面白かったし、結果的に似た者同士で微笑ましい。

脇役の柳(碧の後輩。当て馬)も結構好き。
碧に向いた恋心を碧は気付いてない(多分恋愛対象として眼中にない)ので、碧が罪深い(思わせ振りな)発言とかしてて心配。
柳が勘違いクソ野郎になって碧を泣かし高遠に粛清される未来が来ないことを祈る。


読んでいて感じたマイナス要素としては、碧のポメ化・人間化のスイッチングの要因が対高遠でどちらもアリなのが感覚的に分かりにくく、ずっと釈然としなかった。
あと、一般的な問題としてポメ化がこんなに不安定で意識的にコントロールできないものなら、仕事で使うのは無理があるのではと思ってしまった。碧と高遠が特別相性がいい(悪い)ということなのだろうけど。デリポメキャストはせめて緊急時のための服の一枚くらいは備えていて欲しい。

中盤以降やや中弛みというか面白さが失速する感がある。もう少しページ数を減らしてギュッとした方が、逆に一冊読んだときの満足感は高まるかもしれないなと思った。

0

ポメラニアンが…可愛いよー…!!

やー…犬好きにはたまらない内容でした。。
伊達きよ先生のわんこ愛がこれでもか!と詰まってます。

末広マチ先生のイラストも神がかっていて、特にポメ化した碧の可愛さたるや…!
特に台風の暴風の中ポメ化してしまい、踏ん張るシーン&迎えに来たハヤテに抱き上げられるシーン!可愛い肉球まで描き込まれていて、萌えまくりです。。
あまりの可愛さに、しばらくそのページで手が止まってしまいました。

アオ(ポメ化した碧の名前)がスマホを打つ時の「てしてし」とか、歩く際の「てふてふ」とか(ちょっとうろ覚え…違っていたらごめんなさい…!)、そんな擬音語もポメのキュートさをパワーアップさせていて、萌えが広がりました・:*+.

以下、ざっくりした内容です。

主人公は大学生の碧(受)。彼は高校時代に犬化症候群を発症し、気持ちが高ぶったりストレスを感じたりするとポメラニアンに変化してしまうようになります。
そんな病気の特性を生かし、わんこをモフりたい人向けの派遣サービス・デリポメでバイトをしているのですが、ある時絶対秘密の指名が来て、なんとその指名主が碧の推し・今をときめくアイドルのハヤテ(攻)だということが分かりー

と続くお話です。

特に、思いがけず推しのもとに派遣されてびっくり仰天し、人間に戻ってしまうシーンが楽しかった〜!
それからも指名は続き、その度にポメでいようと踏ん張るももたない碧が可愛過ぎ、ラブリー過ぎました。

デリバリーを繰り返すうちに二人の距離がどんどん近づいていくのが楽しくてドキドキして、わくわくする気持ちが止まらない前半〜中盤。

そして中盤以降。ここからは受け君の誤解による別れと再会のお話になります。

ここが……面白いんだけど、いや本当に可愛くて面白いんだけど、ちょっと個人的には「ちょっと長いかな?」と感じたところです。

そもそも本自体が、結構分厚いんですね。360P超え。中盤までは勢いこんで夢中で読めたんですが、中盤以降は「ん?」って思う展開があったりしたため、違う読み方・感じ方になったのかなあと。

碧から一方的に連絡を絶ち、ふたりは3年後に再会するんですが。
3年も探し続ける、って本当にロマンチックで素敵だけど、超人気アイドルがそんなことしてる時間あるのか?とふっと思ってしまったり。

一人で探すんじゃなく、興信所とか使ったのかな?いや興信所使ったならもっと早く見つかるか…とか、自分の思考が物語の本筋とは違う部分に飛ばされてしまい、前半ほどストーリーに入り込めなかった感が。

とはいえ、「アオグッズ」「アオ2号」なる推しグッズを自分で作ってしまう攻め様には大変萌えたし笑ったし、ラストで犬化しないよう、慎重に慎重に時間をかけてセッをする二人(特に攻め!2時間も指を入れるまでで耐えるのはすごい)にもキュンとしました。

ハヤテのスマホ裏の、アオの肉球の拓…覗き見したいなあ〜!( *´艸`)

2

ポメりたい方必見のモコふわきゅるるん物語

伊達きよ先生とポメガバースが出会ってしまいましたか……。さささ…最高です!
出会うべくして出会ってしまった夢のようなコラボに胸が躍りました♪

優しげで柔らかい筆致と、ポメラニアンのキュートなビジュアルがベストマッチ。文章全体から溢れ出すほのぼのオーラが炸裂です。
特殊の中の特殊な設定であるポメガバースを調理する筆さばきは見事なもので、創り上げられた独自の設定や世界観を大いに楽しみました。
ポメ化設定の良さが最大限に生かされおり、だけど設定に頼りきってないバランスの良さもこの作品の魅力の1つかなと思います。

そして表紙!見てもらえると分かりますが、末広マチ先生のイラストが眩しく光るデザインは、中身の可愛さが保証されたも同然といわんばかりです。生き生きと文字の中で描かれたポメと、庇護欲をくすぐるポメの造形美がうまく融合し、可愛いさに拍車をかけているのは言うまでもありません^ ^
無数に散りばめられたオノマトペの威力も相当なもので、これは一例ですが…"ふすふす"、"ぷうぷう"、"あぐあぐ"などの萌えキュンワードに、自然と笑顔が綻んでしまいます。"可愛い"を巧妙に創り上げていくワードチョイスと言葉の表現力の力によって、"可愛い"がどんどん錬成されていくのです。

もちろん可愛いに奢らないストーリーにも注目で、推しと始まる恋愛模様に楽しくなったり切なくなったりと、喜怒哀楽の色んな感情を抱かせます。犬化症候群の主人公・碧がポメラニアンの"アオ"になって、推しのアイドル兼俳優の高遠と急接近していくところはめちゃくちゃ楽しかったです♪
普段ファンに見せる表情とは違う顔や態度といった素の高遠を知っていくドキドキが、いつしか"推し"とは違う熱い感情を感じるようになっていく碧の気持ちの変化は一番の見どころです。
ポメラニアンの"アオ"として、人間の"碧"として、それぞれの立場で高遠に関わっていく中で、アオじゃなく碧そのものを見て欲しくなっていく想いはとても切なかったです。

碧が一方的に高遠と距離を置く態度の裏で、碧を想い一途にひたすら探し続ける高遠の姿に、彼こそが犬(忠犬)そのものだと思ったのは私だけでしょうか^ ^
クールな高遠のがむしゃらさ、そして碧を好きすぎて碧の"推し化"していくところなどなど、高遠サイドにも随分と萌えどころがありました。
後編は高遠の視点が多く描かれていて、彼の心理がよく分かるお話になっています。彼の視点が入ることで物語の奥ゆきが広がっていくのでストーリーが俄然面白味を増していきます。
碧への熱くて重い愛をたっぷり含んだ高遠の溺愛は最高です!2人の恋人としての温度差にも触れる内容にもなっていますので、甘かったりしょっぱかったり、色んな味覚の恋愛フレーバーが楽しめるんじゃないでしょうか。
ポメの可愛さだけじゃない魅力的なストーリーに目いっぱい癒される幸せモフモフな一冊でした。


私個人として楽しめたのは、私自身が碧と同じ出身地だということ。懐かしい方言、多分あそこだろうなと思う見知った場所……少しだけ郷里に想いを馳せて胸がジンとなりました。
思わぬところから地元ネタが入ってきて驚きましたが、でも嬉しかったです。作品全体の読後感だけじゃなく、懐かしい地元の空気感にも癒されて幸せほわほわな気持ちになりました。

3

ドストライクシチュに萌えるし、切ないし、萌えるし、情緒乱れた~!!

まず表紙が可愛すぎて一目惚れしました。
そして伊達きよさんのポメガバースなんて。。。
絶対"良き"に決まってるやろーーー!(即ポチ)

と初手から期待MAXで読み始めたのですが、
シンプルにすっっっっっごく萌えました…!

ポメがめッッちゃくちゃ可愛いです。
舌をしまい忘れてペロッと出てる。ラブリー。
人間ver.も犬化ver.も可愛さが最強でした♡♡

しかし、そんなポメの愛らしさに反して
ストーリーはすれ違いが切ないというギャップ!
切なキュンがグッと込み上げ涙腺が緩むのです。

攻めも受けもとても真面目な人柄で
優しく温かく穏やかにほのぼのした雰囲気なのに、
言葉足らずの不器用同士なのでもどかしかった…。

私はキャラが傷つくと萌える質なので
指先がビリビリ痺れるほど萌えてしまいました///
誤解なのに攻めも受けも傷ついてて堪らん~!!!

でもベースはあくまで『溺愛系攻め×ポメ男子』。
甘さと可愛さと愛情はてんこ盛りになっております。
ストーリー×挿絵の親和性もとても良かったです…!


さてさて。

受け:碧 (ポメ名:アオ)
犬化症候群に罹患しており、
様々な視線に晒されるのが苦手なクローズドポメ。
ポメ派遣サービス(ポメデリ)でバイトしています。

秘密を抱えて生きてるゆえに
内向的な部分が垣間見える真面目なお人です。

攻め:颯 (ハヤテ)
人気アイドルグループのクール担当。
彫刻のような美しい顔面で表情が薄いタイプ。
無自覚イケメンなのでチャラさはなく真面目。

とある理由でポメ化したアオに入れ込み
アオご指名でポメデリを利用している太客です。

元々碧はハヤテの大ファンで、
犬化から人に戻る時はハヤテの顔面を拝んでいました。
ある日バイトで派遣されたお客様はハヤテ本人…!
仕事中にも関わらずポメから人間に戻ってしまいます。

初日に大失態を犯した碧でしたが
ハヤテは変わらずアオを指名し続けてきます。
共通の趣味も重なり次第に仲良くなった矢先ーーー。
って感じでストーリーが展開します。


個人的に萌えポイントがいっぱいあるんですが。。。
まず!
表情が乏しいハヤテはアオの前だけ違うとこ萌え!

アイドルしてる時は塩対応(がウケる)人で、
他人に興味が無いハヤテが執着するのはアオのみ。
特別感ありまくりの唯一無二っぽさが堪らんです。
アオの前だと年相応の男の子って感じで、
アオをめちゃくちゃ可愛がる姿にホッコリします。

アオの前だとデレデレなのに
普段はスンとしてるギャップが好きだ~~~!!!

アオはひたすら可愛いです。
中身人間なので求められる可愛さを出して来ます。
犬の本能に引っ張られて遊びに夢中になるトコも
めっっっっっっっちゃ可愛い。デレデレしちゃう。

反面、碧になると内向的な部分が目立ちました。
控えめというか自己肯定感が低めなんですよね。
大人気アイドルのハヤテの前だから余計に
自惚れない、烏滸がましい、勘違いしないが強固。

そんな感じで自惚れず控えめな碧と、
基本的に表情が乏しく言葉が足りないハヤテ。

すれ違うのは必然と言うべきか、すれ違います。
これが切なくて切なくてドストライクに萌えました。
泣いた~~~(;////;)

以下、大きめネタバレになっちゃいますが…。

個人的に、
・何らかの理由で攻めの前から姿を消す受け
・突然受けが消えてしまい必死に探し回る攻め
っていうシチュにドドドドド萌える質なので、
ドストライク展開にズビズビ泣きながら悶えました。
めっちゃ刺さる(;////;)

(このシチュって、)
(再会するとことか更に萌えるんですよね…!)
(なんせ攻めはずっと探し回ってるからさ…!)
(受けが動揺して更に逃げようとするトコを捕まえるの大好き…!!!)

伊達きよさんの筆致も相俟って、
碧とハヤテの悲しみや切ない心情が流れ込むから
萌えるし、切ないし、萌えるし、情緒乱れた~!!

そもそもになっちゃうけど、
ハヤテも碧も圧倒的に言葉が足りなさ過ぎるんです。
めッッッッちゃ焦れったいし、読んでてもどかしい。

(この辺りは好みが分れるやも…?)
(遠回しな言葉って場合によってイラッとなるから)
(ウダウダしないでストレートに言えー!ってなる)

あとはポメガバースの宿命なのか、
エッチ問題は切実ながらも少し笑っちゃいました。
エッチの最中にポメ化したら何も出来ない。。笑

挿絵について特筆したいんですが、
風でオールバックになるポメが可愛くて可愛くて!
表紙の可愛さもそうだけど末広マチさんの挿絵も作品に合ってました♪

ボリュームもあって大満足の一冊です(﹡´◡`﹡ )

4

犬姿での人間の恋心が最高 ちょっと切なくて甘いラブ

高遠×碧

ポメガバース、斬新で面白い。
飼っていたポメラニアンを思い出させてくれるし、
何と言ってもふもふポメラニアンが可愛すぎる!


「気持ちの高ぶりやストレスで犬に変身して、
撫でられたりしてホワッとすると人間に戻る犬化症候群のひとがいる世界。」

大学生の碧は犬化症候群の一人だ。
彼がポメラニアンに犬化してしまう。

犬として好きな人に飼われている気分が最高!

言葉が話せないから、
スマートフォンで文字を打ってコミュニケーションをとるなんて賢くてキュート!
犬用コートやダウンも着たり、
ドッグランで走り回ったり、
抱き上げられたり撫でられたり・・・
無意識に尻尾がブンブン振れるのは「好き」という気持ちの表現!
本当に全部が可愛くて、見ているだけで癒される!

でも、
ただ可愛いだけじゃなくて、
中身は人間そのものだから!
犬化は楽しいことじゃない。
感情の起伏から引き起こす変化が不便で苦しいことも多い。
それに、
片想いや恋という感情がリアルで切なくて、
読んでいてモヤモヤする!・・・だけど

結論的には、
ポメの姿でも、人間でも、
「碧」という人として愛されている碧が幸せで、
ちょっぴり感動して、幸せな甘々なお話だ。


デリポメサービスのバイトで、
ポメの姿「アオ」として活躍している碧が、
なんと指名してくるのが推しのアイドル・高遠!

客様の高遠に愛される日々を送る碧が、
高遠ののクールな外見からは想像もつかない優しさと温もりに溺れながらも、
「アオ」じゃなく「碧」として見てほしいという気持ちが刺さる!

で、高遠が他に好きな人がいると知ってしまう碧が
(実は完全に誤解だけど)、
嫉妬と不安でいっぱいで逃げ出してしまう。
勝手に失恋して、
犬化症候群も不安定になって心の病にまで転落する姿や、
叶わない恋に胸が締め付けられる!

鈍い2人だから、
会わなくなってしまう。
両片想いしているまま3年の時が流れる。
社会人になった碧が高遠と再会する。
すれ違い恋心が再燃しながら、
碧の仕事の後輩が当て馬なども見どころで、

甘い恋人編に突入する後半になると、
付き合い始めても、2人は相変わらず鈍くて、
高遠の嫉妬爆発や、
碧のまだまだ愛情表現が不器用さなど、
2人の愛の比重がどうバランスを取るかがポイントになる。

トロトロキスが萌える!
犬化しないうちのエッチがさらに萌える!

末広マチ先生のイラスト、
2人も、ポメの姿の碧も超絶可愛い!

芸能界の雰囲気も垣間見れて、

2人のちょっと切ないけど甘〜いラブに
胸キュンが止まらなくほっこり温かい気持ちになりました!

3

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